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竜の国の魔導書
結婚式直前、婚約者が駆け落ち。裏切られた上に、それが社交界新聞に載ってしまう屈辱を味わった名門の娘エリカは、ひと目を忍んでひっそりと王立図書館で働いていた。そこへある日、垢抜けない眼鏡男子が「伝説の魔導書」を探しにやって来た。その手助けをしている最中、目当ての本に触れたとたんにエリカは気を失い、気がつくと眼鏡男子の家に! 彼は伝説の美しすぎる魔法使いミルチャ・アントネスクだった。ところが魔導書がらみの「竜化の呪い」にかかってしまったエリカの頭には小さな角が生えてきて……。呪われ令嬢と伝説の魔法使いによる恋と呪いのドラコニック・ファンタジア! -
さざなみ
絹子さんと俺がこっそり仕掛けた<小さな親切>の波紋の行方。ちょっとミステリアスで、心がほっこりする長編小説ーー三つ揃いを着て、雇主を「貴人」と思うこと……。借金まみれで自己破産寸前に追い込まれた「俺」は、住み込みの執事として雇われることに。賄いとガードマンと秘書にかしずかれて、銀杏(いちょう)屋敷に住まう謎の若き女主人・絹子さんの、無理難題に応えようとして、思いついた「波紋のチンギスハンのシマウマ作戦」の反響は? ◎(沢村さんの作品の)登場人物の多くは本作の「奥山史嗣」のように品行方正なほうなのに、「罪(黒)」に分類されるような行動もとってしまう。人間は、善悪の両方をあわせ持つものだから。共感できる心象風景と、人物の背景に広がるリアルな世界を、沢村さんは、興趣に富んだミステリー仕立てで書いている。本作ではなんと、「波」を小説にした。――<青木千恵「解説」より> -
彼女は二度、殺される
第20回(2022年)『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉は、秋尾秋(あきお・あき)作「死者を一時的にゾンビ化できる」能力者が活躍する特殊設定ミステリーです! 傀々裡(くくり)という、死者を一時的にゾンビにする能力をもつ能力者たちが存在する現代日本。能力者を管理する福音協会から派遣された黒緒(くろお)と白夜(びゃくや)は、何者かに殺害された娘・真珠を蘇らせるべく周防家を訪ねるが、彼女の死体は傀々裡が不可能なほどに損壊していた。二人は、真珠殺害犯と、死体損壊の犯人を探すことになる。しかしその矢先、真珠の友人が殺されたと連絡が。さらに黒緒も何者かに襲われて心臓をひと突きされ――。 -
竜崎とST
送検まであと36時間。 戸高が誤認逮捕だと主張する容疑者に対して、竜崎は… C99で話題となった「隠蔽捜査×ST」、配信開始! この作品はコミックマーケット99で頒布された短編です。 -
水底図書館 ダ・ヴィンチの手稿【試し読み】
東京駅の地下に佇む「水底図書館」は、世界中の稀覯本を収集する図書館だ。希少な稀覯本の取引の場にもなっており、世界中から腕利きのディーラーが集う。オークションで競り落とすには、「持ち主にふさわしい」と館長の五色に認められる必要があり、あらゆる駆け引きも熾烈。司書の未森は、古書ハンターの秋に振り回されながらも、権謀や外敵から本を守り続けている。そんなある日。五色が何者かに襲撃されて―― -
詩集『青猫』より
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第24弾は萩原朔太郎×イラストレーター・しきみのコラボレーション! 詩集としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 ああ このおほきな都会の夜にねむれるものは ただ一疋の青い猫のかげだ 都会的な風景を妖しく切り取る名詩集。 萩原朔太郎の『青猫』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、谷崎潤一郎『魔術師』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
ストロベリー・フィールズ
