三沢陽一のレビュー一覧

  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    ネタバレ

    どうにもお酒が飲みたくなるお話を、健康診断の合間に読みました笑

    本当は夜にゆっくりお酒を嗜みつつ読みたかった…!

    利きマッカランのお話が1番好きでしたが、どれも読みやすかったです。
    そして仙台という場所も東北人としては嬉しかったところ。


    お酒には物語がありますね。長く醸造するからかもしれませんし、飲みながらセンチメンタルになるからかもしれませんが。

    こんなバーに行けるような感じではないですが、のんびりお酒飲みながら本が読める呑み屋さん、探してます。かれこれ15年。

    これは続編があってくれたら嬉しいなぁー。

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    2022年06月20日
  • なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか

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    作者のウイスキー愛がだだ漏れる安楽椅子探偵もの。
    めちゃくちゃ旨そうな描写をするので、焼酎派なのにウイスキーが飲みたくなる。
    舞台はとある仙台のバー。
    探偵役はその店のバーテンダー・安藤。
    客としてやってきた男たちは自身が遭遇した事件について語り聞かせるが、安藤はその話を聞いただけで見事真相を見抜いてしまう。

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    2021年11月22日
  • グッバイ・マイ・スイート・フレンド

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    ネタバレ

    面白かったけど、こういうお話?!w
    途中までああ、うんうんそういう話ねって感じで読んでたけど突然の断定に「?!」ってなって、突然の展開に吹き出すw
    B級ホラー小説なのかいっ?!面白いけどさ。

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    2018年03月21日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    火事のお話はスッと納得しました
    お導きですね
    あとは
    警察ってそんな気づかない
    ものかしら とか
    何かモヤっとするものが
    あ これが不完全な美…

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    2017年10月23日
  • 致死量未満の殺人

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    アガサクリスティー賞受賞作。雪の別荘に集まった5人の大学生たち。その中の一人が殺害され、残りの4人は謎の解明に挑む…いわゆる、ありきたりの「雪の山荘」ものの本格ミステリー。しかし、この作品がちょっと違うのは、事件がその時に解決しないこと。15年後、容疑者の一人が自分が犯人だったことを告白するが…タイトルを書き下ろしの時から変更するぐらい、トリックが秀逸。でも、トリックが面白いのに、そのあと二転三転する真実を解明してしまう、現場にいなかった「第三者」の存在がちょっと鼻につき、ラストが後味悪い。

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    2017年02月14日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    連続短編3話、すべて主人公の友人が謎を解く。
    最初は喫茶店の、次が不登校になった人の
    最後に寄付した本の中の手紙の。

    最初の話で話をする場所を登場させ
    次では宝のものを増やす。
    最後の話は、あちらこちらにあったものを
    回収していけば分かってくる状態。
    確かにその可能性は! な3話目でした。

    結局謎が何となく分かったのは2話目のみ。
    それ以外は言われて納得、でした。

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    2017年02月03日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    ミステリ。連作短編集。
    正直、表題作が一番微妙。浮いてる。
    特殊な密室もの「柔らかな密室」、想像すると異様なトリック「蛇と雪」なんかは、ミステリとして十分に楽しめた。
    有栖川有栖さんリスペクトなのでしょうか。

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    2016年10月16日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    2016年2冊目は、今年没後40年となるアガサ・クリスティの作品!

    ではなく。←

    第3回アガサ・クリスティ賞の受賞でデビューを果たした推理作家、三沢陽一先生の【アガサ・クリスティー賞殺人事件】です!

    BSプレミアムで年末から放映しているポワロ&ミス・マープルシリーズに目下ハマっておりまして、久しぶりにクリスティが私の中でも来ております!

    その割に、新年1発目の推理小説はクリスティ作品ではなく彼女の名前を冠した賞の受賞者の作品っていうね←

    【被害者は有栖川有栖】という挑発的な帯の内容を収録した表題作他、4編の短編を収めた本作。

    「どうしたんこの作者…有栖川先生と言えばクィーン

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    2016年01月11日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    スピッツというバンドを記号としてキャラクター設定に活かしたことは評価したい。そもそも商業的にそれが可能なことに驚いた。「スピッツソングノベルズ大賞」でさえ曲名を作中で使うのもアウトだったのになあ。
    序盤に早速スピッツ論が展開されるが、そういうのを期待するなら直接田中宗一郎の分析を読めばいい。田中宗一郎のスピッツ論はどこかで読んだ気がするんだけど、ここまで引用するなら脚注つけろとは言わないからせめて巻末にソースをはっきり載せて欲しかった。自分でも探したけど明確にこの記述というのは見つけられなかった。
    もちろん本作は別にスピッツファンじゃなくても読める。ただ、逆にスピッツファンからしてみれば期待は

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    2015年12月29日
  • 致死量未満の殺人

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    クローズドサークル、ってだけでわくわくします。
    面白かったけど、最後の「オチ」がな~なんだかな^って思ってしまった。

