作品一覧

  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか
    3.0
    1巻715円 (税込)
    ここは仙台のバー。坂本には酒と一緒に飲み干したい一つの疑問があった。バーテンダーの安藤がその思いに気づき問いかけると、中学時代の女友達が一年前にかけてきた電話から始まる一件について語り出した。夫が亡くなり、コレクションのウイスキーを売りたい、と彼女は言うのだが……。(「何故、フォア・ローゼズの天使の分け前がなくなったのか?」) 話を聞いた安藤が解き明かす真相とは!
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか
    3.4
    1巻715円 (税込)
    ここは仙台のバー。ローカル誌の記者が、一週間ほど前の事件を思い出しバーテンダーに語り出した。――三ヶ月前に取材をした医師が殺されたと知り合いの新聞記者から連絡が来た。現場に駆け付けると、微かに燻製のような匂いが漂ってくる。この香りは一体――?(「何故、死体はオクトモアで濡れていたのか?」) 話を聞いたバーテンダーが真相を解き明かす!
  • グッバイ・マイ・スイート・フレンド
    3.0
    1巻770円 (税込)
    本城麻里奈は格闘技の女子チャンピオン。その素顔は、女子高校生だ。格闘技好きの藤怜士は、応援している彼女がクラスメイトであることに気付く。そして、週に一度、試合の話をする関係になった。ある時、次の相手が、同門の九条亜美に決まったと喜んでいると、彼女から思いもよらないメールが届く……。最強の女子高校生格闘家・麻里奈登場!
  • 華を殺す
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    花に囲まれた家の花が、突如すべて消えたことが、芸術家夫婦蒸発の意外な真相への道しるべとなる表題作ほか、明治、昭和を舞台にした「華」にまつわる女たちの情念と策略(トリック)を描く4つの物語。雅で妖しい本格情念ミステリ。
  • 不機嫌なスピッツの公式
    3.0
    1巻616円 (税込)
    スピッツ――有名バンドが由来のあだ名で呼ばれる俺の幼なじみは、謎と孤独と小説と音楽を偏愛する一方でラブソングを毛嫌いする変わり者だ。これは、そんなスピッツが巻き込まれた、恋愛にまつわる謎解きの顛末。
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    3.2
    1巻1,760円 (税込)
    作家志望の青年は、新人賞に落ち続けることに絶望し、人生最後の旅に赴く。名前を棄て、家族を棄て、友人を棄て、わずかな金と数枚の黒い服、数冊の愛読書を黒いトランクに詰め込んだ。古今の名探偵にちなんで名乗った偽名ゆえか、青年は行く先々で奇妙な事件に出会う。そして、旅が終わりを告げるかに思われた東京・信濃町のアガサ・クリスティー賞授賞式の会場でも悲劇は起きた! 関係者が実名で登場する授賞パーティの最中に起きた殺人事件の真相とは?  『致死量未満の殺人』で正統派本格の新鋭として好評を得た第3回アガサ・クリスティー賞作家が贈る、5篇収録の本格ミステリ連作集。
  • 致死量未満の殺人
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    〔第三回アガサ・クリスティー賞受賞作〕大学のゼミ仲間が冬の山荘に集まったとき、悲劇の幕が開く。たび重なる推理とどんでん返しの果てに、十五年の時を経て関係者たちが掴んだ驚くべき真実とは?
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

    Posted by ブクログ

    仙台に行きたくなるし、バーで飲みたくなるし、季節のカクテルも美味しそう。ウィスキーに詳しくなるし、とにかく楽しく読めました。シリーズ化してくれるといいな。

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    2021年11月11日
  • 華を殺す

    Posted by ブクログ

    美しい女性と華をテーマにしたミステリ短編集。献辞にも書かれているように、連城三紀彦さんの作品を彷彿とさせるような雰囲気に満ちています。優美で端麗で、少し残酷。古めかしい時代設定と美麗な表現がまた魅力的です。それぞれのシーンが絵のように眼前に浮かぶような気がしました。
    お気に入りは「椿の舟」。ミステリとしてこれが一番見抜けず驚かされた一作でした。単なる倒叙ミステリだと思いきや、まさかそんな裏があったとは。そこに描かれた男女の心の機微も悲しく美しくて。

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    2015年11月13日
  • 致死量未満の殺人

    Posted by ブクログ

    本格はいいなー!久しぶりにしっかりした長編の本格、雪の山荘を読んでうれしくなった。アガサ・クリスティー賞だけあって有名なあの作品を参考にしているのだろうか。
    帯通り一気読みしてしまったし、最後まで飽きなかった。
    「僕は別に」この言葉が非常に魅力的だと感じて自分でも驚く。トリックよりも彼が際立ってしまったのは少し残念だが、楽しかったからいいや。

    美しい悪女は不幸だ。(でもそんなに美しかったら悪女なんてやらずに性格も歪まずにもっと幸せに生きられそうなのになあ)

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    2014年08月30日
  • 致死量未満の殺人

    Posted by ブクログ

    被害者が絶対悪過ぎて清々しい殺人やなぁと思った。
    そして、これぞまさに『真犯人』って人に出会った気がする。
    巧みすぎる毒殺でスルッと読めてしまった。
    そして、アガサ・クリスティの本をとっても読みたくなった。

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    2023年01月27日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

    Posted by ブクログ

    ウイスキーに絡むミステリー、短編集。

    ウェイティング・バー『シェリー』のバーテンダー・安藤の元に訪れる人々。
    彼らの持ち込むウイスキーにまつわる謎を、安藤が聞いただけで謎を解く、いわゆる安楽椅子探偵者でしょうか?

    ・何故、ブラック・ボウモア四十二年は凶器となったのか?
    ・何故、死体はオクトモアで濡れていたのか?
    ・何故、犯人はキンクレイスを要求したのか?
    ・何故、利きマッカランの会で悲劇は起きたのか?

    ウイスキー通でなくても、楽しめます。

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    2022年11月23日

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