鳥がぼくらは祈り、

鳥がぼくらは祈り、

660円 (税込)

3pt

3.5

第64回群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。

(群像新人文学賞選評より)
・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏
・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏

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鳥がぼくらは祈り、 のユーザーレビュー

3.5
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    Posted by ブクログ

    流れていく感情、心が今まさに言葉になる瞬間を捉えようとする詩だった。
    私は小説に新しい表現をあまり求めないので、この作品が現代的なもので、新しい普遍になっていくものなのかもしれないと思いつつ、気持ちをくっきり描き出すこれまでの小説の方が好ましいと思った。

    0
    2024年06月14日

    Posted by ブクログ

    いまリアルタイムな現在の文学の立ち姿として、過去の小説群とは綺麗さっぱり切れており、すがすがしい。

    映像的、切り抜き動画的かなと印象付けられるブツ切りの文章を投げつけられて正直なところひるむのだが、読み通してみると、さながら古典的小説群が得意とするような、繊細な心理であるとか、地霊的呪縛とともに生

    0
    2025年03月02日

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