東浩紀作品一覧

  • 文藝春秋2024年6月号
    NEW
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    ◎森喜朗 元首相 「裏金問題」真相を語る 240分 「私が裏金作りを始めたと言っているのは誰だ」 聞き手・森功 ・岸田首相から電話の事情聴取で尋ねられたこと ・「全責任を取って仲間を救ってやれ」と塩谷座長を説得した ・下村元文科相が「二千万円」持参して私に土下座した理由 【緊急座談会】 ◎「カイロ大卒」小池百合子都知事の真贋 田崎史郎 奥谷禮子 澤章 【総力特集 がんの新世紀】 ◎がん先進治療ここまで来た! 森省歩 ◎患者2万人の本当の悩み 大久保淳一(「5years」代表) 【大反響 第3弾】 ◎コロナワクチン後遺症とがん「がん超過死亡率が上昇している」 福島雅典(京都大学名誉教授) ◎アンチエイジングはSFではない 河合香織 ◎認知症介護6つのヒント 奥野修司 ◎2つのディストピア 米中に呑み込まれるな 岩井克人 ◎短期集中連載5 駐中国大使、かく戦えり 垂秀夫 「台湾有事」中国の本当の狙い  ◎トランプは独裁者のカモになる ジョン・ボルトン ◎投資家必読! 円安が続かない理由 岩本さゆみ ◎中国不動産バブルのキズは深い 柯隆×高口康太 安田峰俊 ◎メジャーリーグと賭博コネクション 芝山幹郎 ◎国民的スターSMAPの明日 鈴木おさむ ◎91歳、今が一番楽しんでる 渡辺貞夫 ◎『青い壺』50万部突破 有吉佐和子のおもちゃ箱 原田ひ香 平松洋子 ◎日本の顔 辻惟雄インタビュー 「若冲と70年安保」 【連載】 ◎新連載 地図を持たない旅人2 大栗博司 ◎お笑い社長繁盛記5 太田光代 ◎ムーンサルトは寝て待て11 内館牧子 ◎記者は天国に行けない29 清武英利 ◎有働由美子対談65 草なぎ剛(俳優) ◎小説 病葉草紙 最終回 京極夏彦

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  • ゲンロン0 観光客の哲学
    4.1
    グローバリズムが世界を覆い、テロ、排外主義、ナショナリズムが高まりを見せ、従来の思想が時代の状況に対する答えを出せないでいる中、私たちはいかにして新しい政治思想の足がかりを探し、他者とともに生きる道を見つけることができるのか。 一個の人間の生のあり方から、人類史的問題に至るまで、さまざまに読まれうる可能性に満ちた、スケールの大きな哲学書が誕生しました。 ルソー、ローティ、ネグリ、ドストエフスキー、ネットワーク理論を自在に横断し、ヘーゲルのパラダイムを乗り越える。 否定神学的マルチチュードから郵便的マルチチュードへ――。 著者20年の集大成であり、新展開を告げる渾身の書き下ろし新著。

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  • 日本の歪み
    3.9
    この社会の 居心地の悪さは どこからきたのか? 明治維新と敗戦、憲法、天皇、 経済停滞、少子化、巨大地震… 「考えたくなかった」 戦後日本の論点を徹底討論! <本書の内容> 右も左も、いまだに外圧頼り。 内発的に自分たちの価値を肯定し、守るということができていない(東) 天皇が生物学を勉強したのは、正気を保つためにやっていたんでしょう(養老) 日本人は戦争による被害も、人災ではなく天災のように捉えてしまう(茂木) 「シビリアン・コントロール」なんて、 自分の国の言葉にもできないようなものが身につくはずがない(養老) 戦後、この国は、人の心を安定させるものを、かなり潰してしまった。 新興宗教が強いのも、コミュニティの貧しさと関係している(東) 「九条」に限らず、日本は整合性をつけることへの欲望がない(茂木) 日本経済が30年も停滞している理由は、 もう作らなくていい、壊さなくていい、という暗黙の民意なんじゃないか(養老) 被害の記憶を伝えたいなら、震災の日だけでも実際の津波の映像を流したほうがいい(東)
  • アイドル国富論―聖子・明菜の時代からAKB・ももクロ時代までを解く
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    ☆一冊でアイドルの基本がわかる!  メディアとの関係、アイドルを生み出す方法の変遷、芸能プロダクションというビジネスモデル。  「見出すゲーム」「支えるゲーム」「育てるゲーム」というアイドル消費の根幹。  古典的アイドルから現代アイドルまでを、それを支える仕組み・環境を含めて徹底的に論じる。 ☆アイドルがわかれば日本経済がわかる!  アイドルと日本経済に相関関係があることは、「アイドルの時代」を景気循環に重ねて見れば一目瞭然だ。  アイドルブームは戦後経済成熟期と現代、つまり「行き詰まった」時代に起こっている。  では、行き詰まった時代の人々がアイドルを求める理由とは? 日本経済の来し方行く末とは? ☆東浩紀氏推薦!  「アイドルがいまなぜ支持されるのか、ようやくわかった。   半世紀の歴史を踏まえ、文化論と産業論を統合する“現代アイドル論の決定版”」 AKBグループ、ももいろクローバーZ、モーニング娘。、そして、あまたのアイドルがしのぎを削るアイドル戦国時代。 いまこそアイドルを、その起源にさかのぼって考えよう! 本書では、エンターテインメント産業の研究者にして現職官僚である著者が、文化・産業、そして経済・社会、二つの視点から「アイドル」に迫る。 【本書で取り上げるアイドルたち】 映画スターの時代を経て70年代に生まれたアイドルたち。 南沙織から山口百恵、キャンディーズからピンクレディー、そこに満を持して現れ、80年代アイドルブームの中心に立った松田聖子。 また、河合奈保子、中森明菜、小泉今日子といった聖子のライバル達。 そして、時代を作ったグループアイドル、おニャン子クラブ。 90年代、冬の時代の後にやってきた現代アイドルの時代。 AKBグループ、ももいろクローバーZ、モーニング娘。を軸に、PerfumeやBABYMETALからローカルアイドルたちまで、もはや挙げればきりがない。 【主な内容】 はじめに アイドルからこの国を考えよう 第一章 アイドルのメディア産業論 第二章 アイドルの消費論 第三章 アイドルの進化論 第四章 アイドルの国家論 第五章 アイドルの世界平和論
  • 訂正可能性の哲学
    4.7
    正しいことしか許されない時代に、「誤る」ことの価値を考える。世界を覆う分断と人工知能の幻想を乗り越えるためには、「訂正可能性」に開かれることが必要だ。ウィトゲンシュタインを、ルソーを、ドストエフスキーを、アーレントを新たに読み替え、ビッグデータからこぼれ落ちる「私」の固有性をすくい出す。ベストセラー『観光客の哲学』をさらに先に進める、著者30年の到達点。

