三沢陽一のレビュー一覧

  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    仙台に行きたくなるし、バーで飲みたくなるし、季節のカクテルも美味しそう。ウィスキーに詳しくなるし、とにかく楽しく読めました。シリーズ化してくれるといいな。

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    2021年11月11日
  • 華を殺す

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    美しい女性と華をテーマにしたミステリ短編集。献辞にも書かれているように、連城三紀彦さんの作品を彷彿とさせるような雰囲気に満ちています。優美で端麗で、少し残酷。古めかしい時代設定と美麗な表現がまた魅力的です。それぞれのシーンが絵のように眼前に浮かぶような気がしました。
    お気に入りは「椿の舟」。ミステリとしてこれが一番見抜けず驚かされた一作でした。単なる倒叙ミステリだと思いきや、まさかそんな裏があったとは。そこに描かれた男女の心の機微も悲しく美しくて。

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    2015年11月13日
  • 致死量未満の殺人

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    本格はいいなー!久しぶりにしっかりした長編の本格、雪の山荘を読んでうれしくなった。アガサ・クリスティー賞だけあって有名なあの作品を参考にしているのだろうか。
    帯通り一気読みしてしまったし、最後まで飽きなかった。
    「僕は別に」この言葉が非常に魅力的だと感じて自分でも驚く。トリックよりも彼が際立ってしまったのは少し残念だが、楽しかったからいいや。

    美しい悪女は不幸だ。(でもそんなに美しかったら悪女なんてやらずに性格も歪まずにもっと幸せに生きられそうなのになあ)

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    2014年08月30日
  • 致死量未満の殺人

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    被害者が絶対悪過ぎて清々しい殺人やなぁと思った。
    そして、これぞまさに『真犯人』って人に出会った気がする。
    巧みすぎる毒殺でスルッと読めてしまった。
    そして、アガサ・クリスティの本をとっても読みたくなった。

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    2023年01月27日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ウイスキーに絡むミステリー、短編集。

    ウェイティング・バー『シェリー』のバーテンダー・安藤の元に訪れる人々。
    彼らの持ち込むウイスキーにまつわる謎を、安藤が聞いただけで謎を解く、いわゆる安楽椅子探偵者でしょうか?

    ・何故、ブラック・ボウモア四十二年は凶器となったのか?
    ・何故、死体はオクトモアで濡れていたのか?
    ・何故、犯人はキンクレイスを要求したのか?
    ・何故、利きマッカランの会で悲劇は起きたのか?

    ウイスキー通でなくても、楽しめます。

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    2022年11月23日
  • 致死量未満の殺人

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    ネタバレ

    大学のゼミ仲間、5人組の内の一人が毒殺される事件がおこる。未解決のまま時効直前になり、犯人が罪を告白しに仲間の一人を訪ねるところから、事件の真相が明らかになる。
    読み終わり、タイトルに納得。もともと、『コンダクターを撃て』というタイトルだったものを改題した作品。そのどちらのタイトルも作品をよく表していた。

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    2018年01月11日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    死を求めての旅の先々で出会う殺人事件。
    主人公はその真相を夢の中で導き出す。
    が、とくにそこから名探偵の「さてみなさん」が始まるわけでなく、犯人も事件もそのままに話は次に進んでゆく。
    おお、こーゆーのもアリかあ、とおもしろく読んだ。
    更にラストにはその当人が犯人に。
    しかも有栖川先生を殺すとな!
    多々、出演の作家さんたちの描写は
    本人たちがそのままモデルっぽい。よくは知らないが、
    ホントにこーゆー感じの人たちなのかなーと思ったりする。
    作者、彼らのこと好きなんだろーなー。
    実際、付き合いもあるのかな?でないと書けないよなあ。

    有栖川作品は読んだような、読んでないような・・・

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    2016年06月29日
  • 致死量未満の殺人

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    三沢陽一作品初読み。
    面白かった(≧▽≦)
    フーダニットとワイダニットは晒して、ハウダニットを証明していくストーリーかと思いきや。。。。
    実はフーダニット、ワイダニットのどちらもがミスリードされた物だったとはΣ(゚Д゚)
    クリスティではポアロにあたる早瀬が優秀すぎるのが難点かも(笑)

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    2015年07月05日
  • 致死量未満の殺人

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    良い意味で期待を裏切って、最後の方にはゾゾゾっとさせてくれた。面白しろかった。

    途中確かにだらける文もあったにはあったが、予想を良く裏切ってくれた上に、裏切り、また裏切ってくれた。

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    2014年07月09日
  • 致死量未満の殺人

