あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
ローバはいいね。年をとらないし、死なないし。みさきのいとこの輝が十九歳で亡くなった。そのときから、みさきは生のはかなさと死の不安を抱くようになった。心をゆるせる相手は、ぬいぐるみの人形のローバだけだった。生きていくのに大事なことは、みんな心に関係がある。みさきに希望のひかりをしめしたのは、つれあいを亡くした七十六歳の祖父だった。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大好きないとこを亡くしたみさきは、いつも孤独な気持ちが心の奥にあります。心を包んでくれたのは、短期間家で預かることになったおじいちゃん。おじいちゃんも妻を亡くして、脱け殻のようでした。
でも、おじいちゃんにも新たな出会いがあって恋をします。周囲からはみっともないとか言われながら、自分の新たな幸せ、相手の人との人生を大切にしようとします。
大切な人が死ぬということ、その後の人生をどう生きるのか、児童文学ですが大人も読んでほしい物語です。