22歳の扉

22歳の扉

1,980円 (税込)

9pt

【小説すばる新人賞、史上最年少受賞から8年】
三重で育ち、京都の大学に入学した数学好きの田辺朔。
大学生活に馴染めず、漫然と授業に出て、バイトをしているうちに一回生前期は終わってしまった。
後期に入り、旧文学部棟の地下、通称「キューチカ」でひっそりと経営されているバーのマスターである先輩の夷川と出会い、朔の大学生活は一変した。
夷川につれられ、初めてのウイスキー、タバコ、そしてバーやクラブなど、これまで見たこともない世界を知っていく。
しかし、ある日をさかいに、何の前触れもなく夷川はナイジェリアへ留学に行ってしまった。「バー・ディアハンツはお前に任せる!」の一言を残して。
そこからマスターとしてバーに立つことになった朔は、その大学内の不思議なバーで数々の出会いと別れを経験する――。自由奔放な女の子に振り回されたり、学生運動紛いに巻き込まれたり、自分の行く末に悩んだり……
二十代前半の「不変」と「今」が詰まった圧倒的青春小説!

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22歳の扉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    23歳の今、何気なく手に取ったこの本は、読んで本当によかったと心から思える一冊だった。
    大学4年の自分と重なる部分が多く、自分の中でも言葉にしづらかった感情が、この本の中で丁寧に描かれていた。

    大学生になると、「自分とは何か」「自分は何をしたいのか」といった問いに向き合わざるを得なくなる。
    明確な

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    高校卒業したばかりの主人公が、大学生活の4年間で出逢った人や出来事を通じて、少しずつ大人へと成長していく物語。その過程でみせる、大学生ならではの、完全な大人にはなりきれず、しかし子どもでもない中途半端さや儚さが、人間関係の変化や自分自身の心の揺れを通じて鮮明に描かれている。
    誰もが大学生活で経験する

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    頭の中で今夜はブギーバックが流れてました。
    この小説を読んで主人公のように自分も物事に対してもっと深く考え、行動するべきだったとおもいました。

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    読み終わった時には22歳の扉というタイトルに誰もが共感するのではないだろうか。自分の学生生活に重ね、主人公と同じように同じような悩みを抱えていたな、友達や他人と比べ彼らを羨んでいたな、自分に自信がなかったなと、でもそうやって毎日を生きていくことで多少なりとも成長しているんだと、よくやっているよ、と声

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    人は人を救えない。でも場所は人を救える。

    まともじゃないし、強くない。だから誰かのそばにはいられない。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    自分が知ってる学生時代の京都にはまだスマホも無くて、市電が走ってた。随分時がたったけど、青春の思い出は今でもすぐに復活して来る。なんでもない日常のように思えて実は大事な4年間やったんやって思う。みんな生きてるかー。若き日の宮本輝作品「青が散る」を思い出したよ。

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    読んでいくうちにだんだんと引き込まれておもしろくなって、最終章の途中まできたところで、もう一度最初から読み直して、ラストまでを読み切った。

    どんなにおもしろいと思った本でも、これまでは一気に読んで再読することはほとんどなかったから、私にしてはめずらしい読書の仕方。

    ドラマチックなことやびっくりさ

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    京都大学のアングラな地下部屋、学生が長居する喫茶、自由を持て余すキャンパス、どう処理したらいいのかわからないどでかいエネルギー、生と性がぶつかり合い、酒と議論と煙草が空間を支配していたあの頃を彷彿とさせるちょっと最近のキャンパスには面影のない群像がいい。

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    私の大学時代の部室は、何故か一般の場所と異なる場所に。その建物は、乞食小屋と呼ばれた。複数の部で衝立等して分け合っていた。学食のお金もケチってそこで、蕎麦に卵入れたりして昼食を作っていた。ワンゲルだったので、煮炊き道具は、揃っていた。前の週に登った山行の反省会、次の山行の計画会、テント干し等で、昼に

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    京都の大学に入学した数学好きの田辺朔。
    大学生活に馴染めず、漫然と授業を受け、バイトをしているうちに一回生前期は終わってしまった。
    後期に入り、旧文学部棟の地下、通称「キューチカ」でひっそりと営業されているバーのマスター夷川と出会い、朔の大学生活は一変した―。

    【感想】
    朔が大学入学

    0
    2024年07月05日

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