大下宇陀児の作品一覧

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作品一覧

2022/09/12更新

ユーザーレビュー

  • 烙印
    傑作選全二巻のうちの二巻目。戦後に書かれた短編小説8つと、エッセイ2つ。エッセイでもはっきり宣言されているように、徹底して人間の心の移り変わりや感情をきめ細かく描写しようとしていることが伝わってきます。そのこだわりが登場人物の語りという形式をとることによってより研ぎ澄まされた『不思議な母』と『危険な...続きを読む
  • 偽悪病患者
    傑作選全二巻のうちの第一巻。収録されているエッセイ『探偵小説の型を破れ』で本人が主張しているように、謎解きよりも、犯罪に手を染める人間の心情を描くことに注力された作品が並びます。神戸のような異国情緒あふれる港町が血に染まっていく『魔法街』、親友の妻に許されざる想いを募らせた者の末路『情獄』、温泉の湧...続きを読む
  • 偽悪病患者
    表題作品の犯人が意外すぎて、全然気づかなかった。
    面白かった。
    全体としては、同時期に発売された
    烙印のほうが、自分的には好みだった。
  • 偽悪病患者
    ミステリー短編集。トリックやネタとしては真新しいものはないし「警察の捜査はどうなってるんだ?」とツッコミたくなる箇所もあるが、語り口に滋味があり昭和初期の風俗も描かれていて、読み物として味がある。

    江戸川乱歩や岡本綺堂など、昭和の作家の作品を読み返したくなる作品集。
  • 見たのは誰だ
    大下宇陀児の初文庫化作品が発行される21世紀。いい時代ですねぇ。
    倒叙作品ではありますが、三部構成でラストの怒濤の展開にはビックリで面白かった。

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