宇佐見りんの作品一覧
「宇佐見りん」の「推し、燃ゆ」「私の身体を生きる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇佐見りん」の「推し、燃ゆ」「私の身体を生きる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
詳しい情景描写が想像しやすい、その語彙力はオタク特有の語彙力に近いものを感じた。
推しの全てを理解したくなる姿は自分と重なった。
見た目、中身、それだけでなく何を見て、何を感じて、何を聞いているのか、全てを知りたい。
そして熱愛や逮捕などでは離れず、なぜそういった行動をしたのかすら知りたくなるのも分かる。
また主人公の何事にも疑問を感じ、全てに意味をつけたくなる姿は生きづらさを感じ優しく守りたい。
自分に似た性格、主人公でいう何事も上手く話せない、生きられない姿など少しマイナスな部分を持っている人を推しとしその人に自分にはないカリスマ性みたいなものがあると自分のヒーローと認識するという今
Posted by ブクログ
声にならない痛みを全身で叫んでいるような作品だった。
なんでもないかのように振る舞う主人公につられて、そういうものかと読み進めていったら、家族はとうに崩壊していることが徐々に明らかになってくる。
父と母と娘、もはや自分たちだけではどうにもできない状態なのだが、主人公は当事者であるため冷静に考えることができていない。それは無理もないことで、親への愛情も愛着もあるだろう。たとえそれが最善だと言われても、両親を置いて離れることに苦痛を感じているようなのが、また悲しかった。
家族間の長年かけて築いてきた空気感が見事に表現されていて、ほんとうに苦しかった。死は思ったよりもすぐそばにあるが、今この瞬間は平