感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年08月04日
柚木草平シリーズ、2作目。
今作の被害者、および容疑者は全員、草平の高校時代の同級生。そのせいもあって、草平の過去を含めた人間性も垣間見ることが出来る。前作でもチラリと出してはいたけど、見かけによらず、なかなか深刻な過去を色々持ち合わせているらしい。口からポンポンと飛び出す草平のキザなセリフは健在...続きを読む。ここまで達者だとお見事。女性の天敵みたいなキャラだけど、憎めないワ。ただ、相手になる女性がたくさん出てくるけど、2作目にしてすでに似通った傾向になりがちかな。
前作もだけど、このシリーズ、青春モノのようなタイトルなのに、主人公がヤサグレ中年男であるのが笑える。
Posted by ブクログ 2014年08月17日
柚木草介シリーズ第二弾。
いや、今回も会話がシャレててテンポが良くて、
ついつい一気読みしてしまいました(^ ^
今回は、柚木の高校の同級生が殺されるという事件。
高校時代の「仲良し6人組」と対峙する中で、
徐々に明らかになる隠された軋轢。
さらに柚木の過去の事件についても一部明らかになり、
...続きを読むなるほどこういう経験がこのキャラクターを作ったかと
納得できる部分も多い。
柚木の「惚れっぽさ」は健在。
ただし今回は「昔の同級生」の出番が多いからか、
前作ほどの「ピンチ」に陥るようなことはない。
「過去と向き合う」ことが多いせいか、
多分に柚木の内省的な記述が多く、そのためか
今回は「別居中の娘」が一番柚木を引っ張り回す。
「ハードボイルドを貫こうとする」柚木のキャラは、
無駄にロマンチストでヒロイックな性格といい、
公開と反省ばかりで改心しない生活態度といい、
世の男性諸氏には共感できる点も多いのでは。
もちろん、柚木ほどもてやしませんがね(^ ^;
Posted by ブクログ 2013年02月21日
女好きなフリーライター、柚木草平シリーズ第二段。
今回も相変わらず皮肉の利いた台詞と軽妙なやり取りが読んでて面白い。
ミステリーとしては足で操作して真実に辿り着く、奇抜なトリックなどない話だけど、登場人物のやり取りは秀逸。
Posted by ブクログ 2012年10月02日
一気に読んでしまった。
柚木草平の軽い台詞が好きかも…。
高校の同級生かぁ〜青春だね!
樋口勇介さんの小説に出てくる男性にいつも惹かれる物がある私です。
Posted by ブクログ 2011年10月11日
前作より、スピード感があって、ずっと面白く読めた。
高校時代の同級生にあえば、どんな気分になるか、容易に想像できるからかもしれない。そう仲が良くなくて、顔見知り程度なら
ちょっと客観的にだけど、ある部分では興奮気味に柚木くんの気持ちになれる。
仲良さそうに見えても、いろいろある。それは、きっといつで...続きを読むもそう。高校生の思いや考えなんて、大人と子どもあいだで面白い。
そして、あんな聞き分けのいい11歳の少女は、いない。
そういう話じゃないことは、
重々承知しているけれど
大人が大人のために書いたお話の子どもは、
いつも大人に都合がいい。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
柚木草平シリーズ第2弾。
やっぱりこのシリーズ好きだなー^^。
今作は謎解き部分が結構大きいため、絶妙な会話のやりとりは少ないけど
それでもやっぱり楽しい^^。
このシリーズ全部欲しいのだけど、何故かこの次に持ってるのは第6弾・・・
3,4,5弾も全部文庫で出てるから買わないとー。
Posted by ブクログ 2011年09月30日
中年オヤジが読むには勇気がいるタイトルである。でも、主人公の柚木草平は38歳の刑事事件専門のフリーライター兼探偵。ストーリーはハードボイルド・タッチに進行する。娘と訪れた草津のスキー場で、高校時代の初恋の女性・卯月実可子と出会う。しかし、1ヵ月後彼女は殺される。実可子は娘・梨早に「自分に何かあった...続きを読むら柚木さんに相談するように」と言い遺していた。この作品は柚木草平シリーズの第2弾。今回は柚木が高校の同級生に捜査のため接触する。柚木が背負っている重荷を振り返る。読者に過去の一部を覗かせる。ふだんは、減らず口や憎まれ口ばかりのシニカルな男であり、美女には歯の浮くような世辞を欠かさない軽い男を演じている。柚木の現在と過去。辛い過去を隠し、道化を演じるように生きる強さが好きだ。そうできる男は理想だ。物語は淡々と語られる。派手なアクションも展開もあるわけではない。しかし、そこがいい。人間の多面性について、考えさせられる作品だった。もうひとつ、この作品は著者・樋口有介さんの真面目さも実感させた。あとがきを読んだら、このシリーズはすべて主人公・柚木草平の1人称視点で描かれているという。風景、状況、登場人物の姿かたちから表情や仕種まで、柚木草平が見た通りの構成ということだ。ぶれることない構成が、安心感をもたらしてくれていたことに気付いた。表紙の絵は、物語の6人のイメージ。柚木はどの子だろう?
