作品一覧 2023/10/12更新 「リベンジする」とあいつは言った 試し読み フォロー わたしの気になるあの子 試し読み フォロー わたしの苦手なあの子 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 朝比奈蓉子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー わたしの苦手なあの子 朝比奈蓉子 / 酒井以 二人の女の子の友情と成長の物語 夏休みに出された宿題は「自分の苦手なものを克服すること」だった。ミヒロは克服したいことを「本間リサさん」に、リサは「ありのままの自分を受け入れること」に決めて、用紙を提出したーー。お互いが、少しずつ大切な存在となっていく様子に心が温かくなる作品です。2人の視点が交互...続きを読むに入れ替わりながら物語が進むところも面白いよ。 「一番の苦手は、本間リサだ。 気になるけど、近寄りにくい。」 先生は、二人をつなぐ存在であるミヒロのおじいちゃんが大好きです! 言葉一つ一つに深みと優しさが感じられます。 ーーーーーー いちばん好きな登場人物は、ミヒロのおじいちゃん。言葉がけ一つ一つに深みと優しさがあり、この物語全体に安心感を与える大切な存在。二人をつなぐきっかけも作る。 おじいちゃんの家でともに過ごし、友情を深めていくリサとミヒロたちの様子を読みながら、リサにこんな居場所ができてよかったなあと、すごくうれしかった。 Posted by ブクログ わたしの苦手なあの子 朝比奈蓉子 / 酒井以 この瑞々しさは小学生ならではだということを、側から見るのではなく内に入って実感した気がする。 深い傷を負いながらも成長していく子どもたち。 傷は痛いけど、自分次第で治すチャンスはいくらでもあるということを、この本を通じて娘が気付いてくれたらいい。 娘に薦められて読んだ初めての本がこの本で良かった。 ...続きを読む“傷つけるのも人だけど、治してくれるのも人だよ”って言葉にジーン。 久しぶりに流した類の涙でした。 Posted by ブクログ わたしの苦手なあの子 朝比奈蓉子 / 酒井以 足の怪我がコンプレックスの女の子と、母親が再婚しそうで戸惑う女の子の話。仲良くなったり、ケンカしたり、いろんな経験をたくさん積み重ねて成長する二人。 現実はなかなかこううまくいかないこともあるだろうけど。 Posted by ブクログ わたしの苦手なあの子 朝比奈蓉子 / 酒井以 とても読みやすかった 2人の女の子の目線で、それぞれ書かれてて、話の途中で入れ替わらず、章毎に変わるので、どっち目線なのかもハッキリしていた 内容も小学生らしくて、親としては、子どもに薦めたい作品! Posted by ブクログ 「リベンジする」とあいつは言った 朝比奈蓉子 / スカイエマ アレルギーの湿疹にイライラしていたぼくは、転校生の江本くんのめがねを友達と投げ合い壊してしまい、そのせいで江本くんは骨折してしまう。ひとり病院に行ったぼくに江本くんは「リベンジする」と宣言するのだった。 衝撃的なタイトルに主人公はいじめる側だと知り、重い話なのではないかと少し尻込みしました。しかし...続きを読むいざ読んでみると、軽やかな文体に誘われるように読み進めていったのです。 もちろん内容的には重いものを含んでいます。その時はちょっといらついてたから、ちょっとしたからかいのつもりだったこと。それが相手をけがする原因を作ってしまったこと。クラス全体がそのことを隠そうとしたこと。自責の念から江本くんの元に行こうとするも、誰も同行しようとしなかったこと。それらはぼくの心に重くのしかかります。 しかしそれに対する江本くんは、実に軽やかにぼくに対して「リベンジ」を宣言してあれこれと用事を言いつけるのです。そこで始まるふたりの奇妙な関係。 結果として江本くんとぼくのふたりは、時間を共有することが増えます。そのためぼくは学校では見られなかった江本くんの様々な姿を見ることになります。そして時間を共有することは体験を共有すること。ペットのバニラの誤飲事件、トイレに閉じ込められる事件などを通じてふたりの関係性が変わっていく様が書かれます。 そして垣間見える江本くんの家庭の事情。 それらを通じてぼくにとっての江本くんの存在意味は変わっていき、江本くんの気持ちも変わっていきます。そして江本くんの「リベンジ」の行く末は? 重い話にも目を背けず、それでいながら小学生男子の奇妙な関係性を軽やかに描き切った読み応えのある一冊です。 Posted by ブクログ 朝比奈蓉子のレビューをもっと見る