野田秀樹の作品一覧
「野田秀樹」の「当り屋ケンちゃん」「エッグ/MIWA―21世紀から20世紀を覗く戯曲集―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「野田秀樹」の「当り屋ケンちゃん」「エッグ/MIWA―21世紀から20世紀を覗く戯曲集―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
昨晩、東京芸術劇場で観た「Q」の舞台の記録。
3年前の初演も観たけれど、コロナやらウクライナやらで世の中の状況が大きく変化したせいもあり、再演である今回のほうがより心の奥底に響いた。
ロミオとジュリエットの物語を源平合戦の時代に移し、戦争とシベリア抑留をからめ、全編を通してQUEENの音楽を用いる。しかも、悲劇の主人公のカップルは過去と現在の二人(松たか子と広瀬すず、上川隆也と志尊淳)が同時に登場して…と、一見ハチャメチャに思える設定も、野田秀樹の手にかかると違和感がないどころか魔法のように相乗効果で何倍にも膨れ上がって感動を呼ぶ。
前半のドタバタ劇が後半では一転し、重く悲しい現実へと突き進
Posted by ブクログ
「ザ・キャラクター」
この戯曲がもつコトバをどこまで理解できているだろうか。
問題は、このマドロミという存在だ。
私たちははじめ、マドロミとともに「俤」の中の「弟」を探そうと書道教室にするりと入り込む。
そして、探るために、自分の言葉でこの集団の狂気を増長させていくにつれて、あることを知る。
弟は、地下鉄サリン事件(そう言い切ろう)の犯人であった、と。
書道教室に騙されていた、殺された、被害者の家族という立場から、
結局最後に気がついてみれば自分は加害者の身内であり、
また、自分さえあの事件を増長させていった人間の一人へ。
私たちは、間違いなくつきつけられている。
お前は、まだ目を覚ましたくな