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人狩人
ドラマ映画プロデューサー・村瀬健氏、ミステリ書評家・若林踏氏、絶賛!!! 悪とは何か? 正義とは?を問う衝撃ミステリー。神奈川県警最悪の汚れ刑事、闇に潜み続けた最凶最悪の〝悪〟に挑む! 郊外の森林公園で発見された身元不明の死体の捜査に従事していた神奈川県警捜査第一課の桃井小百合は、県警本部に呼び出された。そこで彼女は本スジからはずれ、迷宮入り事件を専門に捜査する特命中隊の赤堂栄一郎警部補と組むように指示される。赤堂は以前、捜査一課の強行犯係にいた際は、“神の手”と呼ばれたエース刑事で、その検挙率は群を抜いていた。だが彼は汚職の疑いがある“汚れ刑事”でもあった。身元不明遺体発見現場に向かった赤堂と桃井は、その近くの山中で複数の遺体が埋められている場所を発見する。二人の捜査はやがて、戦後から続く人狩り集団の存在に辿り着いていく。それは神奈川で続く神隠し事件の真相につながっていた……。 -
そしてレコードはまわる
恋も、涙も、事件の答えも――。ぜんぶ”音楽”が教えてくれた。 東大卒、現役アイドルプロデューサー兼作詞作曲家。 異色の経歴を持つ著者がおくる、衝撃のデビュー作。 二人の別の人間が、偶然全く同じ音楽を作ることがあるのだろうか? 音楽プロデューサーの渋谷かえでが、ある仕事の相談のために大学の恩師を尋ねると、逆に奇妙な相談をされてしまった。今、日本で屈指の実力を誇る音楽家「蜂谷輪廻」。彼の新曲『恋の作法』が、教授が子供の頃に作った曲と瓜二つだというのだ。教授の知人として紹介された天才作詞家・猫宮と共に、盗作疑惑の真偽を調べることに。教授の勘違いだろうと思っていたかえでだったが、次第に蜂谷の盗作である根拠が明らかになっていく――。アイドルの失踪騒動 、デビューの意思を持たない天才ストリートシンガー……。音楽を愛する全ての人におくる、音楽業界連作ミステリ―。 -
歪つ火
辛い日常から逃れようと、私は一人でキャンプにやってきた。テントを張り、のんびりご飯を作る。夜はキャンプファイヤーを囲みながら、今日知り合ったばかりの人たちと語り合う。来て良かった。でも、次の日、私はなぜかキャンプ場から出られなくなっていた。しかも、昨夜語り合った人たちは皆、時間がリセットされたかのように「初めまして」と微笑み、昨日とまったく同じ言動を繰り返している。「あなた、大丈夫?」、困惑する私を訝しがる彼らの視線で私は確信した。「ここにいてはいけない、これはダメなやつだ」 非日常に囚われる未体験の恐怖を描く、戦慄のキャンプホラー。 -
ニュー・サバービア
洪水が来たのにすべては洗い流されず、原発の町には方舟も来てくれなかった。そして華奢な未来が残った。――樋口毅宏推薦! 「私は変わりたかったよ。変えなきゃいけないところを変えられないまま、いろんなものを失っちゃった。この町と同じだね」(本文より) 原発のある片田舎の町で、小説家を夢見ながら友人たちと退屈な日々を送っていた馬車道ハタリ。高校卒業を機に上京し数年が経ったある日、彼女のもとに見知らぬ作家の私小説の原稿が届く。そこには原発事故で壊滅した故郷にまつわる、彼女たちの重大な秘密が描かれようとしていた。大洪水、原発事故、カルト教団、未確認生物……次々と襲い掛かる脅威に、怒れるギグワーカー・馬車道ハタリは血気盛んに立ち向かう。現代の閉塞感を打ち破る、新世代ハードボイルド小説。 -
鳴かずのカッコウ
日本社会に対する「警告の書」。 公安調査庁は警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない。そんな最小・最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中、偶然目にした看板から国際諜報戦線に足を踏み入れることに。“ミス・ロレンス”こと西海帆稀とともに、神戸に暗躍する謎のウクライナ人を追跡する―― 〈インテリジェンスにあまりに無頓着だった日本社会に対する「警告の書」として本書を読むべきだろう〉――ジャーナリスト・後藤謙次氏(解説) 【「ウルトラ・ダラー」シリーズ・スピンオフ】 ※この作品は単行本版『鳴かずのカッコウ』として配信されていた作品の文庫本版です。 -
だまされ屋さん
夏川秋代は、夫を亡くして公団住宅にひとり暮らし。ある日、「(長女の巴と)家族になろうとしている」と語る若い男が突然やって来た。戸惑う秋代をよそに家に上がり込む謎めいた男。彼は本当に娘の婚約者なのか、それとも新手の詐欺なのか――。 秋代には実は、長女だけでなく、二人の息子にも男の来訪について相談できない理由があった。アメリカで未婚のまま娘を産んだ長女、男らしさの抑圧に悩み在日韓国人のパートナーとうまくいかない長男、借金を重ねて妻子に出て行かれた次男……こじれた家族の関係は修復できるのか。 現代文学の最前線を走る作家が、家族のあり方や人々のつながり方を問う渾身の長編。 〈解説〉大前粟生 -
