ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
このことは誰も知らない──四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京からやって来た会計検査院の調査官三人と、大阪下町の空堀(からほり)商店街で生まれ育った少年少女だった。秘密の扉がついに開くとき、大阪が全停止する!? それは五月末日の木曜日、午後四時のことであった。『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』で知られる奇想天外な万城目ワールドの、これぞ真骨頂。映画化原作。特別エッセイ「なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪」も収録。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
『プリンセス・トヨトミ』― 大阪の隠された“想い”が涙を誘う、最高傑作! 物語に隠された大阪の人と街の熱い想いと壮大な秘密に、ぐっと胸を掴まれてしまいました。 読後には、きっと大阪の街が違って見えるはずです。 ------------ 1. 購読動機 SNSで話題沸騰!「読書の秋」におすすめ...続きを読むされた傑作⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 最近、X(旧Twitter)などのSNSの読書界隈で「とにかく読んで!」と熱烈におすすめされていたのが、この『プリンセス・トヨトミ』。 * 読書好きなら誰もが知る、あの作家さんの作品であること。 * 「泣ける」「そうなるの?!」という感想が多かったこと。 「読書の秋」に何か心に残る一冊を、と思っていた私にはドンピシャ! 普段、ミステリーや歴史ものが好きな人にも響く、という口コミも後押しし、すぐに手に取りました。 ------------ 2. 登場人物:クセ者揃いの「会計検査院」が大阪へ! 物語のキーとなるのは、国家の税金が正しく使われているかをチェックする会計検査院のメンバーたちです。 彼らは、国から独立した組織として、巨額の税金を監査する国家最強の“地味”な公務員と言えるかもしれません。 ●監査チームのメンバー * 会計検査院の3名: 冷静沈着でエリート然としたメンバーたち。 彼らが大阪に乗り込み、一つ曰く付きの案件を監査することになります。 ●大阪の中学生2名 一見、物語とは関係なさそうな彼らですが、この少年少女が持つ視点や行動が、物語の真実に深く関わってきます。 彼らが追うのは、35年前に監査され、記録がほとんど残っていない組織。 なぜ、そんなに情報がないのか? この時点ですでに、並々ならぬ「何か」の存在を予感させます。 ------------ 3. 遡ること35年前 リーダーの“消えない記憶” 会計検査院のリーダーは、35年前、彼が大阪で暮らしていた幼少期に、ある異常な光景を目撃していました。 ●大阪城が、血のような「赤」に染まる光景。 この鮮烈な記憶は、彼の心から消えることがなく、それが真実だったのか、それとも妄想だったのか、ずっと判断できないままでした。 この過去の記憶と、現在の監査がどう繋がるのか? ここから、物語は一気にサスペンスの様相を呈してきます。 ------------ 4. 監査:大阪城の地下に広がる「秘密の空間」の正体 曰く付きの案件の監査当日、会計検査院のリーダーは、担当者からたった一人で対応を受けることになります。 そして、そこで彼の目の前に現れたのは、信じられない光景でした。 なんと、大阪城の地下に広がる巨大な空間。 そして、その地下空間の維持・運営に、巨額の税金が使われていた事実を知ります。 その使途と、地下に隠されたものが、すべて繋がった時、読者は「え? まさか!」という驚きと、深い感動を覚えるでしょう。 ------------ 5. 読みどころ: 大阪人の400年の「想い」に涙が止まらない、、、 この物語の最大のテーマ、そして最高の読みどころは、「大阪」という街の歴史と、そこに住まう人々の“想い”です。 ▲豊臣・徳川の因縁▲ 大阪は、豊臣秀吉が築き、彼の死後、徳川家康によって完全に崩壊させられたという悲しい歴史を持っています。 それから400年。 大阪、そしてそこに住まう人々は、豊臣への想い、徳川への想い、そして故郷への誇りを、どのように受け継いできたのでしょうか? この物語は、まさにこの『400年の想い』起点として、一気に現代の物語として紡がれます。
ずっと読みたかった本です。 やっぱり太閤さんが好きで、多分小学生の時遠足で大阪城に行ったことのある大阪人にはたまらない小説ではないでしょうか? 空堀商店街がどどーんと出てくるあたりもいいなあ。 とんでもない話だけどそういうことが本当にあれば面白いんだけどな、などと思いながら読みました。 最後に急...続きを読むに大阪のおばちゃんになる旭にはドン引きしたけど。
大阪の皆さんのソウルは実はこーなんじゃないのか?って思わせるリアリティーはないけど、リアルを感じる万城目ワールド炸裂のお気に入り作品です。 風太郎を先に読んだほうがいいかもと思いました。
大阪の日常文化が垣間見えるのが興味深かったです。そうした細やかな日常描写の一方、物語の柱となる壮大な陰謀が急に現れ、スリリング&スピーディーな展開となります。万城目作品は良作揃いですが、こちらも間違いないと思います。
良作。結末も納得感があり良かったです。 会計士はとっかかりくいかなと思ったけれど、キャラクターが個性的で読みやすかった。 空堀商店街を写真で見た。確かに坂でした。ここを登下校するのは大変だなと思ったり。
楽しめました。 堅苦しい話かと思いきや エンタメ要素や人情話もあり 作家さんの地元愛を感じる作品です。
京都、奈良に続いての大阪のお話。例によって「こんな話あるかぁ⁉️」な話で面白かったです。 鳥居と言うキャラに途中はイライラしながら読んでました。スパイス効かせすぎ(笑) あと、まさかの「鹿男」に登場した難波先生再登場! 二つの話は同じ世界の話だったんですね。 この話の鍵の一つに「父から息子へ」って...続きを読むのがあると思うのですが、読み終わって、自分は一体どれだけの事を自分の息子と向き合って伝える事ができたんだろうか…ってなことを考えてしまったです。 それと、女性の懐のデカさには白旗です。 大義やら名分やらと偉そうにしてるかもしれませんが、結局、なんやかんやで、男性は女性には敵わんのですよ。こそこそ悪巧みなんてするもんじゃないなぁと、改めて思いました(笑) 最後の作者の後書きにも紹介があった「大大阪モダン建築」を抱えて辰野金吾が建てた建築物や、空堀商店街、そして木津川のポンポン船を訪ねてみたくなりました。
もしかしてこんな世界が本当にあるのでは?と思って、スルスルと読み進められた。 大阪が舞台で、方言も完璧で、大阪出身としては嬉しい
長編で読み応えありました! 想像していたストーリーとは違って、ひょっとしたら現実にあるんじゃないか!?と思ってしまうような…史実や、会計検査院という中央省庁の業務も出て来て勉強になりました。 東京一極集中を解消するのは、大阪のより一層の発展が鍵なのでは?と思います。 でも、大阪の人はそんなこと思っ...続きを読むてもないかも知れませんね!独立国なのですから!
昔読んでいたが内容忘れてたので再読。面白く読めた。こんな世界あるのかもなと思わせるような、荒唐無稽なようでちゃんとした描写だったと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
プリンセス・トヨトミ
新刊情報をお知らせします。
万城目学
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
鴨川ホルモー+ホルモー六景【2冊 合本版】
鹿男あをによし
あの子とO
あの子とQ(新潮文庫)
偉大なる、しゅららぼん 1
偉大なる、しゅららぼん
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川つばさ文庫)
「万城目学」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲プリンセス・トヨトミ ページトップヘ