無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2011年04月06日
『写生文的認識と恋愛』は漱石が直面した矛盾について、その矛盾に漱石がどう対処したのかを論じたもの。
『存在論的、広告的』は結果的にこれ以上ない『存在論的、郵便的』解説の役割を果たしている。
巻末の解説で、宇野さんも指摘していたように、デビュー当初のこの頃から最近連載が終了した『一般意志2.0』...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月14日
『存在論的、郵便的』と表裏をなす表題作「郵便的不安たち」他、文学・サブカルチャー・エッセイ等を収録した一冊。
『郵便的不安たち』『郵便的不安たち#』『郵便的不安たちβ』とある中でどれを読めばよいのかよくわからなかったが、解説によると『郵便的不安たち』(単行本)≒『郵便的不安たち#』(文庫化)→『郵...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月24日
p22 しかし上述した九○年代の状況は、いまや批評の言語がその特権的役割を担っていないし、またそれを期待されてもいないことを意味している。というのも、メッセージ的強度とメディア的戦略の分割とは、見方を変えれば、アカデミックな批評には思考(メッセージの強度)はあるが日本語(流通可能性)がなく、逆にジャ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月15日
ひとは、わかってることしか分からないのかも。知ってること、体験したことに言葉が当てはめられたときに、説論ていうのはカチッとくるものなのかなー。整理されて視界が開ける。確かな快感。それだ、と膝を打つような。あるいは、そういう見方、つなげ方があったか!とか。いずれ、身のうちに既にあるものを見て読んでるー...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月12日
著者の文体には隙がない。
キッチリカッチリクッキリ。
竹を割ったようなハッキリとした印象が強く残った。
だから、
非常に分かりやすい反面、
隙がなさ過ぎて、
自分の考える余地を見つけられなかった気がする。
たぶんこれが、
結構面白く読んでいたはずなのに、
あまり内容が頭に残っていない理由だと思う...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。