感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年05月26日
万城目学作品はこれで読むのは5作目。
鴨川ホルモー→鹿男あをによし→プリンセス・トヨトミと来て、勝手に初期三部作だと思っている。
どんどん話の規模が大きくなっているのは気のせいだろうか。
最初は学生生活をテーマにしていたが、いつの間にか国家をテーマにしている。
テーマを大きくしても、溢れ出る教養が物...続きを読む語中に散りばめられているのは感嘆した。
それにしても、万城目学は関西への愛が溢れているのが好きだ。
読んでいると関西へ旅に出たくなる。
また、自分も地元に愛を持たなければならないという意識を高めてくれる。
この作品は建築についても熱く語られているため、私も地元の建築を知りたいなという欲求が生まれた。
とりあえず、散歩がてら建築物を探しに行こう。
Posted by ブクログ 2022年02月16日
親子(父と息子)の絆、大阪に住むすべての人達の絆などなど。
まさに人情あふれる街、大阪が舞台だったからこそ、こんなに面白かったんだろうなー。なんてことを読みながら思ったりしました。
Posted by ブクログ 2021年10月18日
面白かったです!
歴史を取り込んだ壮大な物語に、興奮してしまいました。
こんな設定が思いつく万城目さん、本当にすごい!
富士山の麓に十字架があったとか、子供の頃って、大人には見えないモノが見えたりして。
きっと想像力が溢れてて純粋だから、見えてしまうんだと思います。私も子供の頃、不思議な体験をした...続きを読むことあったなー。
それが現実だったのか今になっては曖昧。
本当だったら面白いのに。
万城目さんは、子供の頃の気持ちを忘れない素敵な人だと感じました。
そして何と言っても、日本の歴史って本当にファンタジック!
だって、武士が刀で戦を行い、天下統一して、大阪城というあんな大きな城を建てるなんて想像するだけでワクワクする。
あり得ない展開だけど、現実を忘れさせてくれるエンターテイメント作品でした。
大阪の日常文化が垣間見えるのが興味深かったです。そうした細やかな日常描写の一方、物語の柱となる壮大な陰謀が急に現れ、スリリング&スピーディーな展開となります。万城目作品は良作揃いですが、こちらも間違いないと思います。
Posted by ブクログ 2023年11月28日
読み漁りはこれで一旦終了。
大阪弁が苦手で万城目作品でもこちらはあまり興味なかったが、読後変わった。
確かに大阪には独立した、東京に媚びない何かを感じる。
建築気になる!ので建築デラックスもポチろう。
Posted by ブクログ 2023年11月18日
胸に刺さる言葉がいくつかあった。
後藤先生が大輔に向けて世の中で1番難しい事は何か?との問いかけ。
ずっと、正直な自分であることや。
幸一は、自分が大切やと思うものは、自分で守れ。
大きな壁に立ち向かう子に向けた言葉は考えさせられるものがあった。
Posted by ブクログ 2023年10月12日
毎回、万城目作品を読み終わったあとに味わう、映画を一本見終わった後のような読後感を今回も味わった。実際の映画では鳥居と旭の性別が逆になってるらしいが、読書中、自分の脳内では鳥居は完全に濱田岳だった。ページ数が多いのが玉に瑕かな。4分の1位は削れるような気がする。
Posted by ブクログ 2023年07月13日
万城目学の書く関西各府県のそれぞれの独特の空気感が如実に表されてるのが好き
私にとって大阪と言えば作之助さん
いつもお墓参りに行くのに、空堀商店街の近くを通るからとても親近感が湧いて読み進めていた
何が一番良いかって、女たちは男たちがアホなことしてんのを百も承知で、まあほかっとこって黙認してるとこ
...続きを読む巻末エッセイに作之助さんが出てきて嬉しかったです
2005年のm-1もわざわざ見た面白かった
Posted by ブクログ 2022年11月20日
大阪には昔からの秘密がある。それを会計監査院の役人が暴いていく話。
周囲とは違う少年がいじめられるシーンが切なすぎて、読み切れるか心配だったけど、もちろん痛快なくらいハッピーエンドで終わってスッキリした。会計監査院の人たちが秘密に切り込んでいくところはドキドキして、一気に読めた。
万城目学の本は...続きを読む3冊目。今までの2冊がコメディチックで笑えたりしたが、今回のはなんか切なくて、エンディングは「あーよかった…涙」。
みんなが生きやすい世の中になるといいね。
Posted by ブクログ 2022年08月14日
500ページ越えの大作であるが、一気に読み切ってしまった。万城目ワールド全開!数々の史実や場所などの設定がしっかりしているので、偉大なる創作(大阪国て!)をすんなりと受け入れてしまう。二転、三転、四転するストーリーに、驚き、笑い、ほろりとしたり。巻末エッセイを見ると、作者がこの作品に込めた想いも分か...続きを読むってそれもよし。大満足の作品でした。
Posted by ブクログ 2022年06月03日
万城目作品はどう言い表せば良いのか分からない唯一無二の存在だ。大阪国という架空の存在に立ち向かう会計検査院の主人公たち。思惑が錯綜するなか歴史の謎が明かされたとき大阪は全提出する。もはやどういうことか理解できないのにめちゃ面白い。映画化もされた関西三部作の最後を飾る作品だ。
Posted by ブクログ 2022年01月06日
初万城目作品。
一見何気ない日常が流れる大阪。
でも実はそんな大阪には独立した大阪国が併存していて、国の危険が訪れた時、大阪国がその姿を現す、そんなぶっとんだ設定の本作。
こんなぶっとんだ設定にもかかわらず、歴史は修正していないところが好きです。あくまでも既存の歴史の中で仮設を立てて設定を作るこ...続きを読むとによって、どこかフィクションの中に少し現実味を吹き込んでます。
また、キャラクターも非常に個性的な上に、作中の会話の知的レベルが高く、感心しながら楽しく読みました。一重に作者のIQの高さですね。
非常に読みやすく、長編が気にならない見事な作品。
他の作品も読んでみようと強く思いました。
映画化されている本作、読んでいない人は一度読んでみてはいかがか?
