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作家志望の青年は、新人賞に落ち続けることに絶望し、人生最後の旅に赴く。名前を棄て、家族を棄て、友人を棄て、わずかな金と数枚の黒い服、数冊の愛読書を黒いトランクに詰め込んだ。古今の名探偵にちなんで名乗った偽名ゆえか、青年は行く先々で奇妙な事件に出会う。そして、旅が終わりを告げるかに思われた東京・信濃町のアガサ・クリスティー賞授賞式の会場でも悲劇は起きた! 関係者が実名で登場する授賞パーティの最中に起きた殺人事件の真相とは? 『致死量未満の殺人』で正統派本格の新鋭として好評を得た第3回アガサ・クリスティー賞作家が贈る、5篇収録の本格ミステリ連作集。
...続きを読むPosted by ブクログ 2016年01月11日
2016年2冊目は、今年没後40年となるアガサ・クリスティの作品!
ではなく。←
第3回アガサ・クリスティ賞の受賞でデビューを果たした推理作家、三沢陽一先生の【アガサ・クリスティー賞殺人事件】です!
BSプレミアムで年末から放映しているポワロ&ミス・マープルシリーズに目下ハマっておりま...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月20日
作家志望の主人公は新人賞に落ち続けることに絶望し
死に場所を求めて人生最後の旅に出る。
最初に向かったのは第一章の恐山
しかしこの時期は閉山していて駅で途方に暮れる彼に
声をかけてきたのが江戸時代から続く酒屋の息子だった。
地酒の見学と称し青年宅で一泊する事になった主人公は
知らずのうちに家...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月07日
綾辻行人殺人事件がアリなら、有栖川有栖殺人事件だってアリですか。そうですか。
表題作のために書かれた、4つの事件がちょっとお粗末。
最初の事件こそ、おお「月光ゲーム」へのオマージュかと感嘆したものの、首なしあたりは、何のためのDNA鑑定かと逆に首をひねった。
睡眠探偵が暴く真実は、夢と現実が...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月29日
おもしろかった。
死を求めての旅の先々で出会う殺人事件。
主人公はその真相を夢の中で導き出す。
が、とくにそこから名探偵の「さてみなさん」が始まるわけでなく、犯人も事件もそのままに話は次に進んでゆく。
おお、こーゆーのもアリかあ、とおもしろく読んだ。
更にラストにはその当人が犯人に。
しかも有栖川先...続きを読む
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