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  • カオスノート【電子限定特典付き】
    4.4
    1巻1,320円 (税込)
    「楽しんで描きました」(吾妻) 失踪日記、アル中病棟、そしてカオスノートへ。 日記形式のショートギャグ。 吾妻ひでおの真骨頂、めくるめくセンス・オブ・ナンセンス。 ここだけでしか見られない豪華ボツ原稿集を収録した、電子書籍版。 天才・吾妻先生の一人大喜利。不意に訪れるオチと、いつもの可愛い女の子。 妙に居心地の良い、ソフトカオスの世界です。 ──高橋留美子(漫画家) 「何もかもめんどくさい病」が、日々の生活の中で時々むくりと頭をもたげるのだが、 ちょうどそんな状態の時に、この箱庭のようなアズマワールドは沁みた。 特に「崖シリーズ」が大好きです。 ──吉田戦車(漫画家) 『失踪日記』から一切の実存が消え、『不条理日記』から一切のパロディが消えた、 絶対的無意味の結晶体。吾妻ひでおの最高傑作がまた現れた! ──東浩紀(作家・思想家) ●単行本カバー裏 「著者判断によるボツ原稿」収録● 【電子書籍限定特典】 ・「著者判断によるボツ原稿」特典1~6 ・カバーイラスト案1 ・カバーイラスト案2 【目次】 カオスノート 著者判断によるボツ原稿 カオスノート 電子書籍限定特典
  • 訂正する力
    4.0
    日本にいま必要なのは「訂正する力」です。保守とリベラルの対話にも、成熟した国のあり方や老いを肯定するためにも、さらにはビジネスにおける組織論、日本の思想や歴史理解にも、あらゆる局面で「訂正」は大きな「力」になります。人が生きることにとって必要な哲学を実践的に示した決定版です。
  • 〈ポストモダン〉とは何だったのか 1983-2007
    3.5
    1983年、当時20代であった浅田彰の『構造と力』がベストセラーになり、フランス現代思想を源流にもつポストモダン思想が日本でもてはやされた。しかし、ニューアカデミズムと呼ばれたそれらの思想は、相対主義の烙印を押され、まもなく世間一般から忘れられてしまう。ニューアカは一時の流行にすぎなかったのか? じつは、現在の成熟した日本社会の見取図を描ける唯一の思想として、まったく古びていないのではないか? 浅田彰、柄谷行人、東浩紀、福田和也……日本における思想潮流を現在の視点から再検討する。 [主な内容]◎1983年の思想 ◎終焉をめぐって ◎フランス現代史のおさらい ◎ファーストインパクトとしての浅田彰 ◎柄谷行人とシトたち ◎セカンドインパクトとしての東浩紀 ◎社会学と心理学の隆盛 ◎ラカンはわからん? ◎ナショナリスト福田和也 ◎スキゾ対動物 ◎幻滅を超えて
  • 小松左京短編集 東浩紀セレクション
    5.0
    小学生のころ初めて小松左京に出会い、夢中でつぎからつぎへと読んできた哲学者・東浩紀が「小松SFのような小説は、じつは小松左京しか書いていない。そういう意味では、あのころの興奮はもうずっと味わえていません」と語る、あのころの感動と驚きを詰め込んだワン・アンド・オンリーな短編集。 「進歩と科学技術」への違和感、焼け跡を原風景とした戦争体験、そして上方落語をはじめ伝統芸能への深い造詣――。 複雑で多面的なテーマを変幻自在の文体で読ませる、「地には平和を」から「ゴルディアスの結び目」まで、4番バッターばかりを集めたような贅沢なセレクション! 紙版角川文庫に換算すると700ページ以上にも及ぶ、長大な15編を1冊にまとめた、電子書籍ならではの必携の1冊! 【序文】東浩紀 【特典】生頼範義による迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。 【収録作品】 「地には平和を」 「御先祖様万歳」 「物体O」 「アダムの裔」 「神への長い道」 「人類裁判」 「戦争はなかった」 「静寂の通路」 「東海の島」 「お召し」 「結晶星団」 「お糸」 「ゴルディアスの結び目」 「大坂夢の陣」   「華やかな兵器」 姉妹編『小松左京短編集 大森望セレクション』も同時発売!
  • クリュセの魚
    4.0
    少女は孤独に未来を夢見た……亡国の民・日本人の末裔のふたりは、出会った。そして、人類第二の故郷・火星の運命は変わる。壮大な物語世界が立ち上がる、渾身の恋愛小説。
  • 【無料お試し版】角川インターネット講座 各巻序章完全収録
    無料あり
    3.0
    全貌をつかみにくい巨大なネット社会を、設計と思想、文化、ビジネス、最新技術など15のテーマで概説。過去に類のない画期的なシリーズ! ■執筆者・代表監修者 【1巻】「インターネットの基礎」 村井純(慶應義塾大学環境情報学部長) 【2巻】「ネットを支えるオープンソース」 まつもとゆきひろ(プログラマー、Ruby設計者) 【3巻】「デジタル時代の知識創造」 長尾真(元京都大学総長、京都大学名誉教授) 【4巻】「ネットが生んだ文化」 川上量生(カドカワ株式会社代表取締役社長、角川アスキー総合研究所主席研究員) 【5巻】「ネットコミュニティの設計と力」 近藤淳也(株式会社はてな代表取締役会長) 【6巻】「ユーザーがつくる知のかたち」 西垣 通(東京経済大学コミュニケーション学部教授、東京大学名誉教授) 【7巻】「ビッグデータを開拓せよ」 坂内正夫(国立研究開発法人情報通信研究機構理事長、東京大学名誉教授) 【8巻】「検索の新地平」 高野明彦(国立情報学研究所教授、東京大学大学院コンピュータ科学専攻教授) 【9巻】「ヒューマン・コマース」 三木谷浩史(楽天株式会社代表取締役会長兼社長) 【10巻】「第三の産業革命」  山形浩生(野村総合研究所研究員) 【11巻】「進化するプラットフォーム」 出井伸之(クオンタムリープ株式会社CEO) 【12巻】「開かれる国家」 東浩紀(思想家、ゲンロン代表) 【13巻】「仮想戦争の終わり」 土屋大洋(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授) 【14巻】「コンピューターがネットと出会ったら」 坂村 健(東京大学大学院情報学環教授) 【15巻】「ネットで進化する人類」 伊藤穰一(MITメディアラボ所長)
  • IT時代の震災と核被害
    3.8
    ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • IT時代の震災と核被害 【第一部】初動 電子版分冊1
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    『IT時代の震災と核被害』分冊版第一部です。ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフーなどの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべくお送りします。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • 足利事件(冤罪を証明した一冊のこの本)
    -
    15年前から冤罪を訴え続けた著者! どうして菅家さんは逮捕され、起訴され、刑務所に入らなければならなかったのか? 克明な取材ですべてが明らかに――2009年6月、日本中が注目するなか、足利事件で無期懲役刑の判決を受けた菅家氏が、17年ぶりに千葉刑務所から釈放された。著者は1994年から「月刊現代」誌上で氏の無実を訴え続け、この本によってすでにそれを証明していた。なぜ足利事件のような悲劇が起きたのか……。綿密な取材で、その裏に潜むものを解き明かし、釈放のきっかけとなった著作。 ◎「足利冤罪事件の本質は、おそらくは自白の強要やDNA鑑定の危うさにあるのではない。問題はむしろ、それらの錯誤を産み出した、ぼくたちひとりひとりが抱える予断や偏見の視線にあるのだ」<東浩紀>
  • 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
    3.9
    民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。
  • SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録
    4.6
    2016年4月、書評家・翻訳家・SFアンソロジストの大森望を主任講師にむかえて開講した「ゲンロン 大森望 SF創作講座」。東浩紀、長谷敏司、冲方丁、藤井太洋、宮内悠介、法月綸太郎、新井素子、円城塔、小川一水、山田正紀という第一線の作家陣が、SFとは何か、小説とはいかに書くかを語る豪華講義を採録。各回で実際に与えられた課題と受講生たちの梗概・実作例、大森氏による付録エッセイ「SF作家になる方法」も収録の、超実践的ガイドブック!
  • 枝角の冠
    -
    力強い物語。3人の選考委員が揃って最高点をつけただけあって、のっけから尋常ならざる迫力を感じさせる。 一見、神話的な古代ファンタジーのようにも、先鋭的な(もしくは反動的な)フェミニズムSFのようにも見える作品だが、その人工的な設定にもかかわらず、単純な構造に還元しきれない荒々しい魅力を備えている。 「この作品には、書かれなければならなかった理由がある」(飛浩隆)、「自分が何を書こうとしているか、作者はよくわかっている」「候補作の中で、もっとも社会に出す価値のある作品」(東浩紀)と評された理由も、読めば納得できるはずだ。 ーー大森望(「解説」より) その群れは多数の女とたった一人の「父」から成っていた。 「父」は女とちがい、全身を分厚い毛皮に覆い、頭上には枝角を冠のようにいただいていた。 「父」は年老いると女を殺しはじめ、最も強い女が男となり、 年老いた「父」を殺して新たな「父」となる。 13歳の少女ハイラはあるとき、自分の群れの「父」ではない、若い男の姿を見る……。 女とは、男とは、母とは、父とは。 ジェンダーに深く切りこんだ、 雄大なる社会派エンターテイメントSF!! <ゲンロン 大森望 SF創作講座>第3期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化! 改稿のうえ、大森望による解説を付す。

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  • N/A

    N/A

    3.7
    1巻1,400円 (税込)
    選考会で異例の満場一致!  第127回文學界新人賞受賞作 松井まどか、高校2年生。 うみちゃんと付き合って3か月。 体重計の目盛りはしばらく、40を超えていない。 ――「かけがえのない他人」はまだ、見つからない。 優しさと気遣いの定型句に苛立ち、 肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。 ★★★ 文學界新人賞・全選考委員激賞!! ここには誰のおすみつきももらえない、肉体から絞り出した言葉の生々しい手触りがある。――青山七恵 安易なマイノリティ表現への違和感の表明であり、同時にそのような表明の安易さへの批判でもあるという点で、まさにいま求められる文学なのではないか。――東浩紀 本作には紛うことなき現代を生きる人間が、そして現代がぶち当たっている壁が克明に描かれている。――金原ひとみ 世界が傷つくとみなす事項に対する、最初からの「傷ついてなさ」が、ぐっとくるのだ。――長嶋有 満場一致の受賞となり、今後の活躍を楽しみにしている。――中村文則 主人公にとって、また小説にとって、とても重要なもの、安易に言語化できないものたちが、物語の力によって、この小説の中に確かに存在している。――村田沙耶香
  • enchantMOON オーナーズガイド&MOONBlockプログラミング
    -
    ユビキタスエンターテインメントから発売になった手書きタブレット端末「enchantMOON」のすべてがわかるファン待望の一冊。ユーザーなら「新機軸の製品が誕生した記録集」として、製品購入がまだなら「誌面で仮想体験するツール」として本書が活用できる。製品に携わった映画監督の樋口真嗣氏、思想家の東浩紀氏、漫画家・イラストレーターの安倍吉俊氏らの対談、製品開発秘話、ブロックの積み重ねでプログラミングができるMOONBlockの情報など、ハード&ソフト、プログラミングなども含めたenchantMOONの使いこなしを紹介する。
  • 推しの三原則
    -
    アイドルSFは、ほぼすべて、AI(またはアンドロイドまたはサイボーグ)がアイドルになるパターン。進藤尚典の本編「推しの三原則」は、そうしたふつうのアイドルSFとは一線を画している。 なんと、ここでAIで置き換えられるのは、アイドルではなくヲタク……ドルヲタなどと総称されるアイドルファンのほうなのである。 ヲタクをAIで置き換えるという革命的な発想により、「推しの三原則」はアイドルSF史に残る作品となったのである。 ーー大森望(「解説」より) ソロアイドル・大月みくりは自分のファンたちのあまりの粗暴ぶりに心を痛め、悩んでいた。天才的なロボット工学の知識を持つ彼女は、礼儀正しく清潔感のある「AIヲタク」を開発する。 やがて、どのアイドルの現場も「AIヲタク」で埋めつくされるようになってゆく……。 騒然とするアイドル現場を生々しく、 そしてバカバカしく書いた、 まったく新しい爆笑必至のエンターテイメントSF小説!! <ゲンロン 大森望 SF創作講座>第3期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)の「大森望賞」に輝いた作品が電子書籍化! 改稿のうえ、大森望による解説を付す。

