晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2

小説・文芸
550円 (税込)

2pt

駅ビルの書店で働く杏子のもとに、かつての同僚・美保から一通の手紙が届いた。長野に戻り、地元の老舗書店に勤める彼女からの手紙には、勤務先の「まるう堂」こと宇津木堂書店に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機だということが書かれていた。ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。気が進まぬながらも多絵を連れて、信州へ赴いた杏子だったが、そこで彼女たちを待ち構えていたのは、二十七年前に弟子の手によって殺されたという、老大作家の謎だった……!元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、本格書店ミステリ。人気シリーズ番外編。

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晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by 読むコレ

    シリーズ1作目を読まずに、いきなり2作目からの
    挑戦でしたが、すんなり世界に入ることが出来て
    楽しめました。

    事件そのものはいろんな意味で微妙な内容な
    気がしますが、きっとこの世界観を長編で展開する
    には結構無理があって、その難しさは相当な気がするので...
    全然許します。

    とにかく今作から伝わる書店に対する想い。これは
    腐りきった全国のCD屋の馬鹿バイヤーたちに強制的に
    読ませるべきですね。
    馬鹿◯◯ーレコードの勘違いクソバイヤーの中に、自身を
    持って、この棚は「自分の棚です」。....と言えるヤツは殆ど
    いないハズ。
    だから音楽はこうやって死んでいったのだ。

    0
    2013年02月05日

    Posted by ブクログ

    元同僚が勤務する歴史ある書店で謎解き。
    今までのほわほわした謎と違い、バッチリ殺人だったのがちょっと意外でした。でも、変わらず本にまつわる小ネタもあり、楽しく読めました。

    0
    2020年09月30日

    Posted by ブクログ

    何かもう、めっちゃ面白い♪結構ハードな長編ミステリーでした。「配達赤ずきん」の短編ライトミステリー感覚で読んでいたのですけど、がっつりな謎解きに途中から読むのが止まりませんでした。多絵ちゃんの洞察力も、杏子さんの本屋愛もすごいなぁと思う。多絵ちゃんに転機をもたらした杏子さんのチョイスはなんだろう?すごく気になります。

    0
    2015年02月23日

    Posted by ブクログ

    物語を堪能した。特に多絵が書店で働くに至った経緯の箇所は良かった。好きなシリーズですが、読む順序が前後した関係で多絵と杏子の関係に違和感があったけれど、この話を経てそれ以降の関係となったのだなと納得。

    0
    2013年11月22日

    Posted by ブクログ

    まるう堂の描写がすさまじく魅力的!この本屋に行きたいと純粋に思いました!前作とはおもむきをかえ、長編での進行でしたが、これはこれで楽しめたかな(^∇^)

    0
    2013年01月04日

    Posted by ブクログ

    〈内容〉信州の老舗書店が閉店の危機!? 元同僚からの手紙に、杏子と多絵は休みを利用して、その書店を訪ねることに。書店専門の名探偵、長野で大活躍! 本格書店ミステリ第2弾。

    0
    2012年10月27日

    Posted by ブクログ

    少し長くかかってしまったが、書店員活躍の本屋ミステリーを読破。
    粗引きこしょうで引き締めたような最後が好き。
    登場人物多くて、なかなか覚えられないけど、今回のは長編でも満足です。

    0
    2012年09月25日

    Posted by ブクログ

    本屋探偵さんの長編。
    今回、杏子さんは本屋さんが本屋にかける想いを切々と表す役回りで、謎解きは多絵ちゃんの一人舞台。

    フリーターなんて言葉がなかった時代に、小説家を目指そうとする人物達が、見えるままの人ではなくて、複雑な内面を抱えてるんだろうなと言うのは想像できる。 でも想像できると分かるは違うから、解かれた謎より、その謎が解けてしまう多絵ちゃんに興味がわいた。 多絵ちゃん、個人的にグサッとくる事を言ってた。
    多絵ちゃんの抱えているものが、いつか物語りになるといいなあ。

    0
    2012年07月19日

    Posted by ブクログ

    でもあれは、本とはちがいますね。だって、誰も読めないもの(p.240)/かつての同僚で今は信州にいる有田美保からHELP! 勤めている老舗書店「まるう堂」に幽霊が出る? 多絵の悪魔のささやきで一緒に行くことになった/多絵の推理の進め方がおもしろい。僕やったら…ひとりKJ法でも使うかな/とはいえこの作品は探偵と競い合って犯人当てしようというような感じにはならないですね。ただ読むだけ。杏子と多絵たちのかけあいを楽しむだけ。

