平凡すぎて殺される

平凡すぎて殺される

小説・文芸
1,400円 (税込)

7pt

28歳のポールの特徴は“平凡すぎる”顔だ。わけあって無職のまま、ボランティアで病院を訪れて、彼を自分の息子や甥と思いこんだ老人たちを癒す日々を送っている。ある日、末期ガンの老人を見舞うと、錯乱した彼に誰かと間違われてナイフで肩を刺されてしまう。老人は亡くなり、警察は恐ろしい事実に気がついた。彼は悪名高いギャングで、有名な誘拐事件の関係者だったのだ。警察に衝撃が走る一方、ポールは爆弾で命を狙われ、さらに……。身を守るには逃げながら誘拐事件の真相を探るしかない!? 巧みな構成が光るノンストップ・ミステリ!

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平凡すぎて殺される の一覧

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 平凡すぎて殺される
    1,400円 (税込)
    28歳のポールの特徴は“平凡すぎる”顔だ。わけあって無職のまま、ボランティアで病院を訪れて、彼を自分の息子や甥と思いこんだ老人たちを癒す日々を送っている。ある日、末期ガンの老人を見舞うと、錯乱した彼に誰かと間違われてナイフで肩を刺されてしまう。老人は亡くなり、警察は恐ろしい事実に気がついた。彼は悪名高いギャングで、有名な誘拐事件の関係者だったのだ。警察に衝撃が走る一方、ポールは爆弾で命を狙われ、さらに……。身を守るには逃げながら誘拐事件の真相を探るしかない!? 巧みな構成が光るノンストップ・ミステリ!
  • 有名すぎて尾行ができない
    1,400円 (税込)
    平凡すぎる顔が原因で命を狙われたポールは、8か月後の今も人生の危機に直面している。恋人のブリジット、元警官のバニーと探偵事務所を始めるつもりが、ブリジットとは喧嘩中、バニーは失踪中。そこへ謎の美女が依頼に訪れる。彼女は裁判中の不動産開発詐欺事件の被告3人組のひとりの愛人で、その男の浮気調査をしてほしいと言う。ポールは依頼を引き受けたが、相手を尾行しては見失っているうちに、別の被告人が殺され、またも殺人事件に巻きこまれ……。奇妙な依頼との関連は? バニーの行方は? 大好評のノンストップ・ミステリ第2弾!/解説=温水ゆかり
  • 悪人すぎて憎めない
    1,496円 (税込)
    バニー・マガリー刑事には、かつて最高の相棒がいた――1999年、アイルランド。ダブリンでは武装強盗が頻発していた。現金輸送車を襲う鮮やかな手口から、警察本部はカーター一味に目をつける。さらに、彼らが大量のコカイン密輸を計画しているという情報を得た。証拠を掴むため、特捜班に配属されたバニーと相棒の刑事グリンゴは一味を監視する任務につくが、ジャズシンガーの黒人女性シモーンと出会ったことで、バニーたちの運命は大きく変わりはじめ……。ノンストップ・サスペンス『平凡すぎて殺される』につながる衝撃のバニー過去編登場。/解説=川出正樹
  • 幸運すぎて埋められる
    1,980円 (税込)
    葬儀には大勢が参列していた。棺に花で書かれた名前は――“バニー”。その1か月前、ポール、ブリジット、バニーが設立した探偵事務所は窮地に陥っていた。ポールが別の探偵事務所と争いになり、互いにいやがらせをしているうえ、浮気調査の対象者に暴力を振るったバニーが訴えられたのだ。ブリジットは事務所を守るため奔走するが、バニーは警察が山でふたつの死体を発見したという報道に動揺していた。それはかつて、彼が相棒の刑事と埋めた死体だった……。『平凡すぎて殺される』に始まる、ノンストップ・サスペンス・シリーズついに完結!