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    2015年08月14日
  • 不機嫌なスピッツの公式

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    著者自身も気にしていたように、押し付けがましい部分が所々見られた。特に最後の章で顕著だったように思える。ただ、「涙の映画券」は設定からこれしかないと思える解決までがきれいに繋がっていて良かった。

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    2015年07月22日
  • 致死量未満の殺人

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    「そうかー」という感じ。
    読みながら、いろいろ推理が楽しめました。
    最後の盛り上がりのわりに、あっさり話が閉じちゃったのが少し不満かな…

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    2015年04月19日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    作家志望の主人公は新人賞に落ち続けることに絶望し
    死に場所を求めて人生最後の旅に出る。


    最初に向かったのは第一章の恐山
    しかしこの時期は閉山していて駅で途方に暮れる彼に
    声をかけてきたのが江戸時代から続く酒屋の息子だった。


    地酒の見学と称し青年宅で一泊する事になった主人公は
    知らずのうちに家族が仕組んだトリックの大事な
    鍵を握る人物となってしまう。


    恐山の旅で疲れ果ててしまった主人公が次に
    向かったのが第二章の盛岡、タクシーの運転手に薦められ
    ウィスキー好きのお坊さんがいる宿坊に宿をとる


    この寺には宝物庫に仕舞われている円空仏があり
    この地でも主人公は秘像をめぐる事件に巻き込ま

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    2017年09月20日
  • アガサ・クリスティー賞殺人事件

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    綾辻行人殺人事件がアリなら、有栖川有栖殺人事件だってアリですか。そうですか。

    表題作のために書かれた、4つの事件がちょっとお粗末。
    最初の事件こそ、おお「月光ゲーム」へのオマージュかと感嘆したものの、首なしあたりは、何のためのDNA鑑定かと逆に首をひねった。
    睡眠探偵が暴く真実は、夢と現実が曖昧ということか。

    ただただ有栖川有栖への愛が溢れた作品でした。共感。
    わたしも学生アリスが終わってほしくない。でも読みたいの。

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    2014年12月07日
  • 致死量未満の殺人

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    ずっと読んでみたかった本作をBOOKOFFで発見し即買い。いいね~本格ミステリー。
    登場人物の話し方が少々古臭い感じがするけど、そこもまた本格ミステリーっぽくて良い。文章もきれいで読みやすかった。途中までは展開が読め残りのページ数を考えるとこーなるんだろうなと予想がついたのに、残り数ページで想像していた形とは違いそこがまたよかった。

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    2015年04月03日
  • 致死量未満の殺人

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    雪に閉ざされた山荘で、女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は一緒に宿泊していた同じ大学のゼミ仲間四人、龍太、花帆、真佐人、圭。外の世界から切り離された密室状況で、同じ食事、同じ飲み物を分け合っていたはずなのに、犯人はどうやって弥生だけに毒を飲ませることができたのか。警察が到着するまで、残された四人は推理合戦を始める……。
    15年後、雪の降る夜。花帆と夫の営む喫茶店を訪れたのは、卒業以来、音信不通の龍太だった。あと数時間で時効を迎える弥生の事件は、未解決のまま花帆たちの人生に拭いきれない影を落としていた。だが、龍太はおもむろに告げる。「弥生を殺したのは俺だよ」
    第3回アガサ・クリスティー賞に輝く正

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    2014年07月22日
  • 致死量未満の殺人

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    うーん・・・面白くないわけではないけど最後の最後のオチは読めてしまったのがなんとも・・・。
    久々に「ミステリ」っていうミステリを読みますた。。

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    2014年05月06日
  • 致死量未満の殺人

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    雪に閉ざされた山荘で毒殺された女子大生、容疑者全員に動機あり、互いに疑心暗鬼になる残されたメンバーたち。クリスティ賞受賞作ということで、かなり王道のミステリー。

    時効間際、犯人の罪の告白から始まるので、倒叙ものかと読み進めていたら、終盤になって二転三転。意外な結末で面白かったけど、ちょっと無理矢理感があるのと、難しい言い回しが多いのが気になる。
    あと、タイトルがネタばれ過ぎなのでは…。

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    2018年02月09日
  • 致死量未満の殺人

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    トリックは分からなかったけど、犯人は分かっていたので少しだれた感じがした。最後に登場する花帆の夫が謎解きをするが、彼が一番魅力的だったので、「ぼくは別に‥」というセリフとともに彼をもっと前面に出してほしかった。

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    2014年02月05日
  • 致死量未満の殺人

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    雪の山荘で起きた毒殺事件の謎を15年後に関係者が推理し、真相を明らかにするミステリーです。
    毒殺トリックは運に左右される難点はあるものの、ありそうでなかったトリックで興味深いものでした。
    二重三重に練られたプロットも読み応えがありましたが、推理ではなく推測によるものが多いですし、最後のコンダクターは取って付けた感じがしたので、やや不満が残りました。

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    2014年03月08日