「僕が今、女を感じてるのは、夏子先生だけです」 出版社社長・月川の後妻となった夏子は、夫の連れ子・りえの継母として、そして自らもクリニックを開業する女医として、七年余りの月日を平穏に過ごしてきた。しかし、りえの友人でロック・バーでバイトをする青年・旬と出会い、その危険なまでの若さに触れた夏子は、目を背けてきた己の渇きに気づかされてゆく……。 ひとりの女性の陶酔と孤独を描く傑作長篇。 〈解説〉稲葉真弓 〔著者のことば〕 誰もが、あからさまに「家族」の大切さを叫ぶ時代になって久しい。「家族」は人間にとって、最小単位の砦であり、「家族愛」ほど、愛の深さにおいて意味のある、健全で価値の高いものはないと見なされている。 とてつもなく嬉しいことが起こる。真っ先に誰に知らせたいですか、と聞かれる。誰もが「両親」「夫」もしくは「妻」「子供」と答える。 その健全さは微笑ましく、未来永劫、消えることはないかのように思われて、しかし、同時に、その健全な場所でこそ、人は苛立ったり、憎んだり、絶望したり、孤独の淵をさまよったりするのである。そこに「家族」がはらむ「魔」の部分がある。 (読売新聞2009年1月13日付、連載完結インタビューより抜粋) -
不協和音
兄・炎の刑事vs弟・氷の検事。土壇場で自白を覆す容疑者。伝説のスリの意外な正体。同時に発生する銀行強盗と誘拐事件。実直な警官の無謀な追走。放火魔の供述に秘められた真相……。刑事だった父は、本当に冤罪を生んだのか――。京都府警捜査一課の川上祐介は、妻を殺したと自白しながら、黙秘に転じた被疑者に手を焼いていた。そこへ、京都地検から「不起訴」の連絡が届く。それを決めた担当検事は、父が違法捜査を疑われて失職した際に別の家の養子となった弟の真佐人だった。不起訴に怒る祐介に、真佐人は意外な一言を返す。刑事と検事、それぞれの信念がぶつかり合う連作ミステリー。 -
水の剣と砂漠の海 アルテニア戦記
遙か遠く……。未曾有の戦争により、世界は壊滅的な打撃を受けた。国家は分断され、文明は滅び去り、軍事用の使役動物として生み出した異形の生物たちが野生化し、地に満ちた。衰退した人類は、残された大地の片隅に追いやられ、砂漠化と目から感染する病(虹染病)のはびこる環境に暮らすことを余儀なくされていた。しかし、数百年の時を経て、失われた文明の力を借りた北方の小国が「ゲルミリア帝国」を名乗り、世界の覇権を狙い始めていた。ゲルミリア帝国の辺境都市で神殿の下働きをしている少女シリンは、かつて滅ぼされたジャンスー族の生き残り。特異な見た目のジャンスー族であるがゆえに虐げられながら暮らしている。そんなある日、神殿に奉納されている「水の剣」に触れられることに気づく。「水の剣」は、あらゆる生命を凍らせるという呪いの剣。それなのに、なぜ触れることが出来るのか……。また、時を同じくして、異国の青年エニシテと出会う。魔獣師で機械化された義手を持つエニシテは、ある野望を胸に抱いていた。「水の剣」を扱うことのできるシリンに、「帝国」を脱出しようと誘うのだが……。剣と魔獣と砂の世界で、少女の戦いと冒険が始まる…! -
真夜中のメンター 死を忘れるなかれ
メンターは悩みを聞き、アドバイスをする人。アダムソンのもとへお客がやってきて…。『ちょっと今から仕事やめてくる』著者新作 すべての悩める人に贈る、人生応援ストーリー! ちょっと勇気がわく! 元気が出る!! 「どうも、こんにちは。あなたのメンター、アダムソンです!」 大ベストセラー『ちょっと今から仕事やめてくる』著者最新作!!! 彼の肩書は「メンター」 その仕事は、話を聞くこと 昔、音楽喫茶だった場所に、 アダムソンの事務所兼自宅がある。 彼はカウンセラーでも精神科医でもなくメンター。 話を聞き、受け止め、時にアドバイスをする。 自殺志願少年、足を引っ張りたい女、 闇を抱えた刃物男など個性的な客の相談に、 助手のワタソンとともに解決に乗り出すが……。 『ちょっと今から仕事やめてくる』著者の感動作! 目次 File1 自殺志願少年 File2 足を引っ張りたい女 File3 ワタソン、風邪をひく File4 刃物男 File5 完璧な自殺 File6 はじめまして、メンターです -
君が護りたい人は
周到な計画。何重もの罠。 強固な殺意を阻むのは、故意か、偶然か。 成富歩夏が両親を亡くして十年、後見人だった二十も年上の奥津悠斗と婚約した。 高校時代から関係を迫られていたらしい。 歩夏に想いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して彼女を救い出すことを決意。 三原は自らの意思を、奥津の友人で弁護士の芳野友晴に明かす。 犯行の舞台は皆で行くキャンプ場。 毒草、崖、焚き火、暗闇……三原は周到な罠を仕掛けていく。 しかし完璧に見えた彼の計画は、ゲストとして参加した碓氷優佳によって狂い始める。 見届け人を依頼された芳野の前で、二人の戦いが繰り広げられるーー ベストセラー「名探偵・碓氷優佳」シリーズ第6弾! -
