無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「一緒に、失くした記憶を探しに行こう」。彼女の言葉で、僕らの旅は始まった。
過去を奪うものたちに抗い、ままならない現在を越えていく、〈愛と記憶〉をめぐる冒険。
デビュー作『鳥がぼくらは祈り、』、芥川賞候補作『オン・ザ・プラネット』を超える、鮮烈な飛躍作!
「ねえ、覚えてる?」--両親を知らずに育ち、就職した僕〈一志〉のもとに、見知らぬ女性が訪れる。
〈杏〉と名乗る彼女は忘れていた過去を呼び起こし、僕の凡庸で退屈な日常が変化していく。
〈不可視のシステム〉に抵抗し、時間の境界を越える恋人たちの行方は――?
Posted by ブクログ 2024年03月18日
久しぶりにこんなに良い本が読めた、凄かった
素敵な言い回し(何回読んでも理解できない表現もあったけど)がたくさんあって全体的にお洒落だったし、
一文のうちに語り手が代わるのも、読んでいて心地よかった。
記憶を見てからの鬱展開に自分もかなりショック受けてしまった、、
一志のそれからを、ふとした時に度々...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月27日
⚫︎感想
ストーリーでは二人の記憶が一つに収束していき、描き方では「僕」と「私」の視点が混ざり合い一つに見えるようにも仕掛けてあって、文章でこういう試みができるんだなぁと思った。
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
「一緒に、失くした記憶を探しに行こう」。彼女の言葉で、僕らの旅は始まった。
過去を奪...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月04日
主人公の元へ、児童養護施設で一緒だった「杏」と名乗る女性が訪ねてくる。
杏が語る2人が幼少時にされた事とは─。
タイトルと装丁で読んだんですが、すごく内容にマッチしてると思う。
意識があっちへ行きこっちへ行きする、「僕」と「私」が混じりあっていく、のを文章に起こしたような文体。
(文学的なんだけど...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。