ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる

946円 (税込)

4pt

「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観光」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。悪戦苦闘をへて紡がれる哲学とは? ゲンロン10年をつづるスリル満点の物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゲンロン、シラスの取り組み、そしてこの取り組みを本にまとめたことについては、本当に尊敬している……ホモソーシャルから抜け出たようには見えないけど……

    「ゲンロンはたしかにぼくがつくった。
    でもぼくのためのものではない。
    「ぼくみたいなやつ」のためのものでもない」
    p222引用

    「特定のトピックに

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    「訂正する力」を読んだ上での「ゲンロン戦記」。この二冊が思索編と行動編のニコイチのセットであることがあまりに感動的でした。「観光客」とか「誤配」とか著者ならではのキーワードも決して理論の意味深なメタファーなのではなくゲンロンというリアルな模索から生まれたド直球の意味であることを知りました。なので「修

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    会社として活動することと自分のやりたいことのギャップを埋めるのが如何に大変かを追体験させてくれる本。

    0
    2023年02月11日

    Posted by ブクログ

    この本の中では東浩紀さんがずっと展開してきた「誤配」という言葉について何度も語られている。まさに私も東浩紀、そしてゲンロンに出会ったこと自体が「誤配」の結果であり、そこから多くの影響を受けているということを読みながら改めて実感した。震災後の福島について、人文知的アプローチをしているところを探していた

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    ゲンロンの経営者としての東浩紀の試行錯誤を記した本。あとがきで東はもともと「とてもややこしい現代思想の世界を専門としていた」が「専門書ではなにも伝わらないし、なにも変わらないと感じるようにもなっている。哲学は生きられねばならない。」と書いている。うーんそうなんすかね、まあそうなんだろうな。ただ別のな

    0
    2021年09月03日

    Posted by ブクログ

     めちゃめちゃ面白かったし、勉強になった。会社経営としても、哲学としても。

     …もっとも重要なのは、「なにか新しいことを実現するためには、いっけん本質的でないことこそ本質的で、本質的なことばかりを追求するとむしろ新しいことは実現できなくなる」というこの逆説的なメッセージかもしれません。

     …つい

    0
    2021年08月14日

    Posted by ブクログ

    ひょんなことから東浩紀さんを知りました。
    そうしたら、有名な人だったのですね。
    少しづつ、彼の思想に触れてきましたが、このゲンロン戦記を読んで、今まで途切れ途切れだったのが、つながって良かったです。

    言論の力で世の中を変えていくということを、東さんにやってもらいたい。

    0
    2021年07月25日

    Posted by ブクログ

    私にとって東さんは、哲学者・批評家として「成功した人」のイメージでしたが、その裏は波瀾万丈であることがわかりました。

    ・「ぼくみたいなやつじゃないやつ」との関わりにより、新たな価値を発見できる。ホモソーシャル性からの決別
    ・「見たいもの」そのものをどう変えるか、という啓蒙が必要である。
    誤配=啓蒙

    0
    2021年06月18日

    Posted by ブクログ

    哲学者東浩紀の人間らしさが垣間見える書籍であった。最近YouTubeに投稿された街録chの東浩紀回を一緒に見ることでより東浩紀という人間が見えてくる。ゲンロンという場自体が世間を大きく変えるということはできないし、本人も望んではいない。しかし、こういう場を提供し続けることで、信者ではなく観客を産み出

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    株式会社ゲンロンの東浩紀による伝記的書籍。
    波瀾万丈の社史を介して社会の在り方や価値観について考えさせられる一冊。
    笑うところではないが思わず噴き出してしまうエピソードも多数収録されていて軽い気持ちで読み進めることができた。

    0
    2025年08月22日

ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書ラクレ の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

東浩紀 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す