この名作がわからない
いくら世間で名作だ文豪だと言われていたって、 つまらない時はつまらない、と言っていいのである。 真の名作文学がわかる対談集 『雪国』『金閣寺』『グレート・ギャツビー』『蓼喰う虫』『ボヴァリー夫人』『アンナ・カレーニナ』『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』……は本当にそんなにすごいのか? 第一章 『金閣寺』『仮面の告白』三島由紀夫 「楢山節考」深沢七郎 第二章 『グレート・ギャツビー』F・スコット・フィッツジェラルド 『欲望という名の電車』テネシー・ウィリアムズ 『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ 第三章 『雪国』川端康成 『鍵』『瘋癲老人日記』『蓼喰う虫』谷崎潤一郎 第四章 『ボヴァリー夫人』 フローベール 『アンナ・カレーニナ』 トルストイ 「かわいい女」「犬を連れた奥さん」チェーホフ 第五章 『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』ドストエフスキー -
死者にこそふさわしいその場所
怖いものほど見たくなる、駄目なものほど癖になる。 日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な物語たち! 折口山町に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。 ・セックスの回数を記録する愛人 ・徘徊癖のある妻を介護する老人 ・アパートのドアが開きっぱなしの裸男 ・朝どうしても起きられなくなってしまった女 ・困った人の面倒を見たがる聖職者 町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。 芥川賞作家が織りなす、平凡なようで非凡な六篇の物語。 ●担当編集者より 住みたいかと聞かれたら答えに窮する、しかし覗き見したいかと言われたら確実に「YES」なのが、折口山町だと思います。 登場人物たちの特徴を挙げてみるだけで、もうこの町の不思議な空気が漂ってきた気がします。 ちなみに、なんとも魅力的なタイトルは、ポール・ヴァレリーの『テスト氏』の一節から。 -
謎を買うならコンビニで
コンビニバイトは街の隠れた名探偵! あなたの謎、私が買いましょう。 ――お金を払ってでも、あなたの悩みを解きたいんです。 メフィスト賞作家が放つ青春ミステリ! 優れた頭脳を持つも女性への気遣いが苦手な高校生・春紅が、とあるコンビニにバイトで入店した。彼の正体は2ヵ月前に店のトイレで起きた店員の不審死を潜入調査する探偵だ。警察に自殺と断定された事件だが、春紅は遺体に残された傷の形から周辺で連続する猟奇的な強盗殺人との繋がりを疑った。容疑者は7人、当時店内にいた店員と客。コンビニの知識を駆使して殺人鬼の正体を暴く。 -
「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)
自信をもっておすすめできる入魂のミステリー8作品、無料試し読み版! 読み逃すのはもったいない! というミステリーが、2021年7月から10月にかけて、講談社文芸第三出版部から刊行されます。あなたがご存じの作家も、まだ読んだことのない作家も、全員入魂の8作品!全作、自信をもって、おすすめできます。 お時間少しだけいただけませんでしょうか? (収録順) 五十嵐律人『原因において自由な物語』(7月15日) 三津田信三『忌名の如き贄るもの』(7月29日) 潮谷験『時空犯』(8月19日) 似鳥鶏『推理大戦』(8月25日) 周木律『楽園のアダム』(9月3日) 麻耶雄嵩『メルカトル悪人狩り』(9月17日) 東川篤哉『居酒屋「一服亭」の四季』(9月30日) 真下みこと『あさひは失敗しない』(10月21日) *刊行日は変更の可能性もあります。 -
リケジョ探偵の謎解きラボ
