あらすじ
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった。大好きな作品の一つになった。
森見登美彦好きの私がよく目にする名前に、万城目学がいる。
本好きの間では森見派か万城目派か名乗る人たちもいるほど。どちらも京都を題材にした小説を描いているから比較されるのか、陰気な京大生ものといえばこの2人という雰囲気を感じる。
そのくらい有名な作品にも関わらず、なんとなくずっとスルーしていた。最近になってよく話題になるなーと思っていたら、20年ぶりの続編が出たそう。そろそろ読んでみようかなーと手を取ってみた。
本当に後悔した。何でもっと早く読まなかったんだろう……。
ホルモーなんて意味不明の競技?の説明から入り、主人公の卑屈ひねくれキャラクター、陰キャ特有の側から見てるだけの恋愛模様、垢抜けない仲間たちとの熱い友情、決して華やかというわけではないけど、それでも清々しくキラキラとした青春物語。もう大好きすぎる。
読みながら「終わらないでくれ!」と願った本は久しぶり。そのくらいキャラクターたちの物語が面白くて、愛おしくて、いつまでも見ていたかった。
続編もすぐ読もう。
Posted by ブクログ
映画観た時は衝撃でした。それから十数年。今さら原作読みましたが、懐かしく、面白い万城目ワールド。見えないけど、鬼たちがいる京都に行ってみたい。
Posted by ブクログ
昔映画で見ていたので万城目学作品は好きだけど買ってまで読む事は無いと思ってました。
しかし、角川書店とカルビーのコラボにより、ポテトチップスの表紙カバーとなっていたので購入してみました!!!
→しばらく積読となる・・・
映画を見た時の記憶も薄らぼんやりとしており、荒川良々さんや濱田岳さん、栗山千明さんが出演していたのが記憶にあります。
本書を読んだ感想としては、長い時を超えて映画の事もぼんやりしていて逆に楽しめた!!!
といった感じです。
まず、話のテンポが良くて行のエスカレーターに乗ってるような感じで次から次へと文章が入ってきました!
それと、ホルモーって何?
不思議な伏線が散りばめられているのと、主人公達の行動と言動の次が気になる!!!
そして、京都の祭りと地名が程よくまぶされておりました。
主人公の安倍は京大に入学し謎のサークルから勧誘を受ける!?
そこで運命の出会いの数々・・・
彼らはホルモーの罠に少しずつそして確実に引き込まれていきます・・・
そして、ホルモーが何かを知る時に物語は全く違う局面を迎えます!!!!
個人的に『鴨川ホルモー』という題名は、宮沢賢治が産み出した『銀河鉄道』に匹敵するぐらい記憶に残る言葉かと思います!
Posted by ブクログ
高村が「ホルモオオオォォォーッ」と叫ぶシーンはおもしろさと切なさが混じって、見ている方の心が複雑になる良いシーンだった。
最初はホルモーを少し変な遊び程度のものだと思っていた。けれど話が進むにつれ青春の匂いがして、不穏な気配もして、ワクワクした。
特に鴨川十七条ホルモーが発議されたあとの流れは楽しかった。物語全体に流れる京都の空気感みたいなものも感じられてよかった。
また安倍の自己中なところは悪いところだけど、大学生らしさ全開だなあと微笑ましくなった。そのせいで周囲が振り回されて事態が悪化して、それでも仲間の助けありきでなんとかなっていく。それに気づかず、ずっと自分のことしか見えていなかった。
でも途中、安倍がようやく周りに目を向けはじめて、鴨川ホルモー最終戦に挑む姿を見れたとき誇らしくなった。安倍が自分のためではなく、仲間のために勝ちたいと思ったのを見て嬉しくなった。
安倍がホルモーを通じて成長していく青春物語といった感じで楽しめたし、なんとなく京都に行きたくなった。