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  • カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2011年、アニメ化に続き劇場作品化も発表され、一大ブームを巻き起こした 「シュタインズ・ゲート」と、センセーショナルなストーリーと驚愕のクライマックスが話題となったその前作「カオスヘッド」。「科学アドベンチャーシリーズ」と銘打たれた両アドベンチャーゲームを詳細に分析・解説し、圧倒的ボリュームと情報量が大好評の「カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス」が、このたび電子書籍となってリリースされます。  この書籍だからこその貴重な素材や設定資料、作中のイラストやCG素材をぎっしり収録するほか、製作総指揮を執った志倉千代丸氏はじめ、両作品に関わったスタッフのディープなインタビューなど、読みどころ・見どころはたっぷり。また、志倉氏と人気格闘ゲーム「ブレイブルー」で知られるアークシステムワークス・森利道氏によるクリエイター対談、三島賞作家にして、批評家としても知られる東浩紀氏のスペシャルインタビューなど、企画も盛りだくさんの一冊です。  もちろん、大反響を呼んだ「シュタインズ・ゲート」トゥルーエンディング後を描く貴重なオフィシャルアフターストーリー「災厄降誕のホ-リーデイ」と、それに連動した「牧瀬紅莉栖の手紙」も閲覧可能。「カオスヘッド」と「シュタインズ・ゲート」の世界を紐解くには必須の一冊として、ファンの定番アイテムともなっている書籍です。電子書籍化にあたり、価格もお求めやすくなったこの機会にぜひ、ご一読ください!
  • 角川インターネット講座12 開かれる国家 境界なき時代の法と政治
    3.0
    インターネットによるグローバル化によって、「国家」を超えたつながりをもてるようになった現代。境界のない世界において、国家はどうなるのか。国と国、個人と個人、国と個人の「境界」の問題について考えていく。 ■執筆者 《第一部 なめらかな世界への夢》 序章 開かれた国家  東 浩紀(思想家、ゲンロン代表) 第1章 なめらかな社会の政治システム  鈴木 健(東京大学特任研究員、スマートニュース株式会社代表取締役会長共同CEO) 第2章 創発する民主主義  伊藤穰一(MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長、角川アスキー総合研究所主席研究員) 《第二部 溶解する境界》 第3章 サイバー・スペースと民主主義  五野井郁夫(高千穂大学経営学部准教授、国際基督教大学社会科学研究所研究員) 第4章 データ駆動型政治  西田亮介(立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授) 《第三部 リバタリアニズムと国家》 第5章 グローバル経済の隠された中心 橘 玲(作家) 第6章 情報社会とハクティビズム 塚越健司(学習院大学非常勤講師) 第7章 情報時代の憲法 白田秀彰(法政大学准教授) ※本文に記載されている「購入者特典」には期間が限定されているものがあります。あらかじめご了承ください。
  • 観光客の哲学 増補版
    4.2
    第71回毎日出版文化賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2018でも第2位にランクインした著者の代表作『ゲンロン0 観光客の哲学』に、新章2章・2万字を追加し増補版として刊行。「ゆるさ」がつくる新たな連帯とはなにか。姉妹編『訂正可能性の哲学』と連続刊行!

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  • ガルシア・デ・マローネスによって救済された大地
    -
    またもや神の子が死んでいる。 異邦人来訪から約100年を経た17世紀はじめ、地球から遠く離れた不毛の植民惑星。 そそりたつ十字架の上で、キリストそっくりの死体が磔になって現れた。 地球・バチカンから派遣された奇跡調査官たちは、次々に信じがたい地異に見舞われるーー。 「レム『ソラリス』、小松左京「氷の下の暗い顔」、シモンズ『ハイペリオン』、チャン「地獄とは神の不在なり」など、さまざまな名作を想起させる本格SFだが、作中には唖然とするような情景が大胆に放り込まれている」 「2020年代の日本SFを背負って立つ才能の出発点を、しっかり見届けてほしい」 (大森望「解説」より) 『SFの書き方』(早川書房)も話題の<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第1期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化! 新たな才能の登場を見逃すな!!!

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  • 逆数宇宙
    -
    麦原遼は知性のゲンコツで「宇宙の果て」をゴンゴン殴りにいく。それも一発や二発ではない。 パンチを最後まで数え終わったとき、あなたもマットに沈んでいるのだ。 ーー飛浩隆 宇宙そのものの成り立ちをテーマにした、バリントン・J・ベイリー/グレッグ・イーガンばりの一大奇想ハードSF。 日本で言えば、草野原々『最後にして最初のアイドル』や、高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』の向こうを張る、スーパーハードかつ野心的な宇宙小説。麦原遼は、この一作で、日本SFの最前線に躍り出たと言っていいだろう。 ーー大森望(「解説」より) 「宇宙の果て」をめざし、ふたりは光の船〈方舟〉で旅立った。 だが出発から四億年後、〈方舟〉がある惑星に衝突。 脱出するために、この星の生命が技術文明を築き、〈方舟〉を宇宙へ放出してくれるまで導かなくては……。 宇宙とむきあう記憶、人格、個体。 新時代の訪れを告げる、愛に満ちた本格SFの誕生! 『SFの書き方』(早川書房)も話題の<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第2期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:山田正紀、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化。 完全改稿のうえ、大森望による解説を付す。

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  • 現代日本の批評 1975-2001
    -
    1~2巻1,562~1,672円 (税込)
    「批評とはなにか。それは戦後日本固有の病である」(東浩紀)。〈批評史の屈曲点〉から日本の批評はどう変容したか。「批評新時代」を希求する、気鋭批評家による格闘の記録!
  • ゲンロン10
    -
    批評家東浩紀が編集長をつとめる批評誌『ゲンロン』。第2期創刊号となる今号では、小説家の高橋源一郎さん・政治学者の原武史さんと東浩紀のふたつの対談を収録した「平成から令和へ」、座談会・論考・ブックガイドから知の最前線に多角的に迫る「AIと人文知」の二大特集をお届けします。さらに演出家の高山明さん、海外の若手哲学者であるユク・ホイ、イ・アレックス・テックァン両氏による新連載も開始。第1期以上に社会に結びついた内容となっています。

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  • ゲンロン11
    -
    東浩紀が編集長をつとめる思想誌『ゲンロン』最新刊!!小特集「『線の芸術』と現実」では、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏をお招きしたふたつの座談会を軸に、マンガの「線」の政治性と歴史性を考えます。ほか原発事故から「悪の愚かさ」を考える東の論考、『新記号論』の石田英敬氏による西田幾多郎論、本邦初訳のプラープダー・ユンのSF作品など、充実の内容をお届けします。柳美里氏や巻上公一氏ら多彩な著者が「旅」を綴る新コーナー「ゲンロンの目」も開始。幅広い読者の関心を刺激する誌面です。

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  • ゲンロン12
    3.5
    東浩紀が編集長をつとめる思想誌『ゲンロン』最新刊!!今号の特集では、楠木建氏、鹿島茂氏、桜井英治氏、飯田泰之氏、井上智洋氏、小川さやか氏の論考と座談会で、多様な切り口から「無料がひとを幸せにするか」を考えます。ほか、3万部を突破した東の『観光客の哲学』の増補論考「訂正可能性の哲学」(8万字)をはじめ、演出家の鈴木忠志氏へのインタビュー、民主主義をめぐる宇野重規氏と東の対談、柳美里氏、高山羽根子氏、石戸諭氏らのエッセイなど豪華記事を収録。過去最大のボリュームとなりました。

