作品一覧

  • りんごの木を植えて
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    みずほは小学五年生。大好きな祖父にがんの再発がわかったが、祖父は「積極的な治療」は行わないという。なぜ? 「『たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はりんごの木を植える』という言葉を知ってるか?」祖父がみずほに語る。「明日世界がなくなるとわかってるのに、そんなむだなこと、なんでするの?」とみずほは理解できない。 大好きな絵や庭仕事でのびやかに暮らす祖父。みずほは「人間が生きること」を考える。
  • またね
    3.3
    1巻832円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江坂麻実は、小学六年生。大阪で、陽気なお母さんとふたりぐらし。お父さんは、単身赴任で福岡にいっている。ある日、お母さんが会社の健康診断で、再検査を受けることになった。結果は、乳ガン。そして、急きょ入院をすることになった。「お母さんが、ガン」麻実は、不安をかかえたまま、たったひとりですごすことになった。人間の仕事、それは生きること-街路樹の葉が金色にそまるころ、少女は「心に生きるいのち」を知った。子どもと大人のための新しい児童文学。小学中級から。
  • わが家
    5.0
    1巻929円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 父は二年前に自死を選んだ。真実子は、父の死因をだれにも言えず、自責の念を抱えながら、生きる意味を見出せずにいた。残された兄妹を思うあまり、母は過干渉になり、ふたりの関係は限界に来ていた。夏、丹後のおっちゃんから連絡が入った。民宿を手伝ってほしいという。民宿『わが家』で知りあう人たちは、真実子に、生きること自体にこそ、生きる意味があることをやさしく語るのだった。
  • きんいろのさかな・たち
    5.0
    1巻929円 (税込)
    マリ、あずさ、桃子、康子、美帆は、小学六年生。彼女たちは、だれもが経験する問題をかかえている。ささやかなことに、心をこめてむかいあったとき、平凡な日常のなかにたいせつなものが見えてくる。子どもと大人が共有できるあたらしい児童文学。
  • ひかりの季節に
    4.5
    1巻858円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ローバはいいね。年をとらないし、死なないし。みさきのいとこの輝が十九歳で亡くなった。そのときから、みさきは生のはかなさと死の不安を抱くようになった。心をゆるせる相手は、ぬいぐるみの人形のローバだけだった。生きていくのに大事なことは、みんな心に関係がある。みさきに希望のひかりをしめしたのは、つれあいを亡くした七十六歳の祖父だった。

ユーザーレビュー

  • わが家

    Posted by ブクログ

    お父さんの自死から立ち直れないでいる真実子。死ぬ前に投げつけてしまった言葉にも何度も自責の念がわく。
    そんな真実子を温かく寄り添ってくれる人たちがいた。
    他人にとって大切なことを教えてくれる物語。

    0
    2025年01月20日
  • ひかりの季節に

    Posted by ブクログ

    大好きないとこを亡くしたみさきは、いつも孤独な気持ちが心の奥にあります。心を包んでくれたのは、短期間家で預かることになったおじいちゃん。おじいちゃんも妻を亡くして、脱け殻のようでした。
    でも、おじいちゃんにも新たな出会いがあって恋をします。周囲からはみっともないとか言われながら、自分の新たな幸せ、相手の人との人生を大切にしようとします。
    大切な人が死ぬということ、その後の人生をどう生きるのか、児童文学ですが大人も読んでほしい物語です。

    0
    2024年05月08日
  • りんごの木を植えて

    Posted by ブクログ

    令和4年の課題図書、小学校高学年向け…なんかな…?
    大人の言うことがわかるというかそちら寄りの意見ではあるけれど、子どもの感情も強烈に理解ができて心を揺さぶられた。
    じきに親しい人が死んでしまうこと、それを受け入れられない気持ち、相手を尊重すること、自分の中での折り合いをつけること、そういう話だった。子どもの頃にこれを読んでいて、果たして受け入れられただろうか…と思いを馳せた。

    Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.

    0
    2024年04月09日
  • りんごの木を植えて

    Posted by ブクログ

    「死ぬこと」は終わりではなく続き
    と言うことが印象に残りました。

    おじいちゃんがみずほに教えたことは、とても大切なことなのでおじいちゃんが自分の考えを残していこうとしているのかなと思いました。

    0
    2022年10月22日
  • りんごの木を植えて

    Posted by ブクログ

    たとえ、「明日、世界が滅びようとも今日、私はりんごの木を植える」。この言葉の意味が、この小説を読んで本当の意味で理解できた。こういう境地にたどり着いたおじいちゃん、そのおじいちゃんの孫に生まれた幸せをこの子はいつかかみしめるんだろうな。

    0
    2022年09月14日

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