犬飼いちゃんと猫飼い先生
★===★ あらすじ ★===★ 僕、ダックスフントの”フンフン”。大好きな藍(あい)ちゃんには気になる人が居るの。相手はいかにも好青年ってかんじの人間のオス、鴨井(かもい)。動物病院の待合室で毎週会う、いつもいじわるな白猫キャロルの下僕(かいぬし)なんだよ。 気にくわないけど、藍ちゃんの気持ちも応援したい。ただ僕は、鴨井が藍ちゃんと仲良くできない重大な秘密も知っているんだ……! 飼い主たちの関係は、顔見知りから友達へのステップアップもまだみたいで!? 可愛い犬猫たちに見守られるなか、年の差ふたりの間にライバルまで登場してーー? ★電子特典として、同著者書き下ろしの『おいしいベランダ。』とのコラボ特別ショートストーリーを収録。 ★===★ 登場人物紹介 ★===★ ★藍(あい) …… 朗らかで素直な女子高校生。フンフンの飼い主。鴨井と動物病院で出会う。 ★鴨井(かもい) …… キャロルの飼い主。藍とオススメの本を交換しあい仲を深めていくが? ★フンフン …… 五歳のミニチュアダックスフント。ちょっとおばかだけど飼い主の藍が大好き。 ★キャロル …… 白くて長毛な、鴨井が長年かわいがっている猫。気位の高い姫君だがーー。 -
紫式部と男たち
男たちは日記を書き、女たちは歴史を書いた 2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の最良の手引き! 物語が女の人生を照らし、男たちの政治をも動かす――。 宮廷を中心に文学が花開いた平安時代。 壮大な人間ドラマである『源氏物語』はいかにして書かれ、どう読まれたか? セクシュアリティと権力の観点から平安文学を読み解いてきた日本文学研究者が、紫式部と同時代を生きた男たちの実像を通してその歴史を描き出す。 〈目次〉 はじめに 紫式部はなぜ『源氏物語』を書いたのか 第1章 『源氏物語』の時代 第2章 摂関政治下の色好みの力 第3章 すべては『蜻蛉日記』からはじまった 第4章 女の物語の系譜 第5章 呪いと祈祷と運命と 第6章 女房たちの文化資本 第7章 『源氏物語』はどう読まれたか 第8章 女が歴史を書いた おわりに 色ごとが政治に直結していた平安時代。女房たちが宮廷に出仕し、和歌や散文を読む教養あふれるサロンが形成され、そのサロンの趨勢もが政治を左右しました。紫式部をはじめとする女たちが物語を書き、その物語が女たちの人生を照らし、時に男たちの政治をも動かす。物語と現実とが深く響き合った稀有なこの時代の手触り、そして人々の生きざまを、『源氏物語』を読み解きながら蘇らせる、めっぽう面白い一冊が誕生! 〈性と権力〉に着目して平安文学を読み解いてきた著者・木村朗子さんの鋭くも小気味よい読みに誘われ、いつしか紫式部の人生、『源氏物語』の神髄に触れることになるはずです。 2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』のまたとない手引きである本書、ぜひお読みください。 -
お城の人々
人間の医者と呪いにかけられた妖精の王女の恋を描いたおとぎばなしのような表題作ほか、犬と少女の不思議な絆の物語「ロブの飼い主」、お城に住む伯爵夫人対音楽教師のちょっぴりずれた攻防「よこしまな伯爵夫人に音楽を」、独特の皮肉と暖かさが同居する幽霊譚「ハーブと自転車のためのソナタ」など、恐ろしくもあり、優しくもある人外たちと人間の関わりをテーマにした短編全10編を収録。ガーディアン賞、エドガー賞を受賞した著者の傑作短編集、第3弾。/【目次】ロブの飼い主/携帯用エレファント/よこしまな伯爵夫人に音楽を/ハープと自転車のためのソナタ/冷たい炎/足の悪い王/最後の標本/ひみつの壁/お城の人々/ワトキン、コンマ/訳者あとがき -
余命100食
大ケガのトラウマで無気力になってしまった室崎凍夜は、余命百食――残り100回食事をしたら死ぬという奇病にかかった女性、咲村梨依と出会う。梨依は寿命までの食事に付き合ってくれる相棒を探しており、死を恐れず日々を楽しむ彼女に興味を抱いた凍夜はグルメ旅に付き合うことに。毎回満面の笑みで完食する梨依に、次第に凍夜は心惹かれて……? 旅の終焉に起きる奇跡に、温かな涙が止まらない感動作! -
シェフ
三つ星シェフ、ポール・ルノワールが猟銃自殺を遂げた。世界最優秀シェフに選出されたばかりだった彼がなぜ? ネットフリックスの番組製作のために取材を受けていたさなかに……。伝説的な料理人だった祖母のいた時代から三つ星シェフに上りつめた現在までの彼の人生と、華やかなフランス料理界の裏側。料理人たちの野心、苦悩、嫉妬、愛、孤独、闘い、そしてガイドブックの星の重圧……。ポール・ボキューズもアラン・デュカスも登場する、元『ミシュランガイド』編集部員にしか書けない傑作美食小説! カゼス文学賞、海辺の文学賞受賞作。*カゼス文学賞は、ヘミングウェイ、アンドレ・ジッド、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ポンピドゥー大統領などが通ったサン=ジェルマン=デ=プレのブラッスリー・リップが創設した文学賞。海辺の文学賞はサーブル・ドロンヌ市と「フィガロ・マガジン」が主催の文学賞。 -