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  • ゲンロン13
    5.0
     最新号となる13号はシリーズ史上最もアクチュアルなラインナップでお届けします。巻頭の梶谷懐氏、山本龍彦氏、東浩紀による情報時代の政治をめぐる座談会をはじめ、歴史・天皇・安全保障を扱った三浦瑠麗氏と辻田真佐憲氏による対談、民主主義の起源とビッグデータの関係を問う東の論考「訂正可能性の哲学2、あるいは新しい一般意志について(部分)」を収録しました。  また、ロシアによるウクライナ侵攻をうけ、小特集「ロシア的なものとその運命」を緊急掲載。本特集はプーチン政権の思想家とよばれるアレクサンドル・ドゥーギンの翻訳などでも話題を呼んだ『ゲンロン6』、『ゲンロン7』『ゲンロン9』のロシア現代思想特集を現在の視点から更新するものです。乗松亨平氏、平松潤奈氏、松下隆志氏、上田洋子らロシア・ソ連を専門とする研究者たちと東浩紀による座談会を筆頭に、ロシアの文化的・歴史的背景を知るためのコンテンツをお届けします。資料として、2018年からのロシアの文化史と政治史上の出来事をまとめた「ポストソ連思想史関連年表」を付録しています。  ほかにも写真家・大山顕氏の論考、SF作家・菅浩江氏のエッセイ、美術家・鴻池朋子氏ややなぎみわ氏らの特別原稿も掲載しているほか、「第5回ゲンロンSF新人賞」の受賞作2作を大森望氏による導入も加えて収録。過去最大となる500ページのボリュームでお届けします。

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  • ゲンロン14
    -
     東浩紀が編集長を務める批評誌『ゲンロン』が年2回刊行に頻度を上げ、手に取りやすいパッケージになります。リニューアル第1号となる今号は、荒俣宏さん、鹿島茂さん、東の3名と、浦沢直樹さん、さやわかさん、東の3名による座談会2本を掲載するほか、小説家の櫻木みわさんによる書き下ろしのエッセイ、『中国における技術への問い』で注目を集めるユク・ホイの新連載など、幅広い記事を収録。  これまで同様、人文知に関心のある読者層はもちろん、より幅広い方々へ楽しんでいただける内容になっています。

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  • ゲンロン15
    -
    『訂正可能性の哲学』にもつながる消費とリゾートをめぐる東浩紀の論考、アジアを代表する若手哲学者ユク・ホイ氏へのインタビュー、川上未映子氏によるエッセイ、原一男氏・大島新氏・石戸諭氏による鼎談など、豪華内容を収録。

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  • ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる
    4.0
    「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観光」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。悪戦苦闘をへて紡がれる哲学とは? ゲンロン10年をつづるスリル満点の物語。
  • 新復興論
    3.5
    1~2巻2,277~2,772円 (税込)
    震災から七年、復興は地域の衰退を加速しただけだった――。 希望を奪い、コミュニティを分断する公共投資。原発をめぐる空回りする議論。賛成と反対、敵と味方に引き裂かれた日本で、異なる価値観が交わる「潮目」をいかにして作り出すのか。福島県いわき市在住のアクティビストが辿り着いたのは、食、芸術、観光によって人と人をつなぐ、足下からの「地域づくり」だった。「課題先進地区・浜通り」から全国に問う、新たな復興のビジョン。図版多数収録。

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  • 小松左京短編集 大森望セレクション
    -
    身の毛のよだつ怪談から、大笑いのコメディ、ひねりの効いたアイデア・ストーリー、じんわり沁みる普通小説、実話テイストの落語小説などなど……。 傑作が多すぎて、どれから読んでいいのか分からない……。そんな読者のために、大森望が腕によりをかけて厳選した、小松左京の多種多様な側面を一望できるショーケース! ページ数を気にせずに、本当におもしろい和ものとホラー系を中心に据えた、大森望ならではのセレクション。小松左京の「SFの巨匠」という顔しか知らない読者は、きっと新鮮な驚きを味わえるはず! 【序文】大森望 【特典】生頼範義によるカバーと、迫力のメガイラスト口絵、小松左京本人による、貴重な手描きイラスト図版を収録。 【収録作品】 「夜が明けたら」 「日本売ります」 「模型の時代」 「終りなき負債」 「牛の首」 「兇暴な口」 「骨」 「旅する女」 「流れる女」 「明烏」 「くだんのはは」 「召集令状」 「一生に一度の月」 「天神山縁糸苧環」 「氷の下の暗い顔」 姉妹編『小松左京短編集 東浩紀セレクション』も同時発売!
  • これからの教養 激変する世界を生き抜くための知の11講
    4.3
    今日の世界は、かつてないほど急速な変化を遂げている。 資本主義はその限界を露呈し、人工知能は人間の仕事を奪い始め、誰もが100歳まで生きる人生100年時代が到来しつつある。 旧来の価値観が通用しなくなっていくなかで、「これから」をよりよく生きるためには、現在進行形のリベラル・アーツ(教養)が欠かせない。 思想から経済、デザインにアートまで、各界のフロントランナー11人が、 各分野の「これまで」と「これから」を紐解きながら、「これからの教養」を語り尽くす。 ◎目次 1.これからの思想――東浩紀 2.これからの生命――池上高志 3.これからの健康――石川善樹 4.これからの建築――伊東豊雄 5.これからの経済――水野和夫 6.これからのメディア――佐々木紀彦 7.これからのデザイン――原研哉 8.これからのプロダクト――深澤直人 9.これからの文学――平野啓一郎 10.これからのアート――松井みどり 11.これからの人類――山極寿一 ◎未来の創り手11人が考える、変わりゆく世界の「これから」 「僕たちは偶然性=弱いつながりを意図的に回復しなくてはいけない」(東) 「人間も機械も『人工生命化』していく」(池上) 「人生100年時代には『大きな問い』が必要になる」(石川) 「新しいコミュニケーションやコミュニティをどう居心地よく造るかが問われている」(伊東) 「近代社会の原理から脱し、『よりゆっくり、より近く、より寛容に』」(水野) 「いまはまたゼロからビジネスをつくらなければならない時代」(佐々木) 「これからはものではなく価値を作っていく時代」(原) 「デザインをする部分が本質的になってきた」(深澤) 「『個人』という概念が社会システムを考えていく上で限界に来ている」(平野) 「スペクタクルの蔓延の中で見失われている『個人の独自性』を取り戻す」(松井) 「人間はデータから脱出しなければならない」(山極) ◎「はじめに」より 爆発的に増える情報量とそれらを瞬時に検索するネット環境、 ビッグデータを駆使するコンピュータの発展にともなって、 僕らは「既になんでも知っている」かのようなイメージがあるが、果たしてそうだろうか。 逆に、より受動的で、自分の関心領域だけに閉じこもる人が多くなっているのではないか。 さらに、世界で何が起きているかよりも、国内の事象や 文化にだけ関心を向けている人も多いように思う。 そうした精神ならびに知性の不自由さから解き放たれるためにも、 異なる分野や言語を学ぶことには意味がある。 教養はリベラル・アーツの訳語だが、人が自由(リベラル)であるためには 技術と知恵(アーツ)がいる。異なるものを知らないと、人は自由になれない。 本書は「これから」をより良く生きるための現在進行形のリベラル・アーツ(教養)の 端緒に触れられるものになれればと意図している。
  • サイバースペースはなぜそう呼ばれるか+
    3.7
    これまでの情報社会論を大幅に書き換えた「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」を中心に、九〇年代に東浩紀が切り開いた情報論の核となる論考をはじめ、斎藤環、村上隆、法月綸太郎との対談を収録。ポストモダン社会の思想的可能性は、すべてここに詰まっている!
  • 社会不満足 ―乙武洋匡 対談
    4.1
    『五体不満足』から16年、様々な分野で活躍を続ける乙武氏と、今注目を集める若手の専門家・論客8名による対談集。「社会不満足」な時代をどう変えていけるか、そのために何ができるかを語り合う。私たちの社会の今と未来が見えてくる一冊。 1 駒崎弘樹:社会を“自分の手”で変えられるラッキーな時代 2 小室淑恵:“働き方”を変えるしかこの国に未来はない! 3 堀 潤:マスメディアとネットの“対立関係”を変える 4 東 浩紀:“ネットの閉塞感”はリアルな行動が変える 5 古市憲寿:戦争と平和の“語り方”を変える 6 開沼 博:“弱者の声”を“本当に”聞けば社会は変わる 7 津田大介:“ネット選挙”で何が変わるのか 8 家入一真:都知事選の“失敗”で学んだ“社会の変え方” 【特別収録】 鼎談(東×津田×乙武):2020年、東京オリンピックは“乙武都知事”のもとで!?
  • ショッピングモールから考える 付章 庭・オアシス・ユートピア
    -
    1巻304円 (税込)
    現代人の欲望が詰まった、ショッピングモール。先進国の都市空間の多くが、ショッピングモールをモデルに設計されている。今、ショッピングモールについて考えることは、現代人が都市空間に何を求めているかを考えることなのだ。本章は、「ショッピングモールの自然」がテーマ。ショッピングモールにある自然とは、擬木、部材のような植物、折鶴など、人間が作り出す都合のいいものばかり。そこあるのは、人間の自然に対する、身勝手で倒錯した欲望だ。ショッピングモールと都市の意外な姿が浮かびあがる! ※本作品は幻冬舎新書『ショッピングモールから考える ユートピア・バックヤード・未来都市』に所収されている「付章 庭・オアシス・ユートピア」のみを抜き出した電子書籍です。「まえがき」「まえがき追記」「第1章 なぜショッピングモールなのか?」「第2章 内と外が逆転した新たなユートピア」「第3章 バックヤード・テーマパーク・未来都市」「あとがき」「ゲンロン版あとがき」は含まれませんのでご注意ください。
  • 新対話篇
    -
    ソクラテスの対話をやりなおす―― 哲学と芸術の根本に立ち返った本格対談集 東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、 哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。 対話というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。 飴屋法水・柳美里との語り下ろしを加えた決定版。