Posted by ブクログ 2021年10月21日
歴史に興味があるので面白くよめた
大阪城に久しぶりにいきたくなった
なんか大阪の文化いいなーっと思った
未だに大阪の人に支持されてる豊太閤すごいな
てか、ストーリーがよくできててすごいと思った
真田大阪国総理大臣の演説よかった
父と息子!!黙って見守ってる女!!
すてき!!
あとお好み焼き食べ...続きを読むたくなる、、
Posted by ブクログ 2021年09月16日
軽快な筆致で読みやすく、ユーモアが溢れていて楽しく読み進められました。
疑問になってたことや気になってたことが、物語が進むにつれて解決したのも良かったです。 いやー面白かった。
Posted by ブクログ 2021年03月27日
発想はすごい
会計検査院の部分は面白く読めた
いじめの話は特に復讐することがないのがモヤったが本筋ではないのでまあ
結局一気に変えようとしないでゆっくり変えるしかないという母親が正しかったのは苦笑いした
Posted by ブクログ 2021年03月14日
『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』で有名な作家・万城目学の長編小説。直木賞候補にもなり、映画化もされた。
会計監査院。あまり馴染みは無いが、政府から独立し、国の税金の使われ方をチェックする機関である。
その会計検査院第六局所属の松平、鳥居、旭ゲーンズブール3人は実地検査のため大阪を訪れる。
そのリ...続きを読むストの中に入っていたのは謎の団体「社団法人OJO」。しかし期間中彼らはOJOの検査をできないまま一旦帰京する。
一方、空堀中学校に通う大輔と茶子は幼馴染。性同一性障害を自覚した大輔はセーラー服姿で登校することを夢に見、実行に移す。
しかし、彼を待っていたのは壮絶ないじめであった。暴力に遭う大輔を見た茶子は密かにいじめっ子への仕返しを企んでいた。
会計監査院が実地検査に入った翌週、大阪に残っていた調査官の松平はOJOの実地検査ができることを知り、現地へと向かう。
一方の大輔はその日、担任教師に早退を命じられ、彼の父とともにある場所へと行くことになる。
松平と大輔、二人が見たものは地下に眠るもう1つの国「大阪国」であった。。。
とにかく設定がトンデモナイ。が、そこが非常に面白い作品である。
普通に考えれば大阪国なんてものが存在出来るはず無いのだが(多分)、
作品中では非常にナチュラルに存在する。
読後、「実は本当なんじゃないか」とか勘繰ってしまっても致し方ない。
大阪の、しかもその土地に住んでいないと分からない町並みや空気感はあるのだが、
そんな事は気にならないくらいテンポも良く、また読み進めたくなる力を持っている。
もし地元だったりしたら、更に面白く感じること請け合いであろう。
設定はトンデモナイのだが、この小説の底辺を流れるのは
「親子愛」だったり「純粋な気持ち」だったり
「一つの事をやり遂げる継続力の大切さ」だったりするから侮れない。
面白さの中にも考えさせられる文章が散りばめられているのである。
面白さ、といえば各キャラクターも個性的で面白い。
松平は非常に厳格で、度胸もあり、部下からも慕われるがアイスが大好きだったりする。
鳥居は見た目は太った中学生だが「ミラクル鳥居」と呼ばれる、不思議な強運の持ち主だ。
旭はその見た目(背は誰よりも高く、そしてハーフならではの美しさを備える女性)も個性的だし、
頭の良さも一級品なのだが、物語の終盤で見せる姿はまた別の魅力を出している。
たまに回りくどかったり表現が硬すぎる感じもしなくはないが、かなりのオススメ作品である。
Posted by 読むコレ 2014年01月19日
「偉大なる、しゅららぼん」が映画化という話題を聞き、読んでみたいなぁ、と思いつつもまだ高いから我慢我慢・・と、代わりに買ったのがこれでした。万城目さんの本は初めてです。
読んでいてすぐに感じたのは、キャラクターが生き生きと表現されていたこと、読み手を楽しませる文章だったこと。また中盤まで読むと、こ...続きを読むれがよく練られたファンタジーであることが解り、独特の世界観に引き込まれていきました。
難点といえば、結末があっけなかったことと、ファンタジー設定の無理が結末に響いてしまったことでしょうか。
