国内小説 - 新潮社の検索結果

  • 夫婦茶碗
    小説・文芸
    3.8
    1巻539円 (税込)
    金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。それはメルヘン執筆。こんな〈わたし〉に人生の茶柱は立つのか?! あまりにも過激な堕落の美学に大反響を呼んだ「夫婦茶碗」。金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカー(愛猫家)の大逃避行「人間の屑」。すべてを失った時にこそ、新世界の福音が鳴り響く! 日本文藝最強の堕天使の傑作二編。

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  • 現代語訳 竹取物語
    小説・文芸
    -
    1巻484円 (税込)
    光る竹から生まれたかぐや姫が娘になり、貴公子の求愛に無理難題を与え、煌々と冴えわたる満月の夜に昇天するという永遠の美の幻想……。源氏物語の絵合の巻に「物語の出で来はじめの祖なる竹取の翁」とある「竹取物語」は、平安時代から千百年ものあいだ読み継がれ親しまれている。日本の自然と情感を愛したノーベル賞作家の現代語訳と、ていねいな解説で読む、わが国最古の美しい物語。

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  • サロメの乳母の話
    小説・文芸
    3.7
    1巻506円 (税込)
    ホメロスが謳うオデュッセウスの漂流譚はでっちあげだ! と糾弾する妻ペネロペ。不器用で世渡りが下手な夫を嘆くダンテの妻。サロメの乳母、キリストの弟、聖フランチェスコの母、ブルータスの師、カリグラ帝の馬……歴史上の有名人の身近にいた無名の人々が、通説とはまったく違った視点から語る英雄・偉人たちの裏側。「ローマ人の物語」の作者が想像力豊かに描く短編小説集。
  • ポプラの秋
    小説・文芸
    4.1
    1巻506円 (税込)
    父が急死した夏、母は幼い私を連れて知らない町をあてもなく歩いた。やがて大きなポプラの木のあるアパートを見つけ、引っ越すことにした。こわそうな大家のおばあさんと少しずつ親しくなると、おばあさんは私に不思議な秘密を話してくれた──。大人になった私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに蘇る。『夏の庭』の著者による、あたたかな再生の物語。
  • 戯作三昧・一塊の土(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻473円 (税込)
    江戸末期の市井の風俗の中で、芸術至上主義の境地を生きた馬琴に、自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、仇討ちを果した赤穂浪士の心理に新しい照明をあてて話題を呼んだ「或日の大石内蔵之助」などの“江戸期もの”。闇空に突然きらめいて、たちまち消えてゆく花火のような人生を描いた「舞踏会」などの“明治開化期もの”。ほかに本格的な写実小説「秋」など、現代に材料をとった佳作を網羅した。(解説・中村真一郎)
  • 影媛
    小説・文芸
    3.3
    1巻1,232円 (税込)
    物部家の巫・影媛は、神の声を聴くため翠鳥となって森を飛び回るうち、鹿狩りに熱狂する平群家の臣・志毘に出会い、恋に落ちる。しかし両家は対立する間柄、そして彼女はすでに皇太子に求婚されている身だった。特異な想像力と類まれな言語能力で描き切った、鮮烈な愛の物語。新潮新人賞最年少受賞の新鋭による待望の第二作。
  • 箱男(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻737円 (税込)
    ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、実験的精神溢れる書下ろし長編。(解説・平岡篤頼)
  • ハイドラ(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.8
    1巻407円 (税込)
    出会った瞬間から少しずつ、日々確実に、発狂してきた――。有名カメラマン新崎の専属モデルを務める早希は、私生活でも密かに彼と同棲している。付き合って三年を過ぎ、セックスの時以外は体に触れてこない新崎。不均衡な関係に深い倦怠感を覚えるなか、ずっと早希のファンだったというバンドマンの松木と出会う。ひずみのない愛を求めては傷つく女性の心理に迫る、傑作恋愛小説。
  • にごりえ・たけくらべ
    小説・文芸
    4.0
    1巻407円 (税込)
    落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『にごりえ』。今を盛りの遊女を姉に持つ14歳の美登利と、ゆくゆくは僧侶になる定めの信如との思春期の淡く密かな恋を描いた『たけくらべ』。他に『十三夜』『大つごもり』等、明治文壇を彩る天才女流作家一葉の、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編全8編を収録する。

