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中学三年の祐人は、いつも薫、理奈、春樹とプラネタリウムのある科学館で過ごしていた。宇宙に憧れる四人は似た夢を持ち、同じ高校に進む。だが、月日が経ち、祐人は逃げた。夢を諦めて町役場で働く彼は科学館を避け、幼馴染の三人をも避け続ける。ところが、館長の訃報を受けて三人に会うことに。そこで科学館の閉鎖を知り…。瑞々しい筆致で描かれる青春群像劇。第29回小説すばる新人賞受賞作。
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感動しました
読み終わったときに素直に感動しました。 小さな青春もあり、ミステリーというか謎もあり、出てくる登場人物一人ひとりの個性を感じます。 夢がある人、まだ夢がない人、夢を諦めた人、夢を追い続ける人。16歳が書いたとは思えない作品でした。次作にも期待します。
Posted by ブクログ
小説すばる新人賞受賞作。 著者が高一の時に、初めて書いた小説だと、巻末の解説を読んで知った。 衝撃。さすがに何作も書いてきたうえに完成した作品だと思いながら読んでいた。 というのも、読みやすく(序盤だけ読みづらかった)、構成が見事で、伏線もしっかり張られ、中だるみすることなく終盤に盛り上がって良い...続きを読む余韻の中で終わったからだ。 学生が書いた作品らしく、青春物語。 ただ宇宙科学の知識や、社会人の視点も違和感なく書かれていた。 視点人物は3人。 幼馴染の4人のうちの、祐人と理奈。そして科学館館長の孫の高校生、直哉。 男2人の一人称は僕と俺で使い分けられてるからわかりやすいし、口調も区別されてて、初作品とは思えない完成度。 館長のストーリーと、奔走しながら成長していく祐人には心動かされた。 正直、この才能には嫉妬する。
今、就活中の私にすごく心に刺さった一冊だった。夢と宇宙をテーマにした3世代の脆い人間関係が鮮明に描かれていた。 学生の頃の夢に対するあのトキメキと、大人になって感じる夢に対する焦燥や恐怖、この二面性のある感情がとても私には共感できる部分だった。16歳とは思えない文才や知識量、読んでいくうちに謎が明か...続きを読むされる構成力だったり、少しずつ物語にのめり込んで、気づけば私も登場人物の中のひとりになっていた。登場人物は3世代で分けられていて、それぞれの視点から読めるし、青春の甘酸っぱさや恋愛も入っていてとても感情移入できる部分もあって、とても読みやすいと感じた。 16歳でこの文章力?!とも思ったが、16歳の著者だから書けた内容だと思った。 ここからは私の話を少ししようと思う。 本書の登場人物たちのように私は、中学生の頃から他の子とは珍しく夢を持っていたし、その夢のために沢山の行動をしてきた。 本書で描かれてる夢は、決して憧れやキラキラとした綺麗事だけを述べる「夢」だけではなく、夢を見る者、叶える者、そしてその夢を諦める者、諦められない者など「夢」に対するさまざまな面が映し出されていた。 私にも夢がある。叶えたい理想の私がいる。 学生の頃は、叶えられる気がしていた。 だけど、中々簡単に上手くいかないことを知ったのは就活を始めた頃だった。 行きたい企業から内定をもらえず、厳しい世界を知った。夢を叶えさせるチャンスも貰えなかった。 私の夢はここまでだった、どう踠いても叶えられない夢もあるんだとかなりショックを受けた。 けど本書でも描かれてるように、 夢は今でも夢のままで。 人によって夢の形は、違うし、その夢をどうやって自分のものにするかも、きっとその人次第なんだなって。 この一冊を読んで、 私は夢を諦めないことを選んだ。 自分の夢を自分なりの形にしていくために もう少し踠いてみようと思う。 そして最後に。 計算ミスは人生のミスだっていう文章を背景を知らないまま読んだときはすごく落ち込んだ。 小さい頃から今も変わらず、計算が大嫌いで、何度もミスをしてきた人生だったから(笑)
途中まではおもろすぎた 4人の男女の高校生から青年にかけての夢に対する描き方が素晴らしい 館長、館長の奥さん、細川先生の関係も入ってきて夢ってなんなんだろうって考えさせられる 館長の死後に明かされる事実で細川先生と奥さんの絡みが全く描かれてなかったのか4になった理由
第29回小説すばる新人賞受賞作。20代の若者たちが、青春を過ごした科学館の閉館を機に再会する物語。「夢とは何なのか」について、漠然とした不安を抱えていた10代や、色んな現実を知ったいま、共通する答えはなくても進んでいこうと思える作品。宇宙という爽やかな題材と、大人や後輩たちとの関わりの中紡がれる青臭...続きを読むいセリフが妙にマッチしている。
夢の話。 私はまだみる方だからこそ考えさせられる作品でした 今高2(新高3)なんですけど、この1年で感じられたので、夢のためにうける大学選択がせまってきていて、現実の厳しさを感じることを感じることがあります。そこで諦めて違う選択をとる人もいたり、踏ん張る人もいます。この話は夢の大切さを伝えるというよ...続きを読むり、夢のあり方を教えてもらったなと感じます。今色んな選択ができる時代だからこそ昔よりも諦める選択をしなくてはいけない時が多いのではないかと思います。すごく響きました。 この青羽悠さんは昨年「凪に溺れる」で完全に虜になって文章というか世界観・考え方にほんまに好きで何周かしたんですけど、もうこれも好きで「幾千年の声を聞く」も購入してるのですぐに読みます!
一つの物語で終わらせず、登場人物それぞれの過去や未来までを想像させてくる書き方が面白かった。ただ、宇宙や夢について繰り返し語られていて少し疲れてしまった。話の流れもまぁそうなるだろうなって感じ。
夢をテーマにした作品。高校時代、近くの東海高校に在学する同年代の子がすばる賞を受賞したという背景を相まって印象深い。 みんな大人になるにつれて何かを諦めながら歳を重ねている。そして、まぁこんなもんかと終着していくと思うのだが、そんな中でも最後まで夢を追い続ける自分でありたいと思った。
とても読みやすい小説だった。 夢を諦めて公務員となった祐人と自分が全く一緒で感情移入してしまった。 この小説を高校時代に読んでいれば、自分ももっと夢と向き合っていたかもしれないと感じさせられる小説であった。
青春小説。 高校生の時、こんな素敵な体験したかなって。 高校の時にしかできないこと、感じられないことを全力でやって欲しい。 大人の真似事したって面白くない。 反抗したっていいけど、高校時代を楽しくできれば、いい社会人になるよ! そして、挫折したっていいじゃない、何回でもやれば!って思わせて...続きを読むくれる小説。 是非読んでもらいたい。
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