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  • 10分で名著
    3.7
    最強の水先案内人がプロに「読みどころ」を聞いてみた――。 『神曲』『源氏物語』『わが闘争』『資本論』……、名著を読まなくても楽しめる、虫のよいガイド本、誕生! 好きな女性とはセックスできず、添い寝しかできない男の悲哀――『源氏物語』 莫大な印税収入でヒトラーは自信をつけた――『わが闘争』 手に取ってみたけれど、挫折した……、でもあきらめるのはまだ早い! 聞き手=古市憲寿+構成=斎藤哲也の名コンビが贈る名著ショートカット。 『神曲』――都市市民が生まれて、煉獄が生まれた 原基晶 『源氏物語』――「宇治十帖」の不器用で流されやすい登場人物たち 大塚ひかり 『失われた時を求めて』――宝探しのように自分の読みたいところを探す 高遠弘美 「相対性理論」――時間も空間も一つではない 竹内薫 『社会契約論』――「明日からこの国を、この世界をどうしよう」と考えるヒント 東浩紀 『ツァラトゥストラ』――「神は死んだ」など好きなパワーワードを探してみる 竹田青嗣 『わが闘争』――大衆を小馬鹿にした第6章「戦時宣伝」 佐藤卓己 『ペスト』――「自分事」となると、一気に読みやすくなる 佐々木匠 『古事記』――縄文系と弥生系の世界観が混在していた 三浦佑之 『風と共に去りぬ』――単なる恋愛小説ではない 鴻巣友季子 『国富論』――啓蒙の時代にお金儲けは肯定された 野原慎司 『資本論』――「新しい世界」の秘密を明らかにしようとした 的場昭弘
  • 情報の呼吸法
    3.5
    発信しなければ、得るものはない。 ツイッターの第一人者であり、ジャーナリズムの最先端で注目を集めるメディア・アクティビスト津田大介による、超情報時代を楽しむための情報の「吸い込み方と吐き出し方」。 フォロワーの増やし方から、信憑性のはかり方、アイデアを生む「連想ゲーム」術まで。 情報というガソリンを取り込んで、人を巻き込み、変化を引き起こすための行動型情報入門。 紙の書籍版では読めない電子版オリジナルコンテンツとして、東浩紀氏との特別対談「政治をアップデートする」を収録。 ツイッターやニコ生の先に見える政治と報道の未来、民主主義の理想=原点を語り合う。

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  • 水溶性のダンス
    -
    私が幻想文学に求めるほとんどが、ここに姿をあらわした。 懐かしい作り物の世界、虹色の踊り子、言葉と霧と雨。それら世界を語る文章の美しさ。 もっと読ませてください。 ──菅浩江 たいへん美しい文章で硬質な世界を築き上げた幻想的な短編。 ──大森望(「解題」より) からくり仕掛けの骨格に、パルプ鉱でできた肉をまとった人びとが暮らす街。 ある雨夜、からだの修復を行う「人体師」のわたしは、 体内に「強い言葉」を持つ踊り子に出逢う──。 <ゲンロン 大森望 SF創作講座>で第5回ゲンロンSF新人賞(選考委員:大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀)に輝いた受賞作が、大幅な改稿のうえ電子書籍化。 書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。

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  • 性表現規制の文化史
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    「えっちなのはいけません!」という社会規範は、いかにして生まれたのか? 気鋭の法学者が、性表現規制の東西の歴史を読みとき、その背後にある政治的な力学を鮮やかに描きだす、必読文献! 東浩紀さん、宮台真司さん 推薦! 性表現規制の歴史は、 「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった! 表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。 (東浩紀) 法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。 習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。 法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。 本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。 (宮台真司) 装画=山本直樹 【目次】 第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか  第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論 第三章(近代史編) 市民社会と道徳 第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか  第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか 第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史
  • セカイからもっと近くに 現実から切り離された文学の諸問題
    3.9
    想像力と現実が切り離されてしまった時代に、文学には何ができるだろう。ライトノベル・ミステリ・アニメ・SF、異なるジャンルの作家たちは、遠く離れてしまった創作と現実をどのように繋ぎあわせようとしていたのだろうか。新井素子、法月綸太郎、押井守、小松左京――四人の作家がそれぞれの方法で試みた、虚構と現実の再縫合。彼らの作品に残された現実の痕跡を辿りながら、文学の可能性を探究する。著者最初にして最後の、まったく新しい文芸評論。

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  • 「戦後80年」はあるのか――「本と新聞の大学」講義録
    3.5
    日本の「戦後70年」とは平和の時代であった。しかし今日「戦後レジームからの脱却」へ歩を進める政権によって、かつてないほど不安で希望の見えない時代が迫りつつある。果たして私たちに「戦後80年」は到来するのだろうか。比較敗戦論、論壇と出版、集団的自衛権と憲法、歴史学による戦前・戦後論、少子化問題、中央銀行の破綻……。日本の知の最前線に立つ講師陣が「戦後とは何か」を論じつつ、この先10年、日本が歩むべき道を提言する。朝日新聞社と集英社による連続講座シリーズ「本と新聞の大学」第4期の書籍化である。【目次】まえがき 姜尚中/第一回 基調講演 一色 清×姜尚中/第二回 比較敗戦論 敗戦国の物語について 内田 樹/第三回 本と新聞と大学は生き残れるか 東 浩紀/第四回 集団的自衛権問題とは何だったのか 憲法学からの分析 木村草太/第五回 戦後が戦前に転じるとき 顧みて明日を考える 山室信一/第六回 戦後日本の下半身 そして子どもが生まれなくなった 上野千鶴子/第七回 この国の財政・経済のこれから 河村小百合/第八回 総括講演 姜尚中×一色 清/あとがき 一色 清
  • 戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島
    4.1
    国民を舐めきった政治家に、激怒せよ! もはや日本に道徳はなく、損得しかないのか!? 今、つくりだすべき倫理とは? 日本は戦争する国になった。これは怒(いか)ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地の問題も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事(ひとごと)として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という日本を代表する論客三人が集(つど)い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。 感情を抑えるな! 絶望に囚われるな! 〇日本を変えるにはときには政治家へのテロしかない場合もある 〇国民国家間の戦争は本当にありえるのか 〇インターネットが持っていた連帯の可能性もいまは消えた 〇かつては日本が戦争を仕掛けたという事実を水に流していけない 〇「崩れた民主主義」の行きつく先 〇保守でも革新でもない、新しい日本像をつくる
  • 【全15巻合本版】角川インターネット講座
    5.0
    全貌をつかみにくい巨大なネット社会を、設計と思想、文化、ビジネス、最新技術など15のテーマで概説。過去に類のない画期的なシリーズ! ■執筆者・代表監修者 【1巻】「インターネットの基礎」 村井純(慶應義塾大学環境情報学部長) 【2巻】「ネットを支えるオープンソース」 まつもとゆきひろ(プログラマー、Ruby設計者) 【3巻】「デジタル時代の知識創造」 長尾真(元京都大学総長、京都大学名誉教授) 【4巻】「ネットが生んだ文化」 川上量生(カドカワ株式会社代表取締役社長、角川アスキー総合研究所主席研究員) 【5巻】「ネットコミュニティの設計と力」 近藤淳也(株式会社はてな代表取締役会長) 【6巻】「ユーザーがつくる知のかたち」 西垣 通(東京経済大学コミュニケーション学部教授、東京大学名誉教授) 【7巻】「ビッグデータを開拓せよ」 坂内正夫(国立研究開発法人情報通信研究機構理事長、東京大学名誉教授) 【8巻】「検索の新地平」 高野明彦(国立情報学研究所教授、東京大学大学院コンピュータ科学専攻教授) 【9巻】「ヒューマン・コマース」 三木谷浩史(楽天株式会社代表取締役会長兼社長) 【10巻】「第三の産業革命」  山形浩生(野村総合研究所研究員) 【11巻】「進化するプラットフォーム」 出井伸之(クオンタムリープ株式会社CEO) 【12巻】「開かれる国家」 東浩紀(思想家、ゲンロン代表) 【13巻】「仮想戦争の終わり」 土屋大洋(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授) 【14巻】「コンピューターがネットと出会ったら」 坂村 健(東京大学大学院情報学環教授) 【15巻】「ネットで進化する人類」 伊藤穰一(MITメディアラボ所長)
  • 総統閣下はお怒りです インチキ数字に騙されるな
    3.8
    1巻1,571円 (税込)
    3.11の直後、首都圏住民に冷静な行動を呼びかけたり、難解な放射線関連用語を解説したりして爆発的なアクセスとなった、あの「総統閣下シリーズ」の主に震災関連ネタが、ブラッシュアップされ書籍化。 基本コンセプトはもちろん「毒入りの笑い」、分類は「空想科学ノンフィクション」(!?)。演説バージョン、作戦室バージョンの2つのアプローチで、総統閣下が放射能、ユッケ、自然エネルギー、ソーシャルメディア、科学コミュニケーションなどを切りまくる、実用的、かつ、抱腹絶倒の一冊です。 YouTubeに投稿され、すぐに削除された幻の名作MAD動画「ベクレルについて解説します」は名匠・澤井健画伯によって漫画となって復活!巻末付録には、東浩紀氏との対談「情報社会のこれからと、原発と、お金と、オタク、その他の話」も収録。
  • 草木の生起する国 梅原猛インタビュー 聞き手・東浩紀
    -
    2019年1月、哲学者の梅原猛氏が93歳で亡くなった。 西洋哲学から出発し、仏教思想、古代史とフィールドを広げ、「梅原日本学」と呼ばれる独自の地平を切り開いた。初期の『地獄の思想』や『隠された十字架』から晩年の主著『人類哲学序説』まで、50年間にわたり発表された著作は枚挙に暇がない。 東日本大震災の翌年、東浩紀が聞き手となってインタビューが収録された。 震災と原発事故に対する思いに始まり、梅原氏の哲学的来歴、そして洋の東西を超えた「人類哲学」の構想について、46歳の年齢差を超えて交わされた対話。そこには氏の思想の根底にある人間観・文明観が語られている。 2万字のロングインタビューに加え、東浩紀による追悼文と著作紹介を収録。圧倒的スケールで展開された梅原哲学のための、最適の入門書。電子書籍オリジナル版。 【目次】 はじめに インタビュー「草木の生起する国」 梅原猛 聞き手・東浩紀 追悼・梅原猛氏をしのんで 東浩紀 梅原猛の世界 東浩紀 初出一覧 著者プロフィール