令和ブルガリアヨーグルト
商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる! 吾輩は乳酸菌である。名前はブルガリア菌20388株。 学生時代に読んだネット投稿小説がきっかけでブルガリア菌が「推し」となった朋太子由寿(ほうだいし・ゆず)の日々を温かく見守っている。 「株式会社 明和」に就職した由寿は、配属となった大阪支店量販部で、阪神・淡路大震災のときに活躍した「おでん先輩」のエピソードを聞き感銘を受ける。 入社して一年後、広報部で由寿は社内報の制作を担当することになり、「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。 協力=株式会社 明治 -
日本ホラー小説大賞《短編賞》集成
1994年から2011年まで日本ホラー小説大賞に設けられていた《短編賞》部門。賞の30周年を記念し、集成として名作が復活! 玩具修理者は壊れた人形も、死んだ猫も直してくれる――。小林泰三の色褪せないデビュー作「玩具修理者」。「10年に1人の才能」と絶賛された沙藤一樹が描く、ゴミだらけの橋で見つかった1本のテープの物語「D-ブリッジ・テープ」など計5編を収録。《大賞》とは異なる魅力があふれた、究極のホラー短編集! <収録作品> 小林泰三「玩具修理者」 沙藤一樹「D‐ブリッジ・テープ」 朱川湊人「白い部屋で月の歌を」 森山東「お見世出し」 あせごのまん「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」 ※本書は日本ホラー小説大賞の短編賞受賞作の中から5篇を収録したアンソロジーです。 -
カラス殺人事件
生物学者ネル。博士の知識なくして、この謎は解けない。 英国でシリーズ累計18.6万部突破! 英国Amazon高評価3500件以上 (2023年10月現在) 田舎町の奇怪な殺人事件に美人学者が挑む。生き物トリビア満載の超絶ミステリ! 解説・大矢博子 ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか? サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。 「著者自身が生態学者なのだが、その専門知識の描写が謎解きにかかわってくるくだりは本書の大きな読みどころだ。また人間模様の面白さもある。同僚のアダムといい感じのネルだが、そこへ現れたのが刑事のジェームズだ。ジェームズはネルに一目惚れするが、同時に彼女を疑わなくてはならない。そしていよいよネルが逮捕かとなったとき──ここで「えっ」と声が出てしまうほどの意外な事実がわかる。人は人をどこで判断するか、という大きなテーマがこの物語には隠されている。コージーにしてサスペンスフル、知的にしてロマンティックな一冊なのだ。」――大矢博子(書評家)解説より -
漱石先生と私たち
その時分の私たちというのが、なんでも先生の真似をして見ようという、随分馬鹿気きっていた時分なのである。――師・夏目漱石をはじめ、寺田寅彦、鈴木三重吉、森田草平から芥川龍之介まで。漱石山房で、ともに文学談義を交わし、酒を呑み、気焔を上げた人々を、第一の弟子が回想する。文庫オリジナル 〈コミックエッセイ〉香日ゆら 目次より 夏目漱石 休息している漱石/漱石二十三回忌/漱石と恋愛/漱石二題/漱石と読書/漱石と画/漱石と烟草/偽物/注釈/「漱石発狂」の報告者/漱石文庫/漱石半身像/漱石のうちの猫/修善寺日記 寺田寅彦と松根東洋城 『漱石・寅彦・三重吉』序/「寅彦全集」/「破門」/『回想の寺田寅彦』序/漱石と寅彦/寅彦と死相/寅彦と俳諧/寅彦と羽子板/「御髭」/松根東洋城のこと 鈴木三重吉 三重吉の思い出/鈴木三重吉/三重吉のこと/青春記/写真 安倍能成 安倍のこと/眼鏡/アンシュリアム 森田草平と内田百閒 森田草平/『実説草平記』/誤植/誤伝の経路/チョッキのまぼろし/白髪 野上豊一郎 野上の死/野上のこと 芥川龍之介 芥川龍之介の死/一挿話 -
ぼくが消えないうちに
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ラジャーは、アマンダが想像してつくり出した親友だ。 ふたりはいつも一緒に、楽しい時間をすごしていた。 しかしある日突然、アマンダがいなくなり、ラジャーはひとりぼっちになってしまう。 アマンダに忘れられると、ラジャーはこの世から消えてしまうというのに。 さらに、子どもたちの想像力を盗む、不気味な男もあらわれて…。 大切な友だちを探すため、ラジャーの旅がはじまった! 愛と友情、喪失の物語。 -
解剖学者と殺人鬼