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  • 燃えつきた地図(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.1
    1巻935円 (税込)
    失踪した男の調査を依頼された興信所員は、追跡を進めるうちに、手がかりとなるものを次々と失い、大都会という他人だけの砂漠の中で次第に自分を見失っていく。追う者が、追われる者となり……。おのれの地図を焼き捨てて、他人しかいない砂漠の中に歩き出す以外には、もはやどんな出発もありえない、現代の都会人の孤独と不安を鮮明に描いて、読者を強烈な不安に誘う傑作書下ろし長編小説。(解説・ドナルド・キーン)
  • 夜のピクニック
    小説・文芸
    4.4
    1巻880円 (税込)
    高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
  • 形影相弔・歪んだ忌日
    小説・文芸
    3.0
    1巻473円 (税込)
    僅かに虚名が上がり、アブク銭は得たものの内実が伴わぬ北町貫多は虚無の中にいた。折から、藤澤清造の自筆原稿が古書の大市で出品された。百四十一枚の入札額を思案するうち、ある実感が天啓の如く湧き起こる(「形影相弔」)。二十数年振りに届いた母親からの手紙に、貫多の想念は激しく乱されるが……(「感傷凌轢」)。孤独な魂の咆哮を映し出す、私小説の傑作六編。『歪んだ忌日』改題。
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。
  • 孤独な夜のココア
    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    察しの悪い恋人にいつもイライラしている〈かおり〉、からかい半分の同僚の言葉を信じ、男性に大きなバースディーケーキを贈るケチな32歳の〈ちさ〉、年下の男性に恋をし、エープリルフールに妊娠を告げる〈和田サン〉。大人の女性の恋愛を、辛くも優しく描写した12の珠玉短編集。
  • 逢魔(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.1
    1巻605円 (税込)
    抱かれたい。触れられたい。早くあなたに私を満たして欲しい――。身分の違いで仲を裂かれ、命を落としたはずの女との、蕩(とろ)けるほどに甘く激しい交わり。殿様の側室と女中が密かにたがいを慰め合う、快楽と恍惚の果て。淫らな欲望と嫉妬に惑い、魔性の者と化した高貴な女の告白。牡丹燈籠、雨月物語、四谷怪談、源氏物語……古(いにしえ)の物語に濃厚なエロティシズムを注ぎ描き出した、八つの愛欲の地獄。
  • はじまりのスープ、夏ゼリー 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    -
    1巻0円 (税込)
    つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語の冒頭を無料で読めるお試し版を公開いたします。
  • たぶん、恋しい 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    あなたがいてもいなくても、私は上手に息ができない。“かけがえのない存在”を描く希望の物語から一篇を〈無料お試し公開〉! 合コンで出会った彼女は「猫ファースト」。付き合い始めて半年、やっと会わせてもらった愛猫は……(「エンパイアライン」)。濃い味と濃い感情が苦手なふたりが、それぞれ冷凍庫に隠しているもの(「わたしたちは平穏」)。名前の付けられない、でも誰もが共感できる感情の綻びに寄り添い、心を解放してくれる6つの物語より、「すげえ泣くじゃん」一編がまるごと読める無料お試し版を公開します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • 0冊目の本―今、ぼくの70ページ―
    無料あり
    小説・文芸
    4.0
    1巻0円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「本を読みたいけれど、何を読めばいいの? どう読めばいいの?」そんな声を受け、読書の楽しみを伝える『0冊目の本』が誕生しました。ページをめくると、大きな文字! かわいいイラスト! さらに休憩スペースまで! 読書を楽しむヒントが盛りだくさんです。収録作の「今、ぼくの70ページ」は瀬尾まいこさんの書き下ろし小説。中学生の育生と妹の育子の物語です。次に読む本を気分で選べる「おすすめ本紹介」つき! 全国の中学校、高校に無料配布のほか、電子書籍版は各電子書店にて無料でダウンロードが可能です。 ※書店店頭での配布・販売はありません。 収録作「今、ぼくの70ページ」 中学3年生の朝井育生は、絶賛反抗期中。どうでもいいことにイライラしたり、突如やる気がなくなったり、妹の育子をうっとうしく感じたり。でも、中学最後の大会が2週間後に迫り、最後くらいは本気でやってみようかなと考えはじめ――。家族や友達が愛おしくなる、瑞々しいひと夏の物語。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 成瀬は天下を取りにいく 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.4
    1巻0円 (税込)
    かつてなく最高の主人公、現る! 2024年本屋大賞はじめ、坪田譲治文学賞、キノベス!2024など、前人未到の16冠に輝いた超話題作。無料お試し版。 2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。 コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。 今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。 令和最注目作家・宮島未奈のデビュー作にして、2024年本屋大賞受賞作。第一話「ありがとう西武大津店」を丸々試し読み! 12月9日からは、コミカライズ第一巻の配信開始!

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  • #真相をお話しします 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.5
    1巻0円 (税込)
    家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家庭で目撃した〈惨劇〉とは(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れて……(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、日本社会の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。2022年6月刊行の本編のなかから、第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞し話題となった「#拡散希望」を特別無料配信します! ※本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • 成瀬は都を駆け抜ける 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    唯一無二の主人公、膳所から京都へ! 令和最強の青春小説シリーズ堂々完結! 無料お試し版。 高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、達磨研究会なるサークル、簿記YouTuber……。新たな仲間たちと出会った成瀬の次なる目標は“京都を極める”! 一方、東京の大学へ進学した島崎みゆきのもとには成瀬から突然ある知らせが……!? 最高の主人公に訪れる、究極のハッピーエンドを見届けよ! シリーズ完結編となる本編より、「やすらぎハムエッグ」を丸々試し読みできる無料お試し版を特別配信。

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  • あいにくあんたのためじゃない 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    3.8
    1巻0円 (税込)
    過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。 この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇を収録。 『BUTTER』が大きな話題を呼び、社会の変化を敏感に掬い取りながら第一線を走り続けてきた作家の2024年3月新刊から、「めんや 評論家おことわり」を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • 失われた貌 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    -
    1巻0円 (税込)
    本物の「伏線回収」と「どんでん返し」をお見せしましょう!〈無料お試し版〉 山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。不審者の目撃情報があるにもかかわらず、警察の対応が不十分だという投書がなされた直後、上層部がピリピリしている最中の出来事だった。 事件報道後、生活安全課に一人の小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に行方不明となり、失踪宣告を受けていた。 無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。 試し読みでは異例の長さ、全体の1/3に及ぶ序盤の100ページ弱(底本換算)を太っ腹にも無料配信! 【著者紹介】 櫻田智也(さくらだ・ともや) 1977年生まれ。北海道出身。2013年、昆虫好きの青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)を主人公とした「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞しデビュー。2017年に、受賞作を表題作とした連作短編集が刊行された。2021年には、エリ沢泉シリーズの2冊目『蝉かえる』で、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞をW受賞。他著に、『六色の蛹』(いずれも、東京創元社刊)がある。 本書は、初の長編となる。
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫) 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    3.0
    1巻0円 (税込)
    子は、親を超えられるのか。馬主とその家族の20年を描く圧巻のエンターテインメント長編。〈無料お試し版〉 お前に一つだけ伝えておく。絶対に俺を裏切るな――。父を亡くし、空虚な心を持て余した税理士の栗須栄治はビギナーズラックで当てた馬券を縁に、人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」のワンマン社長・山王耕造の秘書として働くことに。競馬に熱中し、〈ロイヤル〉の名を冠した馬の勝利を求める山王と共に有馬記念を目指し……。馬主一家の波瀾に満ちた20年間を描く長編。山本周五郎賞受賞の本作より、下記冒頭部分を特別無料公開! 目次 第一部 希望  一月  二月  三月
  • 成瀬は信じた道をいく 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.6
    1巻0円 (税込)
    その前途、誰にも予測不能! 2024年本屋大賞受賞『成瀬は天下を取りにいく』シリーズ最新作。無料お試し版。 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。 「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生……。 個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 2024年本屋大賞受賞作、宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』待望の続編。第二話「成瀬慶彦の憂鬱」を丸々試し読み! 12月9日からは、コミカライズ第一巻の配信開始!