ドラマ化もされた話題の短編に加え、『このミステリーがすごい! 』大賞作家書き下ろしBOOKに掲載された三編を一冊にまとめた連作短編集! 保険調査員の仕事は、死亡事故の発生に際し、保険会社から支払われる保険金に関して被保険者側に問題がないか調査・報告すること。 保険調査会社《懇誠リサーチ》の江崎に回ってくるのは、大学教授の密室での突然死や、田舎町の海岸でのサラリーマンの溺死など、不審死ばかり。 その「死」は果たして、自然死か他殺か――。 そんなとき、江崎は意中の人でiPS細胞の研究者・友永久理子に相談を持ちかける。研究最優先、男は後回し―― 熱血女性科学者・理系女子のリケジョ探偵が、「死」にまつわる謎を解く! 『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ。 -
死にたい、ですか
自死遺族の苦悩と葛藤をリアルに描く衝撃作。 人見由愛の兄・典洋が高校でのいじめに耐えられず、自ら命を絶ってから4年後の家族の物語。由愛は高校3年。兄の心の声に気づけなかった自分を責めながらも、親友の三葉に救われながら前向きに生きている。母親の伊代は今も息子の死を受け入れられず、無念をはらそうと裁判を起こす。家庭も仕事もうまくいかない父親はアルコールに依存。家族は崩壊寸前だった。 一方、伊代からの依頼で典洋の裁判を取材することになった新聞記者・大同要もまた、自身のトラウマと葛藤し、カウンセリングに通う日々。記者として裁判を傍聴するうち、次第に人見一家に深入りしていく。そして由愛のまっすぐな生き方に、要のかたくなな心も動き始める。 裁判では、典洋をいじめた首謀者の同級生、当時の担任、顧問、かつては典洋の親友でもあった由愛の初恋相手の翔が、証言台に立っていく。誰一人いじめを認めないまま淡々と続く裁判。このままでは何一つ変わらない、私たち家族が沈んでいくだけ、と悟った由愛は、ある重大な決意をするが……。 文庫化にあたり、お笑いタレントの白鳥久美子氏が巻末解説を特別寄稿。いじめを経験したからこその視点で物語を読み解く。 ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。 -
ディスカヴァー文庫 運命のひとは、忘れた頃にやってくる。
泣ける話は、もう飽きた。 出会いは最悪。難儀な性格。それでもボクらは離れない。 もらす男となくす女の「運命のひと」探しがあなたのおなかをくすぐります。 【あらすじ】 駅のトイレにかけこむと、絶世の美女が眠っていた。 酔っ払うと記憶を失くしてしまう彼女、「ナタリー」に、ボクは「ゲーリー」というあだ名をつけられる。 さらに「運命のひとを探して」と依頼され、ナタリーいきつけのバー「おととい」で彼女の男漁りを見守ることに。 現れるのは、変わった悩みを抱える男ばかり。はたして「運命のひと」を見つけることができるのか・・・! -
紙の心
「はじめまして,だれかさん!」少年はある日,図書館でほこりをかぶる本の間にはさまれていた手紙を見つける.顔も名前も知らないまま文通を重ねるうちに,思いをつのらせるふたり.お互いの日常をつづるなか,ふたりが暮らす「研究所」の不穏な実体が暴かれていくが…….紙のようにもろく燃えやすい心を繊細にえがいた青春書簡小説. -
アンチ
アンチはテルアビブに住む14歳.反抗期.気に入らないことがあると,すぐにお腹のなかで「ハラネズミ」が暴れ出す.おじさんが自殺して絶望のどん底にいる時に,アンチの心をとらえたのは,ヒップホップだった.やがてみるみるラップが上達したアンチは,魅力的な少女,リサとクルーを結成し,ラップの大会に挑む. -
魚服記(乙女の本棚)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第20弾は太宰治×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 「おめえ、なにしに生きでるば」 地図にも載っていないような山のふもとの村で、炭焼きの娘・スワは、父親と2人で暮らしていた。 太宰治の『魚服記』が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き、本シリーズでは中島敦『山月記』と新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーター・ねこ助によって、鮮やかに描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 -
おっさんたちの黄昏商店街
