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推しが燃えた。ファンを殴ったらしい――。第164回芥川賞受賞、世代も国境も超えた大ベストセラー、待望の文庫化! 解説=金原ひとみ
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Posted by ブクログ
面白い。 笑える、という意味ではなく、推す事の「苦しさ」も含め、あまりにも繊細に感情を表現する文章力にとにかく惹きつけられて、あまりにも面白い。 何かに依存する習慣のある人程、強く共感できる作品な気がしています。 本を読む習慣のまだ浅い私にとって、テンポが良くて一気に駆け抜けたくなる読みやすさでし...続きを読むた。 そして、言い回しや使われる言葉、表現等が現代的。 それが作家さんによるものなのか時代によるものなのかはまだ私には分からないけど、新しい世界に触れた感じが心地よかったです。
自分にとって人生の一部でもあった大切なアーティストについて悲報が入り、余りの喪失感に耐えられなくなりこの本を読んだ。 という超個人的な背景がある為、この本を読んで心から救われた。 喪失の感情は、同じく喪失の感情で埋葬する。 (誰でも共感できる話ではないので、人にはおすすめしないかなあ...)
非常に面白かった。 自分にはファンとして応援しているアーティストや作家はいるが、推すという言葉はそういったものとは違う形の熱量を持っている気がして、自分では使わないようにしている。この本を読んで、やはり推すという行為はファンであるというのはおそらく違う性質を持っているのだなと再確認した。(まぁ、ファ...続きを読むンというのと変わらない感覚で使っている人もいるとは思うが) しかし、この作品で書かれていることは推すという行為を心の支えにし、生きづらさを抱えながら生きている人間がそれを失いその生きづらさをより突きつけられていく様だ。 おそらく、私と同じように推すという行為に対して懐疑的で違和感を持つ人間は多いと思う。 しかし、社会が複雑化し様々な生きづらさを抱えている人が多い現在において、この作品で書かれていることに共感する人は多いだろうし、題材は現代的でありながらも普遍的なテーマを持っているように思う。
正直、主人公が僅かに羨ましい
アルコールやギャンブルと同じように推し活も、病気として治療が必要な依存症の域に達することがある。主人公は推し依存症であるが、何かに沼ることで憂き世を忘れて生きる活力を得て、そこで歯止めが効かなくなることは誰しもあり得る。 さて、五十路の自分はつまらない人生を歩み、今はマッサージ屋で肩をほぐしても...続きを読むらうこと、TRPGのニコニコ動画を観ること、ラジオで問わず語りの神田伯山を聴くことを、ささやかな楽しみに生をつないでいる。推し活に燃えたひとときに一片の悔いも残していない若い主人公が、僅かに羨ましい。
#切ない
芥川賞受賞作ということで読んでみました。これこそ現代の若手作家にしか書けないようなとても近代的な物語だと思います。 読んでいてずっと主人公のあけみの考え方や生き方が自分としては納得感が無く、読みながらどうしてそう思ってしまうのだろう、なぜこうしないのだろうととても疑問に思ってしまいました。 中々個人...続きを読む的には理解の難しい人物像で、それはそれで面白く、こういう人もいるのだなあと1つ発見と学びにもなりました。 ただ一方で、推しに限らず、自分の中で生きる背骨となるもの、生きていくエネルギーを生み出し人生の中での大きな心の拠り所となるものを持っていることが如何に人生において救いとなるかをまざまざと見させられた気もします。自分にとって推しとなるものは何か今一度考えるきっかけになると共に、生きていくとはなんなのか、普通に生きていくことがどれほど難しいことなのかを学ぶことができる素晴らしい作品でした
文学している。いいね。救いが無いのがいい。 推し活の文化は好きじゃない。 自分を推せよ。筋トレしろ、と思う。 「推しが人になった」という表現からも推し活が宗教の役割を担っている事が分かる。 偶像崇拝は虚しい。
インザメガチャーチ読み終えて、もういえば前に話題になってたなと思い読みました。 本気で夢中になれること、全力を注げること、こんな色んな物が多すぎる時代には必要なのかもと感じます。
現代人が推しを持つ理由が、単に娯楽だけでなく、現代社会で感じる息苦しさを紛らわすための手段の一つであることを知れた。 主人公のあかりが追い詰められていく様子がかわいそうで仕方がなかった。焦るお母さんの気持ちもわかるが、もう少し娘を理解してあげてほしかった。
金原ひとみの解説も秀悦な、椎名林檎とかも連想させるギリギリさというか若い切実さが、私には良かった。忙しくてなかなか読書できない時期だけど、この薄さと小説がまた本の世界に戻してくれた気がする。推しの小説は、前読んだインザメガチャーチといい、推しを推す頼りなさというか不確実さの表現が自分には良い。
面白かったぞ! 生活をしていて、推しに没頭している人からは不安定な一面を感じることがあった。この作品はそんな人たちの脆そうな内面を描いていて良かった。興味深かった。
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