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    面白かった。
    いわゆる雪の山荘もの。
    アガサクリスティ賞らしく雰囲気もある。オチが二転三転する感じも面白い。ただ本の残りからもう一展開位あるだろうなとかは読めてしまったのが残念。ミステリって電子書籍に向いているかもと思った。
    毒殺についてのトリックもなかなか。都合の良さは否めないが、それでも面白かった。

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    2014年04月05日
  • 致死量未満の殺人

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    ネタバレ

    前半の三文芝居のような登場人物のやり取りに飽き、途中投げ出そうとしたけれど…(苦笑)
    怒涛のような決着。

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    2014年03月05日
  • 致死量未満の殺人

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    タイトルに象徴される毒殺トリックこそがこの作品の肝だと思うのだけれど、最後のどんでん返しでぼやけてしまったことが悔やまれる。

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    2013年12月22日
  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    仙台のバー『シェリー』。
    そこにいるバーテンダー・安藤は、ウイスキーにまつわる謎を聞くと、たちどころにその謎の解明を。果たして、その真相とは?
    一種の安楽椅子探偵でしょうか。

    ・何故、フォア・ローゼズの天使の分け前がなくなったのか?
    ・何故、ジョニー・ウォーカーブラックラベルを送って来たのか?
    ・何故、死体にキルベガンが手向けられていたのか?
    ・何故、男はタリスカーを車内で飲んでいたのか?

    どれもあっと驚く真相が待っています。
    ウイスキーの知識も少し付きます(笑)。

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    2024年05月11日
  • 致死量未満の殺人

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    完全ではないですが、途中でストーリーが読めちゃいました。構成にちょっと話に無理があるんじゃないかなーって思います。これが実話なら奇跡的な話です。
    ただ、テーマとしては面白かったので、最後まで楽しめました。

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    2024年03月09日
  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    ネタバレ

    仙台国分町のバー「シェリー」でお客の話す事件や出来事からバーテンダーが謎解きをする短編集。
    事件よりウイスキーの蘊蓄にウエイトを感じる。
    仙台在住の人が書いたんだろうなと感じさせる本。

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    2023年11月24日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ネタバレ

    仙台、国分町のバーでお客がバーテンダーに語る事件や出来事からバーテンダーがウイスキーの蘊蓄とともに事件の謎解きをする短編集。
    まあ、謎解きは突っ込みどころはあるがウイスキーの見ながらほろ酔いで読むといいかも。

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    2023年11月24日
  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    バーテンダー安藤が常連客の遭遇したウイスキーにまつわる事件の話を聞いて、解決するショートストーリー。
    ウイスキーの蘊蓄が色々出てくるのでウイスキー好きにはオススメ。ウイスキーの知識ゼロの私も事件の話自体を楽しめた。
    ただウイスキーと話のマッチングのさせ方はイマイチ?かなと感じた。

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    2023年08月18日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    表紙買いした本です。
    バーテンダーの安藤が客が過去に関わった事件の話を聞き、解決する物語。1冊に4つの短編が収まっており、ウイスキーの知識がなくても楽しめた。
    酒は飲めないのですが、バーに行ってみたくなる一冊。

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    2023年07月17日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    バーテンダーが安楽椅子探偵を務めるミステリ連作は数が多く、有名どころも幾つか思い浮かぶが、本書もその一つ。事件全てが、タイトルにもあるウイスキーにちなんだものと言う辺りで、オリジナリティを主張してくる。この手の仕掛けは、肝心の売りのところが、却って枷になったり、無理矢理になったりしがちなのだが、本書の事件ではどれも無理なく、ウイスキーが重要な役割を果たしている。ミステリとしてはワンアイデアという感じで、少し薄味だが、アームチェアディティクティヴは基本こんなものかも知れない。ただ、物語の方も軽く、尻切れとんぼというか、なんとなく収まりの悪い終わり方をする感じがあって、その辺は買えないかな。

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    2022年07月16日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ネタバレ

    どうにもお酒が飲みたくなるお話を、健康診断の合間に読みました笑

    本当は夜にゆっくりお酒を嗜みつつ読みたかった…!

    利きマッカランのお話が1番好きでしたが、どれも読みやすかったです。
    そして仙台という場所も東北人としては嬉しかったところ。


    お酒には物語がありますね。長く醸造するからかもしれませんし、飲みながらセンチメンタルになるからかもしれませんが。

    こんなバーに行けるような感じではないですが、のんびりお酒飲みながら本が読める呑み屋さん、探してます。かれこれ15年。

    これは続編があってくれたら嬉しいなぁー。

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    2022年06月20日