    ■簡単な単語集(第二巻から)

    【有田美保/ありた・みほ】『晩夏に捧ぐ』の二年前まで成風堂で働いていた元同僚。現在は信州の老舗本屋「まるう堂」で働いている。『晩夏に捧ぐ』時点で二十七歳。口が悪くてけたたましくて人情に厚い。
    【石丸多遜/いしまる・たそん】嘉多山成治邸に住み込んでいた内弟子。
    【壱橋亜也子/いちはし・あやこ】嘉多山成治と結婚話が進んでいた。当時二十八歳で五十八歳の成治とはかなりの年齢差があった。没落した名家の娘でバツイチ。当時二十四歳だった小松秋郎の恋人だったという噂もある。
    【大内】かつての同僚有田美保が勤めている信州の老舗書店「まるう堂」副店長。
    【嘉多山成治/かたやま・せいじ】往年の流行作家。まるう堂をよく利用していた。『晩夏に捧ぐ』の二十七年前、当時住み込んで作家修行をしていた小松秋郎に殺された。現在ほとんどの本は実質絶版状態。
    【嘉多山久嗣】嘉多山成治の遺産を相続した甥。自称「プロの画家」だがワカメヘアーの下品なおっさんにしか見えない。
    【加藤浩伸/かとう・ひろのぶ】嘉多山成治が殺された事件を担当した刑事。現在は県警の警部。
    【杏子/きょうこ】主人公。木下杏子。成風堂の社員。児童書担当。バイトを含めたら『晩夏に捧ぐ』時点でほぼキャリア六年。『晩夏に捧ぐ』時点で二十四歳。《そしたら杏子さん、お客さん相手に言いました。「どんな道でも、ほんとうは横道や脇道だらけ」って。「たまにはそっちを歩いてみればいいのに」とも》p.243
    【小松秋郎/こまつ・あきお】師匠ということになると思われる嘉多山成治を殺したとされている。刑に服し二年後、刑務所で病死した。真犯人ではないという噂もある。まるう堂に出る幽霊は彼だとされている。多絵いわく《彼はどこかが壊れている子どもだったと思うんです。そしてそれをぜったい外に出すまいとした。》p.110。《誰でも飛べる、誰でもちっぽけ。》p.150
    【成風堂】駅ビル六階の書店。
    【多絵/たえ】西巻多絵(にしまき・たえ)。成風堂のアルバイト。杏子より三歳年下の大学生。細かなところに気がついて頼りになる。探偵役。「本屋の謎は本屋が解かなきゃ」。仕事を覚えるのが異常に速く、そのかわり? 異常に不器用。ピアノを弾けるがレパートリーは五曲で「イエスタデイ」「夜空ノムコウ」「ミッキーマウスマーチ」と…。絵、というか地図を描くのはおそろしく下手。空間把握能力が壊滅的と思われる。《もともと「いい子」なんかいないんです。いるとすれば「大人にとって、都合のいい子」であって、それはもう立派な欠陥品ですよ》(p.110)。《本屋の店員たぶらかして、ただですむと思うなよって、言ってもいいですか?》p.182。《いつだって私は、わかりやすく話してるつもりなんです》p.186
    【朋彦/ともひこ】正也の息子。郊外型のショッピングモールっぽい施設内にある支店の店長。根っからのビジネスマンでセンスよい店作りに杏子は感心した。
    【根本佳江/ねもと・よしえ】嘉多山邸に住み込んでいたお手伝いさん。現場の発見者。
    【野沢裕一】嘉多山邸に住み込んでいた書生の一人。現在は地元の公立あけぼの中学教頭。
    【ヒロ】成風堂のアルバイト。
    【ポチ】美保んちの豆柴。人懐っこい。
    【正也/まさや】宇都木正也。まるう堂二代目店長。好々爺。七十歳。
    【まるう堂】信州の老舗書店。正式名称は「宇都木堂書店」。かつての同僚、有田美保が勤めている。最近幽霊が出るとご近所では大評判。店主の心配りが行き届いている、杏子好みの書店。一階の奥の古い看板のそばに往年の流行作家、嘉多山成治のコレクションが置かれている。

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    27年前の殺人事件の幽霊など。
    一歩間違えば横溝正史にみたいにおどろおどろしくなりそうなのが書店というフィルターを通す事でライトな感じになったと思います。

    シリーズ2作目が長編とは思わなかったですね。
    自分は短編の方が味があると思いました。

    0
    2023年11月28日

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