星に願いを、そして手を。

星に願いを、そして手を。

616円 (税込)

3pt

中学三年の祐人は、いつも薫、理奈、春樹とプラネタリウムのある科学館で過ごしていた。宇宙に憧れる四人は似た夢を持ち、同じ高校に進む。だが、月日が経ち、祐人は逃げた。夢を諦めて町役場で働く彼は科学館を避け、幼馴染の三人をも避け続ける。ところが、館長の訃報を受けて三人に会うことに。そこで科学館の閉鎖を知り…。瑞々しい筆致で描かれる青春群像劇。第29回小説すばる新人賞受賞作。

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星に願いを、そして手を。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    感動しました

    2020年01月04日

    読み終わったときに素直に感動しました。
    小さな青春もあり、ミステリーというか謎もあり、出てくる登場人物一人ひとりの個性を感じます。
    夢がある人、まだ夢がない人、夢を諦めた人、夢を追い続ける人。16歳が書いたとは思えない作品でした。次作にも期待します。

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    夢の話。
    私はまだみる方だからこそ考えさせられる作品でした
    今高2(新高3)なんですけど、この1年で感じられたので、夢のためにうける大学選択がせまってきていて、現実の厳しさを感じることを感じることがあります。そこで諦めて違う選択をとる人もいたり、踏ん張る人もいます。この話は夢の大切さを伝えるというよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月05日

    夢をテーマにした作品。高校時代、近くの東海高校に在学する同年代の子がすばる賞を受賞したという背景を相まって印象深い。
    みんな大人になるにつれて何かを諦めながら歳を重ねている。そして、まぁこんなもんかと終着していくと思うのだが、そんな中でも最後まで夢を追い続ける自分でありたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2021年09月02日

    とても読みやすい小説だった。
    夢を諦めて公務員となった祐人と自分が全く一緒で感情移入してしまった。
    この小説を高校時代に読んでいれば、自分ももっと夢と向き合っていたかもしれないと感じさせられる小説であった。

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    青春小説。

    高校生の時、こんな素敵な体験したかなって。

    高校の時にしかできないこと、感じられないことを全力でやって欲しい。

    大人の真似事したって面白くない。

    反抗したっていいけど、高校時代を楽しくできれば、いい社会人になるよ!

    そして、挫折したっていいじゃない、何回でもやれば!って思わせて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月01日

    珍しい宇宙ものの小説。プラネタリウムをきっかけに宙に憧れる4人は青春真っ只中で、大人になったそれぞれの「夢」のかたちがリアルであたたかい。夢を追いかけている人にも、夢を諦めた人にも依りそう一冊。

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    Posted by ブクログ 2021年01月17日

    4人の20代の若者と2人の高校生を主な登場人物とする「夢」をテーマにした小説。
    著者の2作目である『凪に溺れる』がすごく良かったので、著者のデビュー作であり、当時高校生でありながら小説すばる新人賞を受賞した本作も読んでみた。感想としては、高校生が書いたにしてはすごくよく書けている小説だと思ったが、2...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月16日

    星というのは近くにあるようで実際には手が到底届かない。

    生きていく中で大きな選択という壁に必ず当たる。

    たくさん悩んで考えて、、でも時には思考を変えて新しいことに挑戦してみたり、立ち止まってみたり、いつもは見えなかったものが見えてくるのかも。


    今の私にはとても心が軽くなる一冊でした。


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    Posted by ブクログ 2022年11月21日

    古本屋でたまたま目にして気になったから購入。

    著者が16歳の時に書いた作品で、16歳でこのような作品を書ける事にはただただ脱帽。

    恐らく、ネットの世界にはもっと色々な作品が溢れていて日の目を見るのを待っているのかもしれない。

    今作は、タイトルにもあるように星が重要なテーマになっている。

    閉館...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月18日

    夢 宇宙 夏 キーワードが青春ですね
    当時16歳の著者が書いた作品
    すばる新人賞受賞作
    一つだけ難を言うと 人物目線の変わり目が少しわかりにくいことかな
    生きていく上での誰もが抱いている葛藤が多分著者の年齢と同じ目線なのかな
    描写が良かったです

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