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Posted by ブクログ 2019年05月26日
新聞記者の女性が主人公。バーでピアノを弾いていた盲目の調律師と知り合ったことから、彼女の人生が大きく動いていく。三部構成で、一部と三部は同じ時代・登場人物、二部は時代も登場人物も異なるが、一部と三部に関わる重要な話である。が、読後にそうだったのかと気づく程度で、読んでいるときはこの二部の意味がよくわ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月02日
初出 2016年「文藝」
「徳田は何者なのだ?」 みんなそう思うだろう。
1(章)では新聞記者の由良が盲目の調律師徳田と出会って惹かれ、月夜に舟で島へ行く(女が舟で島に来る)という昔から見ていた互いの夢が繋がっていたことを知る。由良は養蚕の取材を進めていたが、徳田は部屋で蚕を飼っていた。
2(...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月01日
読んでいて、まあ息苦しい。孤島、繭、田舎の村、マンションの一室…どこも、緩くしかし逃れることの難しい閉塞を感じる。
伝説のような昔であっても、現在であっても、閉塞は変わらないということか。
そういえば何十年か前まで蚕は割合と身近だったはずで、しかしいつのまにか普段の生活からその姿は消えた。
たぶん...続きを読む
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