Posted by ブクログ 2019年11月05日
内容(「BOOK」データベースより)
娘と訪れたスキー場で、柚木草平は高校時代の初恋の女性・卯月実可子と二十年ぶりに出会う。以前と変わらない美貌のまま、雑貨店オーナーとして活躍していた彼女が、再会後まもなく何者かに殺害される。実可子の姪から事件の調査を依頼された柚木は、高校の同級生を順に訪ねていくが...続きを読む…。事件の謎とともに、青春のほろ苦い思い出が柚木を深く悩ませる、私立探偵シリーズ第二弾。
Posted by ブクログ 2013年03月28日
変わらず、セリフが良い。テンポ良く、あっという間に読める。の被害者の姪とのやりとりで、主人公のセリフが普段のペースから外れる妙も良い。シリーズ全部読みたくなる。
Posted by 読むコレ 2013年01月30日
草平シリーズ2作目。
草平自身の初の事件とも言える高校時代の
メンバーによる構成。
実は草平と自分は同い年の38歳。
このストーリーと自分を比べても余りにも高校生時代
にすごした時間のギャップが大きくて、感情移入は
出来ず、思いの他甘酸っぱい気分になれず...。
この作家さんて...続きを読むきっとフェア過ぎてミステリーとして
読む分には物足りずで、その手のファンからは
軽んじられていそう。その代わり、ミステリー以外の
ファンからは多く支持を得てるんでしょうね。
3作目に個人的には期待。
Posted by ブクログ 2011年12月01日
どうやらシリーズものを途中から読んでしまったようだ。失敗。
主人公にイライラ。どうやら私が嫌いな大人に分類されるらしい。
シリーズものって、魅力的な主人公が大前提だと思うんだが、私には合わないな。
会話のテンポはよかったと思う。
Posted by ブクログ 2012年01月05日
9月-2。3.5点。
柚木シリーズ第二作。スキー場で偶然高校時代の、マドンナに会う。
その後その女性が殺され、娘と姪から調査を依頼され。
高校の同級生たちを巻き込み、切ない解決へ。
まあまあ。
やっぱり東直己にテイストが似ているかな。
Posted by ブクログ 2010年02月13日
柚木草平シリーズ第二弾。
娘と訪れたスキー場で20年ぶりに初恋の君に出合った主人公。
以前と変わらぬ美貌のまま、雑貨店オーナーとして活躍していた彼女はしかし、再開後まもなく何者かに殺害される。
彼女の姪から事件の調査を請け負った主人公は・・・・・・。
青春のほろ苦い思い出が柚木の心に影を落...続きを読むとす、あるいは、読者に。
届かない過去と想いって、どこにぶつけたら良いんでしょうかね?
Posted by ブクログ 2009年10月04日
柚木草平シリーズ第二弾。
38歳の主人公柚木草平を中心とした青春(?)小説。
ふとしたきっかけで再会した初恋の女性が何者かに殺害された。娘に「私に何かあったら柚木さんを頼りなさい」という言葉を残して。。。
相変わらずの雰囲気である。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
娘と訪れたスキー場で、柚木草平は高校時代の初恋の女性・卯月実可子と二十年ぶりに出会う。
以前と変わらない美貌のまま、雑貨店オーナーとして活躍していた彼女が、再会後まもなく何者かに殺害される。
実可子の姪から事件の調査を依頼された柚木は、高校の同級生を順に訪ねていくが…。
事件の謎とともに、青春のほろ...続きを読む苦い思い出が柚木を深く悩ませる、私立探偵シリーズ第二弾。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この2作目は特に、ミステリとしてのトリックは弱いけど、それを抜きにしても充分面白いシリーズだと思う(予め、『謎解き』の部分に過剰に期待していなければ)。くさい台詞オンパレードの主人公のキャラクターが癖になる。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
前回の方が好きだったな。草平の言葉回しがなんというか…輝きが足りなかったというか。やっぱり相手がそれなりに年齢を重ねていた人だったからなのかな。
草平の過去にちらりと触れられたので、またこれから色々明らかになっていくんだろうなぁと思いました。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
元刑事でフリーライターの主人公。ライターの仕事の他に私立探偵もやっている。今回の事件は娘と訪れたスキー場で20年ぶりに再会した高校の同級生(初恋の子)が、1ヶ月後に自分の経営する雑貨店で殺害された。彼女の娘は、自分に何かあった時は彼を頼りなさいと言われたといい、事件を調べ欲しいと依頼する・・・。
シ...続きを読むリーズ第2弾
前作とは異なり今回はきちんと主人公が殺人事件の犯人を見つけたことで、前回のような「え?」というのがなくなって、気分的にはよかったかな。テンポの良い会話や読みやすいストーリー展開は前作同様で、とても読みやすいと思います。