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巨大な螺旋階段の下に倒れていた当主の死因は、転落死ではなく墜落死だった!? 天才建築家・十文字和臣の突然の死から半年が過ぎ、未亡人の意向により死の舞台となった異形の別荘に再び事件関係者が集められたとき、新たに連続殺人が勃発する。嵐が警察の到着を阻むなか、館に滞在していた女探偵と若手刑事は敢然と謎に立ち向かう! 瀬戸内の孤島に屹立する、銀色の館で起きた殺人劇をコミカルな筆致で描いた意欲作。『謎解きはディナーのあとで』『もう誘拐なんてしない』『放課後はミステリーとともに』などで注目を集めるユーモア推理の気鋭が放つ、大トリック炸裂の本格ミステリ。
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Posted by ブクログ
「墜落死体はある。だが、墜落現場がない」
天才建築家・十文字和臣の突然の死。
謎が解明されないまま半年が過ぎた頃、事件の舞台となった館島に関係者たちが再び集められる。
そうして幕を開けるミステリ。
墜落死体がある。なのに墜落現場がない。
そのスタートが面白過ぎて、そこから解決編まで「いや、ほんと、よく考えるわ…」と呆気に取られながら一気に読み切りました。
特徴的な「館」が出てくるんだから当然そこに何か仕掛けがあるだろうと色々想像しながら読み進めるけど…マジかよ、有りかよ、ってツッコまずにはいられない大仕掛け。テンション上がります。
主役は、十文字和臣の事件の際にも捜査に加わっていた若手男性刑事・相馬と、本編の事件の際に偶然館に居合わせた女探偵・沙樹のバディ。
とはいえ、本来相馬は休暇を取って館島へ来ていたところ。
たびたび「休暇中なのに何を真面目に職務を全うしようとしてるんだ」と我に返り、本分(?)の休暇を満喫すべく色目を使っては沙樹にぶっ飛ばされる相馬君。
東川さんの小説10年ぶりくらいに読んだけど、真面目に本格ミステリを展開しつつもギャグアニメかというくらいコミカルで不真面目な会話も同時に展開されるこの文章。
作者の名前を見ずに読んでも十中八九東川さんだろうと思いそうなこの文体。
凄いなぁ。
Posted by ブクログ
瀬戸内の孤島、横島にある建築家の館で1月に事件が起こり、不可思議な事件として未解決状態。
そして、8月のお盆に再び関係者がその地に集まり、夏休み()を満喫するつもりだったのにまた殺人事件が発生。
嵐のような雨のせいで本島の警察が来れない状態でさらにまた事件が起きて…という話。
主人公は、館の主人の遠い親戚として招待された刑事、同じく親戚として招待された女探偵と一緒に事件解決に動いていくんだけど、そこはやはり東川篤哉先生の作品らしく、キャラクターの個性が強い。
館物の話やし、本格ミステリっぽい雰囲気やし、正統派な感じなのなって読む前は思ってたんやけど、キャラクターのユーモラスな会話に楽しみながら読めましたん。
天才建築家が建てた建物だけあって立体的な話が多くて、そこが難しかったけど、そこら辺の理解は捨ててミステリーとして楽しみましたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
物語の舞台となった別荘。
この形に意味がないわけはないよなぁ。絶対に、トリックとして使われるよなぁ、と思いながら読み進めていました。
トリックの詳細は予想していた通りのものでしたが、犯人の断定はできず。理由がまさかでしたので。
まあ、予想はつきやすいトリックだとは思うのだけど、そもそもこの別荘の外観が何を意味しているのか。そこに気づかないと、看破したとは言えないのではないでしょうか。気づかなかったです。
仕事で嫌というほど目にするものなのだけど。もう、毎日目にしている存在なのだけど。
あれを構造物として建てようとは思わない。十文字和臣氏に打倒です。十文字というネーミングもミスリードなんでしょうね。
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