ただ、優しくて――笑いと涙が溢れてくる。 “昭和"が大好きなおっさんたちに、レトロな男子と奔放な女子高生が加わって、町おこしが始まった。 ザ・昭和な「映画館」「角打ち酒場」「歌声喫茶」などを舞台に綴られる、切なくも心温まる恋と人情の連作集。 廃れゆく商店街をなんとかしようと独り身のおっさんたちが「町おこし推進委員会」を結成したが……。 自らの過ちで娘を死なせた裕三は、二十数年の間、苦悩の底にいた。 いまや絶滅危惧種ともいえる謎のおっさん源次は、生死の狭間でもがいていた。 そして、平成生まれの高校生だけど昭和が大好きな翔太と幼馴染の桐子。 翔太は、レコード店の七海に恋をするが……。 それぞれが自らの弱さと向き合いながら、支え合い、真っ直ぐに生きる「昭和ときめき商店街」の仲間たち。その絆は、町おこしを通じて深まり輝いていく――。 その絆は、町おこしを通じて深まり、輝いていく――。◎解説=池上冬樹 -
猫のいる喫茶店の名言探偵
うだつが上がらない平凡すぎる新米弁護士のノリは、東京・谷中にある猫のいる喫茶店の一角で事務所を開いた。秘書を務めるのは弟のノリ。シュッとしたイケメンだが、名言大好きの変わり者。事務所に持ち込まれてくるのは、嫁姑問題の愚痴や落書きの犯人探しから、前科者に対する立ち退き交渉、遺産相続のトラブルまでさまざま。そこに絡んだ謎や人々の悩みを、兄弟で力を合わせ、名言を使って解決していく。古今東西の名言が満載の、思わず涙がこぼれる連作ミステリー。『名言探偵』を改題。 ※本文中に出てくる名言には誰の言葉であるかが明記されていますが、それとは別に、各話に“隠し名言”なるものを盛り込んでいます。登場する人や物がヒントになっていますので、それにまつわる名フレーズ(セリフや歌詞)を探してみて下さい(一部、アレンジされているものもあります)。 -
きみがいた世界は完璧でした、が
俺は出会ってしまった、理想の「エリナ」に――。ゲームオタクの大学生・日野は、偶然訪れたサバゲ―サークルの新歓で、中学時代に熱中していたゲームのヒロイン・エリナにそっくりな宮城絵茉(エマ)に恋をした。二度告白するも振られ、今後は彼女を遠く見守ることを決意するが、そんな折彼女に害をなすストーカー犯が現れる。はじめはSNSに彼女の悪口を書き込むだけだったが、次第にサークルの部室に盗撮写真をばらまいたりと行動をエスカレートさせる犯人に怒っていた日野は、彼女の涙を見てついに決意する。俺が絶対に犯人を見付けて懲らしめてやる――。調査のため部室に監視カメラを仕掛け、犯人と思しき男のいる大学に潜入したりと、次第に暴走していく日野はサークルで孤立するが、ついに犯人を発見。その正体は意外なもので――。憧れと狂気が交錯する、ノンストップ青春物語! -
死ぬまでにしたい3つのこと
北欧新星デュオが放つ 進化形、警察小説! 肌に刻まれた3つのチェックボックス。 すべてを埋めたとき、少女たちは姿を消す―― あなたもきっと騙される。 ・スウェーデンで100人に1人が読んだ話題作! ・世界16カ国で刊行決定! ・オーディオブック部門ベストセラー1位! ・2020年度クライム・タイム賞新人賞受賞! スウェーデンを代表する企業の社長令嬢が大量の血痕を残して失踪した。 少女は腕に3つのチェックボックスのタトゥーを入れ、直前に最後の1つを埋めていた。 10代の少年が容疑者に浮上したものの遺体は発見されず、 未解決のまま時が過ぎた10年後、同じタトゥーを入れた少女の死が判明する。 ある事情から素性を隠し再捜査に加わったFBI捜査官ジョンは、 事件の深い闇に囚われていき……。 -
幕間のモノローグ
名演技に潜む「罪」と「罰」――ドラマや映画の撮影中、舞台の演技中に起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決するベテラン俳優の南雲。――そこにはある秘密が隠されていた。『教場』の著者が、芸能界に生きるものたちの“業”を描いた連作短編ミステリー。「辞めたい」という俳優に、自信を取り戻させた不思議な練習方法。「斬られ役」の俳優が、なぜかカメラに背を向けて倒れた理由とは。俳優のマネージャーが「わざと」自動車事故に遭ったのはなぜか。脚本家に「下手だ」と思われていた俳優を、なぜ南雲は主役に抜擢したのか。南雲の狙いは何だったのか。彼にはなぜ真実が見えたのか――。 -
警視庁心理捜査官
