仕掛島

仕掛島

小説・文芸
950円 (税込)

4pt

岡山の名士が遺した二通の遺言状。一通目の遺言に従って、一族の面々は瀬戸内の孤島・斜島に集められた。行方を晦ましていた怪しげな親族も姿を見せるなか、巨大な球形展望室を有する異形の館・御影荘でもう一通の遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から隔絶される事態に。館に招かれた私立探偵・小早川隆生と弁護士・矢野沙耶香の二人を奇怪な事件が待ち受ける。鬼面の怪人物の跳梁、密室から消える人影、二十三年前の悲劇――続発する怪事の果てに明らかとなる驚愕の真相は。謎解きの興趣を隅々まで凝らした本格推理長編。/解説=大山誠一郎

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仕掛島 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    表紙の絵とタイトルがおどろおどろしく感じて少し躊躇いましたが、読んでみると安心のコメディミステリーでした。

    事件が起きますのでちょっと怖いシーンもありますが、軽やかに楽しめるミステリーです。

    過去作品「館島」と関連のある今回の作品。
    この流れで島シリーズとして続編があったらいいな〜。

    #笑える #切ない #ドキドキハラハラ

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    瀬戸内海の孤島を舞台にしたミステリシリーズの2作目。
    前作『館島』と話は独立しているので単体でも楽しめますが、瀬戸内の描写や物語の端々で憎い繋がり方をしてくるのが個人的に凄く好きです。
    読者の心をくすぐる、緩いシリーズ感。だし、書き手としてもこういう風に後に書く作品で遊べるのって楽しいんだろうな…これも一つの醍醐味だよな…などという脇道に逸れたことも思いながら読んでいました。

    今作も、過去の事件と現在の事件が絡み合う形で物語が進行していきます。
    島の形状や屋敷の作りなんかから、わりと終盤に差し掛かるまで「ふんふん、まあそういう感じだよね~」とそんなに意表を突かれることなくページをめくっていたのですが、ページをめくった瞬間に「…??」「……???」と????

    ま!じ!か!よ!

    『館島』もそうでしたが、発想が正真正銘の奇想天外。
    どんでん返しにもほどがある。
    なんでこんな仕掛け思いつくの?
    どういう目線で世界のこと見てるの?
    とりいそぎ頭の中解剖させてもらえます?
    という怒涛の終盤戦でした。

    なんで作家ってこんな天才ばかりなんだ。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    いきなり「瀬戸内 横島に立つ不思議な銀色の建物」「あれは十文字工務店の社長が建てたおかしな建物じゃ」って、『館島』じゃないか!
    おまけに「小早川探偵事務所の探偵」って……あれ?女性じゃないの?

    なんて思っているうちに今度は「斜島」の館で事件です、やっぱり台風で孤立するし(今度は2018年で、スマホもあるけど)。

    で、期待通りに不思議な事件に不思議な建物が出てきて、前作同様にとても楽しく、あっという間に読んでしまった。

    面白かった。

    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    純粋なミステリー小説…とは言い難いが、
    こういうジャンルと思えば全然面白い小説でした!

    本格的な純粋ミステリーを想定して読むと、ギャップが生まれてしまいますが、読んでる途中からこれはこういうジャンルの小説だと切り替えれば、とても面白い小説でした。

    ユーモアを交えていて、登場人物の会話だったり心の声だったりを、読んでいて思わずクスッとなる場面がいくつかありました。僕は好きです。

    話の展開としては、ミステリー小説としては、いやぁその仕掛はやめてほしかったなぁと感じるところもありましたが、トンデモ展開を楽しもうと思えば、このスケール感最高!と考えが一変します。

    異常な仕掛けのある館シリーズ×クローズドサークルの展開は、僕の好きな展開の一つで、それこそ十角館も硝子の塔の殺人も、好きな小説が多いです。
    今回の仕掛島を読んで思い浮かんだ小説は、島田荘司先生の斜め屋敷の犯罪でした。この小説も好きな小説の一つで、館(屋敷)のある構造やトリックを活かして犯罪を犯すというのも、館系小説の醍醐味ですよね

    好みは分かれそうですが、僕は好きです。
    読むのに3日くらいかかりましたが、内容もそんな難しくなく、登場人物も多くないため最後までスムーズに読むことができました

    0
    2025年12月18日

    Posted by ブクログ

    本格物として申し分ないクオリティ。
    現実離れした舞台設定や展開は読み応えがある。
    孤島、後ろ暗い過去をもつ名家…それだけで面白くないはずがない要素!

    推理に関してはかなり難しいというか、犯人あてだけならあまり意外性はなく、かといって全ての真相を見抜くのはハードルが高い…。
    伏線の張り方が巧みなところもあるが、全体としては飛躍した発想が必要かも。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    とにかく伏線がシンプルでわかりやすかったことが印象的だった。文字通りそのこと自体はまるでなんでもないことのようにその重要性が伏せられていたが、いざ解決編に至った時の「あー!あれってこれに繋がってたのか!」という驚きとスッキリした感覚は相当なものだった。その他のことに辻褄があって納得さえできれば個人的に仕掛けの実現可能性は必ずしも重要ではないので、今回に関しては「それは無理矢理でしょ」というような感想は抱かなかった。

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    なかなかのボリュームのある文庫本、久しぶりに読む作家だったので文体に面食らった

    あらすじ書きからは硬筆な本格ミステリーを思わせるが終始コメディタッチな内容

    擬音語と体言止めのオンパレードで、気になりだすと読むのがキツいが心地よくもあったりする

    良く言えば読書体験なのだが、地の文章のみならず会話文でも体言止めが出てきた箇所はさすがに二度読み三度読み必至だった

    ミステリーの観点からは満足
    長すぎて序盤部分が頭から抜けてしまってはいたが、しっかり本格していた佳作

    解説で前作品との関連を知る
    未読の方はそちらから読むことをオススメします

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    久しぶりにこんなに長編の話を読みました。
    最初は話についていくのが大変でしたが、少しづつ登場人物の関係性を掴んで行き始めたところで話に集中することができました。
    きちんと伏線も回収されていましたしトリックもしっかりしていて、ミステリの面白さが詰まった一冊でした。

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    この作者が描く探偵としては珍しく、極度にふざけた言動をとる人物ではなく、むしろ有能さを感じさせる場面も多く、珍しい感じがした。
    話自体も随所に散りばめられていたヒントがうまく繋がれており、とても読み進めやすかった。

    またこのコンビを見たい反面、キレイに締められていたためこの作品のみもありなのかもなと感じさせられた。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    最初は面白くなかったけど、読み進むうちに人間関係や館の秘密が分かって来て面白さが増して来た。
    本の仕掛けは驚くべき物だった。チャランポランな探偵とお硬い弁護士との遣り取りも面白かった。

    0
    2026年04月25日

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