漂流巌流島

漂流巌流島

770円 (税込)

3pt

3.4

宮本武蔵は決闘に遅れなかった!? 赤穂浪士は浅野内匠頭が殿中刃傷に及んだ理由を知らなかった!? 近藤勇は池田屋事件を無理矢理起こしていた!? 鍵屋ノ辻の仇討ちは上手くことが運びすぎた!? 人使いの荒い監督に引きずり込まれて、チャンバラ映画のプロットだてを手伝う破目になった主人公。居酒屋で額を寄せ合い、あーでもない、こーでもないと集めた史料を検討すると、巌流島の決闘や池田屋事件など、よく知られる歴史的事件の目から鱗の真相が明らかに……! 第二回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む四編収録の、歴史ミステリ短編集。

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漂流巌流島 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年07月03日

    歴史小説は馴染みのない名前の登場人物が多くて苦手なので、最初少しだけ読んでしばらく放置してあったが、ふとしたきっかけでまた読み始めた。この作品は現代と歴史とが絶妙に行ったり来たりするので変化があり、歴史小説が苦手な自分でも一気に読めた。オチを含めてどこまで史実に基づいたストーリーかは解らないが、エン...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月11日

    漂流巌流島
    歴史ミステリの分野は幕末維新の暗号以来だ。
    結構、楽しめた。
    表題作の「漂流巌流島」、「亡霊忠臣蔵」「慟哭新選組」「彷徨鍵屋ノ辻」の4編から構成されている。
    映画制作の現場においてシナリオライターと監督が沢山の資料を前にそれぞれの事件を別角度から解釈を加え事件を再構成していく。
    単なる事...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年01月01日

    本作は、デビュー以来歴史ミステリを書き続けている高井忍先生の初めての著書、その文庫化作品です。ちなみに短編集ですね。

    表題作『漂流巌流島』のほかに、『亡霊忠臣蔵』『慟哭新撰組』『彷徨鍵屋ノ辻』の全4編が収録されています。

    基本的に、ビデオ映画の監督である三津木と、それにこき使われるシナリオライタ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年09月07日

    どの話も大枠は同じ展開ながら話の中身は興味深いものがあった。
    ひたすら事件の説明が続くより会話文も織り交ぜたほうが読みやすいかな。

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    Posted by ブクログ 2015年10月25日

    歴史書かと思った。
    ものすごく緻密に文書を調べ研究しているけど、小説としての面白さとなると、個人的には難し過ぎた。
    表題作の『漂流巌流島』に到っては、映像を撮るために監督とシナリオライターが史実について話している…という基本的な設定が、途中まで分からなかった。

    ・漂流巌流島(宮本武蔵と佐々木小次郎...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月21日

    鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」の正統な後継。メジャーなテーマはやりつくされたかと思いきやまだまだ鉱脈は眠っている模様。資料にあたっての解説の緻密さが、ややもすればパンチの弱さにつながるが、一次資料好きにはたまらないだろう。7.5

    0

    Posted by ブクログ 2011年01月01日

    ネタ的には同社の鯨作品と被るようですが、映像監督と脚本家がホームズ/ワトソン役となっていて、ちょっとテイストが違っています。
    なんて言うか、鯨作品は酒の席でちょっと軽めだけれど、こっちは資料を精査している感じ。
    でも、リーダビリティ的にはどっちも読みやすいんですけどね。
    ネタ的には巌流島も面白かった...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年02月02日

    歴史ミステリ。ふだん読まないジャンルで新鮮。低予算チャンバラ映画4本立ての制作スタッフな僕(脚本家)と監督。そんな設定で繋がる短編集。『漂流巌流島』人名に惑わされた。『亡霊忠臣蔵』仇討ちの理由はなんともシンプル。『慟哭新選組』一番気に入った話。近藤さん……。『鍵屋ノ辻』元の事件を知らなかったので、へ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年02月01日

    講談でおなじみの歴史上の決闘、討ち入りの"真実"を史料を読み込んで解き明かす。あっと驚く解釈。巌流島の決闘が、赤穂浪士の討ち入りが、池田屋事件が…!!

    "探偵役"はドラマ演出家と脚本家の卵という仕立ても楽しい。

    ただ、へへへ、せっかくの史料部分をななめ読み...続きを読む

    0

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