幾千年の声を聞く

幾千年の声を聞く

1,870円 (税込)

9pt

3.4

16歳での衝撃デビューから5年。この才能は、誰も予想しなかった進化を遂げた。

世界の中心に聳える巨大な〈木〉。人々は枝の上に家を建て、各地から人が集まり、やがて国ができ、文明ができた。だが、他国から〈木〉のもとを訪れた学者は気がつく。
「こんなものは本来、地球に存在しえない」。
この〈木〉はいったい何なのか?
宗教の長となった少女、天文学に人生を捧げる青年、革命組織に身を置く男――
数奇な運命に巻き込まれた人々の叡智と苦悩が積み重なり、やがて壮大な謎が解き明かされていく。
これは力ではなく、知性で世界を変えようとした人たちの、幾千年の物語。

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幾千年の声を聞く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月04日

    我々の住む世界とは違う世界なのか、それとも我々の住む世界が時を経てこうなるのか。
    謎に満ちた巨大な「木」のある世界。そこで人々は暮らしていたが反乱が発生する。
    ファンタジーかと思いきやハードSFの世界観だ。読者を突き放すような作風だから評価もパックリ割れるだろう。木は何者が持ち込み、そして何の役割を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    カバーがとても綺麗で、カバーを取ると表紙は物語の『木』の表面のような模様で素敵!

    大樹である『木』の元で暮らす人々の幾千年の営み
    ある時代では病が流行り、ある時代では機械文明になり
    変わらない木と共に変化していく世界の文明
    幾千年の民の移ろいを木と共に、様々な人の目線から窺い知る

    1話目から3話...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    注目する著者のこれまでとは方向性の異なる作品で、本来地球には存在し得ない巨大な〈木〉が世界の中心に聳えるパラレル世界の数千年にわたる歴史を5つの断章で紡ぐSFファンタジー的な小説。
    地球が舞台というものの完全な架空世界の話で最初はとっつきにくかったが、だんだん世界観に引き込まれた。生きる意味、文明の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月18日

    表紙デザインが鮮やかで綺麗だと思い手に取りました。
    架空の世界で、ある宗教が時代を越えて形を変えながら、人々のくらしあるいは政治に関わり存在する様子が描かれていると思います。
    ファンタジーの世界観を楽しむことができました。
    個人的に第四章からは世界観が自分の趣味でなくなり、途中で読むのをやめてしまっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月27日

    時が流れる中で変わらない存在と、存在が消えても確かにそこに居た証。
    何を伝えんとするか分かりにくいけれど、「存在」の意味を考えさせられる壮大なストーリー。

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    Posted by ブクログ 2023年02月07日

    個人的に難しい本だった。
    数年前に『星に願いを、そして手を。』で知った若い才能で、『凪に溺れる』でグッと心掴まれた著者の、初めての青春小説以外の作品。
    元から全般的に共感しやすいわけではなく、どこか超然とした思考や真意があり、それらを掴むまでには時間がかかる印象だったけど、今作はその感じが顕著だった...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    古来に突然現れた謎の巨大な木。地球上には存在し得ない構造、一体何によって何のために生まれたものなのか、、?
    舞台となる時代が異なる5つの短編集になっていて、人々と木の関係性や生き方の変化に注目です。
    1つ目は原始的な世界で、木を中心とした信仰の中で生き、祈りを捧げる少女の話
    2つ目は木の上に建つ天文...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年12月17日

    ひとつの「木」を中心に5つの時代を歩む
    完結しているようで中盤繋がりが現れる
    時が進むにつれ明かされる「木」のことや、各章の展開は面白い
    SFへの移行でついにきたか!と思ったのだけどな

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