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  • あなたはここにいなくとも 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    3.9
    1巻0円 (税込)
    どれだけ辛くても、わたしひとりの苦しみではない。この苦しみを慈しんでくれるひとが、遠くに待ってくれている。 恋人に紹介できない家族、会社でのいじめによる対人恐怖、人間関係をリセットしたくなる衝動、わきまえていたはずだった不倫、ずっと側にいると思っていた幼馴染との別れ――いまは人生の迷子になってしまっているけれど、あなたの道しるべは、ほら、ここに。もつれた心を解きほぐし、本当の自分を取り戻すための全五篇。 2021年に本屋大賞第一位となり、常に新刊を心待ちにされる著者による2023年2月刊行の短篇集のなかから、「おつやのよる」を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。 町田そのこ(まちだ・そのこ) 1980年生まれ、福岡県在住。2016年「カメルーンの青い魚」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。17年、同作を含む短編集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞。他の著書に『ぎょらん』『うつくしが丘の不幸の家』『星を掬う』『宙(そら)ごはん』「コンビニ兄弟」シリーズがある。

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  • 縁切り上等!―離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル― 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    3.9
    1巻0円 (税込)
    最良の“縁切り”、請け負います! 前を向く元気をもらえる新時代のリーガル・エンタメ、無料お試し特別版! 夫のモラハラと浮気に耐えられなくなった聡美は、子供を連れ実家のある北鎌倉に避難する。そこで出会ったのは、縁切寺として名高い「東衛寺」の娘で、離婚専門弁護士の松岡紬。勢い込んで紬に離婚相談をした聡美だったが、思いがけないことを言われ……。 家族はもっと、いろんな形がある。3組に1組が離婚すると言われる現代、知っておいて損なし! 個性豊かな人物たちが織りなす、温かなヒューマン・ドラマにして、痛快リーガル・エンターテイメント! 『元彼の遺言状』『競争の番人』の著者による待望の最新刊(2023年6月末刊行)の中から、第1章を特別無料配信します。

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  • 君が手にするはずだった黄金について 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.5
    1巻0円 (税込)
    認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する全6作の連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか? 『地図と拳』で2023年上半期の直木賞を受賞し、『君のクイズ』は2023年本屋大賞にノミネート。歴史・SF・ミステリと、一作ごとに新機軸の小説を発表し続けてきたマルチな作家の2023年10月刊新作から、本好き学生の就活と恋模様を描いた「プロローグ」を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • 木挽町のあだ討ち 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.3
    1巻0円 (税込)
    「ああ……あの仇討ちを見たかって。ええ、見ましたよ」 ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい少年・菊之助によるみごとな仇討ちが成し遂げられた。 父親を殺した下男を斬り殺し、その血まみれの首を高くかかげた勇姿はたくさんの人に目撃され、木挽町の語り草となった――。 二年のち、菊之助の知人だという若侍が芝居小屋で働く人々に仇討ちの詳細をたずねにくる。 木戸芸者、殺陣師、衣装係、小道具、筋書……、仇討ちの現場に居合わせた人々が自身の来し方を織り交ぜながら語る「木挽町のあだ討ち」の顛末、そしてその真相は――。 2022年上半期直木賞候補作『女人入眼』で大注目の著者による2023年1月刊行の最新長篇のなかから、第一幕を特別無料配信します。 *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • しゃばけ(新潮文庫) 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    アニメ化&累計1000万部突破の超大人気シリーズはここから始まった! 虚弱な若だんなと妖たちが事件に挑む、愉快で不思議な大江戸人情推理帖、無料お試し版。 江戸有数の廻船問屋・長崎屋の若だんなである一太郎には、人に言えない秘密がありました。一太郎のまわりには、たくさんの妖たちが暮らしていたのです。小さいころから面倒を見てくれた手代たちは犬神と白沢でしたし、一太郎の寝起きしている店の離れには、付喪神や小鬼たちも棲みついていました。 そんな一太郎はめっぽう体が弱く、いつも離れで寝込んでばかり。だから出かけるときは店の者が供につくのですが、ある晩こっそりと一人で外出すると、なんと人殺しを目撃してしまいます。以来、なぜか一太郎の周囲では猟奇的殺人が続いて――。 妖たちの力を借り、事件の謎を解こうとし始めた一太郎。ところがその矢先、犯人の刃が迫ってきて……。はたして一太郎の、そして事件の行くすえやいかに!? アニメ化で話題&超大人気シリーズの第一作目にして、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作から、冒頭二話を無料で特別配信します!

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  • 皇后の碧 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    累計240万部超「八咫烏シリーズ」の著者が贈る、美しき精霊ファンタジア! 無料お試し版。 かつて火竜に家族を焼かれた少女ナオミは、風の精霊を統べる皇帝から「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と誘われる。皇帝の後宮には風の精霊の皇后と、火の精霊と水の精霊の愛妾がすでにおり、彼の胸には皇后の瞳の色に似ている緑の宝石が連なる首飾り「皇后の碧」が常に輝いていた。訝りながら己が選ばれた理由を解こうとするうち、ナオミは後宮が大きな秘密を抱えていることに気づいてゆく。 誰が味方で敵なのか、後宮は何を隠しているのか、そして「皇后の碧」が真に意味するところとは――。 謎が謎を呼ぶ、新次元のファンタジー大作。冒頭約40ページ(底本換算)を特別無料配信します。

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  • 救われてんじゃねえよ 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    5.0
    1巻0円 (税込)
    警報級大型新人到来! 元ヤングケアラーの現役大学院生。満身創痍のデビュー作。無料お試し版。 主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。誰かの力を借りないと笑うこともできない彼女を生かしたのは、くだらない偶然。しかしそれは、かけがえのない奇跡だった――。 介護に沈んだ少女が、親から自分自身を取り戻していく物語。表題作の「救われてんじゃねえよ」全篇を無料で公開。

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  • 邦人奪還―自衛隊特殊部隊が動くとき― 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.5
    1巻0円 (税込)
    騒乱に乗じてミサイル発射を企む北の軍部に、米国はピンポイント爆撃へと動き出す。だがその標的近くには、日本人拉致被害者が――。日本の政治家は、国民は、人質奪還の代償として生じる多くの犠牲を直視できるのか? 実戦投入される最強部隊の知られざる内実とは? 日本初、元自衛隊特殊部隊員が描く迫真のドキュメント・ノベル。冒頭から「第1章」までを収録した無料お試し版!

