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あなたを見守り、また見送るなかで、二人ともに過ごした夫婦の時間は、行きつ戻りつしながら、記憶にさらに深く刻まれ、やがて新たに繋がり始める――沖縄に暮らす日々が、しずかに、ゆたかに、語りだされる。九十二歳の日常と沖縄の現状を綴り、生き抜いてきた時代を書き留める「御嶽の少年」等六篇を収録する最新作品集。
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Posted by ブクログ
他界した妻との日々を綴った「あなた」、普天間基地移設と建設会社を営む甥の立場をからめた「辺野古遠望」、同期会と若かりし頃の仲間を思う「B組会始末」「拈華微笑」「消息たち」、幼い頃のひなびた郷暮らしを描いた「御嶽の少年」の6短編が収まる。 1編目の「あなた」は妻を思う(たぶん本人には言えなかった)夫の...続きを読む思いや感謝、家族の悲喜こもごもの場面が訥々と綴られ、長い年月を共にした夫婦の絆に打たれる。「B組会始末」なども遠い学生時代の仲間たちとの思い出、その後の交歓やだんだんとその仲間が鬼籍に入っていくさまが感慨を呼ぶ。 「辺野古遠望」はちょっと煮え切らない筆致がもどかしい。沖縄初の芥川賞作家であり県職員としていろいろ見てきた人なら普天間基地移設問題に対して何らかの思いがあるだろうに、どうもものわかりのいい一歩引いたような言葉が並ぶ。身内が関係していたり現場ならではの両断できない思いがあるのも当たり前なんだけど、沖縄のオピニオンリーダーとしてバシッとしたこととか、なるほどと思えることを言ってほしかった。 でもこれらの短編って小説だろうか。日本近代文学伝統のジメッとした私小説ってやつ? もう身辺雑記や自分史と紙一重な感じがしてしまう。
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