あらすじ
ここは仙台のバー。坂本には酒と一緒に飲み干したい一つの疑問があった。バーテンダーの安藤がその思いに気づき問いかけると、中学時代の女友達が一年前にかけてきた電話から始まる一件について語り出した。夫が亡くなり、コレクションのウイスキーを売りたい、と彼女は言うのだが……。(「何故、フォア・ローゼズの天使の分け前がなくなったのか?」) 話を聞いた安藤が解き明かす真相とは!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
仙台のバー『シェリー』。
そこにいるバーテンダー・安藤は、ウイスキーにまつわる謎を聞くと、たちどころにその謎の解明を。果たして、その真相とは?
一種の安楽椅子探偵でしょうか。
・何故、フォア・ローゼズの天使の分け前がなくなったのか?
・何故、ジョニー・ウォーカーブラックラベルを送って来たのか?
・何故、死体にキルベガンが手向けられていたのか?
・何故、男はタリスカーを車内で飲んでいたのか?
どれもあっと驚く真相が待っています。
ウイスキーの知識も少し付きます(笑)。
Posted by ブクログ
仙台国分町のバー「シェリー」でお客の話す事件や出来事からバーテンダーが謎解きをする短編集。
事件よりウイスキーの蘊蓄にウエイトを感じる。
仙台在住の人が書いたんだろうなと感じさせる本。