持続不可能な財政 再建のための選択肢

持続不可能な財政 再建のための選択肢

1,155円 (税込)

5pt

4.0

世界最悪の借金大国
この国はもうダメなのか?

私たちが迫られる「究極の選択」
現役世代へのツケ回しはもう限界。「破綻」を避けるために何ができるのか
そろそろ本当の話をしよう

我が国の財政運営は、このままではこの先、何かのきっかけで、いつ何どき、行き詰まってもおかしくない状態にすでに陥っています。まさに「持続不可能」なのです。しかも、「これまでに国として積み上げてきてしまった借金、国債残高の大きさ」と、「厳しい人口減少傾向に象徴されるように国力が足許、疑いようのないほどに低下傾向をたどっていること」を合わせれば、ついに「行き詰まった」ときに起こる事態は、我が国自身が第二次世界大戦の敗戦直後に経験した苛烈な国内債務調整に匹敵するものにならざるを得ないことは容易に想像がつきます。
では、どうすればよいのでしょうか。どうすれば、私たちのこの国の財政運営を立て直せるのでしょうか。私たちの後に続く世代のことを考えれば、「どうせ無理だから」などと投げ出すことは決して許されません。本書を手に取ってくださったお一人おひとりに、ぜひともご一緒に考えていただきたいと思います。

本書の内容
まえがき
第1部 「財政再建から逃げ続ける国」の行き着く先
第2部 シミュレーション日本の財政はどうなるか
第3部 聖域なき歳出削減何をどう減らすのか
第4部 公平・公正な税制と納得できる税負担を考える
第5部財政再建アラカルトあなたは何を選びますか?
あとがき

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持続不可能な財政 再建のための選択肢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書のキモは最後の第5部「財政再建アラカルト あなたは何を選びますか?」、特に262ページからの歳入と歳出のアラカルトになる。
    そこで関心を持った項目を第1部から第4部に遡って読んでいけばいいのではないか。

    こういったアラカルトは少なくとも与党と野党第1党はもっと全面に出して財政論議を進めて行かな

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り日本の財政の持続不可能性と破綻するとどうなるか、再建のための選択肢を示した本。表やグラフも多くわかりやすく説得力がある。
    まっとうな内容だが、実行に移されることはなく破綻を迎えることになるのだろうということが残念。

    【目次】
    まえがき
    第1部 「財政再建から逃げ続ける国」の行き着く先

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    20250915-25 我が国の財政は財政規律を失っており、先進国中でも最悪の財政赤字を毎年生み出している。バブル経済崩壊後(って1990年代だよ!)からずっと財政改革の必要性は認識されているはずなのに、景気対策やデフレ対策のための超金融緩和(量的緩和)が長く続いたせいもあって、国民の危機意識は薄い

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    日銀を経て日本総研の研究員となった河村氏と、大学教授の藤井氏による共著。日本の財政の現実と、国債に頼らない施策を数々のデータを元に提言している。

    数字の数々を追いかけると結構難解だが、大枠で読んでいても『どうなっているのか、どうすれば良いのか』は分かりやすく解説している。そしてどんな政策を採るにし

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    政治家たちが減税ポピュリズムに走り、財務省を悪者扱いして楽観論を流布する似非経済評論家がメディアで持て囃される中、著者は一貫して財政再建を主張して来たが、大きく取り上げられることはなかった。
    財政再建は、これ以上後回しに出来ない優先事項にも関わらず、選挙前には安易な減税論や積極財政論が出てくる。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    世界最悪な財政状況の日本
    日本は国内で借金しているから、破綻することはないと前までは考えていましたが、積み重なる財政赤字を考えたり、円安による資産の目減りを考えたら、劇的な変化は困る気もしますが、プライマリーバランスの均等化は必要な気もしました。
    少子化による日本の衰退や、選挙の度に国民への大盤振る

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    GDP対比の債務残高が世界最悪の状態にあると言われながら、楽観的な見通しを示す日本を危ぶみ、財政運営の立て直しについて、国民自らも考えるべきであると警鐘を鳴らし、その選択肢を提示する。
    利払費の見通しや独自試算、推計などは専門的で難解だったが、「金利が物価上昇率を上回る」のが通常だという点については

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    緊縮財政派である著者の主張はやや悲観的に過ぎる印象ではあるが、他方、MMT論者を含む積極財政派が主張する「日本国債はほぼ国内で消化されており、どれほど債務が積み上がろうがデフォルトの危険性はない」という論にも首を傾げざるを得ない。

    著者が主張する緊縮財政を徹底した場合、経済成長はストップし、脱日本

    0
    2025年02月22日

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