谷崎由依の作品一覧
「谷崎由依」の「あたらしい名前」「鏡のなかのアジア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「谷崎由依」の「あたらしい名前」「鏡のなかのアジア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ジョージアで奴隷として生活するコーラ。ある日同じ農園にいるシーザーに声をかけられ、共に北へ逃亡する。
逃亡手段は「地下鉄道」(史実では南部に住む奴隷制度反対者たちが奴隷を北へ送る活動をする際の暗号として使われていたが、本作では比喩ではなく地下鉄道に乗って逃亡する)。
一旦は逃げおおせたかと思われる場面が何度もあるが、執念深い奴隷狩りリッジウェイに追いつかれてしまう…。
各章には、地名や人名が使われていて、作者はコーラが各地で経験する物語を『ガリヴァー旅行記』になぞらえて表現したそう。人名の章も、メインストーリーだけではわからない、その人が抱えるものを映し出していた。
最後の方にあるメイベルの
Posted by ブクログ
19世紀、まだ奴隷制度が存在する時代、一部のアメリカの反奴隷制度の人々が黒人奴隷を逃がすために築いたネットワークが「地下鉄道」という名前で呼ばれていた。
この物語はその地下鉄道が本当の地下鉄道として存在したら、つまり、What if actual "The Underground Railroad" exist?という反実仮想を描いている。
つまりSFである。そして文章もSFエンターテインメントとして読みやすくできている。ただ、単にSFとして気軽に読み始めると大火傷を負う。
確かにSFで、確かに「地下鉄道」なる鉄道などは当時ない。
ただ、ここで描かれている奴隷制度は、紛れ
Posted by ブクログ
ハヤカワ文庫の80冊に入っていた本作。何気に手に取ったが読んで圧倒された。
19世紀アメリカ、黒人奴隷の少女コーラが自由を求めて逃亡する物語。
もう衝撃的過ぎて驚くばかり。息付く暇が無いほどスリリング。残酷な描写も多くテーマが重い。私は黒人奴隷の歴史を何も知らなかったのだと気づかされた。読んで良かった。
「地下鉄道」とは昔の奴隷逃亡支援組織の名称で架空の物らしい。著者は本作でフィクションとして地下トンネルを走る鉄道を描き、これを利用して逃亡する物語に仕上げている。フィクションにする事でエンターテイメント化し、読者層を広げ、黒人奴隷の歴史を知らしめる事に成功している。(私が読んだぐらいなので)
Posted by ブクログ
•『ラサンドーハ手稿』高原英里
この作品が最初で良かった。退廃的な世界観、暗い路地裏から話しかけてくる仮面たち、ひょっとして私たちの世界でも起きているかもしれないよと錯覚させるような精神が入れ替わるストーリー。百点満点です。
•『串』マーサ•ナカムラ
奇妙なお役目がグロい!
連綿と続いていくんだなと主人公の微笑みで感じます。なんだか鬱りたくなるのに爽やかで奇妙な読後感。
•『うなぎ』大木芙沙子
あーっ、純文学!うなぎが臍から出てくる超自然的現象はさておき、不良と仲良くしているところをいい子ちゃんの家族(になりかけの人と母親)に見られたくないっと顔を背けてしまった…小さなしこりが今も残り続け