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  • 禍 無料お試し版
    無料あり
    小説・文芸
    4.0
    1巻0円 (税込)
    セカイの底を、覗いてみたくないか? 孤高の物語作家が放つ、中毒不可避の悪魔的絶品集。無料お試し特別版! 「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。恋人の百合子が失踪した。彼女が住むアパートを訪れた私は、〈隣人〉を名乗る男と遭遇する。そこで語られる、奇妙な話の数々。果たして、男が目撃した秘技〈耳もぐり〉とは、一体(「耳もぐり」)。「壊れかけた人生」を生きてきた女は、10万円の報酬金に目が眩み、某新興宗教団体が執りおこなう〈髪譲りの儀〉にサクラとして参加する。果てなき悪夢が待ち受けているとも知らず(「髪禍」)。ほか、アナタの臓腑を掻き乱し、骨の髄まで侵蝕する、小説という名の七の熱塊。 前作『残月記』で2022年本屋大賞ノミネート、第43回吉川英治文学新人賞受賞&第43回SF大賞受賞を果たした著者による、2023年7月刊行の作品集のなかから、「耳もぐり」を特別無料配信します。恐怖と驚愕の到達点を見よ! *本稿は校了前のデータをもとに作成しています。そのため、刊本とは一部内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。

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  • アイガー北壁・気象遭難
    小説・文芸
    3.3
    1巻781円 (税込)
    取りつき点から頂上まで1800メートルの巨大な垂直の壁に挑んだ2人の日本人登山家の実名小説『アイガー北壁』。2人のパーティーが白馬岳北陵で吹雪にあい、岩陵から姿を消す『気象遭難』。冬期の富士山で、不吉な予測が事実に変って主人公の観測所員が滑落死する『殉職』。他にヨーロッパ・アルプスを舞台にした『オデットという女』『ホテル氷河にて』など、山岳短編の傑作全14編を収録する。

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  • 愛さずにはいられない(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,155円 (税込)
    1960年代後半。芳郎は東京で下宿生活を送る高校生だ。酒や煙草、夜遊びに耽る毎日だが、その心には母への憎悪が深く影を落としていた。童貞を捨てた彼は性にのめりこみ、やがて運命の女、由美子に出会う――。無軌道な少年時代と実母との確執とを赤裸々に描き、「この作品こそ自分自身」と著者に言わしめた唯一の自伝的作品であり、遺された数多の作品世界の原点ともいうべき特別な長編小説。(解説・小池真理子)
  • 愛するということは
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    里美は、娘の汐里と2人で暮らしている。若い頃の前科が原因で家族からは疎遠になり、やがて生活に困窮した里美は罪を犯してしまう……。愛を夢見て、妬んだ里美と、愛を求めて諦め、姿を消した汐里。一度は訣別したふたりだが、再び巡りあい、そして……。あらゆる母娘に、愛は存在するのか。
  • 愛する人達(新潮文庫)
    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    母の死後、母の初恋の人、佐山に引きとられた雪子は佐山を秘かに慕いながら若杉のもとへ嫁いでゆく――。雪子の実らない恋を潔く描く「母の初恋」。さいころを振る浅草の踊り子の姿を下町の抒情に托して写した「夜のさいころ」。婚家から出戻った娘への父親の奇妙に屈折した愛情を情感豊かに描く「年の暮」など、円熟期の著者が人生に対し限りない愛情をもって筆をとった名編9編を収録する。(解説・高見順、三浦しをん)
  • 愛ってなに?
    小説・文芸
    -
    1巻715円 (税込)
    “愛ってなんでしょうか”中年に達した男の心にふとよみがえる若い女の声……。男女の機微とサラリーマン生活の哀歓を鮮やかにとらえた表題作はじめ、『罐蹴り』『鳩胸の鳩』『葛の花』等、さまざまな愛のかたち――そのはかなさ、にがさを、優しく透明なユーモアに包む珠玉の名編15選。『翡翠の色』ほか本書初収録の作品を加えて、短編小説の名手山口瞳の全貌を明らかにする。
  • あいつと私
    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    堅実な家庭に生れ育ち、柔軟な感受性と豊かな包容力とにめぐまれた浅田けい子と、暗い出生の秘密に加え変則的かつ無秩序な家庭生活の影響から、ニヒリスティックな性格の持ち主となった黒川三郎。――この、あまりにも対照的な“あいつと私”を中心に、現代の学生風俗と明るい学園風景、そして、若い愛情の波に洗われる若者たちの体験を爽やかなタッチで活写する、石坂文学の傑作。
  • 愛と死の書
    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    これは、三つの親しい者の死にめぐりあった女性の、やり場のない愛情の悲しみを書いたものである。作者は「この長編小説ほど喜びと悲しみをもって書いた小説は私にはない。この小説ほど愛着をもつ小説も、他にない」とこの作に寄せる思いを語っているが、何人にも共通な感情のうちに、深刻な愛情の問題を扱っている点に、本書の高い評価が存在する。日中戦争さ中の昭和14年刊。
  • 愛と資本主義
