三沢陽一のレビュー一覧

  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか
    作者のウイスキー愛がだだ漏れる安楽椅子探偵もの。
    めちゃくちゃ旨そうな描写をするので、焼酎派なのにウイスキーが飲みたくなる。
    舞台はとある仙台のバー。
    探偵役はその店のバーテンダー・安藤。
    客としてやってきた男たちは自身が遭遇した事件について語り聞かせるが、安藤はその話を聞いただけで見事真相を見抜い...続きを読む
  • グッバイ・マイ・スイート・フレンド
    面白かったけど、こういうお話?!w
    途中までああ、うんうんそういう話ねって感じで読んでたけど突然の断定に「?!」ってなって、突然の展開に吹き出すw
    B級ホラー小説なのかいっ?!面白いけどさ。
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    火事のお話はスッと納得しました
    お導きですね
    あとは
    警察ってそんな気づかない
    ものかしら とか
    何かモヤっとするものが
    あ これが不完全な美…
  • 致死量未満の殺人
    アガサクリスティー賞受賞作。雪の別荘に集まった5人の大学生たち。その中の一人が殺害され、残りの4人は謎の解明に挑む…いわゆる、ありきたりの「雪の山荘」ものの本格ミステリー。しかし、この作品がちょっと違うのは、事件がその時に解決しないこと。15年後、容疑者の一人が自分が犯人だったことを告白するが…タイ...続きを読む
  • 不機嫌なスピッツの公式
    連続短編3話、すべて主人公の友人が謎を解く。
    最初は喫茶店の、次が不登校になった人の
    最後に寄付した本の中の手紙の。

    最初の話で話をする場所を登場させ
    次では宝のものを増やす。
    最後の話は、あちらこちらにあったものを
    回収していけば分かってくる状態。
    確かにその可能性は! な3話目でした。

    結局...続きを読む
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    ミステリ。連作短編集。
    正直、表題作が一番微妙。浮いてる。
    特殊な密室もの「柔らかな密室」、想像すると異様なトリック「蛇と雪」なんかは、ミステリとして十分に楽しめた。
    有栖川有栖さんリスペクトなのでしょうか。
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    2016年2冊目は、今年没後40年となるアガサ・クリスティの作品!

    ではなく。←

    第3回アガサ・クリスティ賞の受賞でデビューを果たした推理作家、三沢陽一先生の【アガサ・クリスティー賞殺人事件】です!

    BSプレミアムで年末から放映しているポワロ&ミス・マープルシリーズに目下ハマっておりまして、久...続きを読む
  • 不機嫌なスピッツの公式
    スピッツというバンドを記号としてキャラクター設定に活かしたことは評価したい。そもそも商業的にそれが可能なことに驚いた。「スピッツソングノベルズ大賞」でさえ曲名を作中で使うのもアウトだったのになあ。
    序盤に早速スピッツ論が展開されるが、そういうのを期待するなら直接田中宗一郎の分析を読めばいい。田中宗一...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    クローズドサークル、ってだけでわくわくします。
    面白かったけど、最後の「オチ」がな~なんだかな^って思ってしまった。
  • 不機嫌なスピッツの公式
    著者自身も気にしていたように、押し付けがましい部分が所々見られた。特に最後の章で顕著だったように思える。ただ、「涙の映画券」は設定からこれしかないと思える解決までがきれいに繋がっていて良かった。
  • 致死量未満の殺人
    「そうかー」という感じ。
    読みながら、いろいろ推理が楽しめました。
    最後の盛り上がりのわりに、あっさり話が閉じちゃったのが少し不満かな…
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    作家志望の主人公は新人賞に落ち続けることに絶望し
    死に場所を求めて人生最後の旅に出る。


    最初に向かったのは第一章の恐山
    しかしこの時期は閉山していて駅で途方に暮れる彼に
    声をかけてきたのが江戸時代から続く酒屋の息子だった。


    地酒の見学と称し青年宅で一泊する事になった主人公は
    知らずのうちに家...続きを読む
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件
    綾辻行人殺人事件がアリなら、有栖川有栖殺人事件だってアリですか。そうですか。

    表題作のために書かれた、4つの事件がちょっとお粗末。
    最初の事件こそ、おお「月光ゲーム」へのオマージュかと感嘆したものの、首なしあたりは、何のためのDNA鑑定かと逆に首をひねった。
    睡眠探偵が暴く真実は、夢と現実が...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    ずっと読んでみたかった本作をBOOKOFFで発見し即買い。いいね~本格ミステリー。
    登場人物の話し方が少々古臭い感じがするけど、そこもまた本格ミステリーっぽくて良い。文章もきれいで読みやすかった。途中までは展開が読め残りのページ数を考えるとこーなるんだろうなと予想がついたのに、残り数ページで想像して...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    雪に閉ざされた山荘で、女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は一緒に宿泊していた同じ大学のゼミ仲間四人、龍太、花帆、真佐人、圭。外の世界から切り離された密室状況で、同じ食事、同じ飲み物を分け合っていたはずなのに、犯人はどうやって弥生だけに毒を飲ませることができたのか。警察が到着するまで、残された四人は推...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    うーん・・・面白くないわけではないけど最後の最後のオチは読めてしまったのがなんとも・・・。
    久々に「ミステリ」っていうミステリを読みますた。。
  • 致死量未満の殺人
    雪に閉ざされた山荘で毒殺された女子大生、容疑者全員に動機あり、互いに疑心暗鬼になる残されたメンバーたち。クリスティ賞受賞作ということで、かなり王道のミステリー。

    時効間際、犯人の罪の告白から始まるので、倒叙ものかと読み進めていたら、終盤になって二転三転。意外な結末で面白かったけど、ちょっと無理矢理...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    トリックは分からなかったけど、犯人は分かっていたので少しだれた感じがした。最後に登場する花帆の夫が謎解きをするが、彼が一番魅力的だったので、「ぼくは別に‥」というセリフとともに彼をもっと前面に出してほしかった。
  • 致死量未満の殺人
    雪の山荘で起きた毒殺事件の謎を15年後に関係者が推理し、真相を明らかにするミステリーです。
    毒殺トリックは運に左右される難点はあるものの、ありそうでなかったトリックで興味深いものでした。
    二重三重に練られたプロットも読み応えがありましたが、推理ではなく推測によるものが多いですし、最後のコンダクターは...続きを読む
  • 致死量未満の殺人
    アガサ・クリスティー賞受賞作ということで期待して読んだが、持って回った大袈裟な表現の割にはタイトル通りのトリックで肩すかし。応募時は『コンダクターを撃て』だったらしいが。内容も不自然さを感じるところが多かった。シェフ付の別荘でミルクティーを飲むのにクリープはないだろう。動機も殺人に至るほどのものか疑...続きを読む