あらすじ
ここは仙台のバー。ローカル誌の記者が、一週間ほど前の事件を思い出しバーテンダーに語り出した。――三ヶ月前に取材をした医師が殺されたと知り合いの新聞記者から連絡が来た。現場に駆け付けると、微かに燻製のような匂いが漂ってくる。この香りは一体――?(「何故、死体はオクトモアで濡れていたのか?」) 話を聞いたバーテンダーが真相を解き明かす!
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Posted by ブクログ
仙台に行きたくなるし、バーで飲みたくなるし、季節のカクテルも美味しそう。ウィスキーに詳しくなるし、とにかく楽しく読めました。シリーズ化してくれるといいな。
Posted by ブクログ
ウイスキーに絡むミステリー、短編集。
ウェイティング・バー『シェリー』のバーテンダー・安藤の元に訪れる人々。
彼らの持ち込むウイスキーにまつわる謎を、安藤が聞いただけで謎を解く、いわゆる安楽椅子探偵者でしょうか?
・何故、ブラック・ボウモア四十二年は凶器となったのか?
・何故、死体はオクトモアで濡れていたのか?
・何故、犯人はキンクレイスを要求したのか?
・何故、利きマッカランの会で悲劇は起きたのか?
ウイスキー通でなくても、楽しめます。
Posted by ブクログ
仙台、国分町のバーでお客がバーテンダーに語る事件や出来事からバーテンダーがウイスキーの蘊蓄とともに事件の謎解きをする短編集。
まあ、謎解きは突っ込みどころはあるがウイスキーの見ながらほろ酔いで読むといいかも。
Posted by ブクログ
表紙買いした本です。
バーテンダーの安藤が客が過去に関わった事件の話を聞き、解決する物語。1冊に4つの短編が収まっており、ウイスキーの知識がなくても楽しめた。
酒は飲めないのですが、バーに行ってみたくなる一冊。
Posted by ブクログ
バーテンダーが安楽椅子探偵を務めるミステリ連作は数が多く、有名どころも幾つか思い浮かぶが、本書もその一つ。事件全てが、タイトルにもあるウイスキーにちなんだものと言う辺りで、オリジナリティを主張してくる。この手の仕掛けは、肝心の売りのところが、却って枷になったり、無理矢理になったりしがちなのだが、本書の事件ではどれも無理なく、ウイスキーが重要な役割を果たしている。ミステリとしてはワンアイデアという感じで、少し薄味だが、アームチェアディティクティヴは基本こんなものかも知れない。ただ、物語の方も軽く、尻切れとんぼというか、なんとなく収まりの悪い終わり方をする感じがあって、その辺は買えないかな。
Posted by ブクログ
どうにもお酒が飲みたくなるお話を、健康診断の合間に読みました笑
本当は夜にゆっくりお酒を嗜みつつ読みたかった…!
利きマッカランのお話が1番好きでしたが、どれも読みやすかったです。
そして仙台という場所も東北人としては嬉しかったところ。
お酒には物語がありますね。長く醸造するからかもしれませんし、飲みながらセンチメンタルになるからかもしれませんが。
こんなバーに行けるような感じではないですが、のんびりお酒飲みながら本が読める呑み屋さん、探してます。かれこれ15年。
これは続編があってくれたら嬉しいなぁー。