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    新宿のホストクラブ-それは金に飢えた男と愛に飢えた女が、狂ったダンスを踊る異空間、ある種の絶望的な「愛」の形。夜毎繰り広げられる狂宴を、妖しい月夜の明かりで照らし出した長編小説。
  • 愛と知と悲しみと
    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    作者がパリ留学時代に逗留した、アナーキスト一家として高名なルクリュ家の人々との、三十年にわたる友情を描いた自伝的作品である。ことに、幼時より音楽的才能を嘱望されながら、第一次大戦で指を傷め、ピアニストとしての将来を失った、ジャック・ルクリュの半生が中心に描かれた本編は、戦争、革命、愛と死をめぐる現代人のテーマを掘り下げた、静かなる慟哭の書である。
  • アイドルだった君へ(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    アイドルになりたくて仕方がなかったあたしとアイドルに憧れたことのない相方、元アイドルの母親のせいで注目される子供たち、親友の推しに顔を似せていく女子大生。アイドルは色んなものを覆い隠して、私たちに微笑みかけてくる。曖昧に乱暴に過ぎていく毎日に推しがいてくれてよかった。「女による女のためのR-18文学賞」読者賞受賞作を含む珠玉の短編集。『くたばれ地下アイドル』改題。(解説・吉川トリコ)
  • 愛なんて嘘(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    恋人の家に転がり込んできたのは、とっくの昔に離婚したはずの彼の元妻だった。ひとつの場所にとどまることのできない女の存在が二人の関係を変える(「夜を想う人」)。一度は別れを選び、それぞれが新しい伴侶を見つけ、子供も授かった元夫婦の約束とは(「二人のプール」)。裏切りに満ちたこの世界で、信じられるのは私だけ? 平穏で幸福な愛の“嘘”に気づいてしまった男女を繊細な筆致で描く六篇。
  • あいにくあんたのためじゃない
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。
  • 愛に乱暴(上)(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.6
    1~2巻649円 (税込)
    初瀬(はせ)桃子は結婚八年目の子供のいない主婦。夫・真守の両親が住む母屋の離れで暮らし、週に一度、手作り石鹸教室の講師をしている。そんな折、義父の宗一郎が脳梗塞で倒れた。うろたえる義母・照子の手伝いに忙しくなった桃子に、一本の無言電話がかかる。受話器の向こうで微かに響く声、あれは夫では? 平穏だった桃子の日常は揺らぎ始め、日々綴られる日記にも浮気相手の影がしのびよる。
  • 愛に乱暴(上下)合本版(新潮文庫)
    小説・文芸
    -
    1巻1,298円 (税込)
    初瀬(はせ)桃子は結婚八年目の子供のいない主婦。夫・真守の両親が住む母屋の離れで暮らし、週に一度、手作り石鹸教室の講師をしている。そんな折、義父の宗一郎が脳梗塞で倒れた。うろたえる義母・照子の手伝いに忙しくなった桃子に、一本の無言電話がかかる。受話器の向こうで微かに響く声、あれは夫では? 平穏だった桃子の日常は揺らぎ始め、日々綴られる日記にも浮気相手の影がしのびよる。 ※当電子版は新潮文庫版『愛に乱暴』上下巻をまとめた合本版です。
  • 愛の年代記
    小説・文芸
    4.1
    1巻572円 (税込)
    かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.9
    1巻605円 (税込)
    幼いとき犬にかまれ、左腕が不自由な小学六年生の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれながら、不思議なご隠居さんや出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていく愛。近未来の日本を舞台に、勇気と希望を失わずに生きる少女の成長を描く傑作ジュヴナイル。
  • 愛のむこう側
    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    1950年夏、11年ぶりにパリを訪れた紀川紗良の胸裏に、青春の日々がよみがえってきた――16歳での結婚と離婚。その傷心を束の間のフランス留学に癒して美しい娘時代をとりもどし、新しい友情と恋が芽ばえてくる。明日のない激しい恋愛。そして戦争に、恋人を夫を奪われたこの一人のブルジョワ娘が、やがて自由と平和に目覚め《自立した女》に成長するまで。自伝的長編小説。
  • 愛慾・その妹
    小説・文芸
    -
    1巻440円 (税込)
    自分の眼となっている妹を手放すことに怯える貧しく盲目の作家広次が、世間からも人間からも疎外されていく悲劇を描いた「その妹」。兄と妻が通じたことで人間不信に陥る画家英次の苦悶の心理を描く「愛慾」。肉体へのコンプレックスが招く孤独と暗い運命に翻弄されながらも、そこからの密かな救済を暗示させる、作家の個性が光る2つの戯曲。
  • 愛より速く
    小説・文芸
    3.4
    1巻484円 (税込)
    このまま私の中にいて。もっと深く突き刺してよ――エロスの王道を歩む23歳の女子大生・“斎藤綾子”のセックス遍歴は、売りに援交、SM、輪姦、乱交、不倫、同性愛……。時に髭もないツルツルのボーヤを舐めまくり、時にフツーの恋がしたくてセックスを我慢してみたりする。だって、私は男が好き。特にペニスは大好物――。「処女を装うとき」「追い詰めて、犯して」「十五歳で輪姦されて」「オナニーの秘儀」など、全19編を収録した、女の子のための超過激なエッチ小説。

