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Posted by ブクログ
『プリンセス・トヨトミ』―
大阪の隠された“想い”が涙を誘う、最高傑作!
物語に隠された大阪の人と街の熱い想いと壮大な秘密に、ぐっと胸を掴まれてしまいました。
読後には、きっと大阪の街が違って見えるはずです。
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1. 購読動機
SNSで話題沸騰!「読書の秋」におすすめされた傑作⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
最近、X(旧Twitter)などのSNSの読書界隈で「とにかく読んで!」と熱烈におすすめされていたのが、この『プリンセス・トヨトミ』。
* 読書好きなら誰もが知る、あの作家さんの作品であること。
* 「泣ける」「そうなるの?!」という感想が多かったこと。
「読書の秋」に何か心に残る一冊を、と思っていた私にはドンピシャ! 普段、ミステリーや歴史ものが好きな人にも響く、という口コミも後押しし、すぐに手に取りました。
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2. 登場人物:クセ者揃いの「会計検査院」が大阪へ!
物語のキーとなるのは、国家の税金が正しく使われているかをチェックする会計検査院のメンバーたちです。
彼らは、国から独立した組織として、巨額の税金を監査する国家最強の“地味”な公務員と言えるかもしれません。
●監査チームのメンバー
* 会計検査院の3名: 冷静沈着でエリート然としたメンバーたち。
彼らが大阪に乗り込み、一つ曰く付きの案件を監査することになります。
●大阪の中学生2名
一見、物語とは関係なさそうな彼らですが、この少年少女が持つ視点や行動が、物語の真実に深く関わってきます。
彼らが追うのは、35年前に監査され、記録がほとんど残っていない組織。
なぜ、そんなに情報がないのか? この時点ですでに、並々ならぬ「何か」の存在を予感させます。
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3. 遡ること35年前
リーダーの“消えない記憶”
会計検査院のリーダーは、35年前、彼が大阪で暮らしていた幼少期に、ある異常な光景を目撃していました。
●大阪城が、血のような「赤」に染まる光景。
この鮮烈な記憶は、彼の心から消えることがなく、それが真実だったのか、それとも妄想だったのか、ずっと判断できないままでした。
この過去の記憶と、現在の監査がどう繋がるのか? ここから、物語は一気にサスペンスの様相を呈してきます。
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4. 監査:大阪城の地下に広がる「秘密の空間」の正体
曰く付きの案件の監査当日、会計検査院のリーダーは、担当者からたった一人で対応を受けることになります。
そして、そこで彼の目の前に現れたのは、信じられない光景でした。
なんと、大阪城の地下に広がる巨大な空間。
そして、その地下空間の維持・運営に、巨額の税金が使われていた事実を知ります。
その使途と、地下に隠されたものが、すべて繋がった時、読者は「え? まさか!」という驚きと、深い感動を覚えるでしょう。
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5. 読みどころ:
大阪人の400年の「想い」に涙が止まらない、、、
この物語の最大のテーマ、そして最高の読みどころは、「大阪」という街の歴史と、そこに住まう人々の“想い”です。
▲豊臣・徳川の因縁▲
大阪は、豊臣秀吉が築き、彼の死後、徳川家康によって完全に崩壊させられたという悲しい歴史を持っています。
それから400年。
大阪、そしてそこに住まう人々は、豊臣への想い、徳川への想い、そして故郷への誇りを、どのように受け継いできたのでしょうか?
この物語は、まさにこの『400年の想い』起点として、一気に現代の物語として紡がれます。
大阪の日常文化が垣間見えるのが興味深かったです。そうした細やかな日常描写の一方、物語の柱となる壮大な陰謀が急に現れ、スリリング&スピーディーな展開となります。万城目作品は良作揃いですが、こちらも間違いないと思います。
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