くるまの娘

くるまの娘

1,650円 (税込)

8pt

17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。

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くるまの娘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    ひたすら重い空気
    どうしようもなく不幸なわけでもないけど、決して幸せではない
    でも案外こんな家族って多いと思う
    読むのにエネルギーがいるので、元気な時にもう一回読みたい

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    Posted by ブクログ 2024年02月10日

    相変わらず、親の見たくない部分を描くのがうますぎる。

    家族間の攻撃し攻撃され、庇い庇われ、それでも尚自分の意思で一緒にいる。「愛」という言葉は一切使われていなかったが、「愛」をすごく感じた。

    家族に対して「感謝しないとな」と思った次の瞬間に諍いが起こり、「縁を切りたい」と思ったりするあるあるにす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    この人の素晴らしいところは難しい言葉を使わないところだと思う
    読者にもある語彙で、思いつかないような表現をするからびっくりしちゃうし打撃もでかい

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    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    おそらく、『推し、燃ゆ』が何十万部売れようと、この人には関係ないんだろうなというのが、まず、読み終えた第一印象であり、23歳という若さに似合わぬ、その堂々とした佇まいから放たれる、大胆にして理知的でありながらも、平和そうに見える現実の奥底に深く沈み込んでいる絶望的な闇を、その客観的視点で見つけ出し、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月27日

    膨らんで膨らんで、破裂するまではあくまで平和。破裂して初めて、誰かの被害や加害として認めてもらえる。膨らんで膨らんで、破裂させないでふっと力を抜かせる。この苦しみがずっと、続いていく。救いがなくて、悲しいまま生きていくのか。それが皆にとっても普通のことなのか、確かに私も分からない。

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    Posted by ブクログ 2023年04月22日

    凄まじく辛くて痛くて、きっと多くの誰かの気持ちを代弁する物語だった。正解なんてない答えに、弱くてみんな色々な方法で足掻いている世界でどうやって鈍感に生きていくのか。少なくともこのような物語が本として出版されていることに救いを感じる。家族の問題だから、読んでて辛い人も多いだろうけども、それがとても嬉し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月08日

    作者の魂の叫びを感じて受け止めるの苦しくてなかなか読み進められなかったけど最後の方は一気に読めた。
    読んだあとちょっと放心した。
    自分が人生について漠然と感じたことのあるやるせなさみたいなものを鋭く言語化してくれててすごい良かった。読みながら自分の核の部分が震えたような気がした。
    明日の地獄を生きよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    歪んだ家庭だけれども捨てることなんてできない。その中にも幸せもあるのかなと思える。くるまの娘というタイトルもそういうことかってなりました。

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    Posted by ブクログ 2023年05月21日

    くるまの娘ってそういう意味だったのかと読み終わって納得。
    胸糞悪いけどその感じがどんどん次のページに進めたくなった。

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    Posted by ブクログ 2023年05月16日

    女子高校生の「かんこ」の視点でかんこの家族を描く。脳梗塞の後遺症に苦しんでいる母親、暴力を振るう父親、そして兄と弟--。昔は車中泊をして旅行に行っていた時期もあった。普通の家族像だったかもしれない。それがだんだん家族仲が悪い異常な家族となっていく。ある日、祖母の葬式に車中泊で祖母の家に向かう。遊園地...続きを読む

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