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  • 藍を継ぐ海
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。
  • あ・うん
    小説・文芸
    3.3
    1巻770円 (税込)
    喧嘩をしても、まるで「あ・うん」の狛犬のように息が合い離れない男の友情――門倉修造と水田仙吉は、20年来の友達だが、見かけも気性も財力も正反対ときている。門倉は仙吉の妻の秘めたる色香をひそかに愛している。そんな大人の関係を不思議な思いで見ていた仙吉の娘さと子の恋人に召集令状がきた……。昭和10年代の愛しい一途な日本人像を浮彫りにする著者最後のTVドラマ。

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  • 蒼い乳房
    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    身体は日ごとに成熟してゆく。胸も豊かに色づいてきた。だが、彼女は外の世界をまだ恐れていた。ロシアの血をひくその容貌が、好奇の視線を集めてしまうから。薫、あなたは恋を知らぬ少女だった。『海猫』を甦らせた表題作をはじめ、現在まで描いてきた短編より選びぬいた、オリジナル作品集。純粋さ、喪失感、静謐な喜び、癒えぬ哀しみ……。恋愛にはきっと、人生の全てがある。
  • 蒼い描点
    小説・文芸
    3.9
    1巻1,155円 (税込)
    若い編集者椎原典子は、女流作家村谷阿沙子の原稿催促に出向いた箱根で、顔見知りのフリーライターの変死にぶつかる。死者と村上女史に謎の繋がりを感じた典子と同僚崎野は、やがて女史には代作者がいたという確信を持つ。女史の夫と女中の相次ぐ失踪、女史の精神病院への逃避、そして第二の殺人と、事件は意外な方向へ発展する……。心理の微妙な起伏と情景の描写が光る推理長編。

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  • 蒼き狼
    小説・文芸
    4.1
    1巻935円 (税込)
    風の如く蹂躙せよ。嵐の如く略奪せよ。世界史上未曾有の英雄、成吉思汗即位八百年! 遊牧民の一部族の首長の子として生れた鉄木真=成吉思汗(テムジン=チンギスカン)は、他民族と激しい闘争をくり返しながら、やがて全蒙古を統一し、ヨーロッパにまで及ぶ遠征を企てる。六十五歳で没するまで、ひたすら敵を求め、侵略と掠奪を続けた彼のあくなき征服欲はどこから来るのか?――アジアの生んだ一代の英雄が史上空前の大帝国を築き上げるまでの波瀾に満ちた生涯を描く雄編。
  • 青空チェリー
    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    ベッドの上でからみあうふたりの脚。きれいに塗られたパールピンクの爪。その足指が、ときおりぎゅうとねじ曲がる。開く。曲がる。開く。……。予備校の隣にラブホが建った。以来、あたしは屋上から、のぞきみちゃんな日々。ゆるしてちょうだい、だってあたし十八歳。発情期なんでございます。ある日、誰も来ないはずの屋上に男の子がやってきた――!! それ以来、あたしは彼と、“一緒に”のぞいて、“お互いに”オナニーすることに……。栄えある第1回R-18文学賞・読者賞受賞の表題作を収録した、女の子のための3つのストーリー。

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  • 青とうずしお
    小説・文芸
    4.0
    1巻2,365円 (税込)
    四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった――。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。
  • 青にまみえる
    小説・文芸
    3.0
    1巻1,408円 (税込)
    酒にではない、お茶に酔ったのだ。中国有史五千年のはるか以前より、福建省の深山に自生し続ける、大地自然の気をたっぷり吸い込んだ悠久の茶。この、水に次ぐ命の飲み物に酔った時から、「私」の運命はゆったりと動き始め……。混迷を深める人の世の底なしの泥沼に、疲れはてた心と体を温かくうるおす、大人のための小説。