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平凡すぎて殺される のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この小説のリズムに慣れるまで時間がかかった。
    ちょっとしたジョークの応酬やクセのある登場人物の振る舞い、それと名前多すぎ問題で途中で誰が誰やら、中盤まではそんな感じで戻って読み直すことも多々ありましたが、慣れてからは一気に読みました。
    アイルランド小説の王道を知らないだけに急展開も楽しめたし、登場人物のクセも楽しめた。

    0
    2023年05月26日

    Posted by ブクログ

    主人公は世を拗ね訳あってケチケチ生活をしている青年ポール、そのポールに見舞客の無い老人の話し相手を依頼した看護師のブリジット。その老人は…(ネタバレになるから言えないが)で、ポールは命を狙われることになり、ブリジットと2人逃げながら解決策を探っていく。
    ユーモラスでシニカルなストーリー展開、しつこいくらいウィットに富んだ会話、ジョーク、例え。文章に慣れるまで時間がかかった。全体はミステリーなのに、一つ一つの場面ではコメディ的で、悲壮感が無 く慣れてしまえば読みやすい。登場人物がみんなそれぞれキャラクターが立っていて個性的で面白い。

    0
    2022年11月30日

    Posted by ブクログ

    寝たきり状態の老人に人違いで襲撃されたがために、命を狙われるハメになった主人公の逃亡と真実の追求への顛末を描いた物語。だんだん「こういう文章か」というクセに慣れたら、個性あるキャラクタにも愛着がわいてそれなりに楽しめました。

    ただ万人向けかというとどうでしょう…。(アイルランド)ローカルネタ多めなユーモア、映像畑出身だからか目で見て想像できるように比喩や装飾性を多めに描いたキャラクタの外見や行動など、結構な独特のクセがあり、それがそのまま文章量の多さにつながってもいるので、「逃亡劇」のわりにはさほどのスピード感を感じられなかったように思えました。

    ただ主人公と看護師の、厳しい現実と立ち向かいながら自分たちなりに前を向いて頑張っているそれぞれのキャラクタ性や、彼の幼なじみの粗暴な警官や訪問先の老女など、知人たちにもいとおしい魅力を感じたので、また違うお話で出会ってみたいな、とは私は思いました。

    0
    2022年07月26日

    Posted by ブクログ

     翻訳までされる海外のユーモア・ミステリーは、たいてい外れがない。しかも本書は翻訳者が原書で読んで、いたく気に入ったための持ち込み企画作品だそうだ。さればこそと読者側からの期待値も込めてしまう。無論ただものではないはずだ、と。

     しかし出だしを読んでゆくにつれ、少し後悔の念が。ぼくの場合、食べ合わせがよくなかったのかもしれない。ルースルンドの『三日間の隔絶』、ウィンズロウの『業火の市』といった超ド級のシリアス・アクション大作ニ作の読後だったので、この本を読み始めた途端、思わず膝が砕けそうになった。そこら辺にいる人たち皆にこの本を読ませたら、吉本興業の公演のお笑い芸人たちみたいにどどどっと、倒れちゃうんじゃないだろうか。それも何度も。

     タイトルから既に気が付くべきだった。何しろ『平凡すぎて殺される』だもの。帯には「このミステリ面白すぎる!!」とうたい文句。面白いとは、そういう方向の(つまりユーモアの)面白さだったのか。やられた! そう、本書はミステリーの内容を持ったユーモア小説である。

     主人公は特に何のとりえもない地味ぃ~な青年。無職なので日銭を得るために病院でして老人患者たちの介護をしているというどうも頼りない男なのだが、いきなり事件が起こる。死にかけた老人にナイフで襲われ怪我を負ってしまうのだ。老人は実はやくざの親玉で、彼を襲った直後に死んでしまう。と同時に主人公は命を狙われ始め、行動も口も達者な看護婦がそれを救い出す。老人の正体は誰だったのか? これが本書を貫く謎の肝となる。

     ぼくの場合前半は、登場人物が次々増えてくる様子や、小さなギャグのために割かれるページが多いことに、しばしの間慣れることができなくて、実は苦労したのだが、徐々にこの作品の持ち味としてのユーモアに馴染みができて頭に入ってくるようになってからは、急速にページがめくられてゆくようになった。そう、本書は笑って面白く読まなければいけなかったんだ。「このミステリ面白すぎる!!」なんだから、とこの辺りでようやく気づいたわけなのさ。