殺人鬼ジェレミーが死体に残した次の殺人のヒント。それは解剖学者レンへの挑戦状だった。解剖学者と殺人鬼の頭脳対決の幕が開く -
実話奇談 異怪ノ門
この世に実在する本物の異空間。 最恐の怪談師芸人が綴る戦慄の実話怪談集! 「その子の顔や名前すらいまだに…」 異世界に迷い込んだ子どもは存在ごと消え… (「お菓子の家」より) お笑い芸人でありながら重度の怪談オタク、怪談ライブBarスリラーナイト歌舞伎町にて夜な夜なステージに立ち、怪談最恐戦2022で優勝し5代目怪談最恐位に輝いた実力者・伊山亮吉が華々しく怪談本デビュー! ・心霊スポットのトンネルで目を覚ますと…「無数の手形」 ・林で迷い込んだあるはずのない不気味な洋館「存在しない記憶」 ・降霊術に挑んだ中学生の身に降りかかった恐怖の一部始終「ひとりかくれんぼ」 ・赤一色の世界で血塗れの子どもに迫られ…夢と現実がリンクするおぞましい夜「赤い子ども」 ――など異世界系実話怪談を多数収録! 門〈ゲート〉は日常のすぐ真横にもあいている…。 -
イグジット
まもなく国家の財政は破綻します! 出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。 池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。 古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。 この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員) -
#殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選
人が死ななくても、ミステリーってこんなに面白い! 『このミス』大賞シリーズのなかから、著者自ら選んだ“人の死なないミステリー”のみを集めました! 抽選くじの番号が重複してしまった理由とは……岡崎琢磨「ビブリオバトルの波乱」。 危険なダイエットを続ける女子大生に隠された秘密とは? 友井羊「ふくちゃんのダイエット奮闘記」。 日常に潜む謎を名探偵たちが華麗に解決! 怖がりさんでも楽しめるとっておきのミステリー集。 【目次】 ビブリオバトルの波乱(「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズより) 岡崎琢磨 緋色の脳細胞(『名探偵のままでいて』より) 小西マサテル 知識と薬は使いよう(「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズより) 塔山 郁 ふくちゃんのダイエット奮闘記(「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズより) 友井 羊 暗い部屋で少年はひとり(「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズより) 柊サナカ -
唐国の検屍乙女
検屍から謎を解く! 人生に絶望した少女が破天荒な天才少年とバディを組む、中華×ミステリー×ラブコメ? 1042年の北宋。 17歳の許紅花は、名医である父の許希について戦場で医者として活躍していた。 しかし怪我がもとで右手に震えが残り、戦場にも赴けず、実家の医院を手伝うこともできず、引きこもりとなってしまった。 ある時、紅花の姉が依頼を受けた検死に代わりに行くことになる。 検死のために向かった妓楼で、髑髏を抱えて罵詈雑言を喚き散らす少年、高九曜――人呼んで「髑髏真君」と出会う。 この出会いが、紅花の運命を大きく変えることとなった――。 口が悪く我儘で皆に疎まれているが、頭脳明晰で一回観察しただけで色々なことを見抜いてしまう九曜。 そんな九曜に振り回されながらも、彼の聡明さや心の機微に興味を持っていく紅花。 九曜も自分を拒絶しない紅花に興味を持ち、自分の主治医にしようと猛アタックする。 さらに許希の弟子、劉天佑からも言い寄られる紅花……。 果たして紅花の選ぶ道は? 紅花と九曜が辿り着く真相とは! -
デンマークに死す
美しい女は、決まって災いを連れてくる。 コペンハーゲンの私立探偵ゲーブリエル・プレスト。 新たな依頼は、移民による右派政治家殺しの冤罪疑惑を探ること――。 “『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のファンなら、 このユニークな作品をきっと気にいるはずだ“ ――BuzzFeed(2023年の最注目スリラー20選出) コペンハーゲンの私立探偵ゲーブリエル・プレストは、 元恋人の弁護士レイラから冤罪疑惑の調査を依頼される。 右派で知られる法務長官メルゴーの殺害事件で、 犯人のイラク系移民は息子を強制送還され、 ISに処刑されていた。 動機と証拠から有罪判決は決定的に思えたが、 調べを進めるうちメルゴーがナチスに関するある本を 極秘出版しようとしていた事が判明、 関係者の惨たらしい死体が見つかり――。 -