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  • 蒼猫のいる家(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    家庭で居場所を失ったキャリアウーマンが年下の男と出会って……。意外な成り行きに大人の孤独がにじむ表題作の他、未体験の快感と美容効果を保証する、謎の無脊椎動物が巻き起こす騒動を描く「ヒーラー」、借金まみれのカメラマンが山奥で雌犬の“ヒモ”となる「クラウディア」など。濃厚な物語世界に、動物たちの凜々しさや人間の愚かさを凝縮した絶品の五篇。『となりのセレブたち』改題。(解説・田中兆子)
  • 青べか物語
    小説・文芸
    4.1
    1巻572円 (税込)
    根戸川の下流にある、うらぶれた裏粕という漁師町をふと訪れた「私」は、“沖の百万坪”と呼ばれる風景が気にいり、ぶっくれ船“青べか”をテもなくかわされてそのままこの町に住み着いてしまう。その「私」の目を通して、町の住人たちの生活ぶりを、巧緻な筆に描き出した独特の現代小説。

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  • あかあかや月―明恵上人伝―(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.3
    1巻737円 (税込)
    鎌倉初期・京都。戒律と理想に生きた一人の僧がいた――。十六歳で出家し求道のため自らの右耳を切り落とした明恵は、仏道に励み高山寺を開く。一世を風靡した法然を糾弾し、承久の乱の敗残兵を匿うなど、権力に屈せず釈迦の教えを貫く姿は、純真な魂そのものだった。気高さと無垢を併せ持ち、仏教史に鮮烈な足跡を刻む奇僧を、従者イサの眼を通して蘇らせた傑作長編。『あかあかや明恵』改題。(解説・玄侑宗久)
  • 赤い星々は沈まない
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    老人介護施設のマドンナ・キヌ子は、いまだ枯れずに「女」を振りまいている。夫とのセックスレスに悩む看護師のミサは、介助しながらその言動を複雑な思いで見ているが……。今の大人の女性たちが抱える「ままならなさ」を真っ向から、時にユーモアも交えて描いた「女による女のためのR-18文学賞」大賞作家デビュー作。
  • 朱く照る丘―ソナンと空人4―(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    輪笏(わしゃく)の領主としての未来を断たれ、ソナンは祖国トコシュヌコで都市警備隊の一員として勤勉に働く。五年の月日を経て士官へと昇進し、父シュヌア将軍が暮らす生家へと戻ることに。弓貴(ゆんたか)での日々は、一夜の夢だったのか――。だが、この国に常駐する弓貴の使者の名前を知り、ソナンは激しく動揺する。ひとりの青年とふたつの国の運命が絡み合う、激動のクライマックス。奇蹟の英雄物語、堂々完結!(解説・瀧井朝世)
  • アカペラ(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    身勝手な両親を尻目に、前向きに育った中学三年生のタマコ。だが、大好きな祖父が老人ホームに入れられそうになり、彼女は祖父との“駆け落ち”を決意する。一方、タマコを心配する若い担任教師は、二人に振り回されて――。奇妙で優しい表題作のほか、ダメな男の二十年ぶりの帰郷を描く「ソリチュード」、独身の中年姉弟の絆を見つめた「ネロリ」を収録。温かくて切ない傑作小説集。
  • 秋津温泉
    小説・文芸
    -
    1巻495円 (税込)
    この秋津の町へ私は十七の初夏、伯母に連れられはじめてやって来た……。自然豊かな秋津の温泉宿を舞台に繰り広げられる、激しくも切ない愛の日々を描ききった作品。1962年に岡田茉莉子と長門裕之が主演し、吉田喜重監督の手で映画化された永遠の名作。
  • 商う狼―江戸商人 杉本茂十郎―(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.9
    1巻825円 (税込)
    江戸の金の流れを握る。それはお上を動かす力になる――。甲斐の農家から出て江戸で名を挙げた茂十郎は、永代橋の崩落事故で妻子を失ってしまう。だが悲嘆を糧に、茂十郎は立ち上がる。大胆不敵な資金集め、流通の構造改革、旧弊の刷新。すべては江戸の繁栄のために――。既存の枠を超えた発想と、強引なまでの辣腕で「狼」と畏怖され、歴史の闇に消えた謎の経済人を描く。新田次郎賞受賞。(解説・本郷和人)
  • アクシデント・レポート
    小説・文芸
    4.3
    1巻2,728円 (税込)
    御巣鷹山の悲劇は空前絶後ではなかった。しかも今度は一機だけでなく、ブラックボックスが見つからず真相は闇に覆われる。事故関係者と遺族、生存者の証言から浮かび上がる人間模様、政府と企業の体たらく、文化芸能、沖縄・原発の問題、そして隠されたこと。刊行自体が「アクシデント」な劇薬小説。
  • 悪女について
    小説・文芸
    4.4
    1巻990円 (税込)
    《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》――醜聞(スキャンダル)にまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気付かれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。
  • 芥川症
    小説・文芸
    3.7
    1巻605円 (税込)
    父の死因とは一体何だったのか? 食い違う医師・看護師の証言。真相を求め、息子はさまよう(「病院の中」)。多額の募金を得て渡米、心臓移植を受けた怠け者の男と支援者たちが巻き起こす悲喜劇(「他生門」)。芸術を深く愛するクリニック院長と偏屈なアーティストが出会ったとき(「極楽変」)。芥川龍之介の名短篇に触発された、前代未聞の医療エンタテインメント。黒いユーモアに河童も嗤う全七篇。
  • あくびノオト
    小説・文芸
    -
    1巻506円 (税込)
    夢想の世界に遊ぶ主人公の、現実とのくいちがいに生ずる悲哀をユーモラスに描いて苦い笑いを誘う『第三惑星ホラ株式会社』『少年と狼』『活動写真』等の物語。他に、なまけものやホラ吹きへの共感、沖縄紀行、医学生時代の思い出や精神科医としての体験、子供マンガへの愛着と無理解な大人への抗議、等々、あわただしい現代社会への批評の眼を、爽やかな笑いに包んだエッセイを収める。
  • 悪魔の羽根
    小説・文芸
    3.4
    1巻583円 (税込)
    日本の銀行マンと結婚したフィリピン女性が転勤で、九州から新潟へ移った途端に経験した、雪国という未知の空間。ふさいだ気分が周囲への憎悪に変わる様子を描いた表題作「悪魔の羽根」。早春、恋愛中の女性が突然、姿を消した謎に季節特有の悩みを絡めた「はなの便り」など、四季の風景を織りまぜながら、男女の心模様、友人同士の心のズレを浮き彫りにする。ちょっぴり恐い7つの物語。
  • アケルダマ
    小説・文芸
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    キリスト再臨のときが訪れた! 古(いにしえ)より長らえてきた使徒が日本に眠る主のもとに集結。その目的は世界を地獄へ変えること――?! 異能力を持つ女子高生転毘巴(ころびともえ)は運命に従い、光と闇の決戦に挑む。彼女を助けるのはオカルトマニアの青年、沢田瞬。謎めく生徒会、頻発する吸血事件、イエス渡来伝説、そして“背信者”ユダの真実。伝奇ジュヴナイルの熱気と興奮、今ここに完全復活。
  • 朱を奪うもの
    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    朱の色を侵蝕する紫にも似た、女の成熟の秘密……。性のめざめから、冒険的恋愛の嵐たる青春をへて、見合い結婚の初夜にいたるひと筋の道程で、女の中に着実に形成されてゆく、妖しい美しさや恐ろしさを、あたかも肌に感じさせるかのように、明確な筆にとらえてゆく。冷然と凝視し、大胆で香り高い自伝的長編小説であり、発表されるや、ひときわ当時の文壇の注目を集めた作品。
  • あこがれ
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    ――そうか、もう、あっちにいるのか。この飛行機は、棲み馴れたあの世から、これから生きていくこの世に着いたということか――。飛行機であの世へ到着したという設定の「星座のひとつ」。ハアちゃんと呼ばれた子どもの頃にまだ見ぬ町や人に憧れた記憶を描いた表題作など17篇。99歳で大往生した著者の最後の小説集。
  • あこがれ(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.2
    1巻605円 (税込)
    おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティーと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。クラスの人気者ではないけれど、悩みも寂しさもふたりで分けあうとなぜか笑顔に変わる、彼らは最強の友だちコンビだ。麦くんをくぎ付けにした、大きな目に水色まぶたのサンドイッチ売り場の女の人や、ヘガティーが偶然知ったもうひとりのきょうだい……。互いのあこがれを支えあい、大人への扉をさがす物語の幕が開く。
  • 朝顔の日
    小説・文芸
    3.8
    1巻1,232円 (税込)
    その日に死んでしまふ気がするのです──。昭和十六年、青森。凜太はTB(テーベ)を患い隔離病棟で療養する妻を足繁く見舞っている。しかし病状は悪化、ついには喉の安静のため、若い夫婦は会話を禁じられてしまう。静かに蝕まれる命と濃密で静謐な時。『指の骨』で新潮新人賞を受賞した大注目作家のデビュー第二作。芥川賞候補作。
  • 朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.9
    1巻539円 (税込)
    火葬したはずの妻が家にいた。「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」。生前と同じように振る舞う彼女との、本当の別れが来る前に、俺は果たせなかった新婚旅行に向かった(「ゆびのいと」)。屋上から落ちたのに、なぜ私は消えなかったのだろう。早く消えたい。女子トイレに潜む、あの子みたいになる前に(「かいぶつの名前」)。生も死も、夢も現(うつつ)も飛び越えて、こころを救う物語。(解説・名久井直子)
  • 浅草紅団
    小説・文芸
    -
    1巻484円 (税込)
    昭和初期の浅草を、その時代の渦の中にありながら観察しつつ書かれた小説である。おそらくは著者自身が接したのであろう、界隈に集まる「不良」たちを中心に、浅草でなくてはあり得ないさまざまな現実の事象を丹念緻密に描く、貴重な時代の記録。