     逆にそうなると後半部で、練りに練られた仕掛けや錯綜した人間関係図、それらを整理してゆく二人の素人探偵と、彼らを助ける定年間際の刑事、との主役トリオの役割や、敵・味方・脇役のそれぞれの人間関係が明らかになってゆくとともに、面白さと比例して読書速度は一気にスピードアップした。

     巧い仕掛けに満ちたミステリーだな、と読後感はすっきり。アイルランド作家によるダブリンを舞台にしたミステリーで、作者がTVの放送作家かつコメディアン出身という裏事情も興味深い。同じアイリッシュ作家でも、IRA健在の時期の危険極まりないキャリックファーガスという北アイルランドの田舎町を描き続けているエイドリアン・マッキンティとの毛色の違いは甚だしい。読み比べても意味がないだろうし。

     本作はシリーズ化されているそうである。二作目も出るなら読もうかどうか迷ってしまいそうだが、この主人公の今後も気になる。そう。シリーズに甘い読者なのだよ、ぼくは。

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    ギャングのおじいちゃんの死にたまたま居合わせたために、ギャングから狙われる羽目になったポール。どうやって逃げ切るか…

    ところどころジョークが入ってくるんだけど、クスリとする系のジョークで、メインは逃亡劇。一緒に逃げてくれる看護師とのロマンスもほんのりで、読み始めると夢中になって読める本だった。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    28歳のポールは、どこにでもある顔立ちで、取り柄もやる気も特にない。
    その平凡さが仇となり…?

    ホームの老人達を訪問して、ポールを身内と思い込んだ彼らを慰める日々を送ってました。
    ところが、ある日、敵と間違えられて、ほぼ寝たきりの老人に襲われてしまう。しかも、その噂は広まり…?

    気立ては悪くないのにね~。
    ただの人違いなのに、大騒動が始まります。
    ぽんぽんと弾む文章で進むユーモア・ミステリ。
    言及がわかるとニヤッとするけど~わからないのももちろんアリ。
    読後感も悪くはないけど、☆は平凡な?三つね(笑)

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    まあまあかな。イギリス流の過剰なギャグ満載の筆致は、個人的には重く感じる。もう少し人物描写とかしてくれたら良かったかと思う。平凡すぎる顔のことがあまり話に関係してないのはなぜか?

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    いわゆるクローズドミステリー的「公権力に解決を委任できない」状況を主人公の境遇とイベントのスピード感で無理やり創出する思い切りのいい構成が好き。会話のユーモアも個人的にはツボだけど、たしかにスタンドアップコメディ的センスな気もするので、ここは個人的な好みもかなり入っていると思う。
    ただ、申し訳ないけどあまりにも青木氏の訳がひどい。主述関係が不明な文章が多いし、総じて日本語として汚い。せっかくのテンポの良さを殺していると思う。
    シリーズもののようなので、手に入ったら原書で読もうと思った。

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    著者が現役のコメディアンとあってか、回りくどく皮肉めいた言い回しの乱用に馴染めず、序盤は読み進めるのに苦戦したが、登場人物のキャラクターがしっかりと立っているので、慣れると俄然面白くなる。コメディとシリアスのバランスも中々良い塩梅。今作が小説デビュー作でもあるようで、粗さは幾らか目に付くが、概ね楽しめた。但し、ポールの過去はもっと仔細に描いて欲しかったかな。訳者が今作に惚れ込んで自ら出版社に企画を持ち込んだらしいが、もう少し小慣れた翻訳にはならなかったのだろうか。原文に忠実だというなら仕方ないのだけれど。

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    コメディー要素が強いなぁと読んでいたら、著者は執筆当時現役のコメディアンだったとか。重苦しくないのは好感だが、もう少し読み易くならなかったものか。シリーズとして発表されているようだが、バニー部長刑事が気に入ったので活躍してほしい。22.4.7.

    シリーズが完結したので読み残しておいた2作以降を一気に読むつもりで、1作目を読み直し。
    あれっ、こんなに読み難かったっけ。 26.4.13.

    0
    2022年04月07日

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