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  • ダイダロス
    -
    第10回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。東浩紀絶賛 1974年、ユダヤ人の文化人類学者アランと医師バーネイズは、〈生命の泉〉計画に関与したナチスの生物学者マウラーをブラジルのジャングルに追う。やがて日系人青年タテイシとアランは奇怪な刺青の少女を目撃する。マジックリアリズム×バイオテクノロジーSF
  • 父として考える
    3.7
    ホンネで語り合う白熱の討論! もはや父親として、この国の現状を黙視してはいられない。育児体験の比較から、教育問題や男女のパートナーシップのあり方までを論じ、子ども手当など保育支援策を検討、若者の非婚や少子化をいかに乗り越えるかを語り合う。ツイッターなど新メディアを利用した民主主義の未来まで、今日の知的課題をも浮き上がらせる。

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  • 哲学の誤配
    -
    誤配とは自由のことである―― 近くて遠い読者に向けたインタビュー&講演録 韓国の読者に向けて語った2つのインタビューと、 中国・杭州での最新講演を収録。 誤配から観光へ展開した東思想を解き明かす必読のテキスト。 韓国の若手論客パク・カブンによる解説も掲載。 日韓並行出版。

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  • テーマパーク化する地球
    -
    哲学し、対話し、経営する 悩める批評家の軌跡 ぼくたちは、 人間であり続けるために、 等価交換の外部を いつも必要としている 批評家として、哲学者として、そして経営者として、独自の思索と実践を積み重ねてきた東浩紀。その震災以降の原稿から47のテクストを選び出し、「世界のテーマパーク化」「慰霊と記憶」「批評の役割」を軸に配列した評論集。世界がテーマパーク化する〈しかない〉時代に、人間が人間であることはいかにして可能か。平成に併走した批評家が投げかける、令和時代の新しい航海図。

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  • デジタルゲーム研究
    3.0
    日本のゲーム研究を牽引する著者の主要論考をすべて集成 電子回路をもつゲームであるデジタルゲームを知覚や認知、ゲームプレイ、メディア、音、eスポーツ、文化資源などの視点から多面的に論じつつ、さらには大塚英志と東浩紀による「ゲーム的リアリズム」論争をも詳細に跡付ける、日本のゲーム研究を牽引する著者によるゲームを考えるための必読文献。 【主要目次】 序 ゲーム研究とはどういうものか I 知覚と認知――プレイヤーはゲームをどう感じるのか 第1章 スクロール 第2章 視点と空間 第3章 ゲーム空間の記号学――二重化する知覚 II ゲームプレイ――プレイヤーはゲームをどう遊ぶのか 第4章 ゲームプレイと他者への信頼 第5章 カウンタープレイ――ゲームに抗うプレイヤー? 第6章 ゲームと公平性――社会革新としてのプレイ III メディア――コンピュータで遊ぶ/コンピュータを遊ぶ 第7章 プレイヤーとキャラクター――ゲームにおける死の問題 第8章 メタゲーム――自己批評するゲーム 第9章 メディアとしてのゲーム IV 文化のなかのゲーム――多面化するゲーム研究 第10章 ゲームと音・音楽 第11章 eスポーツはスポーツなのか 第12章 ゲームの文化資源学
  • 逃亡の書 西へ東へ道つなぎ
    -
    逃げるはふつうに役に立つ!? 韓国に流れ着いたイエメン難民に会うために済州島に渡り、スペイン・フランスではカタルーニャの音楽家パウ・カザルスとドイツのユダヤ系作家ヴァルター・ベンヤミンの亡命行を辿った。牛久入管収容所で難民申請者の絶望を目の当たりにし、祖国を追われたウクライナ人とはディズニーシーでビールを飲み交わす。時代も場所も異なる人びとの「逃げる技法」――それは、彼らの生きる知恵であると同時に国を守る術でもあった!?  銃で国を守るのではなく、逃亡者の傍らで平和を生きる。そんな呼びかけが戦争の時代に胸を衝いた――東浩紀(批評家) 逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げていいぞ逃げてくれ――本書より
  • 動物化するポストモダン オタクから見た日本社会
    4.0
    注目の批評家による画期的論考!! 物語からデータベースへ。オタクたちの消費行動の変化が社会に与える大きな影響とは? 気鋭の批評家が鋭く論じる画期的な現代日本文化論!
  • 中上健次
    4.0
    望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ―― 三部作『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』の前史となる、過酷な運命を力強く奔放に生きた母の物語「鳳仙花」。 若死にの宿業を背負う中本一統の荒くれ者達を、路地唯一の産婆オリュウノオバが幻惑的に語る『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」。 他、虚実のあわいを描いた怪奇譚『熊野集』と、神話の源である故郷を活写したルポ『紀州』より五編を収録。 作中登場人物系図他、充実の参考資料付。 【ぼくがこれを選んだ理由】 わずか一世代前、人はこんなにも奔放に生きていた。恋情も憎悪も今よりずっと強烈に作用した。今の貧血の時代に中上健次は危ないかもしれないが、だからこそ彼が読まれるべきなのだ。彼の世界への入口として、奔放な女であり強い母であるフサの物語を供する。(池澤) 参考資料・年譜=市川真人 解説=池澤夏樹 月報=東浩紀・星野智幸
  • ニコニコ超トークステージ ネット言論はどこへいったのか?
    -
    テレビ・新聞・雑誌に代わる「新しい言論の場」をネットが生みだす――。2000年代にそんな盛り上がりを集めた「ネット論壇」は、いま、どうなっているのか? ニコニコ超会議で開催され話題を集めたトークステージを完全電子書籍化! 日本のネットを語るうえで欠くことのできない6人が集結し、ネット言論の未来を語り尽くす。  【登壇者】 *東浩紀 (哲学者、作家、株式会社ゲンロン代表) *津田大介 (ジャーナリスト、「ポリタス」編集長) *夏野剛 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授、株式会社ドワンゴ取締役) *中川淳一郎 (ネットニュース編集者、PRプランナー) *西村博之 (4chan管理人、2ちゃんねる開設者) *堀江貴文 (SNS media&consulting株式会社ファウンダー)  【目次より】 ・ニコニコはテレビに負けた? ・テレビ業界はネットを研究している ・なぜポスト田原総一朗がいないのか ・田原総一朗を生んだ時代 ・プレミア感を失った現代のメディア ・チャンネル化は論壇形成に逆行した? ・エンタメ化する言論に存在意義はあるのか ・ネット炎上に畏縮する言論 ・プラットフォーム化は早すぎた? ・言論人成立の条件が変わった ・論壇のルールが壊れてしまった ・炎上と不謹慎批判 ・炎上を生みだしているのはだれか ・炎上耐性のある論者だけが生き残る? ・若手論客が出てこない理由 ・東日本大震災と熊本地震 ・言論と日本人 ・ネット以後の日本はどこへ向かうのか
  • 21世紀の道徳
    4.1
    現代哲学を「政治的正しさ」の呪縛から解放する快著 ──帯文・東浩紀 ポリティカル・コレクトネス、差別、格差、ジェンダー、動物の権利……いま私たちが直面している様々な問題について考えるとき、カギを握るのは「道徳」。進化心理学をはじめとする最新の学問の知見と、古典的な思想家たちの議論をミックスした、未来志向とアナクロニズムが併存したあたらしい道徳論。「学問の意義」「功利主義」「ジェンダー論」「幸福論」の4つのカテゴリーで構成する、進化論を軸にしたこれからの倫理学。 哲学といえば、「答えの出ない問いに悩み続けることだ」と言われることもある。だが、わたしはそうは思わない。悩み続けることなんて学問ではないし、答えを出せない思考なんて意味がない。哲学的思考とは、わたしたちを悩ませる物事についてなんらかのかたちで正解を出すことのできる考え方なのだ。(…) この本のなかでは、常識はずれな主張も、常識通りの主張も、おおむね同じような考え方から導きだされている。それは、なんらかの事実についてのできるだけ正しい知識に基づきながら、ものごとの意味や価値について論理的に思考することだ。これこそが、わたしにとっての「哲学的思考」である。(…)倫理学のおもしろさ、そして心理学をはじめとする様々な学問のおもしろさをひとりでも多くの読者に伝えることが、この本の最大の目的である。(「まえがき」より) 【目次】 ■第1部 現代における学問的知見のあり方 第1章 リベラルだからこそ「進化論」から目を逸らしてはいけない 第2章 人文学は何の役に立つのか? 第3章 なぜ動物を傷つけることは「差別」であるのか? ■第2部 功利主義 第4章 「権利」という言葉は使わないほうがいいかもしれない 第5章 「トロッコ問題」について考えなければいけない理由 第6章 マザー・テレサの「名言」と効果的な利他主義 ■第3部 ジェンダー論 第7章 フェミニズムは「男性問題」を語れるか? 第8章 「ケア」や「共感」を道徳の基盤とすることはできるのか? 第9章 ロマンティック・ラブを擁護する ■第4部 幸福論 第10章 ストア哲学の幸福論は現代にも通じるのか? 第11章 快楽だけでは幸福にたどりつけない理由 第12章 仕事は禍いの根源なのか、それとも幸福の源泉なのか? 終章 黄金律と「輪の拡大」、道徳的フリン効果と物語的想像力
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義
    3.7
    戦争、疫病、貧困と分断、テクノロジーと資本の暴走――歴史はかつてなく不確実性を増している。「転換点」を迎えた世界をどうとらえるのか。縮みゆく日本で、私たちがなしうることは何か。人類最高の知性の目が見据える「2035年」の未来予想図。
  • ニッポンの思想
    3.6
    80年代、、浅田彰・中沢新一が登場した衝撃、柄谷行人・蓮實重彦の思想、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代に大きな影響を与えた東浩紀。思想と批評がこの一冊でわかる。
  • ニッポンの思想 増補新版
    NEW
    -
    80年代の浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重彦がもたらした知の衝撃、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代を牽引した東浩紀、テン年代と切り結ぶ國分功一郎と千葉雅也―。およそ半世紀にわたるこの国の思想と批評の奔流を一望したベストセラーに、二つの新章を加え更新して文庫化。
  • 盤面の敵はどこへ行ったか 法月綸太郎ミステリー塾 疾風編
    3.0
    1巻2,398円 (税込)
    新本格ミステリーの至宝、法月綸太郎による最新評論集。エラリー・クイーン、都筑道夫そして坂口安吾から瀬名秀明、東浩紀まで、縦横無尽に名作たちを語り尽くす。明晰な論理に導かれる美しき批評の宝石たち。作家生活25周年記念出版!
  • 秘伝隠岐七番歌合
    -
    歌姿勝ると申すべきや。勝ちて侍れ。 ──円城塔 劉慈欣の漢詩SF「詩雲」(『円 劉慈欣短篇集』所収)を踏まえたのかどうか、宇宙人が登場した甲斐のある壮大なスケールの中編として決着している。 ──大森望(「解題」より) 時は1236年、隠岐島に転送された藤原定家。 審判を命じられた歌合、その驚きのカードとは── エイリアンvs.後鳥羽上皇、ついに対決。 <ゲンロン 大森望 SF創作講座>で第5回ゲンロンSF新人賞(選考委員:大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀)に輝いた受賞作が、大幅な改稿のうえ電子書籍化。 書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。