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  • 浅草鳥越あずま床
    小説・文芸
    -
    1巻594円 (税込)
    下町浅草鳥越に、生れ育って六十年、幼なじみの六人の、いずれ劣らぬ老悪童、寄ればたちまち持ち上がる、思いもかけぬ珍事件。色と欲には目もくらみ、甘い話に乗せられて、いつも騙されコケにされ、それでも懲りないくじけない。恥も喜びも分ちあい、清く正しく生きて……いるかどうかは知らないが、情あふれるこの男たち、笑ってやって下さい、しめて八編連作滑稽譚。
  • 浅草日記
    小説・文芸
    -
    1巻561円 (税込)
    三味線の棹よりも脆く折れそうな門付女お染、傷ましい朗らかさを持つ妹千枝子、鉄火な姉おれん、裏町に住む3人姉妹のいじましいまごころを綴る『浅草の姉妹』。そのほか「虹」「浅草日記」「浅草の九官鳥」の計4編を収録。

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  • 朝ごはんぬき?
    小説・文芸
    3.8
    1巻605円 (税込)
    私、明田マリ子、ハイ・ミス。OLのとき年下の男に失恋して、いまは有名な女流作家、秋本えりか先生の家でお手伝い兼秘書兼イヌの散歩係。月末になると、いろんなタイプの編集者が原稿催促におしかけてくるが、なかでも美青年編集者鈴木ノボルクンがくると、先生は仕事そっちのけでウロウロソワソワ……。人気女流作家の私生活と、ハイ・ミスの複雑な心境をユーモラスなタッチで描く。
  • 朝日のようにさわやかに
    小説・文芸
    3.6
    1巻737円 (税込)
    葬式帰りの中年男女四人が、居酒屋で何やら話し込んでいる。彼らは高校時代、文芸部のメンバーだった。同じ文芸部員が亡くなり、四人宛てに彼の小説原稿が遺されたからだ。しかしなぜ……(「楽園を追われて」)。ある共通イメージが連鎖して、意識の底に眠る謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など全14編。ジャンルを超越した色とりどりの物語世界を堪能できる秀逸な短編集。
  • あした来る人
    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    大貫克平は、山と妻とどちらが大切かと聞かれて、迷わず「山」と答えるほど登山に打ち込んでいる。夫の内面生活からはじき出された妻の八千代は、カジカの研究に明け暮れる曾根二郎に心をひかれていく。一方、克平も美貌のデザイナー山名杏子と恋愛関係に陥るが、杏子は克平が自分の庇護者の婿であることを知る……。あしたの可能性を抱きながら、今日を生きる人々を爽やかに描く。
  • あしたの官僚
    小説・文芸
    3.9
    1巻2,090円 (税込)
    厚生労働省キャリア技官の松瀬は、個性的過ぎる部下や同僚の尻拭いに奔走しながら、国会議員、関係省庁との板挟みに苦悶する日々を送っていた。そこに突如、新潟県で謎の公害病が発生。孤立無援のまま原因究明に追われるが、ある謀略により「忖度官僚」として国民の非難の的となり……。切実すぎる新時代の官僚小説。
  • あしたのことば(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    思っていることが、なんで言えないんだろう。おしゃべりな周也と寡黙な律が、ちょっとした行き違いから気まずいまま下校していると――小学校国語教科書に掲載された「帰り道」や、亡き祖母に思いをはせる「遠いまたたき」、転校先で新たな一歩を踏み出す「あしたのことば」、書き下ろし「%」など、言葉をテーマにした9つの物語。子どもからおとなまで、すべての人の心に染みる珠玉の短編集。
  • 明日のマーチ
    小説・文芸
    4.2
    1巻770円 (税込)
    解雇。それは張り紙一枚の出来事だった。ある日突然、僕らは年収200万円の生活からも見捨てられた。どうしよう。どこに行って、何をする?──歩く。それが、僕らの決断だ。クビを切られたカメラ会社がある山形から、東京へ。600キロ。4人で始まった行進は、ネットを通じて拡散し、メディアを賑わし、遂には政府が動き出す。僕らの青春を等身大(ありのまま)に描いた、傑作ロードノベル。
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.4
    1~4巻737~880円 (税込)
    産婦人科医の北条衛は、伊豆中央病院に異動を命じられた。予期せぬ都落ち、しかも鬼の老教授が医局を支配していると聞く。着任早々、その教授と手術を行うはめになった衛。彼は、地域の命の砦を守る重責を感じつつ、個性ゆたかな先輩医師に学びながら成長してゆく。激務に疲れた衛に活力を与えるのは、伊豆半島の海と山の幸だった。現役医師が描く、興奮と感動の医学エンターテインメント。(解説・杉江松恋)
  • 阿修羅ガール(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.6
    1巻781円 (税込)
    アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的(ガーリッシュ)に悩んでいた。その間に街はカオスの大車輪! グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう? 東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは――。三島由紀夫賞受賞作。受賞記念として発表された短篇「川を泳いで渡る蛇」を併録。
  • 阿修羅草紙(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    最高の忍びタッグ誕生! 無駄な殺しはしないくノ一・すがると、手段を選ばない伊賀忍者・音無。正反対の考えを持つ二人は奪われた「呪いの巻物」を取り返すため、陰謀渦巻く京の都に向かう。伝説の忍びとの死闘や大名家への潜入を通して、徐々に真相に近づいていく二人。そして明かされた驚愕の真実と二人の想いとは……。任務のために陰で命を捧げた忍者たちを描く一気読み必至の傑作長編。
  • 阿修羅のごとく
    小説・文芸
    3.9
    1巻935円 (税込)
    阿修羅。三面六臂を有するインドの魔族。猜疑心強く互いに事実を曲げ、他人の悪口を言いあう……。妻子ある男を愛人に持つ長女、夫の浮気に悩む次女、オールドミスで潔癖性の三女、売れないボクサーと同棲中の四女。阿修羅のイメージにのせて、四人姉妹のそれぞれの人生を、繊細に、辛辣に、そして限りなく温く描き出す、悲しくも愛すべき物語。著者のシナリオにおける代表的作品。

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  • 亜シンメトリー
    小説・文芸
    3.7
    1巻1,815円 (税込)
    バスの中で知り合った女性から、ゲームを持ちかけられた亜樹。シンメトリーな文字に強いこだわりを持つ彼女の人生に興味を持ち始めるが、何度か会う内、その言動にどこか違和感を覚え……(「亜シンメトリー」)。張り巡らされた緻密な仕掛けに気づいた時、世界は突然、姿を変える。めくるめく謎と驚きに満ちた全四篇。
  • アスクレピオスの愛人
    小説・文芸
    3.7
    1巻781円 (税込)
    感染症の最前線で働く、WHOのメディカル・オフィサー、佐伯志帆子。世界中を飛び回るその凛々しい姿は、後進の医師や医学部に通う一人娘の憧れの的であった。だが仕事を離れた彼女は、奔放に恋を楽しむ、どうしようもなく妖艶な女――。医術の神・アスクレピオスに、数多の男たちに、狂おしいほど求められる美しき女神が、本当に愛したのは……。林真理子が初めて挑んだ医療小説。
  • あすなろ物語
    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    天城山麓の小さな村で、血のつながりのない祖母と二人、土蔵で暮らした少年・鮎太。北国の高校で青春時代を過ごした彼が、長い大学生活を経て新聞記者となり、やがて終戦を迎えるまでの道程を、六人の女性との交流を軸に描く。明日は檜になろうと願いながら、永遠になりえない「あすなろ」の木の説話に託し、何者かになろうと夢を見、もがく人間の運命を活写した作者の自伝的小説。
  • 阿蘇・長崎「ねずみ」を探せ
    小説・文芸
    2.7
    1巻572円 (税込)
    生放送直前、女性旅行ライターがテレビ局内で殺された! 同じく出演予定だった男が失踪。姿を消したのは、悠々自適に暮らしていた、かつての有名カーデザイナー、秋山清一郎だ。事件の鍵を求め、十津川警部と亀井刑事は、秋山夫妻が住む阿蘇へ。しかし二人は不在。そして秋山のパソコンには奇妙な文章が残されていた。十津川の推理が封印されていた幾つもの“過去”を甦らせる。
  • あたしたち、海へ(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    有夢と瑤子と海は、いつも好きなアーティストの話で盛り上がる親友同士。しかし私立女子中学校に進学後、関係が一変する。クラスを仕切る女子に反発した海に対し、報復のいじめが始まったのだ。有夢と瑤子も次第に抗いきれなくなり――。海の母親、担任ら、大人の視点からも浮かび上がる理不尽な社会の「仕組み」。心を削る暴力の輪に組み込まれ、もがく全ての人に、一筋の光を照らす長編小説。(解説・鴻巣友季子)
  • 新しい十五匹のネズミのフライ―ジョン・H・ワトソンの冒険―(新潮文庫)
    小説・文芸
    -
    1巻1,045円 (税込)
    大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。ホームズの名推理で一件落着に見えたのだが、裏にはどんでん返しの計画が潜んでいた! 事件後、薬物を乱用するホームズは頼りにならず、途方に暮れるワトソンには大事件が降りかかる。堅牢な刑務所から囚人はなぜ消えたのか、「新しい十五匹のネズミのフライ」の謎とは。巨匠が贈るパスティーシュの傑作。(解説・日暮雅通)
  • 新しい天体
    小説・文芸
    1.0
    1巻990円 (税込)
    予算の残りを食いつぶすために生れた《景気調査官》。彼の役目は文字通り各地の食物を試食し、景気に関する“実感的レポート”を作製することにある。銀座のたこ焼きをふり出しに、知床半島から鹿児島まで、あり余る“取材費”にものを言わせて、主人公はただひたすら食いまくる……。官僚主義への痛烈な諷刺を軸に、一瞬にして消え去る美味の本質を見事に捉えた異色の食味小説。

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