スキマワラシ

スキマワラシ

1,089円 (税込)

5pt

白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?――太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く……。再開発予定の地方都市を舞台に、兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。

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スキマワラシ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お…面白かった〜〜!
    伏線を回収しきらないのが大得意な恩田陸、これはとても良い方向に作用していたと思います。

    解体現場に現れる不思議な少女、
    触ると過去が見える能力をもつサンタ、
    引戸集めが趣味のタロウ。
    そしてむせかえるような夏の空気。
    現実と不思議な世界の狭間のような作品、
    わたしはこの手の合

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった!
    やっぱり恩田陸さん大好き。
    高輪の消防署中の入ってみたことあるけど小説に出てくる雰囲気と全く同じだった。

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    何かが終わる時、そして始まる時に現れるだろう不思議な存在、喪失と希望をアンビバレントに語るもの…で、あればこそ美しくも在るのだろうか。
    それを作り出すのもまた人の心の有り様如何か。
    喪失に片寄れば陰鬱な物の怪、希望が強すぎれば閃光を纏った破壊が産み出されるような気もする。
    このアンビバレントな不安定

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    表紙がイラストかわいいと思って購入。
    夏を感じたくて読んだ一冊。

    なかなかに長編だったけどスイスイ読めて面白かった。ちょいホラーな感じもあったけど、最後はほっこりする作品。

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、どんどん伏線が回収されていくから一気に読んでしまった。
    全体的に不穏で、不気味な空気が静かに流れていて、でもそれがやりすぎじゃなくてちょうど心地いい。

    あの土地の記憶とか、人の営みのなかに何かが棲んでるような雰囲気や、土着的でミステリアスな世界観だけれど、どこか懐かしさも感じる説明の

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    去年の夏に購入した本。
    読み始めは(今年の)夏だった気がするのに、気付けばこんな時期に……。
    でも、物語の時間軸と同じような季節で読み進められたので、それは良かったのかな?(どうかな?)

    スキマワラシ、出会ってみたいような、みたくないような?
    でも、怖くない存在なら出会ってみたい、かな?

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    恩田陸作品に共通する不穏な感覚、久しぶりに読んで、やっぱり不穏で不気味だった。

    スキマワラシたちは何のメタファーだったんだろう?
    太郎と散多とハナコの話。

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    白いワンピースと麦わら帽子、水色の胴乱、モノクロの花。不気味なんだけど気になる都市伝説。

    主人公の独白でストーリーが進む。突然読み手側に呼びかけられたり、いつもの恩田陸作品とは違う?と戸惑いを感じるけど、読み進めるとそれにも慣れて、引き込まれる。
    目が合う・引出し、押入れから出てくる・こちらに向か

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    夏が来たら読もうと積んでいた作品
    恩田さんのファンタジーはいろいろ読みましたが、こちらは爽やかで素敵でした

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    散多と名付けた理由や謎のノースリーブのワンピースを着た少女。座敷童子ならぬスキマワラシの正体。最後に一気に謎が解けるがそこまで辿り着くゆったりとした時間。骨董品を扱う仕事で時間に追われる事ないので余計にうらやましく思う。

    0
    2025年04月20日

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