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  • ひとめあなたに…
    3.9
    昨日、女子大生の圭子は最愛の恋人・朗から、突然の別れを告げられた。自分は癌にかかっていて余命いくばくもない、というのだ。茫然自失する彼女の耳に、同時にこんなニュースもとどく。“1週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない”。――圭子は決意した。もういちどだけ、別れていった朗に会いに行こう。そして練馬の家から、彼の住む鎌倉をめざし、彼女は徒歩で旅をはじめたのだった。道中で圭子が出会う4人の物語を織りこんで紡がれる名作破滅SF。――来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?/解説=東浩紀
  • 不安な個人、立ちすくむ国家
    3.5
    経産省若手官僚が問いかける、日本の未来 150万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。 20~30代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。 2017年5月に産業構造審議会総会の配布資料として公開されると、 多くのメディアに取り上げられ、瞬く間に150万ダウンロードを記録、 賛否両論を巻き起こした「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」。 これは「経済産業省次官・若手プロジェクト」の一環として作られたもので、 今後日本が立ち向かうべき課題 「富の創造と分配」 「セーフティネット」 「国際秩序・安全保障」 について議論を重ねたもの。 この資料に補足を加え、さらには養老孟司、冨山和彦、東浩紀らとの対談を収録した完全版。
  • フェイクニュースが世界を覆う
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 フェイクニュースが、米大統領選の結果を左右したと言われるほどの影響力を持ったのはなぜか。新聞等でも話題になった、東浩紀・遠藤乾両氏の徹底討論、マケドニアの“フェイクニュースの里”ルポ、そして、河野勝氏による“フェイク論考”も掲載。
  • 不正と失態が組織をむしばむ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 == 特集 == 不正と失態が組織をむしばむ ◆〔対談〕相次ぐ不祥事、経営の不条理 組織の「黒い空気」をいかに払拭するか▼林 文子×菊澤研宗 ◆マイナンバー、新型コロナ特別定額給付金…… 行政・企業のDXが進まない理由▼佐藤一郎 ◆不祥事対応のエキスパート弁護士が語る 危機管理の要諦▼木目田 裕 ◆心理的安全性が強いチームを作る▼村瀬俊朗 ◆哲学と経営の交差点 「訂正」のダイナミズムを失った日本▼東 浩紀 ◆〔対談〕「鉄砲を持った役人集団」の失敗から学ぶもの 関東軍の「独走」はなぜ起きたのか▼加藤聖文×及川琢英 ======= 【時評2023】 ●アジアが目指すべき「冷戦」▼岩間陽子 ●ジャニーズ問題で問われるマスメディアのあり方▼井上智洋 ●nihongonomirai/にほんごのみらい▼河野有理 ◆〔対談〕不十分なリスク・コミュニケーション、「前のめり」の専門家…… 新型コロナ対応の教訓をどう生かすか▼牧原 出×河合香織 聞き手:坂上 博 ◆闇バイト、サイバー犯罪、ローン・オフェンダー…… 令和の治安危機を食い止めろ──警察大学校元校長の緊急提言▼安田貴彦 ◆性加害事件としてのジャニーズ問題▼藤森和美 ●学問と政治~新しい開国進取【第12回】 アメリカ同時多発テロと「岡本懇談会」の活動▼北岡伸一 ◆小泉・安倍政権はなぜ盤石だったのか 岸田内閣、長期政権の条件▼竹中治堅 == 特集 == 本屋さんの今 ◆〔対談〕愛書家×元祖カリスマ書店員 書棚に宿る店主のまなざし▼鹿島 茂×間室道子 ◆書店数は最盛期の3分の1に 本屋さん復活のカギは流通システム改革と新しい人材▼星野 渉 ◆〔ルポ〕独立系書店の店主に聞く「うちのこだわり」▼井上理津子 《Bookshop Memories》 ◆自由な立場になった今、再訪したい書店▼黒田東彦 ◆私の「世界へ通ずる道」▼森まゆみ ◆「東京泰文社」の思い出▼松浦弥太郎 ◆TSUTAYAが見せてくれた世界▼小泉 悠 ======= 【谷崎賞】 ●令和5年 谷崎潤一郎賞発表 受賞作 津村記久子『水車小屋のネネ』 選評 池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/筒井康隆/堀江敏幸 ●文学的近況 目の検査、賞、陽性、いもむし▼津村記久子 ◆宮﨑駿とオフ・スクリーンのメディア史 『君たちはどう生きるか』の宣伝戦略が浮き彫りにしたもの▼近藤和都 ◆〔対談〕「月光仮面」放送開始から65年 元祖特撮ヒーローは「変身」しない正義の味方▼大瀬康一×鈴木美潮 ◆追悼 無着成恭 戦後教育の羅針となった「山びこ学校」▼木村 元 ======= 《好評連載》 ●文品 藤沢周平への旅【第7回】世話物の連作──『橋ものがたり』▼後藤正治 ●炎上するまくら【第83回】 師匠の人間力▼立川吉笑 《連載小説》 ●邪行のビビウ【第8回】▼東山彰良 ●美土里倶楽部【第7回】▼村田喜代子
  • 平成の100人
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エリツィン、コール、マンデラ、李登輝、金大中、ビン・ラーディン、ブッシュ、トウ小平、習近平、トランプ、竹下登、山岸章、細川護熙、小沢一郎、橋本龍太郎、小泉純一郎、安倍晋三、橋下徹、フクシマ50、今上天皇、加藤寛、橘木俊詔、鈴木敏文、湯浅誠、駒崎弘樹、出雲充、南部靖之、折口雅博、奥田碩、竹中平蔵、三重野康、宮澤喜一、平岩外四、孫正義、冨山和彦、ゴーン、五百頭旗真、クルーグマン、浜田宏一、黒田東彦、AKB48、東浩紀、麻原彰晃、宮台真司、宮崎勤、大塚英志、酒鬼薔薇聖斗、ホリエモン、勝間和代、加藤智大、宅間守、山田昌弘、古市憲寿、津田大介、吉田昌郎、乙武洋匡、奥田愛基、雅子皇太子妃、植松聖、小池百合子、川上弘美、奥泉光、庵野秀明、小島秀夫、宮城聰、三浦基、会田誠、菅野よう子、三輪眞弘、野村萬斎、小林よしのり、京極夏彦、西原理恵子、平田オリザ、高橋龍太郎、三谷幸喜、中園ミホ、安室奈美恵、木村拓哉、広末涼子、石黒浩、長谷川眞理子、諏訪元、松沢哲郎、古市剛史、上田泰己、丸山茂徳、松井孝典、安田喜憲、大栗博司、浅田真央、吉田沙保里、錦織圭、香川真司、松山英樹、高橋尚子、イチロー、三浦知良、桐生祥秀、内村航平
  • 忘却にあらがう 平成から令和へ
    4.3
    1巻1,899円 (税込)
