郵便的不安たちβ

郵便的不安たちβ

1,045円 (税込)

5pt

4.0

衝撃のデビュー「ソルジェニーツィン試論」、ポストモダン社会と来るべき世界を語る「郵便的不安たち」など、初期の主要な仕事を収録。思想、批評、サブカルを郵便的に横断する闘いは、ここから始まる!

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郵便的不安たちβ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年04月06日

    『写生文的認識と恋愛』は漱石が直面した矛盾について、その矛盾に漱石がどう対処したのかを論じたもの。

    『存在論的、広告的』は結果的にこれ以上ない『存在論的、郵便的』解説の役割を果たしている。


    巻末の解説で、宇野さんも指摘していたように、デビュー当初のこの頃から最近連載が終了した『一般意志2.0』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月14日

    『存在論的、郵便的』と表裏をなす表題作「郵便的不安たち」他、文学・サブカルチャー・エッセイ等を収録した一冊。

    『郵便的不安たち』『郵便的不安たち#』『郵便的不安たちβ』とある中でどれを読めばよいのかよくわからなかったが、解説によると『郵便的不安たち』(単行本)≒『郵便的不安たち#』(文庫化)→『郵...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月10日

    日本のポストモダニズム潮流を分析してるのだが、そのときにアカデミズム=権力への意志の不在が前提された上で分析が進められている点が気になる。そのアカデミズムの不在が、どういう効果を生んでいるかってことも分析されないとポストモダニズムとかポストモダンのほんとの重要性ってわからないと思う。

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    Posted by ブクログ 2012年05月24日

    p22 しかし上述した九○年代の状況は、いまや批評の言語がその特権的役割を担っていないし、またそれを期待されてもいないことを意味している。というのも、メッセージ的強度とメディア的戦略の分割とは、見方を変えれば、アカデミックな批評には思考(メッセージの強度)はあるが日本語(流通可能性)がなく、逆にジャ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月15日

    ひとは、わかってることしか分からないのかも。知ってること、体験したことに言葉が当てはめられたときに、説論ていうのはカチッとくるものなのかなー。整理されて視界が開ける。確かな快感。それだ、と膝を打つような。あるいは、そういう見方、つなげ方があったか!とか。いずれ、身のうちに既にあるものを見て読んでるー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月12日

    著者の文体には隙がない。
    キッチリカッチリクッキリ。
    竹を割ったようなハッキリとした印象が強く残った。

    だから、
    非常に分かりやすい反面、
    隙がなさ過ぎて、
    自分の考える余地を見つけられなかった気がする。

    たぶんこれが、
    結構面白く読んでいたはずなのに、
    あまり内容が頭に残っていない理由だと思う...続きを読む

    0

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