超訳 古今和歌集 #千年たっても悩んでる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 もしも平安時代の和歌が現代に転生したら――!? 最近冷たくない?とやさぐれる小野小町に、 白髪を気にする紀貫之、 自分だけ出世できないと嘆く大江千里。 1000年以上も昔から、仕事も恋も…… 人の悩みは変わらない! 令和の言葉で読む、古今和歌集 むかしむかし、今から1000年以上も前。 時の帝、醍醐天皇からこんな命令が出されました。 ――数ある和歌から、後世に残る優れたものを選んで献上するように。 そうして選者に選ばれた紀友則ら4名の 「最高の和歌集を俺たちの手で作ろうぜ!」 「前に出された万葉集を超えるものを!」 というアツイ想いのもと生まれたのが『古今和歌集』。 いったいどんな歌が収められているのかと読み解けば、 意外や意外。1000年以上も前につくられた歌なのに 悩んでいることや考えていることは 令和を生きるわれわれとちっとも変わらない……? 本書では、思わず共感してしまう歌を厳選して現代語に超訳。 令和に生まれ変わった『古今和歌集』の世界へようこそ。 -
怪物の町
あなたの町は殺人鬼だらけ、かもしれない 読者を悪夢的迷宮にいざなう、寓話的ミステリー 映画化で話題&『このミス』大賞受賞作の『怪物の木こり』著者最新作! 人殺しの現場を目撃してしまった塾帰りの高校生・辻浦良太。 彼は、ある秘密に気付いてしまい…… あかね町――この町は何かがおかしい。 (あらすじ) あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。 夜のあかねの森公園で人殺しの現場を目撃してしまった塾帰りの高校生・辻浦良太は、暗視ゴーグルをつけた謎の女性に助けられてなんとか難を逃れた。 しかし、彼女曰く、この町では警察は助けてくれず、通報すれば必ず報復で殺されることになるという……。 妄想か、真実か。奇妙な町を舞台にした殺人物語。 (著者プロフィール) 倉井眉介 1984年、神奈川県横浜市生まれ。帝京大学文学部心理学科卒業。 第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2019年に『怪物の木こり』(宝島社)でデビュー。 -
中央線怪談
東京~高尾間 中央線沿線の街に埋もれた 尋常ならざる恐怖体験談! 高円寺にある怪奇現象多発アパート 凶事が相次ぐ東中野の忌み地店舗 吉祥寺・井の頭公園に現れる首無し女 異世界に転移する西国分寺~国立の辻 窓に張り付いて覗き込む八王子の怪女 都心と多摩地区を東西に結び、新宿駅や立川駅など大型ターミナル駅も持つJR中央線。この都内区間である東京~高尾間の街に埋もれた怪異を、沿線住民の著者が鮮やかに記録した実話怪談集。 ・内見せずに入ったアパートの部屋には前の人の家財道具が置かれたままで…「野方の蒸発アパート」(中野) ・実際に目撃された怪人の恐怖「井の頭公園の首無し女」(吉祥寺) ・有名大学での奇妙な出来事「四谷のソフィア稲荷と泣く女」(四ツ谷) ・とある怪物件の恐ろしい調査記録「杉並のタイラ荘」(高円寺) ――など沿線の怪談33話を収録。 -
鳥がぼくらは祈り、
第64回群像新人文学賞受賞! 高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。 日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。 (群像新人文学賞選評より) ・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏 ・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏 -
こちら横浜ポートシティ不動産
勤め先の倒産で、横浜市中区にある横浜ポートシティ不動産に勤めはじめた浜野マリ。けれど勤め先の社長は一見なにも仕事をしていないようで、夕方から車内でお酒をのみはじめるという変わった人物。1週間くらい会社に顔を出さない期間もしばしばだ。しかしそんな社長のもとにさまざまな人々が訪れ、社長と話をしたあとは笑顔になって帰っていくのを、マリは不思議に思っていた。 そんなある日、ポートシティ不動産に弱々しげなひとりの老婦人が訪れる。彼女は2か月前に急逝した地元の大地主永田金蔵の妻、永田君子で「資産家だった夫が急逝したことで相続争いが起こっているので、助けてほしい」と言う。横井とマリはクセ者ぞろいの相続人たちに話を聞きながら、金蔵の遺した資産の全容に迫っていくが、しだいに金蔵の知られざる一面が明かされることになる――。「相続」「不動産」をテーマとして横浜市を舞台に繰り広げられるミステリ・エンターテインメント小説! -
爆ぜる怪人 殺人鬼はご当地ヒーロー