Posted by ブクログ
不思議な世界の物語でしたが、登場人物が魅力的でとても楽しく読めました。ファンタジーだけど青春で、おかしくて、どんどん読み進めたくなりました。初めて読んだ作家さんだったのでほかの作品も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
ホルモーって何?という戸惑いから始まったが、実際はとんでもなく破茶滅茶で愛すべき戦いだった。
作者の頭の良さが随所に滲みつつ、こんなに読みやすくて、時にバカバカしくて笑ってしまう作品を書けるのが本当にすごい。
京大生たちがホルモーに打ち込む姿勢や淡い恋愛事情はどれも爽やかで、読んでいて自然と元気がもらえた。
最後まで一貫して楽しませてもらった一冊。
Posted by ブクログ
京都で学生生活を過ごした方でレナウンを踊ったことがある人、学校と入学年と踊って場所を教えてください。
あと万城目学はストレス性の胃痛持ちでないか疑っている。
Posted by ブクログ
本屋で新作『ホルモー燦々』を見かけ、ほとんど初読の気持ちで再読。
最近はヘビー目なミステリばかり読んでいたので、ここに来ての青春小説ホルモーはスカッと心地良い。
結局ホルモーとは何なのか、悪い神と良いオニ、安倍の名を継ぐ者の昔と今が、なんだかばかばかしい伝統を介して繋がる。四神相応の地京都で、彼岸と此岸と、青春が重なり合うような、そんな不思議な小説。
Posted by ブクログ
爽やかでテンポよく読める青春奇譚。面白いんだけど、描写不足というか説明不足というか、もうちょっと触れてほしいところに手が届かないもどかしさが残ってしまった。まあでも、短くまとまってるし、万城目作品の入門編としては最適なんでしょうね。
Posted by ブクログ
バカバカしい設定でどんなもんかと思ってたが、めっちゃ良かった。
非現実的なホルモーを描きながら、それぞれの動機は現実に即しているので、空想と現実を行き来できる良作
Posted by ブクログ
万城目先生の本初読み。
ユーモアのある言い回し、意味不明なホルモーなる競技、ちょっとしたダーク要素、個性的なキャラクターなどなどがしっかりまとまってちゃんとした青春小説になっていて凄い。読後感も爽やかで良かった。
これだけ色々要素があると冗長になりがちだけど、重くないページ数。これくらいが丁度良いです。結果楠木無双でしたが笑
Posted by ブクログ
主人公のアベがアホで面白い。
言い回し面白いしこの世界観の発想が奇想天外。
万城目ワールド。
万城目ファンが鴨川ホルモーが1番面白いという意味がよくわかる。
さてさて、次のホルモーやいかに。
アベが成長していくのか?
アベなのか??
楽しみ。
Posted by ブクログ
刊行当時以来の再読。
ほぼ初読の気分だった。
当時は独特な勢いのある文章だと思っていたけれど、今読むとその勢い自体が技術なんだとわかる。奇抜な設定を自然に読ませる筆力はやはり抜群。
再読で印象が変わったのは登場人物たち。
昔は気にならなかった早良さんの自己中心的な振る舞いや人を振り回す危うさを感じた。
一方、凡ちゃんの慎ましく思慮深い優しさ、高村のどこまでも見離さない友情、適度な距離感を保つスガ氏の頼もしさが強く印象に残った。
早良さんと芦屋は好感を抱くタイプの人物ではないけど、ヒールとしていい塩梅に機能しているなぁと感じた。
彼らがいることで凡ちゃんや高村の良さがより際立ち、人間関係に摩擦や緊張感が生まれる。
ホルモーという奇想天外の競技を通して描かれる悔しさや興奮、仲間との絆も熱い。
奇抜な設定や京都を舞台にした独特の世界観ばかりが語られがちな作品だが、キャラクター同士の関係性が本当に魅力的な作品だった。
