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このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!
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Posted by ブクログ
馬鹿馬鹿しさを突き詰めた先にあるもの、、、それがホルモーだった。
奇想天外な設定と、真剣であればあるほど滑稽に映る登場人物たち。最初はその荒唐無稽さに笑わされるが、気づけば京都の街を舞台にした不思議な世界にどっぷりと浸かっている。恋に悩み、友情に揺れ、時に嫉妬や見栄に振り回される彼らの姿は、馬鹿馬鹿しいどころか、驚くほど人間臭い。くだらないことに全力を注げるのも、失敗さえ青春の一部として輝くのも、若さゆえの特権なのだろう。笑いの奥に、誰もがかつて持っていた青臭さと情熱を思い出させてくれる。大人になった今だからこそ、理屈を忘れて夢中になれる時間の尊さを、改めて感じさせてくれる作品。
Posted by ブクログ
面白かった。大好きな作品の一つになった。
森見登美彦好きの私がよく目にする名前に、万城目学がいる。
本好きの間では森見派か万城目派か名乗る人たちもいるほど。どちらも京都を題材にした小説を描いているから比較されるのか、陰気な京大生ものといえばこの2人という雰囲気を感じる。
そのくらい有名な作品にも関わらず、なんとなくずっとスルーしていた。最近になってよく話題になるなーと思っていたら、20年ぶりの続編が出たそう。そろそろ読んでみようかなーと手を取ってみた。
本当に後悔した。何でもっと早く読まなかったんだろう……。
ホルモーなんて意味不明の競技?の説明から入り、主人公の卑屈ひねくれキャラクター、陰キャ特有の側から見てるだけの恋愛模様、垢抜けない仲間たちとの熱い友情、決して華やかというわけではないけど、それでも清々しくキラキラとした青春物語。もう大好きすぎる。
読みながら「終わらないでくれ!」と願った本は久しぶり。そのくらいキャラクターたちの物語が面白くて、愛おしくて、いつまでも見ていたかった。
続編もすぐ読もう。
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