くるまの娘

くるまの娘

1,650円 (税込)

8pt

17歳のかんこたち一家は、久しぶりの車中泊の旅をする。思い出の景色が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだす。50万部突破の『推し、燃ゆ』に続く奇跡とも呼ぶべき傑作。

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くるまの娘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ページをめくるのが辛く、これ以上は知りたくないと思いながら読んだ。読後にとんでもない疲労感はあるが素晴らしい作品。

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    かんこや私みたいな人は結局自分で解決して落とし込むしかないのだと思った。家族みんなで遊園地で楽しく遊んでいた頃に戻りたいと願い、今からでも同じ思い出を繰り返そうとする母の気持ちが切なかった。家族から距離を置いて自分の生活スタイルを築いている兄や弟とは違い、かんこは家族から逃げようとせず一緒に地獄を生

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    この方は、人の醜い部分のリアリティが読んでいて苦しくなるほど鮮明だと毎回思ってしまう 醜いけれども愛おしくも思えるような人々というか
    醜い部分を抱えて必死にお互いを支えながら生きて、やがて克服ではなく受け入れるという、ある一種の解放へ向けて、前進する

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    4.3/5.0

    絶対に切っても切れない「家族」というものを題材に、主人公、かんこの儚く脆い心情が繊細に描写されている。
    父や母、兄妹に対して、ある時は憎らしく感じ、でも根底には太く繋がった一本の線があり、やはりどこか家族を頼りながら生きている。

    微妙な距離感の中で、時にはお互いを敬遠しながら、で

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

     いたい…いたい…
     傷つけあっても、また寄り添えあえるのが家族だと、おめでたく思っていたけれど、ちがうよね。家族でも許せないことは許せない。だけど、とりあえず一緒にいるから、時の流れに「溶けていく」だけ。
     他人なら、傷つけられた人のことは避けたり、抗議したり出来るが、「帰る家」の中で傷つけられる

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    驚いた。こんな小説だったとは思わなかった。作者はこのような境遇の女性の心境をどうして描くことができたのだろう。「なんらかの制度と自分の苦しみはつながっているのかもしれない。だが何もかも遅かった。人が傷つく速度には芸術も政治も追い付かない。」すごい威力のある言葉が満載。表紙。メリーゴーランドのシーンは

    0
    2024年06月22日

    Posted by ブクログ

    キター!宇佐美りん節炸裂ー!
    わたしのHPが持ちません!

    この作者の小さな刃で深く抉って、いつまでも疼いて痛む傷つけ方を知っている恐ろしさたるやなんなのだろうか。(めちゃくちゃ惚れ惚れしているという意味です!)
    宇佐美さんの言葉ひとつひとつを飲み込みながら、言葉は、本当に人を傷つけることができる、

    0
    2024年07月10日

    Posted by ブクログ

    とてもとても良かった。著者の書く家族の姿はどの作品でも本当にリアルだ。とりわけ本作では親と子の共依存関係(この関係性を依存と呼ぶことを主人公は拒否している)の描写がリアルすぎて始終胸が苦しい。最後はどんなに地獄でもその中に少しだけ見える希望に縋ってしまう。やはり家族なのだと思わされてしまう。
    いく先

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    おそらく『推し、燃ゆ』が何十万部売れようと、この人には関係ないんだろうなというのが、まず読み終えた第一印象であり、23歳という若さに似合わぬ、その堂々とした佇まいから放たれる、大胆にして理知的でありながらも、平和そうに見える現実の奥底に深く沈み込んでいる絶望的な闇を、その客観的視点で見つけ出し、なん

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

    一度途中で読むのを挫折した。情景描写が細やかでたくさんの言葉が折り重なるように紡がれていて、場面展開も過去かと思えば現在へと移り変わり、それで挫折。
    2回目はじっくりと集中できる時に読みました。正直言って辛かった。世代をまたいで暴力や虐待ではと思えることは繋がっているということに、少し自分を重ねてし

    0
    2025年11月26日

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