大下宇陀児のレビュー一覧

  • 烙印

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    傑作選全二巻のうちの二巻目。戦後に書かれた短編小説八つと、エッセイ二つ。エッセイでもはっきり宣言されているように、徹底して人間の心の移り変わりや感情をきめ細かく描写しようとしていることが伝わってきます。そのこだわりが登場人物の語りという形式をとることによってより研ぎ澄まされた「不思議な母」と「危険なる姉妹」が特に印象に残りました。藤原編集室さんによる解題も読み応えがありました。

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    2023年03月14日
  • 偽悪病患者

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    傑作選全二巻のうちの第一巻。収録されているエッセイ「探偵小説の型を破れ」で本人が主張しているように、謎解きよりも、犯罪に手を染める人間の心情を描くことに注力された作品が並びます。神戸のような異国情緒あふれる港町が血に染まっていく「魔法街」、親友の妻に許されざる想いを募らせた者の末路「情獄」、温泉の湧く村の自然描写がクライマックスに効いてくる「決闘介添人」が素晴らしかったです。第二巻の発行が楽しみです。

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    2023年03月14日
  • 偽悪病患者

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    昭和の雰囲気が漂う探偵小説の短編集。
    兄妹の書簡のやり取りだけで物語が進む表題作や、子供の視点から家族の不穏な事件、女性を巡るドロドロの争いや、落語のような滑稽話、幻想的な街に起こる不思議な殺人事件など、とにかく物語の幅が広く、どれも飽きない。

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    2026年04月11日
  • 偽悪病患者

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    ネタバレ

    表題作品の犯人が意外すぎて、全然気づかなかった。
    面白かった。
    全体としては、同時期に発売された
    烙印のほうが、自分的には好みだった。

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    2022年12月31日
  • 偽悪病患者

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    ミステリー短編集。トリックやネタとしては真新しいものはないし「警察の捜査はどうなってるんだ?」とツッコミたくなる箇所もあるが、語り口に滋味があり昭和初期の風俗も描かれていて、読み物として味がある。

    江戸川乱歩や岡本綺堂など、昭和の作家の作品を読み返したくなる作品集。

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    2022年11月25日
  • 見たのは誰だ

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    大下宇陀児の初文庫化作品が発行される21世紀。いい時代ですねぇ。
    倒叙作品ではありますが、三部構成でラストの怒濤の展開にはビックリで面白かった。

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    2017年03月15日
  • 見たのは誰だ

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    大下宇陀児の初文庫化作品が発行される21世紀。いい時代ですねぇ。
    倒叙作品ではありますが、三部構成でラストの怒濤の展開にはビックリで面白かった。

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    2017年03月15日