ぼくはうそをついた

ぼくはうそをついた

1,650円 (税込)

8pt

広島に住む小学校5年生のリョウタ。同居する祖父から、原爆で亡くなった祖父の兄ミノルの話を聞く。平和学習で資料館に行き、戦争は怖い、二度と繰り返してはいけないと思っていた一方、どこか遠い昔の出来事のようにも感じていた。しかし、祖父の話から興味を持ったリョウタは、亡き大おじミノルの足跡をたどろうと思う。 リョウタが憧れる女子バレー部のキャプテン、レイは共働きの両親にかわり育ててくれた曾祖母のことが好きだった。原爆で子どもをなくしている祖母は、時おり記憶がまだらになり、我が子を捜し始める。近所の子どもたちからも変人扱いされている曾祖母の姿を見るのは辛く、なんとか彼女を救いたいと思うレイだが――。 平和のために、今、私たちは何ができるのだろう――すべての人が幸せに生きられる世界へ、祈りをこめた物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ぼくはうそをついた のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    #ぼくはうそをついた
    #西村すぐり
    #ポプラ社
    #児童書
    #平和学習
    あとがきを読んで、著者がこの物語を長い時間をかけて大事に大事につくりあげたんだということがわかった。うそをつく場面はグッときます。我が子を、家族を戦争で失うということは受け止め難い事実です。戦争反対。核兵器反対。

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    広島に暮らす少年と少女。それぞれの、原爆体験を持つおじいさんおばあさんの体験を通して、被曝体験当事者のことを想う物語。
    作者のお母さんの体験が元になっているとのことで、熱い想いが伝わってくる。

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    原簿で家族を失った心の痛みはいつまでも消えないということに改めて「戦争をする意味」ということを考えさせられる本。なぜ戦争になるのか、有史以来途切れることがない中、今平和な日本に生まれたことのありがたみを感じるとともに自分が何をするのかを考えてしまう。

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    リョウタと一緒に
    広島の街を巡った気分になった。
    遠い昔に行った原爆資料館のことを思い出す。
    今年の夏に、もう一度行ってみようか。
    戦争、原爆。ほんの数十年前に日本で起こっていた紛れもない現実に、思いを巡らせるきっかけをくれた良い本でした。

    0
    2024年06月21日

    Posted by ブクログ

    たんたんとし過ぎてて、決して読みやすい文体とは思わないんだけど、ぼくのついたうそに涙が出そうになった。
    どうか子供たちにも伝わって欲しい。

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    あの日から60年経っても、違うカタチで苦しむ人がいることに涙が溢れてきました。
    認知症の家族がいるせいでしょうか。
    必要なうそが沢山あります。

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    あの戦争を私は何も知らないに等しい。広島や長崎、沖縄の人たちは今も背負っている。子供たちも小学生の頃から教えられているのに。原爆ドームも行かなければと思いながら行けていない。知ろうとすることから始めなければ。
    この本は中味もわからずタイトルで手にとった。
    ついたうそは優しいうそ。リョウタのウソに胸が

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    2024年読書感想文高学年課題本
    現代も続いている戦争の傷跡を小学生の目を通して映し出している。
    広島、長崎、第五福竜丸と日本が受けた放射能の被害はしっかり後世に伝えていかなければいけない、とこの年になって思います。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    平和学習を通して原爆について学ぶが、それ以外にはないかもしれません。
    私自身もそうですし、子どもたちもそうかもしれません。本書は、被爆した人の家族の思いをシゲルさん、タヅさんから知ることができます。お話を通して、戦争を忘れてはいけないと改めて考えることができる一冊だと思いました。

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    原爆で亡くなった息子を、今でも探し続けるタヅさん。リョウタとタヅさんの河原での会話は、涙なしには読めなかった。
    周りに戦争体験のある大人がいる人は、いまやかなり少ないと思う。だからこそ、こういった本から、間接的にでも体験者の記憶や感情を読む経験はとても貴重だ。
    今も世界からなくならない戦争という理不

    0
    2024年08月03日

ぼくはうそをついた の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ノベルズ・エクスプレス の最新刊

無料で読める 児童書

児童書 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す