快楽殺人犯vs.心理捜査官 闇の深淵の向こうとこちらからガチで見つめ合う者同士の攻防。このホトケはまるで陳列されているようだ… 抉られた性器をことさら晒すポーズ、粘着テープ、頭部からの夥しい流血。 臨場した捜査一課に所属する心理捜査官・吉村爽子はプロファイリングを進める__。警視庁に誕生した初めての女性心理捜査官である吉村爽子。自身も心に闇を抱えながら、さらに奥深い闇に沈んでしまった猟奇殺人犯の心の深淵を覗く。犯人の了見になろうと、時に傍目には奇矯に映る行動をとりながら、真相に迫ろうとする。女性であるがゆえに組織の中の軋轢にさらされる爽子を、その能力ゆえに高く評価する 上司・柳沢明日香ら、理解を示してくれる同僚らの協力のもと狂気の犯人を追い詰めて行く。しかし、そんな爽子に思いもかけぬ危難が迫る! -
原野の館
母が病で亡くなり、叔母ペイシェンスの住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。だが、原野(ムーア)のただ中に立つ館で見たのは、昔の面影もなくやつれ、怯えた叔母と、その夫だという荒くれ者の大男ジョスだった。寂れ果てた館、夜に集まる不審な男たち、不気味な物音、酔っ払っては異様に怖がるジョス。ジャマイカ館で何が起きているのか? メアリーは勇敢にも謎に立ち向かおうとするが……。『レベッカ』「鳥」で知られる名手デュ・モーリアが、生涯の多くの時を過ごしたコーンウォールの原野を舞台に描くサスペンスの名作、新訳で登場!/解説=瀧井朝世 -
白磁の薔薇
標高千五百メートルの麗峰の中腹に建つ『ユートピア』、そこは死を間近にした人々が最高で最期の治療と看護を保証された豪華なホスピス。入居者は元女優の凛子や著名なエッセイストの水原など莫大な費用が払える特別な人間ばかりだった。看護師長の千香子はオーナーの中条に見込まれ独身のまま住み込みで務めていた。ある日、季節外れの嵐によって道が寸断され『ユートピア』は孤立してしまう。千香子を含めその場に残されたスタッフ全員が中条の部屋に呼ばれる。そこで彼が話し出したのは、とんでもない提案だった。翌朝、駐車場でスタッフの一人が他殺体で発見される……! 大人のサスペンス・ミステリ―完結編! 「あえて本文庫が白兎シリーズという名称を使わない理由もわかる。(中略) それにしても、何とも不思議な魅力に満ちた連作であることか」(解説:池上冬樹) (本作は、長らく在庫切れだった『白兎4 天国という名の組曲』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正、改題の上文庫化したものです) -
ミレニアム6 死すべき女
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。そのズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れがあった。法医学者から知らせを受けたとき、ミカエルは聞き流したが、他殺の可能性があると聞いて男の素性を調べ始める。生前、男は国防大臣について騒いでいたというが……。そのころリスベットはロシアで双子の妹カミラを追っていた。今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ! -
開化鉄道探偵
明治12年晩夏。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。「京都―大津間で鉄道を建設中だが、その逢坂山トンネルの工事現場で不審な事件が続発している。それを調査する探偵として雇いたい」という井上の依頼を伝え、面談の約束を取りつけるためだった。井上の熱意にほだされ、草壁は引き受けることに。逢坂山へ向かった小野寺たちだったが、到着早々、工事関係者の転落死の報が……。「このミステリーがすごい!2018」トップ10にランクインした、時代×鉄道ミステリの傑作。/【目次】第一章 最後の八丁堀/第二章 逢坂山/第三章 十四尺の洞門/第四章 鉄道嫌い/第五章 火薬樽/第六章 一触即発/第七章 特別臨時急行/第八章 大物登場/第九章 発破用意/第十章 トンネルを守れ/第十一章 一枚の切符/第十二章 ただ鐵(くろがね)の道を行く/あとがき/解説=香山二三郎 -
絶体絶命ラジオスター
