一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル

759円 (税込)

3pt

民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。

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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かなり面白い論考だった。
    「民主主義とは本来熟議が必要なものであり、現代の民主主義には熟議が足りてないんだ!」というステレオタイプの思い込みをひっくり返された。実装面は置いといて、大衆の無意識を直接反映できるようになれば、「民意を反映してない」みたいな批判は一定避けられるようになるだろう。
    一方で、

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    ルソーによると、一般意志とは国人の意思の集合体である共同体意思のことを指す。したがって市民はこの一般意志に従わなければならない。ただし政府は一般意志を執行するための"代理機関"にすぎないため、市民は政府に服従しなければならないわけではなく、むしろ革命権を肯定している点はホッブズと

    0
    2021年09月18日

    Posted by ブクログ

    再読。今読み返しても、東浩紀さんの思想は変わらず、会社経営という形で実「戦」していることが分かる。分かりやすいところではシラスのコメントの流れ方を何故こうしたのか、数年の経験から悩み抜いた事がわかる。

    0
    2021年02月21日

    Posted by ブクログ

    デジタル時代の民主主義の在り方について、10年以上前に出たこの本で触れているのは驚きです。政治にコミュニケーションは不可欠と思っていましたが、国民全員がコミュニケーションが得意なわけでもなく、ただ、こうして欲しいという潜在的な欲求は持っているもの。これをテクノロジを駆使すれは、一般意思として抽出でき

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    一般意志

    ルソーの一般意志という概念を現代に蘇らせ、選挙や政治のない、欲望の集約が粛々と行われる新しい民主主義のあり方を論じた本。
    一般意志という空気感をTwitterやニコニコ動画のイメージで技術的に可視化し、専門家の議論に制約を設ける。

    たしかに技術的には出来そうだけど、実際はそんな既得権益

    0
    2020年09月06日

    Posted by ブクログ

    現実味としては薄い感じがするし、たぶんルソー研究者から見たら異端なのだろうけど、「見える一般意思」という概念はワクワクしてしまう。
    著者が真摯に考え抜いていることもよくわかり、その考えを一般読者に伝えたいという思いも伝わる。

    賛否はあろうが、現代社会を考えるうえで目を通しておいた方が良い本であろう

    0
    2018年12月27日

    Posted by ブクログ

    面白い。
    わりと論旨はわかりやすくて、ルソーが昔語ったようわからんものだった「一般意志」は、現代のICT革命を経て可視化された。それを政治に活かしていったら面白いんちゃうん?て感じかな。
    ルソーの一般意志って「人間は真理に自然とたどり着ける」みたいな人間への信頼感が根底にはあると思ってて、2.0では

    0
    2016年07月10日

    Posted by ブクログ

    いつだか積読に入れていた本。さすがに読むのが遅すぎたか。
    ミクシィやUstreamやニコニコ動画といった懐かしい単語がちらほら。

    ルソーの社会契約論に着想を得て、オンライン上のデータから得られる人々の意思を「一般意志2.0」と呼ぶ。
    「熟議型」の政治だけではなく、人々が日常的に発信している情報(欲

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    22世紀の民主主義を読んで、似た本を読んだことがあるのを思い出して再読してみた。解釈が難しいと言われるジャン・ジャック・ルソーが唱えた「一般意思」を哲学的な考察をしつつ現代(出版は2011年)に展開します。インターネットに散在する言説を無意識の集積としてビッグデータとして取りまとめ、それを一般意思と

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    1
    Googleの創業理念「世界中の情報の体系化」
    →ルソーの一般意志の実装化

    『社会契約論』=個人主義どころか、ラディカルな全体主義の、そしてナショナリズムの起源の書として読むことができる

    「個人の社会的制約からの解放・孤独と自由の価値」と「個人と国家の絶対的融合・個人の全体への無条件の包含」

    0
    2022年05月22日

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