    いま必要なのは短絡的な動員ではなく、忘却にあらがう力だ。天災、疫病、祭典、犯罪、戦争。哲学者の知性と探求心は、ジャーナルな事象の「意味」を語り継ぐべき記憶へと書き換える。東浩紀が世界的な転換期と5年にわたり対峙した決定的時評集。
  • 僕らの新しい道徳
    3.5
    いじめ、原発、スクールカースト、日本が抱える大問題を解決するのは道徳だ! ウェブマガジン「cakes」での人気連載がついに書籍化。 岡田斗司夫が小林よしのり、東浩紀、橘玲、古市憲寿、開沼博ら7人の論客と徹底的に語り尽くす。
  • メディアの苦悩~28人の証言~
    3.7
    「マスゴミ」「オワコン」と言われる新聞・テレビと、炎上などさまざまな社会問題をたびたび引き起こすネットメディア。これからメディアは、知の進化に貢献するのか、はたまた混乱の発生源となるのか――? 亀山千広フジテレビ社長、木村伊量朝日新聞社社長、川上量生ドワンゴ会長、アリアナ・ハフィントン、中川淳一郎、津田大介、東浩紀――さまざまなメディア人の「苦悩」を、元電通ビジネス・デジタル局長がインタビュー。
  • モダンのクールダウン
    4.0
    モダンとポストモダンを通過した私たちにとって、「リアリティ」「公共性」とは何か? 東浩紀の動物化論、大塚英志の物語消費論を導きの糸として、文学、SF、萌え、そしてアレントやデリダも参照して、時代の「お約束」について考える。
  • 山崎正和の遺言
    4.0
    2020年8月、惜しまれつつ亡くなった「日本を代表する知性」山崎正和氏への逝去直前まで行われたロングインタビューや、キーパーソンの貴重な歴史的証言を基にした初の本格評伝。 『鴎外 闘う家長』以来、半世紀に及び劇作家、批評家として日本の「知」を牽引し、「サントリー文化財団」を舞台に「知のサロン」を創造し、演出した山崎正和。 山崎は約40年間にわたって、知識社会の到来を先取りするかのように自由闊達な活動を志向し、華麗な知的ネットワークを構築して、生き生きとした「日本の論壇」をつくった。 彼を中心とした「サロン」は、文化の支え手として、どのような役割を果たしていったのか。 その時代に登場した知のスターたちの活躍の背景に何があったのか。 時代背景を複眼的に捉えつつ、「最後の知識人」山崎正和を軸に「知の人間交差点」を描き出す。 稀有な知的サロンの「社交」で紡がれた「柔らかい個人主義」の時代、創造のドラマとラストメッセージ。 [山崎正和氏以外の登場人物]  浅利慶太、東浩紀、五百籏頭眞、石川九楊、猪木武徳、今西錦司、梅棹忠夫、エズラ・ヴォーゲル、江藤淳、小澤征爾、小渕恵三、開高健、粕谷一希、苅部直、北岡伸一、楠田實、小泉純一郎、高坂正堯、小松左京、佐治敬三、佐治信忠、佐藤栄作、佐藤誠三郎、塩野七生、司馬遼太郎、嶋中鵬二、竹下登、田所昌幸、田中角栄、ダニエル・ベル、谷沢永一、ドナルド・キーン、鳥井信一郎、鳥井信吾、鳥井信治郎、福田赳夫、福田康夫、細谷雄一、待鳥聡史、三浦雅士、御厨貴、ミルトン・フリードマン、メルロ=ポンティ、盛田昭夫、森まゆみ、レヴィ=ストロース、山口瞳、ロナルド・ドーア、鷲田清一の各氏ほか多数
  • 郵便的不安たちβ
    4.0
    衝撃のデビュー「ソルジェニーツィン試論」、ポストモダン社会と来るべき世界を語る「郵便的不安たち」など、初期の主要な仕事を収録。思想、批評、サブカルを郵便的に横断する闘いは、ここから始まる!
  • ゆるく考える
    5.0
    若いころのぼくに言いたい、人生の選択肢は無限である、と。世の中を少しでもよい方向に変えるために、ゆるく、ラジカルにゆるく考えよう。「ゲンロン」を生み出した東浩紀のエッセイ集。
  • 弱いつながり 検索ワードを探す旅
    4.0
    「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだ――。SNS時代の挑発的人生論。※解説は電子書籍版には収録されていません
  • リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか
    3.5
    ぼくたちは今どんな時代を生きているか。批評の言葉は怒る若者たちに届くか。サブカルチャーの諸問題から国家論、表現論まで、わかりあうつもりのない二人による8年間の世代間闘争。
  • 利他・ケア・傷の倫理学
    4.0
    「訂正可能性の哲学」がケアの哲学だったことを、本書を読んで知った。 ケアとは、あらゆる関係のたえざる訂正のことなのだ。 ──東浩紀 人と出会い直し、つながりを結び直すために。 「大切にしているもの」をめぐる哲学論考。 「僕たちは、ケア抜きには生きていけなくなった種である」 多様性の時代となり、大切にしているものが一人ひとりズレる社会で、善意を空転させることもなく、人を傷つけることもなく、生きていくにはどうしたらいいのか? 人と出会い直し、歩み直し、関係を結び直すための、利他とは何か、ケアの本質とは何かについての哲学的考察。 進化生物学、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」、スラヴォイ・ジジェクの哲学、宇沢弘文の社会的費用論、さらには遠藤周作、深沢七郎、サン=テグジュペリ、村上春樹などの文学作品をもとに考察する、書きおろしケア論。『楢山節考』はセルフケアの物語だった! 「大切なものはどこにあるのか? と問えば、その人の心の中あるいは記憶の中という、外部の人間からはアクセスできない「箱」の中に入っている、というのが僕らの常識的描像と言えるでしょう。/ですが、これは本当なのでしょうか?/むしろ、僕らが素朴に抱いている「心という描像」あるいは「心のイメージ」のほうが間違っているという可能性は?/この本では哲学者ウィトゲンシュタインが提示した議論、比喩、アナロジーを援用してその方向性を語っていきます。」(まえがきより) 【目次】 まえがき──独りよがりな善意の空回りという問題 第1章 多様性の時代におけるケアの必然性 第2章 利他とケア 第3章 不合理であるからこそ信じる 第4章 心は隠されている? 第5章 大切なものは「箱の中」には入っていない 第6章 言語ゲームと「だったことになる」という形式 第7章 利他とは、相手を変えようとするのではなく、自分が変わること 第8章 有機体と、傷という運命 終章 新しい劇の始まりを待つ、祈る あとがき
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2
    3.3
    新型コロナで世界は大変容した。経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく転換した。これから日本人はどのように生き、どのような未来を描けばよいのか。多分野で活躍する賢人たちの思考と言葉で導く論考集。

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