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書店員がその年一番売りたい本を選ぶ書店大賞。その授賞式の当日、成風堂書店に勤める杏子と多絵が会場に向かおうとした矢先、福岡の書店員・花乃が訪ねてくる。「書店の謎を解く名探偵」多絵に、書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を解いてほしいという。同じ頃、出版社・明林書房の新人営業マンである智紀にも、同業の真柴を介して事務局長直々に同様の相談が持ち込まれる。華やかな一日に不穏な空気が立ちこめて……。授賞式まであと数時間。無事に幕は上がるのか?! 〈成風堂書店事件メモ〉×〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉両シリーズのキャラクター勢ぞろい。書店員の最も忙しい一日を描く、本格書店ミステリ。/解説=宇田川拓也
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Posted by ブクログ
単行本で既読だけど、サイン本を見付けたので迷わず入手&再読♪
本屋大賞(作中では書店大賞だけど。)に絡んだ不穏な動き。
謎に挑むのはお馴染み成風堂書店の名探偵!
出版社営業マンのひつじくんこと井辻君もがんばる!(笑)
守る会の面々もナイス♪
本屋大賞には、色々な思いを持つ人がいるのは残念だけど仕方がないのだと思う。
一時期、「本屋が売りたい本」=「分厚くて(上下巻で)高い本」なんじゃない、なんて声を聞いたこともあるし。実際、文庫は書下ろしでもノミネートもされてないみたいだしねぇ。ま、賞の成り立ちからいったらそういうものかな、と。
でも、こういうお祭り的な賞はいいものだと思う。楽しいし、知らなかった本に出会えたら嬉しいもの。
金沢の書店で残されたメッセージの意味は、おおおっとなる。こういう謎解きって大好き。
Posted by ブクログ
「成風堂書店事件メモ」の4冊目。
今回は、本屋、じゃなくて、書店大賞の授賞式の1日を描いた長編。
なんと〈井辻智紀の業務日誌〉シリーズの面々も大挙登場。
書店大賞事務局に届いた不穏なFAXを巡って、福岡の書店員・花乃ちゃんに頼られる杏子さん多絵ちゃんに、真柴を介して事務局長直々に相談が持ち込まれた井辻くんや「マドンナの笑顔を守る会」の面々が右往左往。
二つのグループがそれぞれ始めた捜査は、途中からは互いに入り乱れ、やがて一つに収斂する。
不穏なFAXやブックカバーの謎に、授賞式における覆面作家の存在や順位の改ざん疑惑など、犯人いわく『クモの糸みたいに張りめぐらせた』策謀はややこしくて、やはりこのシリーズは短編集のほうが良いかななどと思っていたら、最後になって飛梅ならぬ飛松伝説が姿を成しこの一日が過去の出来事を洗い流して、本を愛し売る人たちに対する温かい眼差しの佳い話になった。
真相に辿り着いた多絵ちゃんは凛々しくて、彼女を護ろうとした井辻くんも格好良かった。「守る会」の面々はいつもの通り暑苦しかったが、それぞれに持ち味全開ではあった。
話の中では、書店、じゃなくて、実際は本屋大賞か、の功罪が丁寧に語られており、私は本屋さんて泣ける話が好きなのねくらいしか思っていなかったので、なるほど色んな人がいて様々な視点があるのだと興味深かった。
Posted by ブクログ
「書店大賞」事務局に届いた不穏な内容のファックス。
その謎を、福岡から授賞式のために上京した書店員の佐々木花乃の依頼で、成風堂書店の杏子と多絵が解き明かす。
今回は、出版社の営業、井辻智紀、真柴たちも関わり、同じ謎が立体的に解き明かされていく。
大がかりな仕掛けが楽しい。
ただ、福岡、金沢、北関東、都内各所と駆け回り、人も書店員、書店大賞事務局関係者、マスコミ、出版社関係とたくさん出てくるので、読むほうも結構大変かも。
「書店大賞」は、あの有名な賞が思われてならない。
フィクションだから、と思いつつ、やはりいろんな意見、特に批判とかも受けるんだな、と興味深い。
Posted by ブクログ
ずっと読み続けている大崎さんのシリーズ。
大好きな2つのシリーズが合体した!
私たちも毎年楽しみにしている本屋大賞が
そのやむにやまれず生まれた経緯も
その知名度ゆえにはからずも抱えてしまう
闇や着てしまう汚名も含めて 真の姿で
描かれていることは疑いようもない。
多くの言葉で感想を述べるのはやめて
私の現在の真情を話そうと思う。
私の学生時代は、名が知れて給料のよい
流行りの大企業に入社することが「就職」
であり、「人生」だった。
その仕事のありようや、それに関わる人
たちの熱情など知る機会もなかった。
出版社に編集で入り、広告部でも働いた
私は、明らかに本の作り手の側の人間で
あったのに…何も知らずにそこにいた。
今の私があの頃の私なら 情熱を持って
書店員になろうと思う。大好きな本を
人に勧めたい。本のある世界を守りたい。
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