何年経っても色褪せない面白さだと思った。
Posted by ブクログ
以前、鹿男あをによしを読んだ報告をしたら、鴨川ホルモーを勧められたので読んでみました。京大生はすっぽんぽんで踊り狂わなきゃいけないの大変だなと思いました(面白かった)
Posted by ブクログ
面白かったー!思わずクスッとしてしまうところがたくさん。あり得ない話なのにこんなに惹き込まれるのが不思議。たぶん、訳のわからないことをクソ真面目にやっているところが面白いのかも。
青春小説は得意ではないけれど、この作品は例外。勧めてくれた友人に感謝。悲喜交々、楽しい本。
Posted by ブクログ
面白かった!!最初は「何を言ってるんだろう…?」と戸惑う瞬間もあったのに、読み進めるほどに、いつの間にかこの奇妙で馬鹿馬鹿しくて愛らしい世界に惹き込まれていた。
物語の舞台は京都。大学生になった主人公・安倍が、何となく流されるまま“ホルモー”という謎の競技に関わっていく。
ホルモーそのものは突拍子もないのに、登場人物たちは真剣で、その真剣さが逆に可笑しくて愛おしい。
青春のどうしようもなさ、戸惑い、焦り、悔しさ、そしてほんの少しのときめき。
その全部が主人公の視点からまっすぐに伝わってきて、「ああ、こういうのも青春だよな」と何度も思わされた。
特に、万城目作品らしい“心理描写の正直さ”がたまらなく良い。主人公の気持ちがすべて言葉に乗って届いてくる。そして読後に残るのは、「無駄な青春なんてない」というあたたかい余韻。
バカバカしいほど全力で、でもどこか切なくて、愛おしい。そんな青春の瞬間がぎゅっとつまった一冊だった。
Posted by ブクログ
ホ、ホ、ホルモー!
安倍の純粋で、お馬鹿で、でも憎めない
高村と共に謎のホルモー(オニ?)サークルに加入
そして早良に一目惚れが
その後のサークル人生を左右する
京都の街並みも目に浮かぶ
爆笑、壮絶なバトル
痛快スピード青春ドラマ
堪能せよ
Posted by 読むコレ
表題、表紙、同氏の他作品、最近ハマってる森見作品と通じるものがあるという勝手な憶測(京都繋がりで)、あまつさえどこぞで見た本作の映画ポスターまで総動員して頭に描いた予想図を事も無げに雲散霧消させ、とんでもない世界へ連れて行ってくれたものです。
一体京都って何なの?
小説読みで行った事の無い奴はモグリなの!?
予測もつかなかった展開からあれよあれよと読み切らせてくれる筆力には頭が下がりますが、今思えば主人公含め登場人物の個性が弱かったのと、テーマの割に頁数が少なかったのが物足りず。
しかし作者は気に入りました。
Posted by ブクログ
ホルモーシリーズの最終巻が発売されると知って最初から読み直し。もしかしたら初読みかも。万城目さんの不思議な世界と京都が絡み合って、とても楽しく読めた。続編も読まないと
Posted by ブクログ
本屋で『ホルモー燦々』の平積みを見かけ、懐かしくなって2009年以来の再読。
非常に個人的な話で恐縮だが、立命館大学法学部3回生のころ、山田孝之主演の映画が公開されたことで本作を知る。
大学が松竹と連携し、存心館前で大規模ロケが行われ、映像学部が新設されたばかりだったこともあってか、学内の至る所に映画のポスターが貼られていた。大学総出で宣伝していた気がする。うろ覚えだけど。
……商魂たくましい大学だなぁ……と思った。
あれ? 小説の感想は?
Posted by ブクログ
友達からの誕生日プレゼント
今まで読んだことないジャンルの小説だった
あまり私にはハマらなかった
この小説の世界観と設定を理解しきれなかった
本好きの友達と話してると、新しい価値観を得られる本を沢山教えてもらえるから幸せ
Posted by ブクログ
青春ですね。良い!