とはいえ、とにかくキャラが良いので読んでて楽しいです。鳥居ムカつくわ~(笑)
Posted by ブクログ 2024年04月03日
もちろん話はおもしろいし、こんなワールドを書けるなんてすごいなあと思うのだけど、最後の方はひっぱってひっぱって、、の割に解決の仕方がいまいち印象に残らない感じでした。
歴史好きだったらいろんな言葉がもっと頭に入ってくるのかなー。
Posted by ブクログ 2024年03月12日
一言で言えば、奇想天外。
序盤はその状況把握に時間がかかる。
いやーぶっ飛んでます。でもそれでいいんです。
作中、大阪の地名はそのままなので、全部本当の話に思えてきて「大阪国って本当にあったのか?」とググる始末...。おいおい(*´-`)
作者の大きな大阪への愛、感じましたよ。
大阪人への愛も。...続きを読む親子愛も。これからの時代の変化に対する考え方も。
万城目さんの後書きエッセイも、とても面白かったです。
「鹿男...」に出てくる南場先生もちらっと出てきて、嬉しくなりました。熱い男ですからね。やっぱりここで登場しないとね。
Posted by ブクログ 2023年09月13日
大阪の人間にしか、分からぬご当地
の場所が大挙登場します。
中々、物語の進み方が楽しく読めた。
キャラクターも秀逸で、鳥居が憎めない。
読み終わったので、一度、映画も観ようと
思う。
Posted by ブクログ 2023年08月13日
途中まで、とても面白かったけれど、この作者さんの荒唐無稽な話に途中からついていけなくなった。
でも、そうは言っても、最後まで読み進めることができたのは、荒唐無稽な話だけれど楽しかったからだと思う。
Posted by ブクログ 2023年08月03日
正確に書くと星3.8。
万城目さんの作品で好きなのは絶対ファンタジーなのになんか実際にあるような気がするところ。
今回もそんな作品で、でもやっぱりフィクションのワクワクがあって楽しめた。
万城目さんが描く関西が好きだと思った。
Posted by ブクログ 2023年04月29日
秀吉に大阪城に大阪国・・・。 突拍子もなくスケールの大きな物語だったけど、大阪だったら「あり」かも・・・と、ついつい思っちゃう。 中学まで大阪人だっただけに、大変楽しく読ませていただいた。(o^^o)v
Posted by ブクログ 2023年03月11日
映画の方を先に見ていたので、最初の何ページかは男女が混同してしまいよく分からなかったが、映画では男女の配役を逆にしていたのだね。
これで、岡田将生の役が妙に女っぽかった理由が分かった。
という、映画の消化不良を解消するために読んだ本でした。
(本を先に読んでたら映画見なかったかもな)
Posted by ブクログ 2022年12月06日
エンターテイメント要素の強い作品
定期的に読者を飽きさせない展開が散りばめられており後半は読む手が止まらなかった。作品の収支を通じて主人公大輔の成長を感じることができた。
「世の中で一番難しいのはずっと正直な自分であること」この言葉に感銘を受けた。
残念だったのはあらすじから自分が想像した結末とはか...続きを読むけ離れており拍子抜けだったこと
Posted by ブクログ 2022年08月28日
途中で映画のキャストが気になって調べてみたら、意外な感じになっていました…
壮大な設定でしたが、少し中弛み感があったかなと思います。大阪国の人々が立ち上がってからは一気に読めました。
Posted by ブクログ 2022年06月11日
友人のおすすめで読みました。
タイトルと
会計検査院の主人公で
私は勝手に タイムスリップでもするのかしら??
とか 想像して 読み始めました。
すると
あれ? どうして中学校?
はてはて??
と 場面が変わり
日にちも少し前後していくので
頭使いました。
なかなか 面白いテンポのお話で...続きを読むした。
Posted by ブクログ 2021年11月29日
とてもスケールの大きな話。
スケールが大きく壮大な伏線をどのようにひろっていくのか楽しみにしていたが、最後がバタバタと終わった印象。せっかくの伏線がむりやり完結させられた感じがしてもったいない。