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郊外のダンチで暮らす4人家族・京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。15歳の長女マナが“自分はどこで生を授かったか”を訊ねると、ママはラブホテルで、と教えてくれた。自分が仕込まれたのが近所の「ホテル野猿」だと知って、どうしても見てみたくなったマナは、同級生の森崎くんを誘って行ってみた……。家族ひとりひとりが、そのモットーとは裏腹に、閉ざしたドアの中に秘密を持ちながら、仲の良い「家族」を演じているさまを鮮やかに描く連作家族小説。
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Posted by ブクログ
大好きな角田光代さん作品。
読めば読むほどだんだん怖くなってくる。表面上はどこにでもありそうな4人家族のお話なのに、家族のそれぞれが隠しているというか、表に出さない、きっと永遠に明らかにしないことがそれぞれにあって、それがいつか露呈してしまったらどうなるんだろう?と考えると怖くて仕方のない作品。
私の家族にも思い当たることは多少ある。
家族というだけで何でも分かり合える、話せばわかる、と考えるのは傲慢なんじゃないかと言われているような気がする。親しき仲にも礼儀ありみたいに、家族というのはそういうちょっとお互い触れられたくないことや、隠しておきたいことをお互いに持ちながらも家族という集団としてやっていく、みたいなもしかしたらありふれたお話なのかもしれない。
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