ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
18pt
なぜ英国は児童文学王国なのか? アリス、ナルニア国、パディントン、そしてハリー・ポッターまで、名作誕生の背景に迫る。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
イギリスはなぜ児童文学が盛んか気になったので手に取った。読んだことのないお話がいくつかあったので、読みたいなと思った。
自分の好きな話の解説があっておもしろかった。また知らない本もあったので、いろいろ読んでみたいと思う。 ちょっと専門的なので内容が難しいところもあった。
読んだことがある本の章だけ読んだ。 子供の頃アリスを読んであれだけ色々あって夢なのかとがっかりした記憶があったが、本の中の冒険がアイデンティティの揺らぎを表しているとあり不思議の国のアリスを違う視点で考えられた。
英国ファンタジーの源流を探る。 C.S.ルイス、トールキン、アトリー、ノートン、ピアス……あげていけば英国のファンタジー児童文学にはキリがない。英国にはそのような児童文学を産む特徴があった。論文集だが親しんできた物語について書かれたものなので、物語を思い出しながら読める。とはいえ、ノートン『借り暮...続きを読むらしの小人たち』シリーズも、ボストン『グリーン・ノウ』シリーズも、ライヴリー『時の縫い目』も未読だが。もっとも面白く読んだのは自分の愛読書であるダール『マティルダ』についての章だった。 伝統的な文化への憧れや回帰と、同時代文化の否定、特に伝統的なイングランド的なものを衰退させる流れへの危機感。危機の時代、悲観的な時代にこそ優れたファンタジーが生まれるという点で、大戦後に痛みを伴う変革を迎え、大英帝国の終焉と長い英国病を患ったイギリスがファンタジーの王国となったのは必然だったのだろう。しかし、それらを生み出した自然や異文化が在る土地それぞれ固有文化というのにも大きな意味があった。日本にもその地の歴史や習俗に根を張ったファンタジーという面が探せるのでは(特に奈良や京都、信州とかも?)と思いながら読んだ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
なぜ英国は児童文学王国なのか
新刊情報をお知らせします。
安藤聡
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話
英文学者がつぶやく 人生を豊かにするかもしれない英語と英国文化の話
ファンタジーと歴史的危機 英国児童文学の黄金時代
試し読み
「安藤聡」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲なぜ英国は児童文学王国なのか ページトップヘ