三沢陽一のレビュー一覧

  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    仙台のバー『シェリー』。
    そこにいるバーテンダー・安藤は、ウイスキーにまつわる謎を聞くと、たちどころにその謎の解明を。果たして、その真相とは?
    一種の安楽椅子探偵でしょうか。

    ・何故、フォア・ローゼズの天使の分け前がなくなったのか?
    ・何故、ジョニー・ウォーカーブラックラベルを送って来たのか?
    ・何故、死体にキルベガンが手向けられていたのか?
    ・何故、男はタリスカーを車内で飲んでいたのか?

    どれもあっと驚く真相が待っています。
    ウイスキーの知識も少し付きます(笑)。

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    2024年05月11日
  • 致死量未満の殺人

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    完全ではないですが、途中でストーリーが読めちゃいました。構成にちょっと話に無理があるんじゃないかなーって思います。これが実話なら奇跡的な話です。
    ただ、テーマとしては面白かったので、最後まで楽しめました。

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    2024年03月09日
  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    ネタバレ

    仙台国分町のバー「シェリー」でお客の話す事件や出来事からバーテンダーが謎解きをする短編集。
    事件よりウイスキーの蘊蓄にウエイトを感じる。
    仙台在住の人が書いたんだろうなと感じさせる本。

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    2023年11月24日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ネタバレ

    仙台、国分町のバーでお客がバーテンダーに語る事件や出来事からバーテンダーがウイスキーの蘊蓄とともに事件の謎解きをする短編集。
    まあ、謎解きは突っ込みどころはあるがウイスキーの見ながらほろ酔いで読むといいかも。

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    2023年11月24日
  • なぜ、そのウイスキーが謎を招いたのか

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    バーテンダー安藤が常連客の遭遇したウイスキーにまつわる事件の話を聞いて、解決するショートストーリー。
    ウイスキーの蘊蓄が色々出てくるのでウイスキー好きにはオススメ。ウイスキーの知識ゼロの私も事件の話自体を楽しめた。
    ただウイスキーと話のマッチングのさせ方はイマイチ?かなと感じた。

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    2023年08月18日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    表紙買いした本です。
    バーテンダーの安藤が客が過去に関わった事件の話を聞き、解決する物語。1冊に4つの短編が収まっており、ウイスキーの知識がなくても楽しめた。
    酒は飲めないのですが、バーに行ってみたくなる一冊。

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    2023年07月17日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    バーテンダーが安楽椅子探偵を務めるミステリ連作は数が多く、有名どころも幾つか思い浮かぶが、本書もその一つ。事件全てが、タイトルにもあるウイスキーにちなんだものと言う辺りで、オリジナリティを主張してくる。この手の仕掛けは、肝心の売りのところが、却って枷になったり、無理矢理になったりしがちなのだが、本書の事件ではどれも無理なく、ウイスキーが重要な役割を果たしている。ミステリとしてはワンアイデアという感じで、少し薄味だが、アームチェアディティクティヴは基本こんなものかも知れない。ただ、物語の方も軽く、尻切れとんぼというか、なんとなく収まりの悪い終わり方をする感じがあって、その辺は買えないかな。

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    2022年07月16日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ネタバレ

    どうにもお酒が飲みたくなるお話を、健康診断の合間に読みました笑

    本当は夜にゆっくりお酒を嗜みつつ読みたかった…!

    利きマッカランのお話が1番好きでしたが、どれも読みやすかったです。
    そして仙台という場所も東北人としては嬉しかったところ。


    お酒には物語がありますね。長く醸造するからかもしれませんし、飲みながらセンチメンタルになるからかもしれませんが。

    こんなバーに行けるような感じではないですが、のんびりお酒飲みながら本が読める呑み屋さん、探してます。かれこれ15年。

    これは続編があってくれたら嬉しいなぁー。

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    2022年06月20日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    作者のウイスキー愛がだだ漏れる安楽椅子探偵もの。
    めちゃくちゃ旨そうな描写をするので、焼酎派なのにウイスキーが飲みたくなる。
    舞台はとある仙台のバー。
    探偵役はその店のバーテンダー・安藤。
    客としてやってきた男たちは自身が遭遇した事件について語り聞かせるが、安藤はその話を聞いただけで見事真相を見抜いてしまう。

