空中庭園

空中庭園

作者名 :
通常価格 559円 (509円+税)
紙の本 [参考] 704円 (税込)
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作品内容

郊外のダンチで暮らす4人家族・京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。15歳の長女マナが“自分はどこで生を授かったか”を訊ねると、ママはラブホテルで、と教えてくれた。自分が仕込まれたのが近所の「ホテル野猿」だと知って、どうしても見てみたくなったマナは、同級生の森崎くんを誘って行ってみた……。家族ひとりひとりが、そのモットーとは裏腹に、閉ざしたドアの中に秘密を持ちながら、仲の良い「家族」を演じているさまを鮮やかに描く連作家族小説。

空中庭園 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月21日

    読み終わった後のザワザワ感、蒲公英草子と似てる。
    みんなが心に鍵付きドアを持ってるって話。
    家族の話。
    リアリティもあり、胸くそ悪くなるシーンも多い。
    最後の石田衣良の解説も良い。
    対岸の彼女も読まなきゃ!

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    Posted by ブクログ 2022年05月23日

    角田光代さんの代表的な作品だと思うけど、よんだのむかしすぎてもう忘れていた。なかなかセンセーショナルな内容だよね。そしてひとりひとりの物語がまた面白くて引き込まれる。家族であっても一人ひとり分かち合っていないところがあるけど、それでもおうちでの

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    Posted by ブクログ 2021年12月03日

    家族それぞれが秘密を抱えながらも、互いに思う気持ちあり。その中でお婆さんの仕事に対する考えや、家族を思う気持が1番ささる。何が正解で良かったのか分からない。思う気持ちがあるのに伝わらない。相手を思うから肝心な事は秘密にしていて誤解されてしまう。なんともやるせなくなる。

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    Posted by ブクログ 2020年09月01日

    短編集かと思ったら違った。6人の視点から描かれている。めっちゃ交錯する。一つ一つの話しだけでも十分物語になっているのに、それぞれが交錯して、光のプリズムみたいに振幅し合って、ずしんとくる。無くなりつつある感性を少し刺激してもらえた気がします。他の作品も読んでみようっと。

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    Posted by ブクログ 2019年12月17日

    唐突に出てくる前世占いとう設定が、妙に生々しかった。男と女は、恋の病に罹ると、必ずスピリチュアルなものへ依存し、破滅する。いま目の前の人を見ることが出来なくなる。ちなみに、ぼくの前世はクピドらしい。アポロンとダフネに悪戯したり、トロイア戦争でアキレスを弓矢で射たとされるパリスを応援したり、その際、ア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    郊外の団地に住む夫婦、娘、息子の4人家族。この一家のモットーは、「何事も包み隠さず、タブーを作らず、できるだけ全ての事を分かち合おう」というもの。いくら家族でも、言いたくない事の一つや二つあるが、このモットー故に、それぞれが隠し持っている事と理想の差に、ザワザワするものを感じずにはいられない。家族で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月18日

    面白かった。
    一つの家の秘密が6人の視点で描かれる、
    めっちゃ面白かった。やっぱ人は3Dなんだよな、私の前で見せてない顔も他の誰かの前では見せてるんだもんな〜、逆も然りですが。
    秘密は他の誰かがいて初めて秘密となりうるって確かに、と思った。

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    Posted by ブクログ 2021年11月24日

    家族って、確かに最後に頼る存在でありながら、頼りたくないときもあるし、それぞれ秘密や、絶対に話したくないこともある。
    それが6人の目線から書かれて立体的になってる。人間って怖いなぁとナチュラルに思ってしまった。

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    Posted by ブクログ 2021年07月11日

    家族で隠し事を作らないなんて…それは無理だぁ。

    家族だから平穏に過ごしたいし、安心出来る関係でもありたいと思ったら やはり嘘も方便でないと。

    全部思ってる事ぶちまけたらきっと崩壊してしまうのではないかな。隠し事が想定外だけど京橋家はこれでいいのだと思う。…多分。

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    Posted by ブクログ 2021年06月02日

    大学生のときに読んで内容を忘れていたので10年ぶりに再読。やっぱり円滑に生活するために、ある程度の秘密を持つのは仕方ないと思った

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