第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉! 街に潜む悪人を次々と殺し始めた犯人は、主人公がかつてデザインし お蔵入りになったヒーロースーツを着ていた!? ご当地ヒーローの運営会社で働く青年が、町田で起きた連続殺人事件の真相に迫る。 東京・町田の人気ご当地ヒーロー、マチダーマン。その運営会社であるMHF(マチダ・ヒーロー・ファクトリー)のデザイン部で働く志村は、ある日テレビのニュースを見て衝撃を受ける。町田で少年が誘拐されたが、何者かが誘拐犯を殺害し、少年を救出。助けられた少年が「正義のヒーロー」として描いた絵は、かつて志村がデザインし、お蔵入りになったはずのヒーロースーツと酷似していた!周囲は空似だというが、志村が悶々とするなか、第二の事件が起き――。 (著者情報) おぎぬまX 1988年、東京都生まれ。元お笑い芸人。ギャグ漫画家として2019年に『だるまさんがころんだ時空伝』で第91回赤塚賞入選。2021年には「ジャンプSQ.」(集英社)にて『謎尾解美の爆裂推理!!』を連載(同社より単行本も刊行)。また、ジャンプ小説新人賞2019・小説フリー部門にて銀賞を受賞し、『地下芸人』(集英社)で2020年に小説家デビュー。他の著書に『キン肉マン 四次元殺法殺人事件』(集英社)がある。2023年、第21回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として本作が選出される。 -
分解する
言葉と自在に戯れる、小説の可能性 「アメリカ文学の静かな巨人」のデビュー短編集。言葉と自在に戯れるデイヴィスの作風はすでに顕在。小説、伝記、詩、寓話、回想録、エッセイ……長さもスタイルも雰囲気も多様、つねに意識的で批評的な全34編。 ある女との短命に終わった情事を、男が費用対効果という観点から総括しようとする表題作「分解する」。救いのない不動産に全財産をつぎ込んだ男が、理想の家屋の設計の幻想を若い猟師と共有していくさまを描いて不思議に美しい「設計図」。語学講座のテキストの裏で不穏な自体が進行していく「フランス語講座その1――Le Meutre」。人生で何ひとつ成しえない男のオブローモフ的生活を描く「ワシーリィの生涯のためのスケッチ」。〈夫〉の喉にひっかかった小骨をめぐるどこかほのぼのとした「骨」や、長編『話の終わり』の原型とおぼしきファン必読の短編も。 -
環司先生の謎とき辞典
あるトラウマから文字では気持ちを伝えられないと感じ、文章を書くこととSNSが大嫌いな高校生、知華。彼女の学校には国語教師の環司がおりイケメンだと騒がれているが、知華は彼が驚くべき漢字マニア――愛読書は漢和辞典、特技は一発で目的の漢字を引くこと、ワイシャツの下は必ず漢字T――だと知ってしまう。そんな折、学校である事件が起き、先生が「漢字が僕を呼んでいる」と言い放ち、漢字で解決するのを見てしまい? -
明日は明日の日が昇るけど、今夜はどうしよう
★800冊からはじめた自費出版が異例のロングセラー! ★SEVENTEEN スングァンが愛読書として紹介。リアリティ番組『SEVENTEEN In The Soop』で友人やメンバーが精神的につらい思いをしているときに読ませてあげたいと語った本。 ★韓国の大手書店教保文庫レビュー10.0、YES24レビュー9.8の高評価! ★「はじめに 日本語版刊行に寄せて」は著者の直筆原文をダウンロードできバーコードつき。 あなたが眠りにつけず、しきりに寝返りを打つ夜、 どこかで同じ寂しさを抱えて眠れずにいる人がいます。 いつのときもそのことを忘れないでください。 *** 世界の悲しみの総量は一定だ。 みんな笑っているのに、自分だけがぶざまに泣いている一日。それは誰にでも来る。 *** 私の欠乏が、誰かにとっては恋愛のきっかけになる。 *** あなたが求める愛は、何気ない日常に毎日、違った姿で会いにくる。 *** ある日、気がついた。 人生は、赤い傷と、黄色い膿と、青い薬が混じり合った、邪悪ないたずらだと。 *** 私の行動はすべて正しかった。結末なんてどうでもよかった。この映画の主人公は、私。悲劇に終わる映画はあっても、途中で主人公が変わる映画なんてないのだから。 *** あなたの人生を書き下ろす作家も、ただひとりだけ。大きな悲しみがあなたのペンを奪っていっても、結末は変えられない。 *** あなたと私の人生という本に、しおりがたくさん挟まれたらいいな。やるせない気持ちで、すべての文章をなぞりたい。泣き笑いしながら、夜通し読みたい。 *** 忘れないで。 あなたには、6歳のときも、16歳のときも、26歳のときにも、世を渡りながらたまった垢を流してくれた人がいたことを。あなたの肌には、その愛が積み重なっていることを。 -
終末の訪問者