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    2021年11月22日
  • グッバイ・マイ・スイート・フレンド

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    ネタバレ

    面白かったけど、こういうお話?!w
    途中までああ、うんうんそういう話ねって感じで読んでたけど突然の断定に「?!」ってなって、突然の展開に吹き出すw
    B級ホラー小説なのかいっ?!面白いけどさ。

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    2018年03月21日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    火事のお話はスッと納得しました
    お導きですね
    あとは
    警察ってそんな気づかない
    ものかしら とか
    何かモヤっとするものが
    あ これが不完全な美…

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    2017年10月23日
  • 致死量未満の殺人

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    アガサクリスティー賞受賞作。雪の別荘に集まった5人の大学生たち。その中の一人が殺害され、残りの4人は謎の解明に挑む…いわゆる、ありきたりの「雪の山荘」ものの本格ミステリー。しかし、この作品がちょっと違うのは、事件がその時に解決しないこと。15年後、容疑者の一人が自分が犯人だったことを告白するが…タイトルを書き下ろしの時から変更するぐらい、トリックが秀逸。でも、トリックが面白いのに、そのあと二転三転する真実を解明してしまう、現場にいなかった「第三者」の存在がちょっと鼻につき、ラストが後味悪い。

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    2017年02月14日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    連続短編3話、すべて主人公の友人が謎を解く。
    最初は喫茶店の、次が不登校になった人の
    最後に寄付した本の中の手紙の。

    最初の話で話をする場所を登場させ
    次では宝のものを増やす。
    最後の話は、あちらこちらにあったものを
    回収していけば分かってくる状態。
    確かにその可能性は! な3話目でした。

    結局謎が何となく分かったのは2話目のみ。
    それ以外は言われて納得、でした。

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    2017年02月03日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    ミステリ。連作短編集。
    正直、表題作が一番微妙。浮いてる。
    特殊な密室もの「柔らかな密室」、想像すると異様なトリック「蛇と雪」なんかは、ミステリとして十分に楽しめた。
    有栖川有栖さんリスペクトなのでしょうか。

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    2016年10月16日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    2016年2冊目は、今年没後40年となるアガサ・クリスティの作品!

    ではなく。←

    第3回アガサ・クリスティ賞の受賞でデビューを果たした推理作家、三沢陽一先生の【アガサ・クリスティー賞殺人事件】です!

    BSプレミアムで年末から放映しているポワロ&ミス・マープルシリーズに目下ハマっておりまして、久しぶりにクリスティが私の中でも来ております!

    その割に、新年1発目の推理小説はクリスティ作品ではなく彼女の名前を冠した賞の受賞者の作品っていうね←

    【被害者は有栖川有栖】という挑発的な帯の内容を収録した表題作他、4編の短編を収めた本作。

    「どうしたんこの作者…有栖川先生と言えばクィーンだろ…」

    と、私のようにドヤ顔()で困惑した読者も少なくないのではないでしょうか←


    本編感想。


    短編毎にチラチラのぞく、主人公の青年が持ってる有栖川作品以外にも、有栖川作品へのオマージュ要素が感じられるのが嬉しい!柔らかい密室の殺害現場とか、月光ゲームを彷彿とさせますよね。
    もしかしたら、私が気付けなかっただけで、他の作品も有栖川作品の要素があるかもしれないな〜。うーん、気付けないのはきっと私の読み込み不足なんだぜ…

    「蛇と雪」の真相が提示された時に感じた既視感も、何だろうな??
    被害者が目にした残酷な「最後に見た景色」の美しさが、すごく懐かしい感じしたんですよね。
    有栖川作品に、雪原を舞台にしたトリック何かあったっけ…。

    全編に渡って、有栖川作品のような論理的思考に支えられた推理ではなく、閃き・直感に支えられた推理展開だったのが残念といえば残念。
    しかも、良心的とは言えない、真相看破後の探偵役の振る舞い…。
    この辺は有栖川作品と似ても似つきません。