大ヒット作「スマホを落としただけなのに」シリーズの著者【志駕 晃】が、デビュー前から構想を温めていた幻の未発表作にして、初のSF作品。 スケールの大きなストーリーテリングに、手に汗握る見せ場の連続、ラジオマンとしてのキャリアを生かしたリアルなラジオ業界の描写。《 SF × ミステリ × 活劇 × お仕事小説 》と言うべき、新感覚エンターテインメント小説! 解説は、読書家としても知られる声優・エッセイスト・日本SF作家クラブ会長の【池澤 春菜】氏が寄稿。 【あらすじ】 AMラジオ局「帝都ラジオ」の局アナDJ垣島武史は、突然現れた自分そっくりの男に、わけもわからず命を狙われるはめに。 謎の少女が導く地下室。 深夜の埠頭にとどろく銃声。 暗躍する独裁国家の工作員。 錯綜していく記憶──。 時間と空間を越えた陰謀の中、命がけで臨んだ最後の放送が、彼を待つ恋人とリスナーたちに届いた時、深夜ラジオの電波は小さな奇跡を起こす......! -
三度目の殺人
会うたびに変わる供述。 二転三転する動機。 なぜ殺したのか、本当に殺したのか 是枝裕和監督、最新作。 小説で浮かび上がる「真実」のその先―― 二度目の殺人を犯した男、翻弄される弁護士、そして鍵を握る少女… 待ち受ける“三度目の殺人”とは―― 話題の是枝映画、衝撃の小説化 小説で浮かび上がる「真実」のその先――。 「本当のことを教えてくれよ」 ――弁護に「真実」は必要ない。そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術”を駆使してきた弁護士・重盛。 しかし、担当した事件の被疑者・三隅は、会うたびに供述を二転三転させ、重盛を翻弄する。 そして次第に明らかになる、三隅と被害者の娘の関係。 なぜ殺したのか。本当に殺したのか。本当に裁かれるべきは、だれなのか。 心の底から「真実」を求め始める重盛の前に浮かび上がるものとは。 -
緋色の稜線
ホテルで行きずりの女を殺してしまった吉行は、車で逃げる山中で不思議な少年と幼女に出会う。「和子」と名乗る幼女の家に帰る途中だという。なりゆきで乗せてやることになった車内で、無邪気に話す和子の声を聞きながら、ふと吉行は自分の過去を振り返る。夜の闇が迫りひどい疲労感に襲われた吉行は、親子と偽り小さな旅館に宿をとる。穏やかな夕食と温泉。まるで本当の親子のようだ、そう独り言ちる吉行の目に飛び込んできたのは、膝に乗ってきた和子の首に残る、一筋の赤い線だった。過去の記憶がよみがえり苛む……。大人のサスペンス・ミステリ! (※本書は、2012年9月講談社より刊行された単行本『白兎1 透明な旅路と』を加筆修正し、改題の上文庫化したものです) -
ざわめく傷痕
犯行現場で警察に射殺された少女―― その体には、悪夢のような傷が刻まれていた。 MWA賞受賞作家が放つ、戦慄の犯罪小説。 〈グラント郡〉シリーズ第2弾。 賑やかな週末のスケート場で起きた発砲事件。 仲間といた少年が襲われ、犯人の十代の少女は警官によって射殺された。 現場付近のトイレから未熟児の遺体が見つかり、少女の赤ん坊と推測されるなか、 検死官サラは彼女の亡骸に暴行とレイプの痕跡を発見する。 だが少女の下腹部には、出産できないようにむごい傷がつけられていた。 捜査が暗礁に乗り上げたとき、さらにひとりの少女がさらわれ――。 ■カリン・スローターの好評発売中既刊 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 一話完結作品 『グッド・ドーター 上・下』 『彼女のかけら 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』 -
カラット探偵事務所の事件簿
あなたの頭を悩ます謎をカラッと解決いたします! 浮気調査や信用調査などを扱う普通の私立探偵とは異なり、謎解きだけを専門に扱うカラット探偵事務所。探偵・古谷と助手・井上は毎回事件現場を訪れ、持ち込まれた事件を鮮やかに解決する! ファンとのメールのやりとりから作家の夫の浮気をあぶり出す「卵消失事件」、武家屋敷と呼ばれる豪邸で建物に突き刺さった矢が次々と見つかる「三本の矢」、祖父が作ったという三つの和歌から屋敷内に隠されたお宝を掘り当てる「兎の暗号」、差出人不明の手紙に同封された写真から父の居場所を見つけ出す「別荘写真事件」、団地内に配られた住人の不倫を告発する怪文書の謎を解く「怪文書事件」、古谷と井上の同級生の結婚式で、新婦の父親から風変わりな相談をされる「三つの時計」の6つのファイルを収録。 『イニシエーション・ラブ』『リピート』で大反響を巻き起こした、乾くるみの連作短篇ミステリ。
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