「シックス・センス」「オールド」のM.ナイト・シャマラン監督が映画化! 4月7(金)全国公開! 「ノック 終末の訪問者」原作小説! 世界が終わるとしたら―― 家族の犠牲か、世界の終焉か。 あなたならどちらを選びますか? 家族の命は、世界よりも重いのか。 家族愛と恐怖の終末スリラー ブラム・ストーカー賞/ローカス賞 受賞! スティーヴン・キング絶賛の 全米ベストセラー小説、待望の邦訳版 ◉スティーヴン・キング絶賛! 「示唆に富み、恐怖が鎖のように張りつめる。 トレンブレイの自己ベスト作品。とてもすばらしい」――スティーヴン・キング 「トリップワイヤーがぴんと張りつめたホラー・スリラー」パブリッシャーズ・ウィークリー 「読んだら最後、けっして頭から離れない」――NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ) 〈あらすじ〉 七歳のウェンと両親のエリックとアンドリューは、ニュー・ハンプシャー州北部の人里離れたキャビンで夏の休暇をすごしている。ある日、ウェンがキャビンの庭で遊んでいると、突然、見知らぬ巨体の男が訪ねてくる。男の温かい笑顔にウェンはすぐに魅了されてしまう。ふたりが遊んでいると、さらに女ふたりと男ひとりがやってくる――奇妙でまがまがしい道具を手に。ウェンはうろたえ、帰ろうとすると男にこう告げられる――「これから起こることは、何ひとつきみのせいじゃない。きみは悪いことを何もしていない。けれど、きみたち家族はある厳しい決断を下さなきゃならない。この世界を救うには、きみたちの助けが必要なんだ」 -
氷原のハデス
ノルウェーの新星が放つ 極寒のスリラー! ・高まる恐怖を植え付ける……タイトルどおりの極寒でひりつく物語 ……〈フィナンシャル・タイムズ〉 ・吹雪の中で繰り広げられる『ダイ・ハード』と『アガサ・クリスティ』の猛烈なブレンド ……〈ノルウェージャン・アート〉 北極基地に残された凍死体。 殺人犯はまだそばにいる── 特殊部隊出身の元狙撃手であるアナ・アウネは負傷を原因に軍を辞したのち、父の友人で科学者のダニエル・ザカリアッセンと北極遠征に参加している。ある夜、ふと窓の外を見たアナは、空に打ちあげられた照明弾を目撃する。方角から、中国の極地研究基地〈アイス・ドラゴン〉が発した救難信号だと判断したアナとザカリアッセンは、暴風雪のなか、ホバークラフトでその基地へと向かうが、人の気配はなく、キャビンに足を踏み入れた二人を迎えたのは、何者かに殺されたと思しき十数体の凍結死体だった…… -
ガウディの遺言
サグラダ・ファミリアの尖塔に、死体が吊り下げられた――前代未聞の殺人事件に秘められた壮大な真相とは。乱歩賞作家が満を持して送りだす、傑作長編ミステリ! 1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。 -
遠の眠りの
大正末期、貧しい農家に生まれた少女・絵子は、農作業の合間に本を読むのが生きがいだったが、女学校に進むことは到底叶わず、家を追い出されて女工として働いていた。ある日、市内に初めて開業した百貨店「えびす屋」に足を踏み入れ、ひょんなことから支配人と出会う。えびす屋では付属の劇場のため「少女歌劇団」の団員を募集していて、絵子は「お話係」として雇ってもらうことになった。ひときわ輝くキヨという娘役と仲良くなるが、実は、彼女は男の子であることを隠していて――。福井市にかつて実在した百貨店の「少女歌劇部」に着想を得て、一途に生きる少女の自我の目覚めと、戦争に傾く時代を描く長編小説。 -
炎と苗木
7年にわたり書き続けてきた田中文学の結晶。 〈掌の小説〉集大成、衝撃の44篇! 1篇1600字に世界が凝縮。生と死、過去と未来、絶望と希望、作家のイマジネーションが、いま、あらゆる境界を突破する。 〈田中慎弥の聖書〉とも言える標題作はじめ、小説の醍醐味に満ちた作品が織りなす圧巻の文学体験。2012年に出版界の話題をさらった『田中慎弥の掌劇場』の第2弾。 「作家が死んでも小説は残る。つまり自分の命より価値のあるものを自分で書かねばならないのが作家であり、一日で一気に仕上げる「掌劇場」の場合は特にそれを実感させられた。作家の自分が人間の自分を徹底的に痛めつける時間だった。私自身と死について扱ったものがあった。自殺に関するものもあった。私が何度も実行しようとしたのは事実だ。生涯他人に言えないことを見たり体験したりした末のことだった。また、身近な人がいなくなり、自分一人が生きていていいのかと悩んだ結果でもある。死に接近し、死を描くことが私の道になった。明日死ぬとしても今日のところは小説を書こう、という意識は、一日で仕上げる「掌劇場」の形式に添ったものと言えた。それと同じ時期に、現実の政治や、私の地元選出の総理大臣を反映させて書いたものもある。あの総理大臣に私が感じる反発は政治的、社会的背景のものではない。それだけに、私は私自身の今後が恐ろしい。死への恐怖より怖いのは、生きる恐怖だ。そして、この二つの距離はいまや、ほとんどない。」――「連載を終えて」毎日新聞西部本社版より ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