    だけど、表題作で明らかになる主人公の信念を理解した時、「ロジックを駆使した完璧な推理」や「大団円の結末」は、この作品群には相応しくないんだなと納得しました。

    でも、表題作で語られる有栖川先生の「清廉潔白」っぷりは笑った〜笑。叩いても何も出ない、かえって白が目立ってくる被害者像って、どんだけ〜(笑)。


    ◉柔らかな密室…一向に新人賞に縁のない自分の筆力に絶望した青年は、自身の死地を求めるように旅に出た。辿り着いたのは、青森の恐山近くにある寂れた村。そこで一宿一飯の恩を持った一家が関与した、奇妙な密室殺人に巻き込まれてしまい…。

    ◉炎の誘惑…貴重な円空仏を所有する寺に宿泊した青年は、深夜、炎が爆ぜる音で目を覚ます。仏像を保管する土蔵が焼失したのは、前夜、格安で仏像を買い叩こうとした詐欺師達の仕業なのか?

    ◉蛇と雪…極度に蛇を信仰する兄と、彼の庇護下で育てられた妹。妹に鉄壁のアリバイがある夜、兄は自ら握る刀で首を貫き自殺した。兄を殺す十分な動機がある妹は、本当に無実なのか?

    ◉首なし地蔵と首なし死体…権力争いに敗れた武将の怨念が宿ると言われる首なし地蔵がある町で、子供が殺害後に首を斬られるという猟奇殺人が発生した。子供の父親が容疑者として逮捕されたが、青年は世間で目されている以上に残酷な真相に気付く。

    ◉アガサ・クリスティー賞殺人事件…諦めていた賞の授賞式、青年ーー三沢陽一は、憧れの推理作家・有栖川有栖と遂に対面を果たす。ところが、授賞式の会場のトイレで、その有栖川有栖が何者かに縊死され、三沢本人も容疑者になってしまう。次々と現れる容疑者達。果たして、刑事をして「叩いても何も出てこないほど白い」と言わしめる有栖川を殺したのは何者なのか?驚天動地のその動機とは?

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    2016年01月11日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    スピッツというバンドを記号としてキャラクター設定に活かしたことは評価したい。そもそも商業的にそれが可能なことに驚いた。「スピッツソングノベルズ大賞」でさえ曲名を作中で使うのもアウトだったのになあ。
    序盤に早速スピッツ論が展開されるが、そういうのを期待するなら直接田中宗一郎の分析を読めばいい。田中宗一郎のスピッツ論はどこかで読んだ気がするんだけど、ここまで引用するなら脚注つけろとは言わないからせめて巻末にソースをはっきり載せて欲しかった。自分でも探したけど明確にこの記述というのは見つけられなかった。
    もちろん本作は別にスピッツファンじゃなくても読める。ただ、逆にスピッツファンからしてみれば期待はずれ感が否めない。別にスピッツを用いなくても「スピッツ」のキャラ設定は可能だよね。2話以降スピッツについての話は出てこないし。
    何より、「スピッツは好き」だけど「ラブソングが嫌い」。この二極にあるそれぞれの設定が活かされていない気がする。
    自分でも『スピッツ(これは本)』を読み返したけど、マサムネさんは早くから「俺らの曲の8割方はラブソング(94年5月)」とインタビューで口にしている。だったら、「ラブソングが嫌いなのになぜスピッツは好きなのか」で一話ぐらい書かなきゃ、わざわざスピッツというバンドを引っ張ってきた意味がないと思う。
    作者はスピッツのことを嫌いではないのだろうけど、キャラ造形における中途半端さをどうしても感じてしまった。
    この作品を垣根なしにスピファンに勧めることはできないと思う。そのあたりは商業的に失敗かな。

    ただ、「涙の映画券」の冒頭部における素生と「スピッツ」のギャンブルを介したやりとりは好き。場面として面白かった。
    この二人の今後は気になるところ。

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    2015年12月29日
  • 致死量未満の殺人

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    クローズドサークル、ってだけでわくわくします。
    面白かったけど、最後の「オチ」がな~なんだかな^って思ってしまった。

