ヴァイオリン職人の探求と推理

ヴァイオリン職人の探求と推理

小説・文芸
1,119円 (税込)

5pt

ジャンニはイタリア・クレモナの名ヴァイオリン職人。ある夜、同業者で親友のトマソが殺害されてしまう。彼は前の週に、イギリスへ“メシアの姉妹”と言われるヴァイオリンを探しにいっていた。それは一千万ドルを超える価値があるとされる、幻のストラディヴァリだった。ジャンニは友人で刑事のグァスタフェステに協力し事件を探り始めるが、新たな殺人が……。虚々実々のヴァイオリン業界の内幕、贋作秘話、緊迫のオークション、知られざる音楽史のエピソード。知識と鋭い洞察力を兼ね備えた名職人が、楽器にまつわる謎を見事に解き明かす!

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ヴァイオリン職人の探求と推理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    偶然見つけた名前も知らないイギリスの作家。久しぶりに没頭するように読んでしまった珠玉のミステリー。最近北欧のミステリーにはまっていたが、同じ欧州であっても全く異なる深みに満ちている。舞台はイタリア、主人公はバイオリン職人。訳者の後書きにもあるが、欧州らしい長い歴史と現在がつながっていることが主人公を通して感じられる。「過去があって、現在の自分たちがあり、その上でどう生きるか」、日本人に相通じることだけれども、米国には決してない上手く表現できないが、人生、価値観といったものだろうか。様々な意味で豊かな人生を歩んできた人物像が見事に描かれている。音楽、ミステリー、歴史、イタリアが大好きな方々にお勧めの一冊です。シリーズ化されていて3作目が刊行されています。早速2冊目を読んでいるところ。

    0
    2020年07月18日

    Posted by ブクログ

    ヴァイオリンのことはよくわからない…などどいう心配はいりません。主人公の年齢を経た人間味、友人刑事の実直さ。楽器の謎にぐいぐいひきこまれました。続編が待ち遠しい。

    0
    2015年03月03日

    Posted by ブクログ

    クラシック門外漢として、これでもかと出てくる「聞いたことがある」程度の名ヴァイオリン職人の名前オンパレードに目くるめいてしまう。
    失われた名画・贋作とか好きでも楽しめると思います。

    0
    2014年08月12日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ複雑に入り組んでいる…読み終わったときの達成感はひとしお。

    登場人物がめっちゃ多くて、登場ヴァイオリンも多くて、読みながら頭の中が迷宮状態。
    でもジャンニが小さな手がかりを見つけてそこから徐々に徐々に真相を掴んでいくのが良かった。ヴァイオリン職人ならではのアプローチがおもしろい。
    ヴァイオリンて、音楽の歴史って、こんなにミステリー向きなのね…( * ॑꒳ ॑*) ショパンのピアノを巡ってのミステリとか、出ないかな。

    ジャンニがひたすら真っ直ぐに真摯に音楽とヴァイオリンに向き合う姿勢がかっこよかった。
    ヴァイオリンコレクターとかディーラーも出てくるから、価値あるヴァイオリンに対して主にお金の面で裏の世界を感じたけど、それに一切揺さぶられないのは職人としてのプライドの賜物だろうなぁ。

    グァスタフェステ、警官のはずなのに個人で動くジャンニにずっと付いててあなたの仕事は?ってなっちゃった笑

    観光地の状況や風景描写がすごい鮮やかで、ヨーロッパならではのあの荘厳な感じが頭に浮かぶのが素敵だった。その中にも観光地を皮肉ってる一文が差し込まれてるのが笑えて楽しい。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    読み始めてすぐ、
    ああ、好きな感じ!と思った
    ヴァイオリンが主人公のイタリアンミステリー。

    いつも集まって四重奏を楽しんでいたメンバーの1人が殺された。
    ヴァイオリン職人のジャンニと刑事のアントニオが
    仲間の死の真相を求めて
    イタリア各地やイギリスへと飛び回る。
    ちょっとした観光気分も味わいつつ、
    楽器の歴史なども学びながら楽しめた。

    主人公の誠実な人柄や文章表現がとても良い。
    シリーズ続編も読みたい。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    英国人作家によるイタリア人ヴァイオリン職人が主人公ジャンニの作品。
    日本で翻訳版が出版されていた頃結構話題になっていた記憶。私は個人的にクラシック音楽の蘊蓄、特にヴァイオリンに関する話はノーサンキューなのだ。ヴァイオリン、いやヴァイオリニストについてちょっとしたトラウマがある(それも読み終わるまで忘れていたが)。したがって蘊蓄系語りはすっ飛ばし気味に読んだ。それでもすぐに夢中になった。
    イタリア人の皮をかぶった英国人の語り口の魅力だろうか。63歳のジャンニは、ヴェネツィアで会った女性に次々と親切を施した(ここまでは英国人紳士もやることだ)。別れてから、電話番号を教えるか聞くかすればよかったかと考えるなどという奥手ぶりを見せる。

    蘊蓄系語りはさまざまなミステリーを解くカギとなっていたのか?単に複雑なのか、種明かしの段階になって、え、ちょっと待って、えーっとになった。読みなおすべきかも。

    それでもおもしろかったし、読後感もよい。シリーズ次作も読みたい。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    「ヴァイオリン職人の探求と推理」というタイトルと、クラシカルなカバーイラストで、良作の予感。
    ポール・アダム…作者の名前は平凡な感じだけど…
    もちろん初読。

    トリックとかなんとかではなく、探偵役となるヴァイオリン職人・ジャンニの人間としての円熟した魅力がとにかく楽しめる作品。

    本作では63歳。もちろんヴァイオリン職人として一流で、自然豊かな土地に工房を構え、今も仕事を楽しんでいる。昔からの友人たちに囲まれ、多くの教え子に慕われ、子供たちや孫たちも時折遊びに訪れる。
    心から愛していた妻を亡くしてしまったが、やはり子供や孫もいる58歳の魅力的な女性・マルゲリータとの恋の予感も。

    0
    2022年08月08日

    Posted by ブクログ

    ダビンチコードを彷彿とさせる展開。割とあっけない結末ですが、楽しめました。ヴェネツィアやクレモナの雰囲気が感じ取れ、行ってみたくなりました。バイオリンでなければ成立しない事件ですね。独特の世界です。愛好家は狂信的と紙一重、恐ろしいほどです。

    0
    2022年02月03日

    Posted by ブクログ

    ヴァイオリンの謎に迫りながら、ヴァイオリンの絡んだ殺人事件にも迫っていくお話。
    親と息子のような年の差があるコンビが面白く、主人公もハイパーヴァイオリンスーパーマンではあるけど普通のじいさんで、派手なシーンなどはないが、じわじわと謎に対していったり来たりするのがもどかしく、また面白かった。
    イタリア人の名前は覚えにくいのでメモしながらのほうがよかったかなぁ

    0
    2020年02月08日

    Posted by ブクログ

    老人ミステリはぼちぼち珍しくなくなりつつあるが、60代の、ヴァイオリン職人が主人公という設定が異色かな。
    イタリア老人(老人なんて言っていいのか?)の懐深い愛情と軽口、そして手抜きのない筋立てが楽しめる。何と言ってもヴァイオリン製作やその業界を垣間見ることが出来るのが、面白さの半分以上を占める。
    哀愁はちょっと足りないけど、イタリア老人の洒脱を堪能ということでまあいいか。

    そりゃあジャンニとマルゲリータのその後が気になるところ。

    0
    2017年07月04日

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