河村小百合の一覧
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作品一覧
2023/03/15更新
ユーザーレビュー
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リーマンショック、欧州債務危機、コロナ危機における欧米中央銀行の金融政策特に量的緩和、資産規模推移と出口戦略を分かりやすく丁寧に説明。国債を買い入れるばかりで手放すことの検討すらできない中央銀行はそもそも量的緩和などリスクの高い手段に手を出す資格すらないと危機感に基づく痛烈な批判。金利上昇で日銀が債...続きを読むPosted by ブクログ
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財政破綻を日銀の財務諸表の観点から解説。
①日銀券を大量発行してインフレになると、誰が損をするのか?(率で課税している税金は増えるが預金は実質目減りするから国民が損をする)、
②低利率の国債を大量に保有する中、その量がBS上日銀券発行高をゆうに超え、超過準備が大量になることが許されている日本で、金利...続きを読むPosted by ブクログ -
黒田さんの「黒田バズーカ」はアベノミクスと相まって、その当初は日本の経済を復興させ押し上げるものとの期待が高かったが、結局は10年経っても成果を出さず、かえってあまりにも自己の政策に固執したがために日本を未曾有の危機に晒し、その実験は壮大な失敗に終ろうとしているように思える。
本書はその金融政策と...続きを読むPosted by ブクログ -
MMT理論やリフレ派と呼ばれる政策を真っ向から否定した内容であり、金融に対する知識がなければ読破までの難易度は高い。著者は日銀出身の女性であるが、最新のデータや国際情勢もしっかりと触れられており説得力がある。マイナス金利政策や YCCの功罪についての理論立ても素晴らしい。このままでは日銀も日本財政も...続きを読むPosted by ブクログ
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中央銀行が出口もはっきりさせないで金融緩和に突き進んでいったのがよく分かる。目先だけよければいい、根本的な解決は後回し。原発政策と同じ構造だ。ちゃんと中長期の展望を持たないととんでもない事態が起こりそう。とんでもない事態が起こるまで見ないふり、リスクに備えて動かない。まさに福島の原発事故と同じ。Posted by ブクログ