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主人公は一切の記憶を失っている「私」。ベッドで目を覚ますと、隣りで仮面をつけた裸の男が寝ている。「私」はどこの誰で、なぜこの男といるのか。まったく白紙の状態から手がかり探しが始まる。「私」に襲いかかる断片的なフラッシュバック…そこから漂う犯罪の臭い。ナイフを突き立てられた中年男、二人の男に犯される「私」、車に轢かれる息子…「私」を取り巻く世界がなぜ無間地獄のようなのか。ちりばめられたヒントを紐解きながら核心に迫る、本格純愛ミステリ!
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Posted by ブクログ
少し分厚いがハラハラしてすぐ読みきってしまった。 確かに映画化は不可能。 予想外の展開にまんまと騙された。 イニシエーション・ラブ的な感じだが、私はこの本の方が好き。
うひゃーーーー って感じ。 読み終わったその瞬間に 頭がその小説の前のページを 整理するのでいっぱいいっぱいになって うひゃーーーー ってなるw もう1度、落ち着いて読みなおしたくなる これは、ネタバレしたら終わりだから 感想もうまく書けないけど。 レビューでは結構みんな★少ないけど 私は...続きを読む凄く好きだったな 途中まで絡まり合ってたひもが 最後の最後に綺麗にほどけて1本になる感じ でも後味はあまりよろしくないかなー
うーん、読んでる間は過剰なセックス描写に少し辟易しながら、直前に読んだ本も記憶喪失ものだったなとうんざりしてたんだけど、ラスト周辺で明らかになるトリックがなかなか凝ってて感心させられた。パラパラと読み返してみて更になるほど。ただ、ストーリーとしては救いがないわな。トリックのための物語な感じが強くてそ...続きを読むこが残念。
愛川晶の『六月六日生まれの天使』を読んだ。 時間的トリック作品は過去にも読んだことあるので、そんなに驚きはしかなったけど、記憶を無くした人が、どう思いどう感じて行くのかってところに面白味があった。 時間と記憶をうまくミックスさせて謎を深めていく感じは良かったと思う。
意外に評価が低いことにビックリ。個人的にはすごくおもしろかったです。 こういうトリックって今でこそわりとありがちですけど、初めて読んだ時はびっくりした。 そんでその謎を解くためのキーみたいなセンテンスは各所にきちんと散りばめられているんだけど、読んでて自分みたいな人間は「ん?」って一瞬なんか違和感覚...続きを読むえるんですけどその違和感がなんだったのか考えようとしてないから、後であー!って思う。それがすごい気持よかった。 あれです、鍵とかを無くした時って、よーく記憶を辿ると道を歩いてて一瞬「ん?」」って思ってる場所があるんですよ。なんか遠くで金属音を聞いたような気がしたとか、ポケットに手を入れた瞬間にあるべきものが無いとか。 そういうのってその時は注意してその違和感に意識を向けないから、後であー!あの時か。って思う。それとすごく似てる。 違和感を感じれるか。その違和感がどこから来るものか探し当てることができるか。そういう小説。
ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。 同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている…。 ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、意外にも外は雪。 そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている! 記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、その果ての衝撃! 傑作ミステリー長篇。 ...続きを読む 物分かりの悪い自分では1回だけ読んだだけでは わからなかったです。 2回読んでみて、改めて散りばめられていた小さな謎が わかった感じ。 性描写が多いのでそれが苦手な人にはオススメ出来ないかな。 10ページに1回くらい出てきます(笑
帯に読み終えたあと、必ずもう一回い読みたくなります。と書いてあったので購入。 この本は、映画化できないたぐいの話で、本読みならではの楽しみがつまっている。 ナナメ読みせず、真っ向から作者と対決するつもりで読んでいただきたい。 もちろん再読します。
100%ではないけど、騙された部分もあった。 けどわざわざ読み返すほどの衝撃ではないかなぁ。 伏線がかなりわかりやすいものだったし。 まぁもう一度読めば、ああこれはこうだったのか!って 発見もあるかもしれないけど 後味の悪さと無意味な性描写にウンザリするので たぶんもう読まないかな。 一つ、冬樹の...続きを読む本当の姓名診断がどんなんだったのか、 そこだけ気になる。
記憶を取り戻すまでの右往左往は面白い。 所々ミスリードに引っかかって訳が分からなくなる場面もあったが、読めなくなるわけではない。
なんだかよくわからないまま終わってしまった。解説を読んでも理解できない。 じゃあ、もう一度読み返したいかというと、そんな気にはならない。 ミステリーの謎解き云々などと言うことよりも、ある点でどうしても納得できないのだ。 それは、あまりにも不自然、ということだ。 ヤクザがいきなり記憶に関する高度な講釈...続きを読むを述べたり、主人公(?)が記憶喪失なのに姓名判断ができたり、相手の男がカンボジアの近代史を詳しく語ったり。 それと、『葉桜の季節に君を想うということ』に通じる腹立たしさが残る。
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六月六日生まれの天使
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愛川晶
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