無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで202万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
柚木草平シリーズ、2作目。
今作の被害者、および容疑者は全員、草平の高校時代の同級生。そのせいもあって、草平の過去を含めた人間性も垣間見ることが出来る。前作でもチラリと出してはいたけど、見かけによらず、なかなか深刻な過去を色々持ち合わせているらしい。口からポンポンと飛び出す草平のキザなセリフは健在。ここまで達者だとお見事。女性の天敵みたいなキャラだけど、憎めないワ。ただ、相手になる女性がたくさん出てくるけど、2作目にしてすでに似通った傾向になりがちかな。
前作もだけど、このシリーズ、青春モノのようなタイトルなのに、主人公がヤサグレ中年男であるのが笑える。
Posted by ブクログ
柚木草介シリーズ第二弾。
いや、今回も会話がシャレててテンポが良くて、
ついつい一気読みしてしまいました(^ ^
今回は、柚木の高校の同級生が殺されるという事件。
高校時代の「仲良し6人組」と対峙する中で、
徐々に明らかになる隠された軋轢。
さらに柚木の過去の事件についても一部明らかになり、
なるほどこういう経験がこのキャラクターを作ったかと
納得できる部分も多い。
柚木の「惚れっぽさ」は健在。
ただし今回は「昔の同級生」の出番が多いからか、
前作ほどの「ピンチ」に陥るようなことはない。
「過去と向き合う」ことが多いせいか、
多分に柚木の内省的な記述が多く、そのためか
今回は「別居中の娘」が一番柚木を引っ張り回す。
「ハードボイルドを貫こうとする」柚木のキャラは、
無駄にロマンチストでヒロイックな性格といい、
公開と反省ばかりで改心しない生活態度といい、
世の男性諸氏には共感できる点も多いのでは。
もちろん、柚木ほどもてやしませんがね(^ ^;
Posted by ブクログ
中年オヤジが読むには勇気がいるタイトルである。でも、主人公の柚木草平は38歳の刑事事件専門のフリーライター兼探偵。ストーリーはハードボイルド・タッチに進行する。娘と訪れた草津のスキー場で、高校時代の初恋の女性・卯月実可子と出会う。しかし、1ヵ月後彼女は殺される。実可子は娘・梨早に「自分に何かあったら柚木さんに相談するように」と言い遺していた。この作品は柚木草平シリーズの第2弾。今回は柚木が高校の同級生に捜査のため接触する。柚木が背負っている重荷を振り返る。読者に過去の一部を覗かせる。ふだんは、減らず口や憎まれ口ばかりのシニカルな男であり、美女には歯の浮くような世辞を欠かさない軽い男を演じている。柚木の現在と過去。辛い過去を隠し、道化を演じるように生きる強さが好きだ。そうできる男は理想だ。物語は淡々と語られる。派手なアクションも展開もあるわけではない。しかし、そこがいい。人間の多面性について、考えさせられる作品だった。もうひとつ、この作品は著者・樋口有介さんの真面目さも実感させた。あとがきを読んだら、このシリーズはすべて主人公・柚木草平の1人称視点で描かれているという。風景、状況、登場人物の姿かたちから表情や仕種まで、柚木草平が見た通りの構成ということだ。ぶれることない構成が、安心感をもたらしてくれていたことに気付いた。表紙の絵は、物語の6人のイメージ。柚木はどの子だろう?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。