鳥がぼくらは祈り、
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鳥がぼくらは祈り、

小説・文芸
660円 (税込)
330円 (税込) 10月22日まで

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第64回群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。

(群像新人文学賞選評より)
・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏
・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    鳥がぼくらは祈り、
  • タイトルID
    :
    1367246
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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鳥がぼくらは祈り、 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ----------------------------------
    青春小説の
    新領域。
    文体が暴れまわる。

    「オン・ザ・プラネット」で芥川賞候補の新星
    ----------------------------------
    個人的にはとても好みでした。
    たぶん20代で読んでたら、
    もっと好きになってたと思います。笑

    日本一暑い熊谷に住む高校生4人。

    短い本なんですが、そのなかにむわっとするような暑さとか空気とか閉塞感とか、とにかくぎゅっと詰まってます。

    行き止まりの先に行こうとするというか。

    通勤電車の中で読み終えたのですが、
    あまりにも良くて、
    変なテンションのまま職場に行きました。笑

    著者の他の作品も読んでみたいと思います。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    流れていく感情、心が今まさに言葉になる瞬間を捉えようとする詩だった。
    私は小説に新しい表現をあまり求めないので、この作品が現代的なもので、新しい普遍になっていくものなのかもしれないと思いつつ、気持ちをくっきり描き出すこれまでの小説の方が好ましいと思った。

    0
    2024年06月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルからまず惹かれる。タイトルの読点で終わる感じがこの小説を表している気がする。そして登場する高校生4人組のバックグラウンドがなかなか重い。語りも独特で、ぼくという一人称かと思いきや、三人称のなかにも「ぼく」が登場する。「ぼくがみんなのことを知っているのだから、みんなもぼくのことを知っている」という理由からなのか、「そこに映っていたぼくらはそこに映し出される世界に居続けている。その記録し続けるカメラが捉えた世界、それとは別に、並行した世界で、今がある。」という視点なのか。

    「今この上野駅にいる歩いている人々ですら捉えきることができないのに、それを標本として、さらにもっと多くの人間が、銘々の想いや苦悶や感動を内に抱えて生きているという、取り留めもない個々の輝き、決して話題にのぼることもなく消費されることすらない輝かしい人生が行き交っていること、各々が持ち寄った全く感じ方の違う、つまりは時間の流れ方の違う瞬間や歳月が追い越し追い越されながら同じひとつ光景の中に均一化されて存在していること、そしてそれが実は世界中に広がっていることに、ひたすら圧倒された。」←好き

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    第64回群像新人文学賞、受賞。
    第43回野間文芸新人賞候補。
    文体からスピードと閉塞感を感じながら、息苦しく走ったように読んだ。それが後半の気持ちよさに繋がっていった。流れるただ流れるように目を走らせた。全くよくわからなくはないのに何か掴み損ねたような全体を完全に理解できずに進んでいく感覚。走り切った。嫌いじゃないかもしれない。

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    この本の特徴である「文体」があまりにも特殊すぎて、意味が分からなかった。読むのが退屈だった。
    しかし、主人公と友達。彼らにはそんな文体の文章を声に乗せても、互いに理解が出来る。1個の発言から派生して相手が何を感じるのか、を深くまで。

    訳の分からない文章なのに最後まで読めたのは、この文体に既視感を覚えたから。その既視感を探る為に読もうと思った。のかもしれない。

    二日酔いの朝、もとい自身の考え事の「結論」を見つける為に、頭の中に浮かべる文章達、の形に似ている。気がする。
    誰に伝えたい訳でもなく、自分自身を納得させる為の、自分と自分で対話したい時の文章。
    この文体の文章を頭の中で書いてると「結論」が見えてくるような気がするし、見えなくなって来ることもある。遠ざかる、
    ただ、確かに落ち着く。
    気がするから、自分の人生でよく用いてる。自分にとって大事で特別な文体。

    次はもっと上手く読める。と思う!

    山吉の手紙、高島の通話、のシーンが好き。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    熊谷の四人の男子高校生。彼らはみな父親との不幸な関係をもち、お互いの傷をなめ合うように、時には傷つけあいながら生きていく姿が描かれています。僕のホームビデオや高島の撮る映像を通してみる過去、今の自己と未来の姿といった時間軸の対比を語る彼らの表現は難しい言い回しで読解できないところも。随所に表現されるそれは高校生らしからぬ不自然な違和感を感じ、登場する四人は似た境遇設定のためか没個性で、彼らは一様で一律に感じてしまいました。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    それぞれの孤独を抱える青年たちが、互いに支え合い繋がり続けていることを強く感じた。
    作中で幾度も登場する紐帯という言葉には、青年4人の心の支えとしての互いの関係性を上手く表現されていた。決して真面目とはいえない4人であるからこそ、心に秘める闇の部分に問題性を抱けたし、愛としての友情の存在に気付かされた。
    それぞれに家庭事情があって、家庭を恨む気持ちを抱えつつそれを是認しともに生きて行くことを選んだ点には感動した。
    過去は忘れてもいいが、忘れようとしてはいけないという言葉は刺さった

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    いまリアルタイムな現在の文学の立ち姿として、過去の小説群とは綺麗さっぱり切れており、すがすがしい。

    映像的、切り抜き動画的かなと印象付けられるブツ切りの文章を投げつけられて正直なところひるむのだが、読み通してみると、さながら古典的小説群が得意とするような、繊細な心理であるとか、地霊的呪縛とともに生きる人間像みたいなものまで差し出してくる逸品であることに気づく。いや読み終える前にその手ごたえは伝わる。

    続けて続作を追いかけてみたい。

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい。だがしかし面白い。
    詩的で私的な文章。そのすべてを拾えてはいない。
    だがここに敷かれている雰囲気は儚くも美しい青春の一回性を孕んでいる。
    僕が生きる今は、過去から連続していて未来に繋がっている。しかし僕が生きているのは確実に、今だけ、なのである。

    98 どこに向かうか誰が何をするかわからない常に惑い揺れ動く今を抱えた人間が交差し交錯して織りなす綱渡りが延々と繰り返される日常のワンシーン、その都度奇跡的でだからこそ危険性を孕む一回性。その先が見えなくとも暗闇の中で不安定な綱の上を歩く、歩こうとする一瞬のことを、高島は臨場感、すなわち、今って感じ、と呼んだ。

    100 認めてあげないと。過去の自分を解放してあげないと。ぬるい場所から抜け出さないと。被害者で居続ける自分から抜け出さないといけないんだよきっと。

    112今が過去から続いている地続きになっていることを認めながら、かつ過去と今とを切り離し、人間を肯定し否定し好いて嫌って、愛憎に塗れながら揺れながら、それでも可能な限り最善の今を絶えず繰り返し生み出し更新していくしかない。途方もない。途方もない。途方もないが、俺は、俺らは、そうしていくしかない。希望はそうしなければ生まれない。

    138 絶対の楽しさが正しいのは、それは今を生きた俺らだ

    0
    2025年10月28日

鳥がぼくらは祈り、 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    鳥がぼくらは祈り、
  • タイトルID
    :
    1367246
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年06月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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