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    2015年08月14日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    著者自身も気にしていたように、押し付けがましい部分が所々見られた。特に最後の章で顕著だったように思える。ただ、「涙の映画券」は設定からこれしかないと思える解決までがきれいに繋がっていて良かった。

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    2015年07月22日
  • 致死量未満の殺人

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    「そうかー」という感じ。
    読みながら、いろいろ推理が楽しめました。
    最後の盛り上がりのわりに、あっさり話が閉じちゃったのが少し不満かな…

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    2015年04月19日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    作家志望の主人公は新人賞に落ち続けることに絶望し
    死に場所を求めて人生最後の旅に出る。


    最初に向かったのは第一章の恐山
    しかしこの時期は閉山していて駅で途方に暮れる彼に
    声をかけてきたのが江戸時代から続く酒屋の息子だった。


    地酒の見学と称し青年宅で一泊する事になった主人公は
    知らずのうちに家族が仕組んだトリックの大事な
    鍵を握る人物となってしまう。


    恐山の旅で疲れ果ててしまった主人公が次に
    向かったのが第二章の盛岡、タクシーの運転手に薦められ
    ウィスキー好きのお坊さんがいる宿坊に宿をとる


    この寺には宝物庫に仕舞われている円空仏があり
    この地でも主人公は秘像をめぐる事件に巻き込まれる


    秋田へ向かった主人公は法釈坊とお雪ケ沼の辺で
    一人の女性から「兄さん」と声を掛けられる。その女性から
    兄が亡くなった経緯を成り行きで聞く事となる


    この主人公は床につくと事件の奇妙な夢を見る
    パズルのように浮かんでは消える映像をヒントに一つの
    答えを導き出すので、この章でもそうだろうと
    夢をヒントに推理をあれこれしてみたがたどりつけなかった


    次の地は山形、観光案内所で修理塚の首なし地蔵の謂れを聞き
    最上義康の最後に死を意識して旅をしている自分と重ね合わせ
    主人公は地蔵堂へ行くが、その地蔵堂では最上一族の末裔の
    一人息子、博一が首なし地蔵の前で首なし死体ととなって
    発見される事件が起こっていた。


    博一の首はすぐ近くで見つかっており、何故、首を切らなければ
    ならなかったのか、不可解な謎が主人公の頭から離れない


    そして今回も夢に事件の解決を頼るように床に就く
    犯人が本当に持ち去りたかったのは・・・


    事件の確信を得たとき、旅の終わりを告げる物がふと目に入る
    第三回、アガサ・クリスティー賞の新聞記事
    受賞者の所に自分の名前、三沢陽一を発見する


    三沢陽一はアガサ・クリスティー賞の授賞式で驚くべきスピーチをする
    「次の作品は本日のこの場を舞台にしたミステリーで誰が被害者になり
    誰が犯人になるのかそれは秘密です」と三沢のスピーチはなかなか
    凝った趣向だと満場の拍手で包まれる。パーティが和やかに進む中
    選考委員の有栖川有栖の死体が発見される。


    第一発見者は翻訳家のアレクサンダー・O・スミス
    有栖川が席を外してから発見されるまでの間に席を外した
    怪しい人物は早川書房の社長、三沢陽一、東直己、森晶麿、青柳碧人
    疑われた人達はみな、有栖川有栖の好きな本の題名をあげ
    有栖川の魅力を語り。これほどのファンだった自分がどうして
    殺すのかと切々と訴える。


    殺人の動機は犯人の美学によるものとして
    作中に布石として散りばめられていました。
    不足の美に囚われた犯人の終焉も一貫していました。


    最終章は作家さんや評論家が実名で登場するので少し楽しみに
    していましたが登場時間が短く全体的に少々期待ハズレでした
    他の4編の方が旅先の情景と事件が巧く絡み合っていて
    楽しめました。
    主人公は愛読書を持ち歩いていて有栖川有栖の「月光ゲーム」
    に「孤島パズル」「双頭の悪魔」と次々と彼の作品が登場するので
    久々に読みたくなりました。

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    2017年09月20日