ホルモーとは何ぞ、というとこですが、カバディみたいなマイナースポーツって世の中の大半の人にとってはホルモーのようなものですよね。謎ルールも、そういうものだから、ということで片付けられてしまう。
京都の神社や祭と関連しているところも面白かったです。
Posted by ブクログ
解説で書かれていたように「鴨川ホルモーってどんなは物語か」と問われたらすぐに思い出せる。
非現実的な戦闘ゲームと大学生の恋愛模様が描かれた青春物語。
独特な戦闘ゲーム「ホルモー」の表現になんとも惹き込まれる感覚で、何故こんなにも、ホルモーに打ち込めるのか、読み進めると心が熱くなってくる。
京都在住なのでなんとなく情景が想像できて吉田神社、鴨川の辺、三条河原町などボーッと歩きに行きたくなる。
Posted by ブクログ
いい意味で「意味わかんない」話だった。
当たり前のように「ホルモー」という言葉が使われるため、鴨川は知っていたが私が無知なのか戸惑ったくらいだった。
いきなり始まっていきなり終わった印象。
Posted by ブクログ
結局「ホルモー」が一体どんな競技なのかはよく分からなかったのですが、競技風景は頭に浮かぶ様な気がします。惚れた惚れられたが入り乱れる大学生達の様子は青春だなーと思いました。訳が分からないままにホルモーの世界に足を踏み入れていく新入生達の戸惑いが読者の戸惑いそのものであったように思います。
Posted by ブクログ
京都大学に入学した安倍は、祇園祭のアルバイト帰りに「京大青龍会」のサークルコンパのチラシをもらう。
コンパで出会った美しい鼻の早良京子に一目惚れして、なんとなく気の合う高村と一緒にサークルに参加することに。
それは、オニを使って戦いをする「ホルモー」の始まりだった。
万城目学さんのデビュー作。
*
万城目さんらしい、楽しく清々しい青春物語。
ニヤニヤしながら楽しく読んだ。
同時に自分の大学時代を思い出して、なんだか甘酸っぱいような気持ちにもなった。
万城目さん作品の登場人物たちは本当にイキイキしている。
そして、現実には起こることがないだろう…というより私が見ることのない景色が、字を追うごとに脳内スクリーンに流れてくる。
映画を見たことがあるのが要因だけど、それだけでもないだろう。
安倍も高村も凡ちゃんも菅原氏も、早良京子も芦屋もみんな愛おしい。
最近、自分が歳を取ったと感じることが多くて、寂しくなったり引け目に思うことがあるけれど、本を開けばいつでもこんな素敵な青春を追体験できることが、なんと幸せなことかと改めて感じた。
Posted by ブクログ
ホルモーとは?という疑問がずっと続く物語。
説明はあるが、大学生の物語と共にだんだんと明らかになってくる。
半分まで読んでも、まだ謎が多いホルモー。
ホルモーは大学のサークルで繰り広げられる、小さなオニ(式神?)を戦わせる競技。
オニは儀式を通して見えるようになる。オニ語を使い、複数のオニをあらゆる戦略で倒していく。
オニが全滅するか、代表者が降参したら敗者の1人は「ホルモーーーォォォ!!」と大絶叫することになる。本人の意思では止められない。
すごい競技を考えたなと笑。最後の大絶叫が恥ずかしいから必死に戦うのもあるが、実は奥が深いホルモー。やはり神々の遊びに人間が付き合っているのか?
残り3分の1くらいで、一気におもしろくなった。
結局ホルモーは謎が多い笑
Posted by ブクログ
ホルモー――茶巾しぼりのような妖怪を合戦させる、まったく意味の分からない謎の競技に、恋心を抱いた大学生たちが躍り出る。青春と混乱と少しの滑稽が、ぎゅうぎゅうに詰まった物語である。
読み始めるときは、「ホルモーっていったい何だろう?」と首をひねり、読み終わるときも、同じように「ホルモーって結局なんだったんだろう?」と首をひねる。どうやら、この本においてホルモーの正体は、読者の疑問のまま残しておくことこそが肝心らしい。
結局のところ、ホルモーが何であるかを理解することなど、些末な問題なのだろう。
真剣なバカバカしさ
ストーリー自体はバカバカしいながら、その中で真剣にもがき空回りする主人公達の様子に共感します。
本人は真剣なんだけど、傍から見ると笑いのネタにしかならないという物悲しさ。自分にもそういやそんな経験があったなと、痛い程身につまされます。