生の肯定
本年の話題作『ホサナ』につづいて、町田文学の傑作がまたもや誕生。世間並みに生きることが困難になり、「余」を自称して超然と生きることを決めた男。上から目線で世の中を見下ろすことで、自尊心を保っていたものの、数々の思わぬ出来事により精神に変調をきたし、自殺願望にさいなまれるようになる――そんな格闘を経て、本作では世の中の人とふれあって普通に生きよう、生を肯定せんとする余の懊悩する姿が描かれる。その心の内からつむぎだされる言葉とイメージの世界は町田作品の中でもっともテンションが高い。読者は強烈な笑いと、筆舌につくしがたい文学体験に誘われるだろう。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
舞璃花の鬼ごっこ
「悪いことをしたら、裁かれるべきだよね?」 正体不明の少女が謀る転落人生ゲーム、開幕! 【あらすじ】 「さあ、“鬼ごっこ”を始めるよ」 ある日、SNSで大人気の謎の少女・舞璃花(まりか)が宣言する。 号令のもと集う、引きこもりがちなファン4人組。 疑似家族として彼らは、ある就活生の人生を台無しにするために動き出す。 執拗なまでのストーキング、なりますし、SNSのデマ情報── 彼女をどこまでも追い詰めていく。 “鬼ごっこ”の本当の意味とは? 舞璃花の正体は? 正体不明の少女が謀る転落人生ゲーム! その結末にあなたは必ず震える! 「悪いことをしたら、裁かれるべきだよね?」 著者について ●真下 みこと 1997年埼玉県生まれ。早稲田大学を卒業。同大学大学院を修了。 『#柚莉愛とかくれんぼ』で第61回メフィスト賞を受賞し、2020年にデビューした新世代作家。 著書に『あさひは失敗しない』『茜さす日に嘘を隠して』(講談社)がある。 -
夜の署長
夜間犯罪発生率日本一の歌舞伎町を抱える新宿署には、 “夜の署長”と呼ばれる伝説の刑事がいた――。 「随監」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞し、 同作を含むシリーズで警察小説の旗手となった著者が、 新宿署を舞台にさらに“熱い”刑事たちを描く。 多くの通行人が行きかう中、歌舞伎町の路上で女性がホスト風の男たちに拉致された。 緊急配備がかけられほどなく犯人は逮捕、女性も保護される。 実はその女性はホストにはまり、それが夫にばれて家出をし、 さらに店にツケをためていたためホストに追い込みをかけられていたのだ。 事件の構図は単純なものと思われたが、 “夜の署長”の異名を持つ刑事課強行犯第五係統括係長の下妻警部補はなぜか、 3か月前に起きた歌舞伎町のラブホテルでのデリヘル嬢殺人事件の現場と資料をあたっていた。 東大法学部卒でキャリアの新米警部補・野上は、 拉致未遂事件を早々に終わらせようとする上層部に反し、 下妻とともに3ヶ月前の事件との関連を洗いなおす。 するとデリヘル嬢殺しと拉致未遂事件に思わぬ接点が……(「未練」)。 ほか4編収録。 警視庁捜査一課の刑事だった下妻が、なぜ忘れ去られたように異動することなく新宿署に居続けるのか。 彼の過去には何があったのか。 新米刑事の野上は、いくつかの事件を通じ、下妻の凄みを知ることになる――。 解説・村上貴史 -
都立水商3年A組 卒業
この学校に入って、本当によかった! 中学時代にいじめられ、水商にしか入学できなかった冨原淳志も三年生となった。生徒会の会長として、学校の中心で活躍。コロナ禍は依然として継続しているが、工夫を凝らして対校戦を一年ぶりに復活させる。野球部も都大会を順調に勝ち続けるのだが、週刊誌に水商生の援助交際疑惑が掲載され、学校の存続が危ぶまれる。生徒会は、独自に調査を開始。援助交際組織に、かつて在籍していた生徒の姿を突き止めるのだが。果たして、都立水商30周年式典は無事に開催できるのか? 「3年B組 金八先生」に役者として出演していた著者だから描けた、笑って泣ける青春群像劇、堂々の完結編! -
北海道怪談
道内各地の恐怖体験談を人気怪談作家が徹底取材! 余市の浜に響く死霊の声 怪奇現象が多発する異界・函館山 恐怖の噂が絶えぬ新さっぽろ駅の怪 登別で出現する煮爛れた姿の霊 十勝に染み込んだ受難の記憶 札幌郊外に出没した巨大バッタの謎 ご当地怪談でも存在感を放っている大阪在住のホラー作家・田辺青蛙が、定期的に訪れる北海道でも取材を敢行、土地の謂われや住む人が体験した奇怪な出来事、北海道ならではの実話怪談を纏めた究極の一冊! ・定山渓にあるホテルでの怪事「水の音」 ・江差町の坂で見る不気味な子供「凧あげ」 ・札幌市内で開いた怪談会で聞いた「バッタ塚に纏わる話」 ・大阪と小樽を結ぶ怪なる縁「奇妙な漬物石」 ・北海道庁爆破事件に巻き込まれた人がその瞬間に見た不思議「走馬灯」 ――など怒涛の68話収録。不思議の北海道への暗黒の扉、ここに開かれる!
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